INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第22話、古からの侵略者

ファルコンの通信を受けピットと共に救出に向かう先で現れたのは自然王ナチュレ。白黒つけら

れない議題にとある勝負を持ちかけるのだった。登り詰めた先でピットに勝負を挑んだのはナチュレ

の部下電光のエレカ。撤退させることに成功したが突風により驚きの展開に発展するのだった
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「・・・ピット!」

『わかりました!』


段差を伝って飛び降りていくと最下層かと思われる場にたどり着く。無事

であることを願って誰しもが息を潜めているとピットから反応が返ってきた


『・・・パルテナ様、本当に回収に失敗したんですか?』

「えぇ。なんらかの力によって中断され・・・」

『・・・見当たりませんけど・・・』


その頃、別の部屋会議室では新たにクレイジーハンドの力で発見された怪しい場所に

編成を新しくした精鋭メンバーはやってきていた。回りは頑丈そうな石でできておりなにか

の神殿のようにも見えるが誰かが立ち入りする様子はなく魔物が蔓延っていた





「どうにも薄暗いな・・・」

「神殿なんてこんなものですよ」





慣れた様子でリンクは言う。というマリオも普段よりは警戒した様子なものの怯える

様子はなく洞窟や似たような場所を探索したこともあり慣れた様子で歩いていた


「よ、よく話しながら戦えるね・・・」


ファイター達からすればもはや手慣れてしまった者のためちょっとやそっとの戦いは朝

飯前、そんな図太い神経に新ファイターたちは動揺を隠せず各々に驚きの声を上げる




「慣れてますもんね」

「・・・慣れてる以前にあんなどでかい化けモンが出てきて驚かないってどういうことだよ」

「マックさんはさっきから驚き過ぎですよ」





苦笑いしながらリンクが告げるとマックはファイター達を見渡した。多くのメンバーたちが当た

り前のような表情をしている中この状況を理解していますとWトレーナーが苦笑いしていた




「流石に実物は驚きますね」

「にしては余裕そうに戦ってたじゃねえか・・・」

「まあ、ファイターとして選ばれた時点で覚悟はしてましたから」




特に罠もなく進んでいくとファイターたちは屋外へと出た。建物内に変化はないのだが天井が

吹き抜けており空が見える。風景からして中庭のようだが案の定冥府軍が待ち構えている

とはいえファイターたちはおろか新ファイターは手慣れた様子で突破していく




『今どの辺りにいる』




通信機から声が聞こえスネークは懐から取り出した


「中庭らしきところを越えた。入口を通ってからそこまで距離はなかったからまだ序盤だろう」

『おそらくここに魔王ガイナスがいるはずだ』

「魔王ガイナス?」


どこかで聞いたことあるような気がした。マスターハンドの声が再び聞こえてくると


『この先にある大広間にいるはずだ』


進むことさらに数十分後、マスターハンドの言葉通り螺旋状の通路を登っていき扉を

抜けると丈夫そうな鎧を纏った人のような人物が待ち構えていた


「あれが・・・?」

『安心しろ。中に人はいない、存分にやっちまって構わねえぞ』


マスターハンドに変わりクレイジーハンドの声が聞こえると一同は構えた


「・・・中に人はいないのですか」

「?」

「実は魔王ガイナスも以前ピットの手によって倒されたのですけどね。その時は中に人
 がいたんですよ。とある事情によって操られてしまった少女がいたのですけれど・・・」

