INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第19話、一匹の狩猟犬

彩花によって一大事は免れたもののファイター数名が大怪我をし行動が不能と判断される

戻ってきたファイター達にパルテナとピットは今回の大元冥府軍に対する説明をするも疑問は

数多くハデスの件についても究明が必要とされるのだった
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ルイージ、ゼルダ、Drマリオが大怪我を負ったファイター達の部屋を回っているのと同時に彩花

もまたとある人物の部屋にやってきていた。全身包帯ぐるぐる巻きでぱっと見では判断がつかない





「・・・強くなれたと思ったのに・・・」





「強くなったさ、DXの頃よりも・・・Xの時よりに比べたら別人じゃないの?って思うくらい」

「けど、手も足も出なかった・・・タブーの時も」

「あの人たちは神に似た存在だよ?そもそも人間が神に勝とうと思う事自体おかしいんじゃないの」


けれど彩花は2人に勝ったではないかと指摘されそれは神の力を宿した武器だった

からだと答える。人間によって強さに差があるように神にも強さの差があるだろう




「それだったら僕の封印の剣だって・・・」

「力が弱いんじゃなくて根本的に通用しないんじゃないの。変えられない事実ってやつだよ」





水はどうやっても掴めない。凍らせ氷にすることによって掴むことは可能だが水自体は掴めない

空気も同じく掴むことは不可能。それと同じでどうあがいても越えられない壁というものはある





「どこかに潜伏しているのでしょうか?気配が全く掴めません」

「俺も同じくだ」





リビングにてパルテナとクレイジーハンドは同じことを告げた


「復讐のつもりでしょうか?」

「どうでしょう。単にまた混沌を呼ぶのが目的かもしれませんね」


ピットが問いかけるとパルテナは淡々と答えた。あれからパルテナの指示でファイターたちは

再び各地へと移動を開始した。通信に対する受け答えはマスターハンドとロボットで行っている





「だが冥府神ともあろう存在がそうやすやす気配を隠せるか?」




「どういうことですか?」

「以前も何度かあっただろ。巨大な力を持つ奴ほど力を抑えたり隠すのには力がいる。元々
 巨大な力を持っていたやつなら尚更な。ハデスはその分類に入るが何割かは隠せたとして
 も存在自体を隠せるとは思えねえ。別の誰かが糸を引いてると考えた方が噛み合うかもな」

「だとすると誰が・・・?」





ここでもワドルディ達が役に立ち瓦礫の片付けや修復はほぼワドルディ達に任せていた

本来ならファイター達が行っていた事が空いたことにより戦力が浄化に回せていたのだ




「あの後も冥府軍が減らないところを見ますと・・・ロスが手をひいていたわけではなさそうですね」

「そしてこれだけ冥府軍が出現していれば・・・残党などではないでしょう」

「やはり何者かが・・・新たに冥府軍を作りだしている・・・と?」




ピットの問いかけにパルテナは頷いた。するとふとパルテナは顔を上げた




「パルテナ様?」

「・・・これは・・・まさか」


直後マスターハンドが異変を感じ言葉を発した


「なんだ今のは?」

「え?どうかしたんですか?」


創造主であるマスターハンドが世界の異変に気付かないはずはない。するとパルテナが声を発した


「初期化爆弾・・・?」

「え・・・っ?」

「今、どこかで初期化爆弾が・・・」





目の前にスクリーンを表示させると位置を確認するようにパルテナは目を凝らした




「初期化爆弾って・・・まさか!?」




「確認しました。ここから離れた大陸で初期化爆弾が投下されました。冥府軍だけでなく自然
 軍も再び動き出したというのですか・・・ピット、近くまで転送します。掴まった人達を助けなさい」

