INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第16話、異変と冥府軍

タブーの複製した『ニンテンドーの世界』から脱出したファイター達だったがステージ『終点』

にタブーの姿が。ファイター達に代わり新ファイターを含めた6人を選抜しステージへと移動

最後の戦いが始まると『最後の切り札』を使い分け見事タブーを倒すのだった
_____________________________________

「・・・・・・」


誰しもが息を呑むかのようにモニターを見ていた。画面には次第に消えて行くタブーの姿

数秒後、誰しもが言葉が発せない中マリオの第一声が聞こえた



「倒した・・・のか?」

「そんな気もしたけど・・・」


つられてルイージが呟く。すると6人がファイター達の前に現れた


「・・・お前ら!よくやった!」

「へっ」


クレイジーハンドの叫びにソニックが答えると他の5人も笑みを浮かべた。やっと実感が

湧くとファイターたちは6人に駆け寄ろうとする・・・がファイター達のダメージと疲労は相当

なものでもう休むべきだとマスターハンドは告げた


「今度こそ倒したんだな?」

「あぁ」


神の間にて世界各地の様子を見るとやはりあれはタブーの作った複製世界のようでなん

ら異変はなかった。数多く存在するスクリーンを見ているとクレイジーハンドは何かに気づく


「・・・・・・まじかよ」

「どうした?クレイジーハンド」


数秒後、マスターハンドはまたしても驚きざるを得ない言葉を聞く


「・・・・僅かだが・・・いや、気のせいか?」

「なんだ?なにか見つけたのか?」

「僅かに・・・タブーと似た気配を感じる」

「・・・なに!?」


次の日、大怪我というよりは疲労の方が大半を占めていたようでほとんどのファイターが

通常通り動けるようになっていた。始まったばかりだというものの当然大乱闘はしばらく休止

だがマスターハンドにより招集を受けるとファイターたちはまさかの結果を知る


「ええっ!?」

「それ・・・本当なのか?」

「あぁ、間違いねぇ」


クレイジーハンドは自らが感じた事をファイター達に告げる。タブーに似た気配ではあるものの

タブーかどうかは判断がつかず。元々タブーとは人の恨みなどの心が集まって出来たものな

のだ。消えることはなく生物が存在し続ける限り感じてもおかしくはない


「ぱっと感じただけだからハッキリとした事はいえない。だからしばらく私達は調査をしてみる」

「何かあったら招集をかけるからいつでも戦えるように万全の準備を整えておいてくれ」


そう告げると2人の神は部屋から出ることなくその場から消えた


「・・・嘘じゃん。RPGでも第3形態まで倒したら終わりなのが普通だよ」

「何の話?」

「ここは現実です。そんなルールこの世界にはありませんよ」


Wii Fit トレーナーは何の事を言っているのか分かっているのか苦笑いで答える

これ以上何も起きないことを祈りながらファイターたちは部屋を後にした






「・・・・・・」






マスターハンドやクレイジーハンドがいる場とは違う場所。『天空界』と呼ばれる場所で

パルテナはイカロス達からここ最近の報告を聞いていた。するとパルテナは何かを感じ取る





「・・・・・・これは?」





はっきりはしないものの微かに感じた違和感。スクリーンが現れ画面を見るとそこには

変わり果てた土地の姿が映っていた。地震や津波などによる自然災害ではない。が

それに似た系統の破壊のされ方。驚くまでもなく冷静にスクリーンを見ていた






「ピット」

「はい?」


さらに次の日、パルテナはピットを呼びだした。その場にはマスターハンドの姿もある





「おそらくタブー復活が影響しているでしょう。各地で冥府軍の目撃情報が入っています」

「えっ!?ですが冥府軍・・・というよりハデスは僕が浄化したはずでは!?」






同じ階位のためマスターハンドは2人の会話を理解していた。かつてパルテナとピットは

世界に脅威をもたらした冥府軍と戦った。冥府軍のリーダーである冥府神ハデスはピット

の手によって浄化され魂のみの状態となったはずだった


「おそらくは、まとめ役のハデスがいないため暴走している可能性
 もありますが・・・そこでピットあなたに浄化に行って欲しいのです」

「わかりました!」

「・・・マスターハンド、タブーの件も収集つかない状況ですが・・・外出の許可を」

「それは構わないが・・・確か冥府軍はハデスが作りだしていたのではなかったか?」

「!・・・さすがですね。その通りです」


2人が世界のために外出するのは構わない。許可しない理由などない・・・が

マスターハンドは創造神であるが故今の会話に疑問を持っていた


「なら、今地上界に現れているのは生き残りということか?」

「・・・でしょうね。創造主無しに命は作られませんから」

