INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第14話、真の最終決戦

合流したクレイジーハンドはファイター達の敗北を感じ事態は一変。同時に消去されていた経験と

記憶が元に戻るのだった。マスターハンドが現れタブーまでもが姿を現すと戦いを挑む。あの時同様

封印が掛かっていると予測される中戦力もなく攻略が難しいとされた時彩花はとある提案をする
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「この人達があの時ほど怪我をしてないのは私が元に戻したからだよ」

「彩花がか!?」

「で、この剣で戦ったわけだけど・・・この剣は人を傷つけることはないけど代わりにしばら
 く動けなくなるんだよね。まあ多分・・・復活するまでに数時間はかかるんじゃないかな」


5人がファイターと戦って正気に戻った前回より軽傷で済んでいたのはこの為か。とはいえ・・・

だとすると動けるのはマスターハンドとクレイジーハンド、ファイターの2人と彩花のみとなる


「5人で35人を・・・!?」

「時間かかるな・・・一人の当たり数が多いだけに負担も大きそうだしな・・・」

「・・・いや」


あの時異常に難易度の高い試練に悩んでいた所声を発したのは彩花だ


「ファイターの力を抑制する。私はファイターじゃない」

「・・・ってまさか・・・」





「そのまさか、だよ」




クレイジーハンドがおそるおそる尋ねると彩花はにやりと笑い告げる。自分がタブーと戦うと




「ってさすがに屁理屈過ぎねえか!?ファイターじゃないっつったって無影響じゃないだろ!」

「さあどうだろ?残念だけど皆が感じるタブーの気ってのがさっぱりわかんないんだよねぇ」

「それに、あの向こうだってファイターしか入れないのでは・・・」


あの時はハイラルの女神フロル、ディン、ネールの力があった。だが今彼女達はいない





「結界なんて、壊せばいいんだよ」




結界の影響でファイター達の力は抑制されるが私はファイターではない。だからもしかしたら

結界の影響がないかもしれない。クレイジーハンドの言うとおり無理やり作った屁理屈にも取れる


「壊すったってお前・・・!」

「というより・・・前も入れたんだし実は入れたりして」

「え!?」

「駄目だよ!」




クレイジーに続きファイター達が立ちはだかるように止めにかかった



「たった一人で行くなんて・・・僕も行く!」

「あのねえ・・・さっきも言った通り君はいわゆるマヒ状態なんだよ?」

「それでも・・・ぐっ」




無理やり立ちあがろうとするが少し体が浮いたまま数秒後再び地面は体につく


「ほら」

「く・・・!」


急がねばフィギュアになったファイター達に影響が出るかもしれないのだ


「ネールの力があればほぼすべての攻撃は防げるしいざとなったらフロルの力
 で戻ってくる。OFF波動は・・・まあ、なんとかするよ。頑張ればなんとかなるさ」

「なんとかって・・・そう言う問題!?」


どうあっても止めたいようだが今ならはっきり言える。再び強い口調で告げた


「悪いけど、今の私は君より多くの戦いを経験したし強い相手と戦った」

「!」

「相手は強い。けど1対1でしょ?100対1とかよりはよっぽどマシだって」


絶対勝てるという自信があるわけじゃない。けど必ず負けるという自信もない。さっき

から言葉を発する少女の表情は怯えるでもなくどちらかといえば自信ありげだった


「まあでも、もしもって時はあるし?その時はその時で」

「彩花!?」


彩花は走り出すと細い通路を渡り扉を抜けた。完全に見えなくなった姿に誰しもが言葉を失った


「嫌だよ!彩花・・・!」


扉を超えても通路は続き走り続けるとあの時も見た広間に出た。先にはさらなる通路が続き

広間にはファイター達のフィギュアが散らばっている。が彩花はそれを追い越し通路を超えた


「・・・ペイン」


ぽつりとなにかを呟くと入口と同じくらい大きな扉を抜けた。すると空中にはタブーの姿が





『・・・ほう?まさか本当に来るとは、しかも一人で』

「残念だったね。ファイター達を倒したいなら私は除外するべきだったね」





手に剣が現れると強く握りタブーに向かって構えた


『あの時とは見違えるように能力を身につけたようだな。だが・・・同時にお前は弱くなっている』

「・・・・・・」

『わかるぞ?あの時は驚いたが・・・今のお前なら・・・』

「だったら、試せばいいんじゃないかなっ!」


