INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第三話、選ばれるということ

ゲームのはずの世界でゼルダに会い、ガノンドロフにゼルダが連れ去られた

勇者の不在に混乱する中彼女の乳母であるインパはゼルダがリンクの時同様

夢を見たことを告げる。しかし光の正体はリンクではなく彩花だと言い・・・

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「ハイラルを救っては貰えないだろうか?」



ゲーム時のオカリナは、コキリ族だったリンクがある日ナビィとデクの樹様の

導きでゼルダに会い、ハイラルに迫る危機を知りハイラルを救うという物語



「・・・救うってどうやってですか?」

「まず3つの力の確認に行ってもらいたい」

「3つって・・・精霊石?」



言葉に対し咄嗟に出てきたのは実際にリンクが集めた各場にある精霊石の事だ



「話が早いな。コキリの森、デスマウンテン、ゾーラの里へ行くのだ」

「・・・・・・」


完全に行く方向にいっている。おそらく拒否権はないのだろう



(当然か。ハイラルの・・・国の運命がかかってるんだから)


「それぞれにある3つの精霊石を集めてほしい」

「・・・コキリの森と、ゴロンの里と、ゾーラの里に行けばいいんですね?」

「あぁ。・・・これを渡しておく。それと途中までは私も共に行こう」

「え?」


差し出されたものを受け取るとインパの言葉に少女は聞き返した



「いくらお告げの人物だと言われても君はリンクとは違う。ゼルダ様がい
 ない今長時間城を空けるわけにはいかないが君が倒されては意味がない」

「!」

「コキリの森に伝わる精霊石の確認は私も同行しよう」


少しだけ安心したような、けれど複雑な気持ちだった



これから世界を救う漠然とした言葉に現実味もなく、この冒険は始まった




城下町から門をくぐった先、ハイラル平原には魔物が生息する。夜間には魔物が

活発化し危険である。よって移動をするなら昼間、馬車に乗り込むと2人はコキ

リの森へと向かうのだった。運がいいのか遭遇することもなく入口に辿り着いた



「・・・・・・・・・・」



移動の間、状況をまとめようと思えどうまくまとまらず未だに混乱は完全には

治まっていない。しかし拒否権はなくどうにもできないのだと諦めるしかなかっ

た。土管のような場をくぐり木の橋を渡っていると反対側から少年達が現れた



「何だお前らは!何しに来た!!」



現れた少年は緑色の衣服と帽子を被っており周りには妖精が飛んでいる。この

少年の名を自分は知っていた。しかし当然ながら相手は自分のことを知らない


「あ・・・えっと・・・」

「今すぐ帰れ!」

「うっ・・・・・・」


当然コキリの森やコキリ族の『オキテ』も知っている。コキリ族は外の世界に

出てはならない。そして外の人間が中に入ることは滅多にないだろうという事も





「おい!聞いてるのか!?」

「ちょ・・・ちょっと待っ、話を聞いて・・・・・・」



「どうしたの?」

「サ・・・サリア!」



完全に困り切っていたとき、聞こえた声に少年は振り返る。すると橋を渡ってき

たのは妖精を連れた同じくコキリ族の少女。彼女の名もまた彩花は知っていた



「サリア?」

「え・・・・・?」


咄嗟に飛び出た言葉に少女と少年は驚いた表情をし「あ」と口を押さえる


「あ、これは、その・・・」

「・・・なんで外の世界のやつがサリアを知ってんだ!?」

「私はハイラル王家に仕える者。ゼルダ様を救う為協力を願いたい」



その時、隣にいたインパさんが言葉を発し飛び掛かりそうな少年は止まった


「・・・ゼルダ様の身に何かが?」

「うむ。コキリのヒスイの安否を確認したい」

「・・・いいわよね?ミド」

「え?あ?どういうことだ?」


事情を察した様子のサリアに対しミドと呼ばれた少年は訳が分からぬようだ


「・・・彼女は私の仲間なの。この世界を守る為に協力してってことよ」

「は?世界を守る?ってまさか・・・一年前にあったことと何か関係があるのか?」

「そうね。似たようなものよ」




その時、地響きが起き一同が揺らめくと同時に空の雲行きが怪しくなった



「な・・・なんだ!?」

「これは・・・・」

「え・・・?え・・・・?」



突然の事に驚いていると空から生物が落下し一同の目の前に着地した。一つ

目をギラリと輝かせると植物でできたような魔物は真っ先にサリアを捕まえる


「きゃぁぁぁぁっ!!」

「サリア!一体何なんだこいつは!?」

「・・・・ゴーマ・・・?」



捕まったサリアを助けようと、ミドはゴーマに向かって走っていくと懐から何かを

取り出した。コキリ族なら誰もが知っている『パチンコ』を構えるとゴーマに向かっ

て発射するが閉じた目には外殻の硬さを象徴するかのように弾かれる



「っ・・・・・・」

「このっサリアを放せ!」

