INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第21話、自然王ナチュレ

パソコンに通信が入りファルコンよりSOSの連絡を受ける。そこは数刻前ピットを向かわせた場

と同じだった。初期化爆弾が落とされた事を知った彩花はパルテナの命によって移動。ピットと

合流し上層部を目指すのだった。モニターには奇跡によってその様子が映されるのだった
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「あ、温泉だ!」

「近くに火山があるわけでもないのになんで律儀に温泉はあるのさ」


呆れつつも現れる冥府軍と自然軍を倒しているとどこからともなく声が聞こえた


『来ると思っていたぞ。少しばか想定より遅かったがのう』


響くように聞こえた声に視線をあげると遥か遠くの上層部、だが巨大化した姿に

よって姿は下から見てもはっきりと分かった。直後ピットが上に向かって叫ぶ


「ナチュレ!」

『久方ぶりじゃのう、ピット』

「なんでまた初期化爆弾を・・・!」


一度は停戦したかと思われた。それは思わぬ方向へと事態が進んでいったからだ。敵の敵は

味方という感じでパルテナ率いる親衛隊達とナチュレ率いる自然軍は一時期共闘していた


『ふん、何度も懲りぬ奴らめ。またくだらぬ争いを起こしよって』

「!」

『だからわらわが裁きを下したのじゃ』


以前、初期化爆弾は一度だけ落とされた事がある。その時も人間同士が争っており

命が無意味な衝突によって失われていく事を自然王ナチュレは許せなかった

よって破壊するのではなく無に帰しもう一度1から生成する自然へと返す爆弾を使ったのだ




「そんなこと・・・!」




『お前さんのことじゃピット。止める気でいるのじゃろう?』

「当然だ!」

『光の女神の使いとはいえ、人間どもの行動は目に余るように感じるがのう?』

「うっ」


存在する限りなくならない議題。その場では終結してもまた別の場でそれは起きる




『己が欲望のため他の者を手にかける。今回奪い合っていたのは冥府軍じゃが放っておけば
 同じことを繰り返すじゃろう。もはや全てを戻さねば奴らは己の間違いに気づかぬじゃろう』

「・・・・・・」





何年、何十年、何百年経っても争いは絶えない。ナチュレの言う事は全てが間違いとは

言い切れないだけにピットは返す言葉を失った。だがパルテナの方針故、自分の意思故に

あの時、そして今ナチュレがしたことが仕方ない事とは思えない




「けど、だからといってこんな事していいはずがないんだ!・・・彩花さん?」





ふとピットは隣でさっきから無言でいる人物に気づいた。反論するでもなく何かを考え込んで

いるように表情を歪ませていた。ピットの中でも彩花は未だに謎起き人物であり何を考えて

いるのか微塵も想像がつかない。呼びかけは耳に入っていないようで


「どうしたんですか?」

『小娘、おぬしもおったのか。また偶然か?』





ナチュレの質問にすら答えずピットだけでなくナチュレも異変に気づく。そして数秒後口を開いた





「確かに、ナチュレの言う事は正しいかもしれない」

「え!?」


思わぬ返答にピットは驚愕した。ナチュレもまさか自分の意見に賛同するとは思わず

以前会い会話を交わしたこともあるため一層信じられない言動に関心の声を出した


「誰しもが望む平和なのに今もどこかできっと多くの命が失われてる。戦争は起きている」

「彩花さん、ナチュレの意見に賛同するんですか!?」

「けど、それと初期化爆弾を投下するのは別の話。この爆弾で失わなかったかもしれない命
 が失われた。私は神じゃないしピットが正しいのかナチュレが正しいのかは判断できない」

『いかにも人間らしい曖昧な答えじゃな』


過去にも経験がある。ナチュレと同じような思考を持ち実行に移した者がいた

これは全ての経験から考え、そして判断した一個人の意見





「だから・・・こういう場合って、どちらかが正しいんじゃなくて勝った方が正しいんじゃないの?」





『!』

「ここで勝負すれば、どっちが正しいのかはっきりする」


剣を構えると天に向かって告げた。続けて正面を見たピットも神弓を構える





『良いじゃろう。その勝負、受けて立つぞ!自然軍・・・突撃せよ!』





2人の前に数多くの自然軍が現れるが2人の攻撃によって次々と数は減って行く

戦闘を繰り返しながら登って行くと次第に標高は高くなり頂上へと登り詰めた


「ピットに彩花!」

「ファルコンさん!」


ピットが駆け寄ろうとした瞬間、ピットの目の前に何かが降り立った。黄色の髪の人物


「電光のエレカ!」

「お久しぶり」


宙に浮いた人物は2人を見るとにこやかに告げた。が直後どこかへと飛びたつ

姿が見えなくなるかのあたりで2人の脳内にパルテナの声が響いた


『エレカはこの先の施設に入りました。おそらくあの時と同じく電気が溜められているの
 でしょう。ピット、電光のエレカを追いなさい。彩花はファイターを助けた後合流しなさい』