「そうか。この際だ、ファイター達も数人連れて行くといい」


そのための組織なのだ。数が多ければ事態は大きくなる前に収集つけられるだろう


「・・・冥府軍の出現場所は一か所ではありません。お願いできるのなら・・・他の箇所を」


再びファイターたちは招集される。あれから数時間以上は経ちマスターハンド達が

タブーについて何か掴んだのではないかと誰もが緊迫した空気でいた。がマスターハンド

から聞かされたのはタブーとは違う件について、だが無関係ではないと推測される事件


「集まってもらったのは、今各地で異変が起きているらしい」

「タブーの仕業ですか!?」

「いや、冥府軍と呼ばれる冥府界の軍団だ」


マスターハンドはファイター達にこの世界のほかに冥府界と呼ばれる別の世界があることを

説明した。ピットやパルテナの住む天空界と対になる土地の事でありまた魂を導く場でもある


「天国と・・・地獄と言った感じでしょうか?」

「その解釈で構わない。で、過去にあったように冥府軍が現れては各地に攻撃しているそう
 だ。以前ピットによって黒幕は撃破されたが・・・主の消失により自我が芽生えたのだろう」

「それもありますが。タブーが膨大な力を使った影響で暴走している可能性もあります。冥府
 軍もまたタブーと似たような性質の存在です。現れた場所は一か所だけではなくピットを始
 め皆さんにも浄化に当たってもらおうとマスターハンドの提案を受け・・・お願いできますか?」


パルテナの頼みを断る者などいない。多くの者が頷きを返す姿が見えた


「で、場所は?」

「数は増えるばかり、正直キリがありません。今判明している、出現している場所・・・順に説明します」


パルテナが租杖を振りかざすとスクリーンに地図のような場所が記された

場所はまばらで今後新たに冥府軍が現れる可能性も十分にある


「つーことは、何人かのグループに分ける必要がありそうだな?」

「移動手段はおそらく飛行船・・・サムス達は分けた方がいいね?」


ファイター達がチームを決めようと話を始めると横から彩花の声が聞こえた


「私、ルイージ、ロボットはここに残るよ。あと数人スマブラに残った方がいいかも」

「・・・え?」


一同は唖然とした表情をした。かつてなにがあろうと関わろうとしていた彼女が自ら残ると

告げたのだ。こんなことかつてなく特に彩花の勝手さを知っている人物達は思わず聞き返す


「彩花、今・・・残るって?今まで行くって聞かない方だったのに・・・」

「別に怖いとかじゃないよ。これだけバラバラなんじゃここから状況を把握して指示出す
 人も必要でしょ。適材適所ってやつだよ。あ、パルテナ様もここから指示出してください」

「わかりました」


かつてなかった引き下がり方に唖然とするものの適切な判断だと理解したファイター

たちは念の為さらに数人残す事を決めると戦力など均等になるように配分していく

一通りのグループ分けが決まるとパルテナの指示を元にそれぞれ移動を開始する





「・・・はぁ!?そんなことになってんのか!?」






数時間後、神の間に残り調査を続けていたクレイジーハンドはマスターハンドから話を聞き驚いた


「司令塔を討ったが故の事件か・・・ったくしょーもねーな。タブーの件も完結してねえのによ」

「タブーの復活故に今回の冥府軍が活発になったとも考えられる」

「タブーめ・・・とことん迷惑起こしてくれるぜ」


クレイジーハンドが横を見るとパルテナによって最後のグループが向かうべき場所を知らされていた


「ゲッコウガ・・・本当なら連れて行きたくないけど・・・ファイターだもんね・・・くっ」

「お前過保護過ぎだろ!親か!」

「気をつけてね。何かあったら逃げるんだよ」


ゲッコウガを抱きしめると最後のグループはサムスのスターシップに乗り移動を開始した

どうやって連絡を取るのかとクレイジーハンドが尋ねるとすぐに彩花の表情は変わる


「あぁ、それなら通信機を持たせたよ」

「通信機?あんな人数分あったか?」

「何十人分もないけどグループ分くらいなら」


=========================================

次回

パルテナが知った事件はかつてピットが戦った冥府軍によるものだった。各地でファイターが

討伐に当たる中スマブラでもまた緊迫した様子でファイター達からの状況報告を待っていた

するとパルテナは屋敷に何者かが近づいていることに気づき・・・


NEXT 第17話、「冥府軍ロス」


第17話へ

目次へ

スポンサーサイト
別窓 | 亜空の使者3U | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<INFINITEメイン登場人物 | INFINITE | 第15話、新ファイター>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |