INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第29話、変化した信念

ポケモントレーナーを最後にスマブラに一同とナチュレの指示によってブラックピットが集まる

パルテナ及び神達からハデスの身体を探す部隊と子の元凶を探す2つの部隊に分けることに

告げられた一同は想像を超える戦いを配慮し明日出発に向けて身体を休めるのだった
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「お前が大怪我を負うほど戦ったなんて、今までなら考えられなかった」

「今までさ、あの中で弱いのって僕だけだったでしょ?ピーチはちょっと違うけど」


姫であるピーチが攫われるのは別としてマリオを始めスマブラのファイタードンキー

ディディー、ヨッシー、ワリオ。その中で強さを比べたら誰もがルイージが最弱と言う

だろう。それは今に始まった事ではなくルイージ自身も分かっていた


「でもさ、ここに来て・・・元々戦いに縁がなかった人や戦いが生涯な人とか色んな人
 がいるでしょ?リュカみたいに・・・あんなに小さいのに困難に立ち向かった人とか」


ここに来た多くのファイターがここに来て考え方やものの捉え方など変わった事があると話す

キノコ王国では一番に等しかったマリオもまたその一人であり考えさせられることは多くあった


「僕はスネークみたいに厳しい事は言えないし兄さんみたいに勇敢には戦えないけど
 さ、そんな人達を見て・・・戦いに縁がなかったWii Fit トレーナーとか見て思ったんだ。
 僕に出来る事ってなんだろう。僕が出来る範囲で皆の為になる事ってなんだろうって」


知識や戦法の違い、文化の違いだけではない。戦いだけが強くする手段ではない


「そんな事を思っていたのか」

「今だって戦うよりは料理したり掃除してる方が楽しいよ?でも、皆を守りたいっ
 て思う事も多々あるんだ。本当に大切なものが出来た時に守れるようにって」





「・・・意外ですね」

「そう?」


部屋の外でそんなマリオとルイージの会話を風呂上がりだったWii Fit トレーナーと

ナナは中に入ることなく聞いていた。ナナが首をかしげる中トレーナーは告げる


「ここにくるまで私が知る彼らはゲーム上の設定での性格、力、成り立ち。普段何を思って戦
 っているのか、何を思っているのかはわかるはずもありません。違う性格であれど戦わなけ
 れば進行しませんからね。マリオもルイージもゲーム内の進行はほぼ変わらないのです」

「それって・・・ゲームをしてるひとはルイージが怖がりだって知らないって事?」

「設定上おばけが苦手という表記はあります。ですが何を思ってまでそんなおば
 けに立ち向かうのか、何を持ってクッパに立ち向かうのかまでは分かりません」




会話などほぼない内容なだけに日常的な会話はなくここに来なければ知る事は出来ないだろう




「まあ・・・それは私も同じなのですけどね」

「どういうこと?」

「私も、ゲーム上ではただ指示をする存在ですから。私がどんな性格で、何が得意で何が
 好きかまでは表記されていません。プレイヤーのイメージの中の私は想像もつきません」

「確か・・・私のゲームは言葉すら発さないってマリオが言ってた・・・」




気づかれないように言葉を交わしていたWii Fit トレーナーはそんな2人を見て笑った




「・・・まだ大して日も経っていませんが・・・私、ここに招待されてよかった」

「それは私も思う!皆と遊ぶと楽しいし時々大変だけどやっぱり楽しいし!」

「・・・普段見られない英雄たちが見られるというのは、貴重ですからね」

「私たち、負けない!明日・・・何があっても、絶対負けないんだから!」

「勇ましいですね。先輩として、期待していますよ」



2人は互いに笑い合うとリビング前の扉から去って行った




「皆すごいなあ」




別の場、子供リンクとトゥーンリンクの部屋にネスを始め集まっていた中むらびとが呟いた


「どうしたの?急に」

「僕、こんなの初めてだからさ、正直どうしていいのかわからないんだよ」

「怖い?」




トゥーンリンクが尋ねると一同がむらびとの表情を窺う中むらびとは唸ると口を開いた




「怖いっていうか・・・なんだかよくわかんない・・・。なにが起きてるのかとか、状況的には理解
 できてるんだけどいまいち実感が湧かないっていうか・・・頭が分かってないっていうか・・・」

「そ、それわかる!僕も慣れない頃はなんだか真っ白になっちゃって・・・」




同意するように言葉を発したのはリュカだった




「目の前の風景に、伝えられた言葉に理解は出来るんだけど頭がついていかないんだよね」

「そう!今だって・・・怪我人も出てるけどこの世界に危機が迫ってるって実感がしなくて」

「戦いに縁がなかったからっていうのもあるけど・・・なんならマスターに頼む?」



むらびとの事を配慮してかネスが提案すると子供リンクがピンチの時は僕が助けるから

大丈夫だよ!と意気込む。しかし嫌がってまで恐怖を体感する必要はないとネスは告げた



「ロボットやルイージみたいに戦うだけが全てじゃないよ」

「・・・ううん。・・・僕、ここに来る前にある人に言われたんだ」





その意味が、いまなら分かる





「辛いこともあるだろうけど、ここで共に過ごす皆で乗り越えろって」

「村長さん?それともコトブキさん?」

「違うよ。村の中じゃ有名な謎多い人なんだ。でね、だから・・・ここに呼ばれたって事は
 僕も戦う資格があると思うんだ。足を引っ張るかもしれないけど・・・一緒に戦いたい」

『・・・・・・』


張り上げてはいないもののはっきりと芯の通った言葉に一同は茫然としていた


「・・・す、すごいね」

「え?」

「普通そんなこと言えないよ」

「そう・・・?」




思った事を言っただけでありむらびとは疑問に思う。が誰もが茫然とした表情をしていた




「大丈夫!皆ピンチの時はむらびとを助けてくれるよ!」

「・・・もちろん、僕たちもね?」

「うん。僕も・・・皆と一緒にこの世界を助けたい!」



そして日は昇りファイター達は外に集まっていた。普段は倉庫にしまってあるサムス

達の飛行船も入口付近にずらりと並んでおり冥府界へと向かう時が近づいてきていた




「思ったのだが、冥府というほどだからこの世界にはないのだろう?どうやっていくのだ?」




ガノンドロフが尋ねるとマスターハンドが答えた。冥府への道を繋げる事が出来る

マスターハンド、クレイジーハンド、パルテナ、ナチュレの力を使い入口を開くのだと言う


「皆・・・絶対戻ってきてね!」

「任せとけ!」

「・・では、皆、それぞれの飛行船に乗ってくれ」


冥府界に向かうチームごとにそれぞれの飛行船に乗ると順番にエンジンがかかる音が聞こ

えた。全ての機体が稼働した事を確認するとマスターハンドは周りにいた神達に合図を促す

3人が頷くとパルテナとナチュレな租杖をふりかざしマスターハンドとクレイジーハンドは目に

は見えないものの何か気を発するように力んでいた




「空中に・・・」




4つの力が一か所に集中すると何もない空中に突如空間が現れた。強制的に吸い込まれ

るほどではないものの僅かに吸い込むかのような風を感じルイージ達待機組は声を上げた




「あれが・・・入口?」

「って大きっ!・・・そりゃ4人の神の力が合わさってるもんなあ・・・」

「ファイターたちよ聞こえるか。入口は開いた・・・頼んだぞ!」

「無理はすんなよ!一人で戦う訳じゃねえんだからな!!」




マスターハンドに続きクレイジーハンドが告げると真っ先に動いたのはウルフの戦闘機

ウルフェン。続いてサムスのスターシップ、ファルコンのファルコン・フライヤーが動き出すと

空間の中へと一瞬と呼べる速さで空間の中へと入って行く。グレートフォックスに続いて

メタナイトの操縦する戦艦ハルバードが薄紫色の空間に消えて行った





『ピット君』

「なんだよ」





戦艦ハルバード内、ふわふわと浮かんだ魂はピットの横で目線近くに浮かんでいると尋ねた



『あの嬢ちゃんは来ないの?』

「・・・その必要はないと思うよ。なんたってここには各世界からのファイターが集まってるんだから」




