INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第17話、冥府軍ロス

タブー討伐により世界は再び平和になったかと思われたがマスターハンドは確かにタブーに

似た気配を感じた。同様にパルテナもかつてこの世を脅威に導いた冥府軍の復活を知りピット

とマスターハンドに告げる。マスターハンドの判断でファイター達も討伐に当たることに・・・
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「フォックス班、目的地に到着しました」





通信機から聞こえた声をロボットは伝えた。続いてサムス達から浄化が完了した事を伝えられた




「わかりました。次はここへ向かってください」





パルテナの指示を元にロボットはマイクに向かって話した。ここは管理室。普段は乱闘に使う

ステージの様子が映されているのだが今はなにも映っておらずマイクから全通信機の通話が

聞こえるように、まだそれぞれに指示が出せるようにとマスターハンドの力でなったのだ





「確か・・・ハデスって魂だけになったんだよね?」

「えぇ」





装着されたスクリーンとは別のパルテナの奇跡によって現れたスクリーンを確認しながら

パルテナは答えた。いつ同時に通話が来てもいいように数人が配置されているが基本は

パルテナからの指示でロボットが受け答えしていた


「・・・一体どうしたのだ」

「・・・そんなにおかしい?」


マスターハンドの問いかけに若干不機嫌そうに答えた。とはいえ自分でも今までこんな

選択はしなかっただろう。ファイター達が驚くのもおかしなことではないと自覚していた


「さっきも言った通り適材適所。役割は分担した方がいいでしょ?」

「そうだけど・・・明日嵐でも来るんじゃないの」


横からスマブラに残っていたファイターの一人ロイが呟いた。直後パルテナが口を開く




「・・・冥府軍が・・・この近くに来ています」

「えっ?」





冥府軍が現れたとされる場所はおそらくランダム。ここへ現れる可能性もなくはない


「いえ・・・ここへ・・・向かって来ています」

「ここへ?冥府軍ってのは脳なしなのか?」

「まあ確かに、破壊神がいるところに来るとはな」


クレイジーハンドに続いてDrマリオが告げると数人は立ちあがると冥府軍と戦う準備を始める

パルテナの申告が正しいならば間もなく姿を現すとのこと。最低限通信に受け答えするロボット

とパルテナ、マスターハンドを残し一同は外へと向かおうとする


「私達だけで大丈夫だろう。クレイジーと彩花も残っていてくれ」

「大丈夫かあ?」

「大丈夫だって」


一同が外に出ると雲行きは怪しく今すぐにでも何かが出てきそうだ。と雲間から魔物が姿を現す


「あれが冥府軍ってやつ?」

「だろうな」


次々現れる冥府軍、数時間おきに入る通信に受け答えしながらロボットは呟いた


「・・・こんなに残りがいるものなんですか?」

「・・・おかしいな。司令塔がいなければこんなまとまって集団行動はしないだろう」





「まさか。ハデスはあの時確かに・・・」






疑問を問いかける2人に対しパルテナは確かに倒したことを告げた。が2人の言い分も

もっともで現にファイター達の通信からすると何体というレベルではなく何十体もの冥府軍

が同じ範囲内に出現しているこのこと。行動もまるで誰かの指示を受けているかのように


「魂の状態でも指示くらいなら出せるんじゃないの?」

「いえ。魂の状態では同位格の者ならまだしも格下の冥府軍に指示を出すなど不可能
 です。神や創造主なら脳内に語りかけることによって会話が可能ですが冥府軍にそ
 んな能力はないはずです。彼らは単細胞ともいえる考える力を持たぬ生物ですから」