『そもそも倒されたはずの者が再び現れるなど普通では考えられない』


迫ってくるガイナスに気づくと一同は振りおろされた攻撃を避ける。とWトレーナーが話に

聞いていた、知識として知っていた通りどこからか何度も戦った冥府軍達が姿を現した




「・・・戦法や冥府軍を召喚するのは同じようですね」




それぞれの戦法を生かし前衛と後衛に分かれると攻撃を発していく。一定時間ごとに現れる

冥府軍はルフレの魔法によって一瞬のうちに一掃されていき前衛の攻撃がガイナスに直撃した

止めの一撃となり鎧が崩れると魂が抜けたかのように乾いた音を響かせて地面へと落ちた





「彩花!彩花!」





マスターハンドを始めとした数人が管理室でリンク達の様子を見ていた別の場、パルテナを始め

とした数人は画面に向かって少女の名を呼んでいた。しばらく返事がなく最悪の事態かと思われた


『・・・パルテナ様?』


ふと聞こえた声に気づくとハッとしたようにパルテナは言葉を発する


「彩花、無事ですか?」

『うーん・・・多分』


声が聞こえ生きていると安心したパルテナは怪我の質問をする。怪我もなくよかったと思うが

ふと異変に気づきスクリーンの半分を見た。そこにはさっきまでピット達がいた場が映されている


「・・・今どこにいるのですか?」

『・・・知らないよー。ここどこ?すっごいポケモン亜空間みたいな色してるけど』

「ポケモン亜空間?」


首を傾げるパルテナだったがピーチとゼルダは以前のスマブラにあったステージ名だと告げる

とはいえパルテナはそのステージを知らないためどんな場所にいるのか見当もつかない


「もう少しわかりやすく説明してください」

『薄い色ばっかでなんか壁が動いてるよ。地面とか透けて見えるし』


奇跡の力で追跡すると画面が切り替わり彩花の現在地が判明した


「・・・そこは・・・パンドーラの住処ですね」

『パンドーラ?冥府軍か何か?』

「そうです。そういえばその時彩花はいませんでしたね。戻り次第ピットを向かわせます」

『いらないよ。そのなんとかってのを倒せば帰れるんじゃない?』




パンドーラと呼ばれる存在もまた以前ピットが倒したはずだった。だが冥府軍の復活と

クレイジーハンドから聞いていた各幹部の復活、パンドーラが復活していてもおかしくはない

パルテナの声が聞こえなくなると彩花は扉を抜け目が痛くなりそうな仕掛けを通過していく




「すごくわかりにくい仕掛けだなあ・・・これ作った人天才なんじゃないの」

『うれしいねェ。ここが褒められたのは初めてだよ』

「!」


突然聞き慣れない声が聞こえ一周見渡す。数秒後空間中に響いている事に気づく


「パン・・・ドーラ?」

『そうさ。ピットじゃなくて別の者が邪魔してるとは思わなかったけどねェ』


目の前に青い炎が現れたと思いきや、色は濃くなり顔が現れる。すると声は全体ではなく

青い炎から発せられた。声からすると女の人のように聞こえるが人の姿はしておらず


「!?」

『随分と弱そうな使いだねェ。けど、あのパルテナの使いだ。容赦はしない』

「・・・望むところだ」


剣を構えると攻撃を防ぎつつ攻撃した。実体のないように見えるものの当たった感触がつたわる





『天使じゃないようだけど・・・人間?物好きだこと』





再び向かおうと構えた時、ガクンと体中の力が抜けた。なんの前触れもなく突如起きた

ことに驚く。と部屋中に緑の気体が充満し始めていた。壁から煙突のようなものが飛び出

ておりそこから放出されているようで力が抜けるどころかどことなく苦しい



「なに・・・これ・・・」



途切れ途切れに言葉を発するがほんの一言すら絞り出すように力をいれないと発せない



『天使でさえアタシ達に比べりゃもろいもんだってのに人間なんか向かわせて・・・』

「・・・・・・」


声が出ない。次第に呼吸すら苦しくなり握っていた手が緩まると剣は乾いた音を

立てて地面へと落ちた。それを追うように彩花の体もまた地面へと倒れ込む



『人間何ぞ、紙も同然さ。ちょっと水に濡れただけで駄目になるのに』

「な・・・に・・・」


何が起きたのか、問いかけようとするが僅かに口が動くだけで言葉は出ない。次第に

意識が朦朧となり目の前の揺れていた炎の姿すらぼやけていく。それは敗北を意味

していた。動けぬまま、隣に落ちていた剣に手を伸ばすが届かずぱたりと動かなくなった




「えっそれ大丈夫なんですか?」

「彼女の事です。心配ないとは思いますが・・・念の為ピット、立て続けになってしまいますが・・・」

「わかりました!」




パルテナより事情を聞いた一同は新たな指示を受けていた。彩花がいるとされるパンド

ーラの空間は通常では向かう事が出来ず今回もピットしか向かえないとのことだそうだ




「・・・妙に人数が少ないな。皆討伐に出ているのか?」

「えぇ、実は約1時間前・・・街が襲われまして」




一同が声を上げるとすでにソニック達を向かわせていると告げた。タブーを倒してから数日も

経っていないというのに立て続けに起こる事態にファイターたちはおろかパルテナ達神でさえも

異常を感じざるを得なかった。それほど神の存在が大きいという事も裏付けている




「行けないとは・・・」

「かつてハデスが率いていた冥府軍は人ならざる者。そのほとんどが人間及び通常の者で
 は達いる事の出来ない場に居を置いている場合が多いです。今回もおそらくそうでしょう」








「ここに何かがあるってのか?」

「あの女神・・・神というだけあってただの出まかせには聞こえんな」





人は新たに編成されフォックス、ウルフ、スネーク、ピカチュウ、ネス、トゥーンリンクはパルテナの指示

で神殿のような場所に来ていた。人の手で造られたのかそうでないのか分からないような複雑な構造

そして一方、ソニック、クッパ、ルカリオ、サムス、ロックマン、プリン、ガノンドロフは街に向かっていた


「とんでもないのが来たもんだ」

「なんだ?何かあったのか?」

「フン、小僧と同じく気に食わん気を発しているだけだ」

「うおっ!?」


突如聞こえた叫び声に一同は驚いた様子で立ち止まった。咆哮とも呼べる威力で地面

が振動を伝って揺れていた。地震のような揺れに立ち止まったファイターたちも揺れた




「なんだ?今の声は」

『それが今回お前らが倒すべき相手、ツインべロスだぜ』

「この声・・・クレイジープリね?」




プリンが尋ねると姿は現れぬまま声の主は「あぁ」と返した。そしてツインべロスと呼んだ

魔獣もまたかつてピットが倒したはずの冥府軍の使いだと説明する。首を二つ持つ生物だとか




『相当デカイ図体だからすぐにわかるはずだぜ』



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次回

メンバーは入れ替わりソニックを始めとした数人はパルテナの指示によってとある街に

来ていた。そしてもう1グループはとある建物内に向かうが・・・そこには同じ人物が2人いる

のだった。そのことからパルテナは今回冥府軍の幹部復活についてとある可能性を見出す


次回 第23話、「復活の謎」


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