紫色の空間の中を飛んでいるとハルバードから見えた景色は空間を越える時によく見るような

風景が広がっている。が色は決して鮮やかなものではなく地獄にでも行くような風景だった




『この姿じゃ不便でさ、なるべく早く取り戻してね』

「仕方ないからやるけど、全部終わった後絶対に変なことするなよ」

『えーどうしよっかなー?』




「・・・・・・」




DXメンバーだった者はガノンドロフに会ったリンクのように変わり果てたピットの口調に

どこか慣れない様子でいた。似たような関係だった事もあり理由は理解できるものの


「やっぱ、敵だった人には口調悪くなるものなの?」

「カービィはいつもポヨしか言わないもんな。大体周りの奴らが喋るぞいもんな」

「うっわあ・・・見るからに悪い何かがいるって風景だねえ・・・」




台風の目のように辺りに風が巻き起こる中を通り抜けると似たような色をしていたもの

の岩や足場と言った自分たちの世界にある物質が見えるとファイター達は声を上げた




『サポートは私達がします』

「パルテナ様!」


一同の脳内にパルテナの声が聞こえるとハルバード以外の機体にいたファイター達も反応した


『ウルフ、ロックマン、スネーク、ファルコ、Wトレーナーに持たせたパッドに予測される場所
 周辺の地図を送ってある。操縦者のモニターにも映るが・・・5人は操縦者を補助してくれ』






「あと少しでマスターハンド達が感じると言う気の射程圏内に入る」





フォックスが告げると長時間の飛行に気が抜けかけていた一同は顔を上げた


「いよいよ・・・か」

「いつ姿が見えるかわからん。何かがあっても対応できるようにしておいてくれ」

「わかった」


この出来ごとの首謀者は誰なのか、冥府軍を乗っ取った人物はだれなのか。そもそも人

なのかそうでないのか、神なのかそうでないかも分からず情報はほぼ皆無。情報がない

まま戦いに挑むなどファイター達はかつて何度もあり気を引き締めるように表情が強張った




「ファルコン、聞こえるか?」

『あぁ。そろそろだな』




スピーカーから通信によるファルコンの声が聞こえた。サムス達とメタナイト達はハデスの

身体を探す探索隊、フォックス、ファルコン、ウルフは黒幕を探す探索隊であり同じ情報を

共有しているものの万が一の為コンタクトをとれるように通信を繋いであるのだ



「ウルフはまあ勝手にやるだろうが、少しでも何か分かれば知らせてくれ」

『いいのかそんなんで?』

「けっ、どうせあいつは協力とかする気さらさらねーと思うぜ」


微かに聞こえた声はファルコだろう。直後フォックスの苦笑いが聞こえ


「まあ・・・そう言うことだ。ウルフはウルフで状況判断はしっかりしてるだろうし問題ないだろう」

『まあ・・・チーム分けの時点でマスター達も止めなかったからいいんだろうがよ』

「フォックス、圏内に入るぞ!」


ファルコの声に正面を見ると変わり映えのしない紫の空間が広がる。が岩場が多く見られ

まったくといって別空間の気もしない。宇宙を駆け回っているフォックス達からすればだが





「・・・!」





その時、どこからか鉄やウィンドウ越しでも振動が伝わった。ファイター達も気づい

たようで正面を見ていると空中に周りの風景に対して目立つ水色の光が見えた




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次回

冥府界へやって来た一同は以前より決めたチームごとに冥府神ハデスの肉体を探し

異変の主旨を探す。スマブラに残っていた一同も緊迫する中ついに見つけるが・・・そこ

にいたのはタブーと以前見たと言われたガノンドロフのコピーで・・・最終決戦、始まる


NEXT 最終話、「冥府神ハデス」


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