INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第28話、役者復活

かつて冥府軍の拠点にハデスに関わる手掛かりがないかフォックス達を向かわせる。そんな

中重要な手掛かりがある可能性のある場冥府軍を調査するためにナチュレの自然軍と共に

パルテナ親衛隊、ピットを向かわせる。そこにいるのは魂の状態で封印されているのだった
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「もぐもぐもぐ」

「食べ物が食べられるほどに回復したとはいえ・・・そこまで空腹だったのか?」


テーブルに並べられた山盛りの食べ物だったがいつの間にか半分となっていた

あれからピット達はスマブラに戻り彩花は案の定ナチュレから話を聞いていた



「!」



帰還命令が出された事によってサムスを始めスマブラから出ていた面々はスマブラに戻っていた

がその中の一人ポケモントレーナーは戻る途中見えた大陸で見覚えのある姿を見つけた。それ

は冥府軍ではなく亜空軍だった。久々に見るものの放っておく事は出来ずその地へと降り立った



「リザードン、いわくだき!」



亜空軍が向かってくるたびに指示を出すと強力な爪が亜空軍を吹き飛ばすがフシギソウの

様子がおかしくなった事に気づくと空を見た。そこには亜空軍だけでなく冥府軍の姿が見えた




「冥府軍!?亜空軍だけじゃなくて・・・!」

「ゼニイイイイイ!!」

「ゼニガメ!!」


地面を転がったゼニガメに対し冥府軍の攻撃が迫る。強風が吹き荒れるとリザードンは

ゼニガメを掴むと上空へと飛び上がる。一難去ったことに息を吐いたトレーナーだったが

物音がする事に振り返ると巨大なクリボーが足を上げた状態で迫っていた


「!」


フシギソウがはっぱカッターで攻撃するが全てに命中する事はなく避けた数体の冥府軍と

亜空軍が迫ってきた。そのとき横から何かが両軍を貫くと落下しクリボーまでもが倒れた


「・・・え?」


おそるおそる横を見ると、そこには宙に舞った黒い翼をもった天使の姿が


「黒い・・・ピット?」

「次が来るぞ」

「えっあ・・・!リザードン、メガシンカ!」


腕にあったリングが光るとリザードンは薄い虹色の光に包まれ姿を変えた。圧倒的パワー

を身につけたメガリザードンの力で空中を浮遊していた亜空軍達は一瞬で消し去った



「よし!いいぞ、リザードン!」


リザードンのだいもんじで一掃されポケモントレーナーはポケモンたちをモンスターボールに収めた


「ピット・・・じゃないよね?」

「いつの間にあの天使はそんな有名人になったんだ?」


そう告げると黒い翼は輝き空高くへと飛んで行った。唖然としていたトレーナーだったが当初

の目的を思い出すと急いでスマブラに戻った。扉を抜けると既にファイター達は集まっており


「黒い・・・」

「黒い・・・」

「なんだよじろじろ見て」



スマブラにはさっき助けられた人物がおりその周りをファイター達が囲うようにいたのだ

そして少し離れた場から呆れたように見ている人物を見てポケモントレーナーは叫んだ



「彩花さん!大丈夫なんですか?」

「あぁ、完全復活したよ」

「パルテナ様、ポケトレさんにあの話を」

「そうですね」


こほんと咳払いをするとパルテナは最後にやってきたトレーナに向かって口を開いた


「ハデス発見の話は聞きましたね?」

「あ、はい。確か見つかったって・・・」

「それで、です。冥府軍を沈める為には止むを得ませんがハデスを復活させる必要があるのです」

「で、でもその人は確か・・・世界を支配しようとしたんじゃ」



ピットが生死をかけて倒したというのにまた復活させていいのかと疑問が浮かぶ



「やむを得ない状況でありこれしか方法がないのだ。こうなった以上・・・少し
 でも妙な動きをすればクレイジーハンドが有無を言わさず存在を抹消させる」

『おぉ、こわいこわいなあ』

「えっ今声が・・・どこで?」




辺りを見渡しているとピットの周りに何やら白い物体が浮遊しては回転していた




『ねぇねぇピット君、ピット君ってば~』

「ハデスうるさい!!」


敬語でない聞き慣れていないピットの口調に違和感を感じるがあの白い何かがハデスなのだろう


「そこで今からファイター達は2つの部隊に分けます。ハデスの身体を探す部隊と
 目撃情報を得たガノンドロフ及び冥府軍を乗っ取っている張本人を探す部隊です」

「念の為ルイージ、ロボット、ピット、彩花、パルテナは私たちと共にここに残る。・・・
 当然だが、以前奇襲を受けて完治していないミュウツー、ルイージ、ロイも待機だ」




緊迫した空気の中ポケモントレーナーは頷くとドンキーが疑問を投げかけた




「探すっつってもよ、どこか当てはあるのか?」

『それなら問題ないよ。バシバシ感じるからね~』

「感じるって・・・」

『ピンポイントには言えないけど、これだけ大きな・・・作った張本人が部下の居場
 所わからないわけないでしょ?あ、ちなみに場所は・・・冥府界から感じるねぇ』




冥府界に通常ではない多数の冥府軍が集まっている場があるとのこと



「というわけだ。何が待ち受けているか分からない。両チームとも心してかかってくれ」


マスターハンドの言葉に一同が威勢のいい返事を返すと出発は明日、万全の状態へと

するために各自は解散となる。解散した後も少しでも情報をとロボットを始めパルテナや

マスターハンド達は協力できる最大の詮索を続けていた


『おんやー?』

「?」


身体を持たないハデスは魂のまま同じ場に浮遊していたが何かを見つけると近づいた


『君、変わってるねえ』

「え?」




ハデスが向かった先にいたのはルフレ。一見何ら変わりない人間なのだが




『ねえねえクレイジー君、彼なんていう名前なの?』

「あ?そいつはルフレっつー人間だぞ」

『人間?なーんかハデスさんに似た何かを感じるんだよねー』




面白いものを見つけたと言わんばかりに笑いながら言うとクレイジーの表情が少しだけ歪んだ




『ねえねえ、ハデスさんのお仲間にならな・・・』




言いかけた時、魂の横を何かが通り抜けた。偶然窓が空いていたため通り抜けた

何かは僅かな隙間から飛び出し外に植わっていた木の幹に突き刺さった




「ハデス!さらっと勧誘するんじゃない!」

『おーおーピット君急に攻撃するなんて卑怯者ー』

「ルフレさん!こいつの言う事に耳を傾けてはいけませんよ!」




そう叫ぶと魂に向かって睨んでいた。初対面時から魂だった為どんな姿なのかは想像もつくはず

がなく冥府神と説明されてもいまいちピンとこない。ただ数年前にこの地に脅威をもたらした存在

だと。とはいえ言葉遣いや人懐っこそうな雰囲気からそんな感じは微塵も感じられない




「なんか・・・悪い人には見えないんだけど・・・」

「話し方だけですよ。彼は正真正銘邪と呼べる存在です」


そう答えたのはパルテナ。すると同じくモニター室にいたルイージが尋ねる


「僕も思ったんだけど・・・想像と違うって言うか・・・もっと怖い感じだと思ってたよ」

「確かに、ハデスはクレイジーハンドに似ている気がしますね」

「えっそれって・・・面白好きって事・・・?」

『うーん?ハデスさん、面白い事大好きだよ?』

「・・・・・・」




今はこんなのではあるものの当時、ピットやパルテナと敵対していた時は本気でこの星を

脅威に陥れようとし各地で町一つどころではない場を破壊していた。ハデスを始めとした冥

府軍に奪われた命は数知れず。これは実際に戦ったピットとパルテナしかわからないだろう




『ところでピット君、ここは一体何?』

「何って・・・」

「ここはスマブラ、各地の強者や英雄が集う場ですよ。変な気は起こさないようにしてくださ
 い。・・・とはいえ、その姿では何もできないでしょうけど。今度こそ本当に浄化されますよ」


厳しいトゲのようなパルテナの言葉が突き刺さるが動じることなく


『ええー?そんなものがあるのー?』

「ここには世界中から世界を救った英雄たちが集まっている」

『ってピット君やパルテナちゃんがここにいるってことは・・・』




おそるおそる振り返ると画面とにらめっこしていたマスターハンドは告げた




「そうだ。ピットもパルテナもここのファイターだ」




一方リビングでもまたファイター達がほぼ初めて見る人物によって不穏な空気になっていた




「見事ニピットさンと似てイますネ」

「・・・・・・」


珍しさからか数人のファイター達がリビングにいてはブラックピットを見ていたの

だが返された言葉はピットとは間逆の突っぱねるようなトゲのある言葉ばかり


「なんだか・・・誰かを思い出すね」

「あぁ・・・そんなやつもいたな」


そしてこんな対応ならば誰もが察しがつく。ある人物が関われば問題になるだろうと


「お前本当にピットのコピーなのかよ」

「誰がコピーだ。俺は俺だ」

「あぁ!?」



「あーあ・・・やっぱりか」

「うん。ファルコが関わったらこうなるだろうなって思ってたよ」



フォックスを始め数人はやはりかという感じでため息をついていた。




「なんだか・・・こんな事初めてだよ」






夜、リビングに残っていたルイージは呟いた。常日頃よりテレビは誰かによって

使われているのだが今は電源は入っておらず誰も見てもゲームもしていなかった


「まあ、今のところ追い詰められてるって訳でもないし万全が一番だろ」


ルイージの言葉に対しマリオの言葉が聞こえた。この先何が待ち受けているのか分からず

マリオは向かうのだがルイージは以前の幹部との戦いで大怪我を負った為待機と下された


「正直びっくりした」

「・・・え?」


コップに入ったお茶が揺れ水面を見ているとマリオは口を開いた

Wii Fit トレーナーから聞いたルイージの戦績も、クッパと戦ったことも




「お前が大怪我を負うほど戦ったなんて、今までなら考えられなかった」



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次回

行動開始前日、夜リビングにいたマリオは大怪我をしていたルイージに向かってある事を

言うのだった。それは見違えるほどのルイージの変化。同時刻、別の場所でむらびとはこの

戦いについて現実味がない事を告げていた。しかしそこには揺るがない信念があり・・・


NEXT 第29話、「変化した信念」


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