ファイター達と冥府軍の戦闘が開始されたのか轟音が鳴り響いた


「・・・ということは、指揮を取っている何者かがいる・・・?」

「そう考えるのが妥当でしょう」

「まさか、メデューサか?」


クレイジーハンドが知る中で冥府軍を操る力を持ちそうな人物はハデスと同位格に近い存在

で25年以上前にこの世界を襲った黒幕である冥府界の女神メデューサが真っ先に浮かんだ





「いえ、メデューサとてハデスの力無しに復活はあり得ない・・・はずです」

「だがハデスかメデューサ、この2人の可能性が高いな」





倒したはずの神が復活したのか、確かに最期を見届けたパルテナにとっては信じ難い

話だ。だが彼らもまた神。神の世界の中であり得ないことが覆されるなど珍しくもない

一方外で冥府軍と対峙していたファイターたちは一人明らかに風格の違う人物を見つける


「!」

「そうすんなりと倒れてはくれないか」


巨大な冥府軍の上から飛び降りるとふわふわと浮かびながら地上へと降り立った

魔物と呼べる冥府軍に対し目の前にいる男は見た目だけならば人そのものだった


「お前が各地を襲うように命令していたのか!」

「私はほんのリーダーに過ぎない」


冥府軍自体ははそこまで協力ではなく倒すのに苦労はしない。が数が多け

れば話は別だ。このままではキリがないと思った瞬間、突如男の姿が消えた




「すごい音ですね・・・」




室内にいても外の音は聞こえ激戦が繰り広げられているのだとだれしもが察した

そんな中微かに違和感を感じていたクレイジーハンドはおそるおそるパルテナに尋ねた


「・・・なあパルテナ」

「なんですか?」




「・・・一人、外から異様な力を持つ者が感じられるのだが」





クレイジーハンドの言葉に全員がクレイジーハンドの方を向くとマスターハンドが尋ねた





「異様な力とは?」

「冥府軍の力など下級なら知れたもんだ。だが・・・一人幹部並の力を感じるぜ」





静観していたパルテナはスクリーンに映っていた画面を切り替えた。映りだしたのは屋敷の外

ファイター達と冥府軍が戦っている様子が映し出された・・・が直後パルテナの表情は変わる


「!!」

「どうした?」


映っていたのはいたるところにいる冥府軍の姿。それだけではなく倒れているファイター達の姿


「っておい!?」


画面に近づくと声を上げたクレイジーハンドに続きマスターハンドも近づくと


「まずい!」

「え?どうしたんですか?」

「ファイター達が・・・」


ロボットがマイク前から移動するのと同時、静かに立ちあがると彩花は告げた




「・・・行ってくるよ」

「!」

「最低限は残ってないと通信に対する受け答えできないでしょ」





止める間もなく彩花は管理室から飛び出していった。外に出ると曇天とも呼べる暗

い空。地獄かのような魔物の数。そして遠方に見えたのは倒れたファイター達の姿


「!」

「彩花!?」


ふと近くから声が聞こえた気がして横を見るとDrマリオの姿があった。幸い軽傷のようだ


「Drマリオ。これは・・・」

「あいつだ」


Drマリオの視線の先には人型、見た目も人の男が立っていた。冥府軍の中に一人

だけ風格の違う人物といえば幹部とかそのあたりだと考えるのが妥当だろうが・・・


「あれは?」

「おやおや、やっと来たかと思えば・・・また人間か」

「!」

「ロス。それが私の名だ」


またほんの少ししか会話は交わしていないのに、倒れたファイターとどこか威厳

のある雰囲気にただの人ではないと察した。前方には倒れたファイター達の姿




「危なかった。もう少し来るのが遅ければ止めを刺してしまうところだったよ」

「・・・・・・」




Drマリオはファイター達がもしものため医者であるDrマリオは動ける状態でなければ困

るということで比較的戦闘から遠ざかっていたようだ。すると脳内にパルテナの声が響く


『ロス・・・』

「パルテナ様、知ってます?」

『いえ、初めて聞く名です。冥府の使いでしょうか・・・?彩花、今メタナイト班から連絡があり
 ました。1時間ほどでここへ戻ってくるそうです。それまで・・・なんとか持ちこたえてください』





無言のまま、手に力を込めると光と共に剣が現れる。それを静かに握り、前方に構えた





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次回

屋敷前に現れたロスと名乗った男。冥府軍を操っていた幹部的存在であると推測する

パルテナは引き続き連絡が入ったフォックス班とサムス班に帰還するように告げる

圧倒的力を見せるロスに対し彩花は長年の時を経て身につけた力を発揮する・・・


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