「わかりました!」

「わかりました」




『運よくまだ飛翔の奇跡を使っていません。超スピードで行きますよ!』




ピットの翼が輝きだすと天高く飛んでいった。見送った後駆け寄ると持っていた剣で弦を斬る


「た・・・助かりました・・・」

「俺たちもピットの加勢に行くぞ!」

「パルテナ様、場所は?」

『人の足で向かうには時間がかかりすぎます。彩花だけなら飛翔の奇跡で向かう事が可能ですが・・・』


人ならざるものの移動速度と方法は人間の限界を遥かに超えておりこのことを伝えるとさすが

はファルコン、何かを操作するとピットが破壊し飛んで行った天井からファルコン・フライヤーが

降りてきた。一同は乗り込みパルテナの指示を元にピット達のいるところへ向かう



「ピット!」


降り立つとファルコン達の目に入ったのは至る所で流れる電流


「ななな、なんですかコレー!」

「至る所に電流が流れてやがる・・・」

「エレカは電気を操った攻撃を得意とします。電力が溜められてるこの場では・・・」

「あっちの方が有利ってことか?」


質問に頷くとファイター達の間に電流が流れる。それはエレカが発した電気だ


「今回は妙に人数が多いわね?」

「俺達はスマブラのファイターだ!」




「スマブラ・・・?あぁ、あの」




宙に浮かんだまま広範囲の雷を打ち出す、が突如雷は全てひろばとはかけ離れた場へと向かった


「!?」


何度雷を撃っても同じ。どこかへと向かっていく。それどこか壁に走っていた

電気まで吸い込まれるかのように遠くへと飛んで行ってしまう


「ちょ・・・何が起きているの?」

「これは・・・?」


エレカ本人だけでなくピットも唖然とした様子で見ていた。そんな中彼女らの声が聞こえた


『なんじゃこれは!?』

『雷が吸収されていますね』

『電光のエレカの源を遮るとは・・・考えよるわ』

『え?私じゃありませんよ?』

『・・・とにかくエレカ、ここは退くのじゃ!』


ナチュレの声が響くとエレカは空高く飛び立つとどこかへと飛んで行った


「・・・これ、パルテナ様の力じゃないんですか?」

『違いますよ。どこかに避雷針でもあったのでしょうか?それが戦いの衝撃で作動したとか』

「ポケモンを甘く見てもらっちゃ困るなー」

「彩花さん!?」


突如目の前に現れた姿にピットは驚きの声を上げた。今までいなかったことに気づかなかった


「エレカの戦闘方法なんて嫌と言うほど知ってるよ。2回目となれば対策するのは普通でしょ?」

「ポケモン?雷がどこかへ飛んでいったのはポケモンの力なんですか?」

「とくせいひらいしん。一定範囲の雷を吸収する。地面タイプだから雷は無効だし圧勝だね」




狙った通りの結果だと言わんばかりに告げるとパルテナの声が聞こえた





『皆さん、一度戻ってきてください』

「わかりました!。皆さん、パルテナ様が一度スマブラに戻ってくるようにだそうです」

「や・・・やっと帰れるんですね・・・一時はどうなるかと思いましたよ・・・」


ピットからパルテナの伝言を聞くと再び姿を表したファルコン・フライヤーに向かっていく


「うおっ!?」


その時、ファイター達に強風が吹き荒れた。高度の関係か風は強くじりじりとファイター達の

立ち位置がずれていく。オリマーは体の小ささからか飛ばされそうになった所をヨッシーが掴む

咄嗟に舌を伸ばすと柱にしがみつくことによって風から身を守っていた


「!」

「彩花さんー!?」


ファイター達の中でも一番端にいた影響によって端まで迫っていた彩花の姿が消えた。崩れて

いたため崖となっていた場所から彩花は落下した。モニターで様子を見ていたパルテナは





『回収します!・・・!?』





回収、転送によってスマブラに戻そうとする。一度はかかったように見えたが直後

何らかの力が働いたのか奇跡の力は弾かれそのまま彩花は落下していった





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次回

スクリーンで一部始終を見ていたパルテナ達。返答はなく事態は一変する。一方新たに

メンバーを組み換えとある場所に来ていたマリオ一同はとある人物と遭遇する。またしても

その人物を知っているのはファイターたちではなくWii Fit トレーナーだった


次回 第22話、「古からの侵略者」


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