「了解です!」


ピットがその場から消えてから数分後、ピーチ達が部屋へとやってくる


「あら?ピットは?」

「ちょっと今までと違う事が起きましてね。そこへ向かわせました」

「?」


屋敷とはかけ離れた場所で浄化と言う名の討伐に当たっていたファイター達の中の

メタナイト班は次から次へと現れる冥府軍を倒していた。かつてはピットが一人で浄化に

当たっていたのだから同等の力を持つ者が何人も集まれば簡単だろう




「あれ・・・なんだろう?」




ふとネスが指差した先には平地に対しひと際目立った石碑だった


「石碑・・・?こんなところに?」

「っとまずは・・・浄化が先だね」


浄化し終えると一同は石碑の前にやってきた。何かが刻まれておりネスはそれを読み上げる





「・・・こんなところにあったのか」

「マスター!?」





突如いないはずの声が聞こえ一同は驚いた。突如マスターハンドが姿を現したかと思えば

石碑を見ると感慨深そうに見ていた。ここにゲーム好きの彼らがいれば何者か分かっただろう


「探しても見つからないと思えば・・・」

「え?マスターこれ探してたの?」

「あぁ」


石碑に刻まれた文字は英語。本来新スマブラ復活に合わせてするつもりだったことを告げた


「実はな。新ファイターの予定だった者がここにいるのだ」

「んん?でもこれって・・・」

「そう。彼は何十年も前に生きていた者。ネスとリュカなら分かるだろう?犬の寿命が約何年か」

「えっ?犬?これは犬のお墓なの?」


そうだと頷くとマスターハンドの手が光った。光はマスターハンドから離れると石碑を包み

込むように輝きだす。すると再び石碑から離れた光は石碑の前で何かの形を象った

ファイター達の前に現れたのは、一匹の茶色い犬だった


「ダックハント。それが彼の名前だ」

「・・・今何をしたんだ?」


メタナイトの質問にマスターハンドは魂に命を吹き込んだのだと答えた


「分かりやすく言えば、魂のみの状態に肉体を与えたというべきか」

「それって・・・生き返らせたという事?」


突然世界が見えたからか犬はきょとんとした様子でいたが数秒後、リュカの方へと駆けよる


「わっ」

「創造神らしいことを目の前でしたのは初めてだったな」

「・・・こんな立派な墓が建てられていたという事は、相当な有名犬なのか?」


次に質問をしたのはマック。石碑は人と同じくらいの高さがあり色とりどりの花が添え

られている。相当人に好かれていたか、功績を残した事を意味しているだろう


「ファイターにも呼ぶ予定だったってことは・・・」

「あぁ。カモの狩猟に名声を上げた犬でな。特に茂みの外へ追いやる役目を担っていたんだ」

「狩猟犬!?」


人に慣れているのかリュカの傍からニコニコした様子で見ていた


「実はゲーム版で彼がファイター入りすることに決定してしまってな。こっちも条件を合わ
 せなければならなくなりこうして墓を探していたのだが・・・結局見つからなかったのだ」

「今回冥府軍の件でたまたま私達がここへ来たから見つかったというわけか・・・」


マスターハンドは頷くとダックハントに問いかけた


「私はマスターハンド。君をスマブラファイターの一員として招待したい。来てくれるか?」

「・・・・・・」


数秒後、ダックハントはマスターハンドの上に飛び乗った


「うおっ前が・・・前が見えん!」

「えっマスターハンドそんな所に目があるの!?」

「そういうわけではないがうおっ」


振りほどくようにじたばたすると飛び降りにしししと笑みをこぼした。直後茂みの中から

一羽のカモが姿を現すとダックハントの頭の上に乗っかった。が嫌がる様子はなく


「今のは断るということか?」

「・・・別にいいよ・・・と言っています」


PSIの力でリュカが伝えるとマスターハンドはため息をつきながら告げた


「相当やんちゃな性格の持ち犬だったとも聞いている。確かにやんちゃだな・・・」

「多分マスターが神だよって言っても通じないだろうしね」

「マスター、スマブラの様子はどうだ?」


ファイターの誰しもがスマブラの様子をどこかで心配していた




「あぁ、それなら問題ない。ファイター達も全員目覚めたしな」




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次回

ピットを向かわせ数時間後、リビングにやってきた彩花の元に通信が入る。通信の主は

通信機を持たせたファイターの一人ファルコンからだった。謎の植物によって身動きが取れ

なくなったと連絡が入り・・・そこはピットが向かった場所と同じ場だった


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