INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

最終話、2人の少女

マスターハンドはファイター達に向かって彩花とファルコを戦わせる事を告げる。乱闘場ではない事に

心配するファイター達だったが予想は大きく外れ互角以上の激戦を見せるのだった。そんな中ファイター

達はファントム戦の時と同じ雰囲気を感じミュウツー達の違和感の正体だとマスターハンドは告げた
__________________________________________

「二重人格っていうのは1人の人間がある条件とか突然変わることだけど私達は任意に
 変える事が出来るしこうやって分離することもできる。二重人格とはちょっと違うかな」


聞きなれた口調に数人が横を見るとそこには彩花がいた


「えっ!?彩花姉ちゃん!?」

「どういうことだ!?」

「だってあそこでファルコと戦って・・・」


広場ではファルコと彩花とまったく同じ姿をした人間が戦っていた

そして彩花の隣にもう一人彩花がいることにファイター達は気づく


「彩花が三人!?」

「お前三つ子とかだったのか!?」

「だから違うって。2人は私だけど私じゃない。特にあそこで戦っている
 人物・・・『ブラック』は口調も性格も考え方も違う別人みたいな人だよ」

「ブラック・・・?」


ファントムと戦った時も彩花ではなくブラックによるものだと説明する

そして当時はミュウツーを説得するために用いた言葉が今となり疑問に持たれている

ことに驚いたと呟くとミュウツーに向かって口を開いた


「ミュウツーの言うとおり。私はそこらのトレーナーとは違う」

「・・・・・!」

「普通の人間だけど、そりゃここにいるファイター達に比べたら平和な人生
 だけどある意味では平和じゃない。私にとっては平和とは言えなかったね」


(あの事も・・・話すのか?)


マスターハンドはただ静かに彩花の話を聞いていた。気がつくとそこにもう一人彩花の

姿はなくなっていたことにファイター達は気づく


「さっきとなりにいたのももう一人の私。名は「ホワイト」。ホワイトは私によく似てる」

「平和じゃないって・・・君の所に争いはなかったんじゃ・・・」

「確かに戦争はない。魔物が襲う事もなければ魔王が攻めた事もない。戦争
 自体は過去にあったらしいけどそれは昔の話で今となっては昔話になって
 る。だけど争いがない=平和ってわけじゃない。平和な地にも地獄はある」

「どういうこと?」

「ほら、色々あるじゃない?人種差別とか・・・そうやって理由がはっきりわかるだ
 けましとも言えるだろうけど他にも政治の問題とか才能のある者だけが救われ
 る世界観とか・・・そんなの無才能な人間からしたら恨むべき世界でしかない」


ポケモントレーナーとしての才能があるとは言われる事もあるがそれまでにはある

エピソードがある。そして私の最終目的はリーグで優勝することではなかった

そしてこの一連の会話でファイター達は今までなんとも思わなかったが何かを感じた



(まさか・・・彩花にも人には言えない過去が・・・?)



ロイを始めとした数人がそう考え始めていた


「正義が勝つなんてただの綺麗事で卑怯者のくせに人に評価されたり努力している人間が
 救われなかったり。裏では罰を与えられるべきことばかりしてるくせに表では良い顔したり」

「人を・・・簡単に裏切ったり」

「!」

「ま、戦いが無くてもそういう人間関係って言うのはあるもんだよどこの世界にも」




「ふん。あの神もこんな屑を戦士と称すとは・・・・やはりあの神もゴミか」

「あぁ!?てめえなにいってやがる!」


その時突然の大声にファイター達は横を向いた。そこには戦いながら

何やら言い争っている2人の姿があった


「あ、やばい」


彩花はその様子を見て呟くとその場から姿を消した


「それだからあの程度の雑魚にもボロ負けするんだ」

「はいはいストーーーップ!」


ファルコが掴みかかろうとした時目の前に彩花が現れブラックに向かって言う

ファルコが舌打ちをする中ブラックは何も言わないままその場から消えていった



「おい彩花!なんだあいつは!」


マスターハンドや彩花の話を一切聞いていなかったファルコは問い詰めた

マスターハンドによりその説明を受けるもどこか納得いかないように叫んだ


「あいつお前にしてはむかつく性格してんな!」

「仕方ない。あれがブラックだから」


解散しリビングに戻ると彩花はブラックについてのさらなる説明をした

それはブラックと戦う事によって不機嫌になったファルコを説得するためだった


「色んな人がいるけどその性格は各ジャンル大きく分けると二種類に分かれる。
 優しいと厳しい、気に入らない事をすぐ言う人もいれば空気を察して言わない人
 もいる。ホワイトが温厚な性格に対してブラックは非情とも言える性格なんだよ」


ブラックは思った事はすぐ言う。それが人を傷つけたり不機嫌にさせるとしても

そして集団行動を嫌い仲間や信頼といた誰かに頼ることを嫌っている

いわば一匹オオカミのような存在


「ファントムを倒すのに私の決断力のなさじゃ勝つ可能性がなかったからブラックに頼んだ。
 ブラックは相手を傷つけることに迷いがないからね。まあ、ファントムを倒すには適役だよ」

「そんな・・・・」

「まあ・・・両極端な話だけど」


確実性を持たせるにはそれが一番だったと彩花は話した。彩花の中で大きく抱えていた

二つの問題は話したつもりだったがこの事件をきっかけに

この出来事をきっかけに数人のファイター達は大きなある疑問が浮かび上がった



「マスターハンド」

「なんだ?」


夜になった頃、偶然にも彩花はリビングでマスターハンドとクレイジーハンドに会った

2人の神がリビングにいたとところに彩花がやってきたのだが


「本当はXが始まった時点で話そうと思ってたんだけどなーすっかり忘れてたよ」

「何をだ?」

「おいおい、まだなんか隠してんのかよ」


クレイジーハンドは呆れ気味に言うがそれに対し彩花は一瞬無表情になった後

元に戻るとクレイジーハンドに向かって言った


「おや。私はまだたーくさん隠してるよ?」

「なに?」

「で?なにか用があるのではないか?」


マスターハンドが中断をすると彩花はマスターハンドにある報告があると伝えた

そしてそれはXが始まり再会した時に言おうと思っていたがつい忘れていたようだ

落ち着いた今思いだしたと言いに来たという


「・・・Xのスマブラに来る前、会ったんだ。お母さんに」

「なに?」

「あぁ、クレイジーは知らないね。お父さんもだけど・・・お母さんも仕事でしょっちゅう
 家にいなかったんだ。だけどお父さん以上に・・・幼稚園入学以来会っていないんだ」

「それって・・・十年以上か?」

「そう。だけど・・・Xのスマブラに来る前にお父さんが連れて来てくれて話してくれたんだ」


ずっと不明だった母の仕事内容を、そしてそれはアイクと同じ傭兵団だったことを

エイリア傭兵団という名で見方によれば命を奪う仕事であることからこの事を幼き彩花に

話さなかった。話すつもりはなかったという。



「だけど、アイクの・・・テリウスの件を話したら教える事を決めたんだって」



=========================================



END


目次へ

INFINITEスマブラ目次へ

TOPへバナー


スポンサーサイト
別窓 | 選ばれし守護者 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<7つの封印登場人物 | INFINITE | 第29話、もう1つの秘密>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |