INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第27話、冥府界と魂

パンドーラを追いかけピットは巻き戻しの泉へと向かうがそこで身体を持ったパンドーラと遭遇

する。浄化する事に成功し休息も兼ねて一度ピットを討伐グループから外すとすぐさま次なる

冥府軍が現れる。向かったアイスクライマーたちが見たのは口調の違うブラックピットの姿だった
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「そこでだ。私たちは考えた」



マスターハンドとクレイジーハンド、パルテナの前でファイター達は話を聞いていた


「ハデスが存在しているとすればかつて冥府軍の拠点だった場所にいるだろう。そこでサムスや
 フォックス、機動力を持つ者たちに各地にある元冥府軍の領域だった場を見てきてほしいのだ」

「どこかに新たな居城を構えているかもしれませんが・・・創造神でないハデスであれば
 瞬時に作ることなど不可能。冥府軍の力を持ってしてもかなりの時間がかかるでしょう」





「・・・となるとやはりどこかに潜んでいる可能性が・・・?」





ロボットが尋ねるとパルテナは頷いた。飛行船および長距離移動手段のあるサムス、フォックス

ファルコ、ウルフ、ファルコン、ポケモントレーナーにかつてピットが乗り込んだ冥府軍の拠点に

確認しにいくように告げる。場所へは通信機が使えるものはロボットから伝えられるという



「オリマーの飛行船あれいっつもフラフラじゃねえか。ちゃんとメンテナンスしてるか?」

「出発前にしっかり確認もしてるんですけどね・・・なぜか途中でどこかが破損するんですよ」

「それ相当の不運じゃねえか。今までよく生きてたな」




足の速いソニックを始めルカリオやミュウツーも名乗りを上げるが偵察同然の中出来る限りこ

この戦力を減らしたくないと告げた。戦艦ハルバードは目立ち過ぎることからメタナイトは待機




「実は、冥府軍が潜んでいるのはこの世界だけではないのです。宇宙にもハデスの手が潜
 んでいたこともありましてサムスにはそこを見てきて欲しいのです。場所は私が指示します」

「了解した」

「ええっ宇宙にも!?」


数人がスマブラから離れてかた数時間後、マスターハンドはナチュレと共に会話をしていた

とはいえどここにナチュレがいるわけではなくテレパシーによって脳内で会話しているのだ



『パルテナよ、以前お前さんは見つけたのじゃろう?今回も見つけられんのか?』

「探していますが見つかりません。となるとやはり存在していないのでしょうか?」

『自然軍にも探させておるが姿どころか気配すら感じられんそうじゃ』




かつてのハデスは面白い事が起きていれば敵であろうと口を挟む存在だった。パルテナとナチュ

レ、ピットとブラックピット、挙句の果てにマスターハンド達まで加わればこれほど面白い事はない


「動けぬ状態にあるとかはないのか?」

『どういうことじゃ』

「考えにくいが・・・ハデスよりも後ろに何かがいるとする。となると自由には動けんだろう?」


冥府神ともあろうものを操作するなど信じられない話でありあくまで可能性のひとつだと

釘を差す。それから数日間事あるごとに神達による通信は行われるがどちらも成果はなし


「そういえばあいつの容態は?」

『ほれ、呼んどるぞ』

「うぬ?」


誰の事を言っているのか察したパルテナは彼女に語りかけた


「彩花、様子はどうですか?」

『うん?ゴマ団子おいしいよ』

「・・・はい?」

『天然成分由来植物油で揚げたそうだからさっぱりしていて体にもいいって』


数秒間の無言が流れた後少女の叫び声が聞こえた。内容からナチュレがはたいたのだと

理解する。彩花もファイター達の動きはナチュレから聞いたらしくほとんど知っているという




『ゼルダが夢で見たりしてないの?』

「・・・そのような話は聞いていない」

『残念だけど今回は神月さんなーんにも知らないよ?別に隠してないからね?』



とはいえこのままでは時間のみを消費する。冥府軍は死者の魂から作られることから

キリがない。戦い続けたところで冥府軍が滅裂することはなくイタチごっこにすぎない





「手掛かりがあれば・・・」

「・・・パルテナよ。冥府界に行けばなにか分かるのではないか?」





マスターハンドが尋ねるとハッとしたようにパルテナは口を開いた



「・・・うっかり見落としていました。ハデスの証拠が残っている可能性の高い場の存在を」

「冥府界ならば空気はある。状況次第でファイター達を向かわせることもできる」

「なら、日程を決め次第向かいましょう。私の方からも親衛隊を向かわせます」

『仕方あるまい、わらわの方からも自然軍を送ろう。エレカとブラピも向かわせる』


通信を終えるとマスターハンドはファイター達に少女の容態を伝える。無事回復に向かっている

ようで残っていたファイター達は喜びと安心の声を上げた。そして更に数日後、ピットが完全復活

するものの念の為とピットは向かうことなくパルテナは親衛隊を冥府界に向かわせていた





「今のところ、収穫なしです」

『こっちも・・・む?』





何かを言いかけた所でナチュレの言葉が止まった。そして数秒後再び口を開いた


『でかしたぞ、パルテナ』

「なにか見つけましたか!?」

『うむ。念の為・・・至急ピットを向かわせるのじゃ!』




パルテナの指示と飛翔の奇跡によってピットが冥府界の中エレカの気配をたどっていると

地下とも呼べる奥深く、木と岩に挟まれるような薄暗い場所に目立つ黄色い髪を見つけた




「エレカ!」




足場に降り立つとエレカの前方には魂にも見える青白い光が浮遊していた


「これは?」

「ハデスの魂ね」

「ハデスの!?」


どうなっているのかピットが尋ねるもナチュレやエレカには分からないという。すると次の瞬間

ピットとエレカの前にマスターハンドの姿が現れた。マスターハンドは魂姿のハデスを見ると




「・・・・・・」

「どういうことですか?これ・・・魂ですよね?」





魂の姿であるのは以前ピットがハデスと戦った際この状態にしたため何の疑問もない


「冥府軍は・・・ハデスが操っていた訳ではないということですか?」

「・・・そうなるな。そして今このハデスは眠っている、いや・・・封印されている」

『封印じゃと?』



自らやったのか、別の手によってなったのかは不明だが間違いないとマスターハンドは告げた


『ハデスでないとすれば・・・誰が?』

「わからん、だがこれでひとつハッキリした。ひとまず、本人から話を聞こうじゃないか」


そう呟くとマスターハンドの指先が光った。目も眩む眩しさに2人は目を閉じる

数秒後、光は治まり目を開くと魂は岩の間から浮かぶと目線くらいの高さで止まった


『んん・・・あれー?ピット君?』

「この声は・・・ハデス!」

『久しぶりーどうしたの?ハデスさんに会いたくなって来ちゃったの?』

「誰が!」

『ん?んん~?』




そこにいるのがピットだけではないことに気づくと声を発する。すると次にナチュレの声が聞こえた




『ハデスよ、お前さんには聞きたい事が山ほどあるのじゃ』

『あれーナチュレちゃんもいるなんて・・・なになに?君達知らないうちに仲良くなってたの?』

『たわけ。そんなのこっちから願い下げじゃ』



「冥府神ハデス、君の身に何があった?」

『夢かと思ったら本物?やだなあ・・・』

「ピット及び光の女神の使いに浄化された事は知っている。だが封印とまではいかなか
 ったはずだ。なぜこんなところに封印されていた?これは君自身がやったことなのか?」


あっけらかんとした様子でいたハデスだったがマスターハンドの言葉を聞くと声のトーンが下がった


『さあねぇ。突然吸い込まれるって思ったらこうなってたんだもん』

「ということは、別の何者かにやられたということか?」

『え?何?パルテナちゃんがやったんじゃないの?』





声帯を持たない以上ハデスは声を発する事ができない。存在していたとしても別の空間、

スマブラにいる人間が会話を聞く事はできずこれもまた神だからこそ意思疎通が出来て

いるのだ。そこにマスターハンドの声が響く




「いや、別の何者かのようだ。ハデスよ、今冥府軍が各地で暴走しているのを知っているか?」

『え?嘘~・・・ってマスター君が嘘言うわけないよねぇ』

「ひとまずハデス、私と共に来るんだ。そこで詳しい状況を話そうではないか」




冥府界から離脱した一同はスマブラへと戻った。とはいえ自然軍の姿はない




「これが・・・冥府神ハデスですか?」

「今は魂だけの状態で・・・というか僕がそうしたんですけどね」

『本当だよーおかげで美味しいもの食べられなくなっちゃうしひどいなあ』




冥府神と言われるからにはどんな存在かと思いきや想像以上に軽快な口調に違和感を感じた




『っていうかなにこれ?なんでパルテナちゃんマスター君と一緒にいるの?』

「マスター君!?」

「まあ、こいつは昔からこういう奴だしな」

『クレイジー君もいるの!?』




マスターハンドは今各地でハデスの部下である冥府軍が暴れている事、活発化した原因は

おそらくこの世界を乗っ取ろうとしたタブーの影響にある事を話す。だがただ暴走しているに

しては統率がとれており考える力を持っていない冥府軍の仕業では思えないと話す




『確かにおかしいねえ~っていうか知らないうちにそんな事になってたの?』

「ハデスも知らないという事は、やはり別の誰かが指揮を取っていると取るのがいいでしょう」

「ハデスに変わり冥府軍を従えてる者がいるということか・・・」


心当たりがあるか尋ねるが統率のとれそうなハデスの部下に代わる幹部たちのほとんどは

ピットとパルテナによって浄化されこの世には存在していない。存在していたとしてもこれほどの

能力はないという。これまでも冥府軍を操っていたのはハデスかメデューサかの二人なのだから




『メデューサちゃんじゃないね。だってメデューサちゃんはピット君が倒しちゃったじゃない』

「今、外に出ていたファイター達に帰還命令を出しています。あれから分かったことがあるの
 で彼らが集まり次第説明しようと思います。ひとまず・・・冥府軍を抑える事を優先しましょう」




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次回

帰還命令が出た事により戻っていたファイター達の中で一人ポケモントレーナーは帰る

際魔物に遭遇する。がそこにいたのは冥府軍ではなくタブーが引き連れていた亜空軍

だった。新たに得たメガシンカの力を使って応戦するが数の差が圧倒的で・・・


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