「目が、開いた時の目が弱点だよ!」



おもむろに叫ぶと全身に力が入る。その時様子を伺っていたインパが告げた


「・・・この先にあるデクの樹様の子供に会うのだ」

「え?」

「彼なら・・・何らかの力を与えてくれるだろう。急ぐんだ」

「は・・・はい!」



横を通り抜け駆け抜けると森の深く、細い通路を駆け抜けると広い広場に出る

ガノンドロフの影響によって生命を絶たれたデクの樹が灰色がかって佇んでいる



「確か、この辺りに・・・!」



記憶を頼りに探していると地面から小さな樹が飛び出した



「危険な気配を感じて隠れてたけど、呼んだのはキミかな?」

「あっ!!え、えっと・・・力を貸して!サリアを助けないと!!」

「・・・勇者に続く勇者。キミに力を貸してあげよう」


切羽詰まる様子で告げると彼の周りが光り緑色の光が集まっていく



「彼の弱点は目だよ。これを使うといい」

「これって・・・デクの実?・・・ありがとう!」



デクの実を受け取ると元来た道を辿っていく。一方他のコキリ族をインパが避難

させミドがサリアを助けようと奮闘している中じりじりとミドは追い込まれていた



(タマが・・・!)



残されたタマは3発。迫り来る姿にそのうちの2発を打つがやはり効果はない

そんな状況に戻ってきた彩花の目にも後がないことははっきりとわかっていた



(私が、あなたをゴーマの目の前までワープさせます。その時にそれを)

「・・・え?」


一刻も早く向かおうと走っていたとき頭の中に声が響いた気がした。周りには

誰もおらず遠くから見ているコキリ族の声が聞こえるはずもなく前を向き直る



「くそっ・・・なんでだよ!」



じりじりと、距離は縮められている。その中でパチンコを握る力が強くなる



「俺じゃやっぱり・・・あいつには勝てないっていうのか!?」



「俺じゃ・・・リンクのようにできないのか!サリアを・・・守れないのか!?」

「ミド!!」


涙目で悔しそうな声を上げたとき、遠くから聞こえた声にミドは顔を上げた

その先には少女の姿が。彩花は聞こえるように精一杯の大声で叫んだ


(準備はいいですか?)

「私が隙を作る!だから・・・その隙にパチンコで攻撃を!!」

「なっ・・・!?」



(行きます!!)



声の直後不思議な感覚が起きたかと思うと目の前が一瞬消えた。そして次に

映ったのは目の前に迫ったゴーマの姿。奇妙としか言えない姿に硬直するが



「・・・!」

(今です!デクの実を!)

「・・・・・・えぇえいっ!!」


目が開いた瞬間ゲームで見た感覚を頼りに同じように地面に叩きつけると光に

眩んだゴーマは地面に倒れこみ目を回していた。その瞬間少女は振り返り叫ぶ



「ミド!!今だっ・・・!」

「!いっけえええええ!!」


声にハッとしたミドは全力の力を込めてパチンコの弦を引いた。そして目に向かって

離すとタマは一直線に向かい命中、倒れたゴーマはバラバラになって消えていった



「・・・・・・」


完全に消えた姿に呆然と見ていると力が抜けたように足が地面についた



「倒せた・・・・・・?」


呟いた直後声の存在に気づき辺りを見渡すがそれらしき姿は見えない


(気のせい・・・?いや、そんなはずは・・・)

『よくできました』

「っ!?」


その時、再びあの声が聞こえた。そして目の前にさっき見たような緑の光が集ま

ると人型の光が現れそれは姿を象っていく。女性らしき姿は体が妙に透けていた



「その声は・・・!!」

『今ので、封印は解かれたと思います』

「ってあれ・・・?」


ふと気が付くと周りがさっきいた場とは違うことに気づく。しばらくしてさっきま

でいた森の奥、デクの樹さまがいる場だと気づくと彼と彩花、彼女の姿があった



「ここは・・・」

『私はフロル』

「えっ・・・フロル!?」


名前を聞いて彩花はぉ泥期の声を上げた。フロルというのはこの地ハイラルを

作ったとされる3人の女神、フロル・ディン・ネールのうちの一人の名だからだ

けれど知るゲームではフロルという名は出ても本人の姿は微塵もなかったのだ



今見る彼女ほ半透明であること以外は人と言われれば間違えそうなほどだ



「え、だってフロルって・・・こんな姿だったの!?」

『・・・あなたの記憶は、ハイラルの全てを知っているという訳ではないのですね』

「・・・・・・」




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次回

自分の持つ記憶と違うことを指摘するフロルは今後の旅に同行、協力すると告

げる。そしてコキリの森に戻ってきた彩花だがミドの言葉にガノンドロフを倒し

ハイラルを救う自信をなくす。そんな中サリアはミドと彩花に対しある事を言う


次回 第四話、「冒険の始まり」


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