INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第26話、利害の一致

パンドーラの毒によって絶命寸前だった彩花を助けたのは自然王ナチュレとピットとよく似た

姿の天使ブラックピット。パルテナを始めファイター達もナチュレによってその事を伝えられる

そして倒しきれなかったパンドーラが復活の街に向かっているとピットは向かうのだった
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「そのような場所があるんですか・・・?」

「時間を巻き戻す・・・?」




ファイター達がパルテナから受けた説明は驚かずにはいられなかった




「復活の街にある『巻き戻しの泉』。そこにある水につけたものの時間を巻き戻すことが
 出来ますが・・・あまりつけすぎると存在そのものが根絶してしまう危険性もあります」

「くれぐれも、俺らも行こうとか思うんじゃねーぞ」

「ぐっ」




クレイジーハンドが釘をさすように告げるとガノンドロフとクッパは一瞬声を発する。クレイジー

ハンドと一同が会話をしている間パルテナはスクリーンに向き直るとピットに向かって告げた


「ピットは気を失っていたので分からないと思いますが・・・身体を持ったパンドー
 ラは比較対象にならないほどの力を発揮します。気を引き締めてかかりなさい」

『そこにはブラピもいるんですよね?』

「そうですね。協力して戦いなさい」




パルテナの会話が一区切りを終えるとファイターの一人ネスが問いかけた


「ねえ、ブラピって?」

「ブラックピット、略してブラピ。・・・ピットのコピーの姿です」

「えっ・・・ピットの?」

「この間真実の魔鏡の話はしましたよね?ピットもまた真実の魔鏡を見たのです」




メデューサ討伐の途中、真実の魔鏡を見た際ピットのもう一つの姿、ブラックピットが誕生した

しかし直後魔鏡を破壊したそうで完全に冥府軍にはならなかったようで現在に至っている




「ブラックという事は黒いのか?」

「ええ。ピットが白い翼を身につけているように・・・ブラピは黒い翼をもっています」

「おそらく、瓜二つなんだろうぞいな・・・」



一方、人工物など一切なく自然に出来たものかと思われる柱を通っていたピットは

辺りに何も見当たらなくなった事に気付いた。そして前方はるか遠くに何かが見えた



「あれですか?」

『そうです。残しておいた飛翔の奇跡を使いますよ!』



途中から地上を走っていたピットはパルテナの力によって空中に浮くと高度があがった

ひと際目立つ場の頂上が近付くと何かが戦っているようなが聞こえた。そして頂上にたどり

着いた時黒い翼をもつ自分と同じ姿の天使とだれかが戦っていた




「ブラピ!」

「ピット・・・!?」




ピットが視線を鋭くすると辺りを見渡すがパンドーラの姿が見当たらない


「・・・パルテナ様、パンドーラの姿が見当たりませんが」

「・・・そこにいる青い髪の女性がパンドーラです」

「・・・ええええええっ!?」



青い炎とは想像もつかないような姿をしており視界に映っているのは青い髪の美少女

とも呼べる驚き声を上げずにはいられない姿だった。地上に降り立つも少女を見ると


「パンドーラなのか!?」

「あらピットも来たの?」

「誰だ!?」


叫んだ直後飛んできた爆弾を避けるとピットの横を通り過ぎた辺りで爆発し爆風が襲った


『あの宝箱には近づいてはいけませんよ。パンドーラの力ですから』

「ってパルテナ様!パンドーラってあんな姿だったんですか!?」

『貴方の翼を戻す際初めて見たのですが、私も思わず驚いてしまいましたよ』


パンドーラはその場から姿を消したかと思えば別の場に現れた


「テレポート!?」

「良く見て狙いなさい。剣を持っているので近接戦はオススメできません、射撃がいいでしょう」


現れては姿を消すの繰り返しで視線で追うのに精一杯だった時、ブラックピットの射撃が跳ね

返されている事に気づく。彼が持っている者はピットとは違う神器なものの攻撃手段は同じだ


「あのハートの何かが跳ね返しているのか・・・?」

「ハデス様はいらっしゃらないのー?ハデス様ーハデス様ー」


見た目だけでなく口調までも別人のようになっており本当にかと疑うほどの変わりぶり

迂回し一気に距離を詰めるとピットは神弓を振りかぶりパンドーラに一撃を与えた





「きゃああああああ!」





剣を手放しカランと乾いた音が鳴り響くと、パンドーラの体は次第に薄くなりその場から消えて

行った。ブラックピットに駆け寄ったピットはとある質問を投げかけるが返ってきたのは少女に

返したのと同じナチュレの言葉だった。彼女はこの場にはおらず脳内に語りかけているのだ



「ブラピ!お前あの後どこに・・・」

『ブラックピットはあの後わらわ自然軍の幹部になったのじゃ』

「なんだって!?」


彩花と会話していたのと似たような会話をしていた時、パルテナとマスターハンドの声が聞こえた




『ピット、本当にお疲れさまです。回収しますね』

「あ、はい」

『御苦労だった。ゆっくり休んでくれ』




パルテナの力でピットが回収されたのち、連戦続きによってピットはグループから脱退、また

ピットにしか行けぬ場に冥府軍が現れないこともなくその時の為に僅かでも回復をと考慮

しての判断だった。現時点で天に仕えるものが向かえる場に行けるのはピットだけなのだ



「ですが・・・」

「また連戦続きになる可能性だってある。その時の為に今は休んでいてくれ」

「地上での討伐は私達に任せなさい!」




「・・・わかりました」





事態が落ち着いた事にピットを始めとしたファイター達が部屋から出て行く中マスターハンドは告げる


「ナチュレよ。この事態協力すべきとは思わないか?」

『何を言う、誰がパルテナなんぞと協力を・・・』

「・・・・・・」

『ぐ・・・といいたいところじゃがマスターハンドの命とあらば致し方なかろう』




命ではなく提案だとマスターハンドは告げるがナチュレやパルテナにとってマスターハンドや

クレイジーハンドは創造主的存在であり生みの親同然でもある。2人の方が地位が上なのだ



「冥府軍やこの事件の黒幕を野放しにしていれば無罪な命まで奪われかねな
 い。そうとなれば自然の神とあろうものが見過ごすわけにもいかないだろう?」

『当然じゃ。自然の摂理を守らぬ・・・無理やり改変しようなど許されることではない』



「で、奴の具合はどうなんだ?」

『話す事に関しては支障はない。がそこに戻るとなるとまだちと時間がかかるじゃろうのう』

「神の仕掛けた毒だ。抜けるのにも相当な時間がかかるだろうな」




別の場にいるのか、現時点で少女の声は聞こえない




「しばらく任せてもいいのか?」

『ふん、サルの面倒を見るのはこれで二度目じゃ』

「・・・頼んだぞ」


後日、ファイター達の元に冥府軍出現の知らせが入る。選抜されたファイター達はマスター

ハンドの力でその場へと向かうのだが。向かった先で冥府軍と戦っている誰かを見つけた




「誰かが・・・戦ってる?」




次々と冥府軍を倒していく事に相当戦い慣れた人物と見てとれる。ファイターならまだしもそれ

ほどの力を持っている事に誰もが凝視していた。そんな中ルカリオが違和感に気づき告げる


「・・・なんだ?」

「どうかしたの?」

「・・・妙な波動を感じる」


神経を研ぎ澄ませ再確認するがはっきりと言えない曖昧な波動を感じたのだ


「・・・善でも悪でもない。これは・・・」

「なんだかよくわからんが俺達はすることをするだけだ」

「それもそうだな」


アイクの一言に一同は頷くとそれぞれの武器を手に持ち冥府軍を浄化し始めた。その時

ファイター達の脳内に響いたのはスマブラにいるパルテナの声だった。が彼女は驚いた声で


『ブラピ!』

「誰がブラピだ!」


脳内にしか聞こえていないはずなのに離れた場で戦っていた誰かが叫んだ。パルテナの声が聞こ

える事に驚きつつも改めて姿を見ると色は正反対なものの誰もがよく知る姿に似ている事に気づいた




「ピットに・・・似てる!?」

「なに?」




ナナの声に攻撃していたファイター達が視線を動かすとそこにはピットと似た少年が戦っていた




『彼がブラックピットです』

「誰に言っている?」


ピットであるならば今のパルテナの発言はおかしい。疑問に思った時横に誰かがいることに

気づいた。一人ではなく数人の人間と人型をした生物は自分の姿を見ておもむろに叫んだ




「黒いピット!?」

「黒いピット・・・それでブラックピットか」




ファイター達は黒い衣服を来た少年に駆け寄ると再び口を開く


「・・・本当にピットと同じ姿してる」

「なんだお前らは」

「!?」


姿があまりにも似ていたというのにピットとは違う声と雰囲気に一同は驚きの表情をする


『彼らはファイター、スマブラの・・・ファイターです』

「ピットはいないのか」

『連戦続きでしたから彼はお休み中です。今は彼らと協力してください』

「何を言っている。そんな必要はない」

「あっ!」


そう言い残すと振り返りブラックピットは走り去って行った。マスターハンドの力で瞬時に来た

もののここにいた冥府軍達は彼がほとんど倒したのかあまり数は多くないように見える





「なんだか・・・ピットとは全然違ったね」

「なるほど。さっきの波動は・・・あの者から発されていたのか」





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次回

パルテナ達はナチュレによってこの事件を引き起こしていたと思われる冥府神の手掛か

りを掴むがそれは想定とは外れた結果に終わり新たな作戦を立てファイター達と共に実行

させる。協力することに決まったナチュレと会議を進める際聞こえたのは少女の声で・・・



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