その場から姿を消すとタブーの上空に現れる。と落下の勢いと共に剣を振り下ろした

があっさりと避けられるとフロルの力で空中から消えると地上へと降り立つ

とタブーは両手を構え素振りを見せた。なんの攻撃が来るか分った彩花は直後に


「ネール!」


幾度となく襲う攻撃もネールの防御壁の前では意味をなさない


『く・・・』

「まだまだ!ブリザード!」


氷魔法を唱えると空間中に吹雪が吹き荒れる、がこんな攻撃が効かないのは百も承知

攻撃が目的ではない、視界を遮ることが目的なのだ。駆け出すと一撃剣を振るう


『うぐっ』


剣の届く低さにいたため攻撃は命中。再び浮上すると楽しげに笑いながら告げた





『・・・正直驚いた。まるで別人だな』

「あの時だって、戦うつもりではいたんだよ?」





タブーに負けずと、にやりと笑うと少女は告げた




「・・・ねえ!せめて僕たちの力を・・・彩花に届ける事って出来ないかな!?」




空間で子供リンクは叫んだ。考え込んだ後2人の神は神経を研ぎ澄ませると


「・・・その必要はないようだ」

「え?」

「なんつーか、恐ろしいぜ」


力は互角、宙に浮けるだけタブーの方が有利だろう。がタブーの攻撃は全て

無効化される。唯一発動されていないのがタブーの大技『OFF波動』


(そろそろ発動できるだろう)


苦の表情を見せない彩花に対しタブーは笑った


『・・・だが、ここまでのようだ』

「それはどうかな?」

『・・・OFF波』

「メテオ!」

『なにっ!?』


タブーが詠唱を始める直前、彩花の魔法の詠唱が開始された




「すごいよね、この地面。どんな攻撃しても壊れないんだもん」




そう告げると紫色の空は赤黒く光り空間が現れたかと思えば無数の隕石が落下した




『ぐうっ・・・ぐわっ・・・おのれ・・・』




何百度、それ以上の熱を纏った隕石のいくつかがタブーに直撃する。当然ここは乱闘場

でないため一撃でも当たれば普通の生き物ならば命を落とすだろう。何発ものメテオが

直撃するとタブーは跡形もなく消えて行った


「・・・なに!?」


地響きと共に広場にいた9人は空を見上げた


「これ・・・あの時と同じ・・・って事は・・・」

「倒したのか!?」


それぞれが立ちあがった時、再び視界は光に遮られた。そして気が付けば

見覚えのある景色が広がった。隣には自分達だけでなく何十人もの人の姿が


「えっマスター!?」

「それに・・・ミュウツー達も!」


気が付けばそこは新しくなったスマブラの会議室だった。スクリーンにかじりつくように

並んで見ていたのは10人にも及ぶ新ファイター達の姿。全員がこの場に戻ってきていた


「お父さん!」

「クッパJr!ここはなんともなかったのか?!」

「うん!よかった!」


喜びにそれぞれが声を掛け合っていた時、声が聞こえた


『よくやった』

「プリ!?」

『さて・・・真の最終決戦を始めようではないか』


スクリーンをを見るとある場が映しだされていた。そこは乱闘場のステージ

「終点」。そしてそこには彩花の手によって倒されたはずのタブーの姿があった



「タブー!?」


驚くファイター達の中でもマスターハンドは冷静に状況を伝えた


「・・・どうやら、もう一戦戦わねばならないようだな」


ファイター達が移動したのは制御室。ここからタブーのいる終点へワープできる


「さすがに全員が行くのは戦いにくいよな?」

「それに・・・みんなボロボロだよ?」


ふとクレイジーハンドが見ると相も変わらず彩花は血痕一つついていなかった


「そうだねえ。ファイター達が戦うのは厳しいんじゃない?」

「って彩花・・・また戦うつもりなの!?」

「また!?」


マルスの叫びにファイターたちは一斉に驚きの声を上げる


「うーん・・・まあ、それでもいいんだけどさ。ね?」


彩花が視線を送った先には、新ファイターの一人Wii Fit トレーナーがいた


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次回

タブーとの最終決戦に挑むメンバーに新ファイターを入れる提案をする彩花

ファイター達とは違い彼らはタブーの起こした事件も戦闘方法も知らないはず、戦況は

不利と思われた。がWii Fit トレーナーはタブーの手の内を知っているのだった


NEXT 第15話、「新ファイター」


第15話

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