INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第18話、守りたいのは

屋敷に冥府軍が近づいていると告げたパルテナ。ファイター達が戦闘に出撃した数十分後クレイジー

ハンドは一人異様な力を持つ者がいることを告げる。気になったパルテナが奇跡で場を映すとファ

イター達が倒れた姿が映されるのだった。危険を察知したマスターに代わり彩花が向かうのだった
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緊迫した様子でスクリーンを見ていたパルテナ達の元へ通信が入った。急いで

持ち場に戻りロボットがボタンを押すと聞こえてきたのはサムスの声だった


『こちらサムス。任務が完了した』

「・・・パルテナ様、サムス班が浄化し終えたようですけど・・・」


画面の半分に地図を表示させると新たな冥府軍出現個所が現れる。が今はこの状況を

一刻も速く脱却したい。ロボットにこのことを伝えるように告げるとマイクに向かって話す


「・・・実は・・・屋敷に冥府軍が現れまして」

『屋敷に!?』

「最初はDrマリオさん、ロイさん、ルイージさん、ミュウツーさん、ピーチさん、ゼル
 ダさんで向かっていたのですが・・・どうにも幹部クラスの者がいるようで・・・・・・」

『それって・・・苦戦してるってこと?』





「それどころか・・・パルテナ様の奇跡で確認したところ皆倒れていて・・・」

「なんですって!?」





スターシップで叫んだサムスに対しサムス班の一同は驚いた


「どうしたのだ」

「・・・スマブラの屋敷前に冥府軍が現れたみたいなの。中に幹部と思わしき
 人物がいるみたいで・・・戦いに出たメンバーは皆倒れてしまったみたいなの」


直後聞こえたのはパルテナの声だった


『今事態を知った直後彩花が出て行きましたが・・・正直ピンチに変わりはありません。ス
 マブラに戻ってきてください。交戦は避けられないと思うので今出来る万全の状態で』

「・・・了解」


通信を終えたパルテナは再びスクリーンに目を向けた。そこには彩花とDrマリオ、男が相対して

いる様子が映っていた。未だ戦闘は始まった様子はないものの張りつめた空気が流れていた


「・・・・・・」


Drマリオに駆け寄りしゃがんでいた彩花は無言で立ちあがり駆け出すと倒れたファ

イター達がいる場へと駆けよった。呼吸は感じられ一命は取り留めたようにも思えた


「う・・・」


目の前に誰かが立った事に気づき倒れたファイターの一人ロイは起きあがった

驚き名を呼ぶも彩花の表情は変わらず睨むように相手を見ては剣を構えていた


「駄目だよ!僕達でさえ歯が立たなかったのに・・・!逃げて!」

「あと一時間もすれば一部のファイター達が戻ってくるみたいだけど・・・
 それまで待ってくれるほど空気は読んでくれないよね。ここは現実だし」

「何を・・・?とにかく・・・下がっていて!」


起きあがると剣を構えるが大怪我を追っているようで戦うどころか立ちあがる

のすらやっとのように感じた。そして彩花が動く気配はなく頼むように告げる




「・・・頼むよ・・・」

「それでどうするっていうのさ、どう見ても戦えるようには見えないんだけど?」

「うっ・・・」


起きあがろうとするがやはり起きあがれない。目の前には倒すべき相手がいるというのに

かつて戦いを知らなかった人物が戦おうとしているのがただただ認めたくないことだった



「わざわざボロッボロの人を戦わせるとでも思う?」

「でも・・・・・・僕は・・・」




震えながらの声に反応すると一度は止まるも数秒後次の言葉は予測とまったく同じだった


「僕は・・・君の傷つくところなんて・・・見たくない」

「・・・それを願うのは君だけだと思った?」

「・・・え?」


驚くが正面を向いている彩花は気づかない。剣を握る力を強めるとたった一言告げて駆け出した





「その言葉、そっくりそのままお返しするよ」





向かっていたと思いきや彩花の姿が消える。それは何度か見たフロルの力。背後に

現れると剣を振るうが行動を呼んでいたのか気づいたのか攻撃はあっけなく避けられた


「!」

「・・・移動魔法か。意外とやるではないか」


違和感を感じネールの魔法を唱えた。予想は的中し拳が突き出されていた。再びフロルの力を使

い間を取ると剣を握り向き直る。やっと同じ場に近づけたのだと、あの事とは違うのだと志は強い





『なに!?すぐ戻る!急いで・・・30分くらいだ!』

「わかりました。サムスやピット、メタナイト達も同じくらいに到着すると思われます」





スクリーンを見ながらマスターハンド達は深刻な空気に包まれていた


「皆さん・・・Xの時に比べて段違いに強くなっていましたのに・・・」

「力を得るのはファイターだけではない。脅威もまた時を経て力を得ることもあるさ。タブーのように」

「・・・彩花さん・・・」




何度か剣を振るうがなかなかに攻撃が当たらない。逆に相手の攻撃も当たらずまさしく互角

一撃一撃の命中が勝負のカギと思われる戦いにDrマリオとロイは息を呑むように見ていた


「あれが・・・あいつの力なのか・・・?」




時には攻撃を避け時には剣で攻撃を受け止める。そんな彩花の中である焦りが生まれていた




(このままじゃ、先にこっちがバテる)




神の力を得て様々に変わる武器を持つ。人一倍の聴力や勘の良さ、絶対ともいえる防御壁

何も知らぬ者がこれだけ聞けば選ばれた者故に持てる天性。中にはチートと呼ぶ者もいる

だろう。だが、誰よりも自らが弱点を知っている。それは全ての土台体力の無さだ




「く・・・・・・」




倒れたファイター達を避難させていたDrマリオが見た限り幸いと呼べるのは怪我を負って

いない事だ。だが瞬発力が低下することによって一瞬のうちに大惨事を招きかねない




(あいつも移動魔法を使うし・・・ちょっとやそっとじゃ倒せない。だとすると・・・)




どうすれば勝てるのか。有利に進められるか頭の中で戦略を立てると彩花の姿が

消えたがロスの近くに姿は現れない。Drマリオが疑問に思った時地面が揺れた



「なんだ・・・?」



言葉を発した直後、ロスに向かって地割れが起きていく。飛ぶことによって避けるが


「!」


直後、ロスに向かって一閃の光が貫通した。光の出現場所を探すかのように見えるで

あろう場所に移動するとDrマリオがその姿を見つけたのは屋敷の屋根の上だ。屋根の

上で彩花が弓を持った状態で立っていた。スマブラでも見たあの弓が




「パルテナ様、なんとか終わったよ」

『・・・さすがですね』




Drマリオの横にフロルの風で降り立つと独り言を話した。実際にはパルテナと会話してい

るのだがDrマリオからすると独り言を話しているようにしか見えない。数秒後マスターハンド

とクレイジーハンドが現れると倒れたファイター達を館内へと運び込むことに



「念の為と思い帰還命令を出したのに」

「念には念を、別にいいんじゃない?」



それからしばらく時間が建つと機関命令を受け戻ってきたファイター達が集まる


「Drマリオ、どうだった?」

「命には関わらないが・・・大怪我に変わりはないな」


ピーチ、ゼルダはDrマリオ同様軽傷のようであの時は単に気を失っていただけなのだが

他のメンバーが全治数日というレベルではなくこれ以上関わることは難しいだろうとのこと


「そんなにひでえのかよ!」

「皆ばっさりやられてたからな」

「Drマリオが軽傷で済んだのが幸いね・・・さすがに私達でも大怪我は治療できないわよ?」

「うむ。ミュウツーの判断は正しかったということだな」


未だ目覚めないファイターも数人おりしばらくは自由に動けないだろうとのこと




「それだけの相手を・・・倒したの?」

「まあ」




サムスに続いてファルコが相変わらずの口調で尋ねた


「なんでだよ!乱闘では負けまくってる癖によ!」

「なんでって乱闘は力が制御されてるし魔物相手だと気の持ち方が違うからじゃない?」




亜空間の時同様傷一つ受けていなかった。それはネールの力があるからこその結果

だろう。とはいえファイター達が感じているほど圧勝したわけではなく途中苦戦もしかけた




「こっちがやらなきゃやられるんだから、そりゃ気の持ちようも違うでしょ」

「ってそりゃお前・・・乱闘の時はナメてるって事か!?」

「そうじゃなくて・・・ほら、説明しにくいけどそう言うのあるでしょ」






「・・・ひとまず一大事は避けられましたね。今も尚冥府軍は各地に現れては地上界を襲って
 います。今日はこれで終わりにしますが・・・明日以降しばらくまた浄化をお願いするかと」






今回の事件を経て飛行機で移動するよりもピンポイントに短時間で移動できる

ピットはこの場に残ることに変更し一同は頷きその日は解散となった


「まだいないファイターがいるようだが・・・」

「えぇ。ファルコン班は向かわせた場所がここから遠いため今日は現地近くで過ごすそうです」


その日の夜、昼時クレイジーハンド達と話した結果浮上した可能性についてと

必要性を感じ冥府軍についての話を会議室に集めファイター達に話した




「と言う事は、元はこの世界に生息していた生物の魂なの?」

「ええ。それが冥府神ハデスの力・・・真実の魔境によって冥府軍は生産されていました」






「ですが・・・真実の魔境は僕が確かに壊したはずなんです。ハデスも倒したはずなんです」






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次回

パルテナは再びファイター達を冥府軍が出現した場へと向かわせる。数時間後、パルテナは

とある場所に爆弾が落とされた事を知り調査のためピットを向かわせる。一方冥府軍の浄化に

当たっていたファイターの一部メタナイト班は浄化の途中とある石碑を見つけるのだった


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