INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第13話、繰り返される試練

彩花の言葉を信じタブーの元へと向かったファイター達。マルスは初めて見る彩花の力に

驚を隠せずミュウツーを倒すのだった。ロイと戦う中忘れられた存在のはずが記憶に残っている

ことを告げる。そして再び見たこともない魔法を使うと他のメンバーたちも元に戻すのだった
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「マルス・・・?」

「ロイ!」


次第に意識がはっきりしてくると自分が何をしていたのかという記憶が蘇った


「ごめん・・・僕・・・」

「ううん。無事で・・・僕は嬉しいよ。よかった・・・」




「感動的な所悪いけど、まだ終わってないよ」


釘を差すようにトゲのような言葉は遠くを見て告げた


「まだ、3人残ってるんだよね」


視線の先には氷。先程魔法によって凍らせたDrマリオ、ピチュー、子供リンクの姿があった

再び剣を構えると少女は「バニッシュ」と呟いた。氷にひびが入り割れるとピチューはその場に

倒れ子供リンクとDrマリオが彩花達の姿を見つけそれぞれ構えた


「!」


2人が駆け出すと真っ先にDrマリオがカプセルを投げるが直線上にしか動かない為避けること

は案外簡単である。カプセルを避けると一気に距離を詰め剣を振り下ろしDrマリオに当たった





「・・・・・・」




何度目かとなる彩花が消える現象を目の当たりにすると数秒後、2人は倒れた。2人のそば

には剣を構えたままの彩花の姿があった。その姿にただただ2人は唖然とした様子で見ていた


「あんた、見かけによらず強いな」

「ど、どうも・・・」


アイクが近づくと少女は圧倒される威圧感に半歩下がりつつ答えていた


「あんたもファイターなのか?」

「え?い、いや・・・自分は・・・その・・・」

「違うよ。彼女が皆がいってた戦えないはずの・・・」

「・・・・・・」


マルスの言葉に少女の表情も僅かに変わった


「ま、まあ色々あったのさ」

「色々って・・・」



数分後それぞれが目を覚ましアイクは目覚めたDrマリオにより治療を受けていた


「・・・ひとまずこれでいいだろう」

「・・・すまない」

「いや、謝るのはこちらの方だ」


するとどこからともなく部屋中に広がる大声が聞こえた


「お前ら!!」


声の聞こえた方を見るとマスターハンドによく似た白い手の姿が。その姿を見て5人は叫んだ


「「クレイジー!!」」

「お前ら無事だったか!よかった・・・」


宙を浮いたままクレイジーハンドは8人の元へとやってきた。がボロ

ボロな状態の7人に驚くと考えるそぶりを見せハッとなると尋ねた




「まさかお前ら・・・戦ったのか!?」

「え、えーと・・・まあ」


マルスの返答にクレイジーハンドは言葉を発さぬまま数秒間俯いていた。その様子

から彩花はクレイジーハンドはこの5人について何かを知っていると確信していた


「・・・大丈夫なのか?」

「あ、うん・・・」


そうは言ってるが明らかに精力が弱っていることに気づかないはずがない。クレイジーハンド

もまたマスターハンドと同じくニンテンドーの神なのだから間に合わなかったと悔しんだ瞬間



「あぁそうだ。皆なら既にタブーの元に・・・」

「・・・負けた?」

「え?」

「ファイター達が・・・負けた?」


一言、敗北を呟いた。ファイターが負けたという意味は誰しもが考えれば理解できた


「負けたって・・・まさか!」


マルスが叫んだ瞬間、一瞬目が眩んだ気がした。すぐに収まると気のせいだったかと思

った瞬間全員が何かに気づいたかのように、何かを思い出したかのように反応を見せた




「・・・!」





誰かが声を発したわけでもなく、何かが現れたわけでもないのに一同は顔を見合わせた

そう、タブーの力によって引き抜かれていた過去に同じ事をした記憶が、新スマブラまでの

スマブラに関係する記憶が元に戻されたのだ


「なんだこりゃ・・・」

「今のって・・・あれ?」

「私たちは・・・以前にもこの場に来た事がある・・・?」



クレイジーハンドが呟いた。過去に同じ事をしたことがあると、だがあの時とは若干記憶が

違う事を思い出した。現時点で言うならばここにアイクとマルスがいることが大きな違いだ


「・・・タブーの仕業・・・か」


起きあがったミュウツーが呟く、直後もう一人白い手が9人の前に現れた


「マスターハンド!」

「無事だったか!・・・過去に・・・言っていた事が起きたのだな」


マスターハンドは彩花に向かって告げた。そう。前回の亜空の使者の後彩花は告げたの

だ。マスターハンドに向かっていつか、タブーは復活するかもしれないと。そしてマスター

ハンドは伝える前にタブーが行動を起こし伝えられなかった事を伝えた




「実は気づいたのだ。タブーの気を。それでファイター達を集めたのだが・・・」

「まんまとタブーに一手持ってかれたって事だな」




以前、Xが始まる前に戦った時とは段違いにパワーアップしているとのこと、そして

なにより今現在クレイジーハンドはあの時同様ファイター達が負けたことを告げた

記憶の戻っていた子供リンク達はあの時と同じ案を持ちかける




「ね、ねえ!あの時みたいに復活させることは出来ないの!?」



「復活自体は出来るが・・・再び戦ったところで結果は同じだろう」

「ええっ!?」


するとあの時とは時差の違いはあるもののあの声と共に目の前に現れたのは


『思い出したようだな』

「タブー!」


あの時と同じ姿、水色の半透明の姿でタブーは宙に浮いていた


『やはり所詮はゴミか』

「タブー貴様・・・!」

『さて、君たちはどうする?』


笑いながら告げると挑発をしていることは百も承知だ。ファイターたちはそれぞれ立ちあがった


『ほう・・・戦うか。・・・・おや?』

「!」


一瞬、タブーがこっちを見ると口角を上げる。まるで何かに気づいたように。また彩花もなぜ

タブーが笑ったのか気づいていた。気づいたようにではなく気づいたのだ。記憶が戻った

のはファイターや神だけでなく彩花もだ。ここにいる誰よりも一番変化があったのは彩花だ




(気づいている・・・)




あの時とは違い戦う力、知識、度胸を身につけ経験からすれば圧倒的に有利となっ

ているだろう。だが時の流れと共に、経験と共にすべてが良いこととは限らない




(あの時の私はタブーの力に対し絶対的自信があった。操られないという自信が)





そう。あの時はまだ何もかもを信じていなかった。自分以外、心を許したポケモン

以外のすべてが敵だった。頑なな意思によってタブーのOFF波動は効かなかった




(けど今の状況もしOFF波動が来たら・・・操られるかもしれない)







「ねえ・・・どうなったの!?」


スマブラでスクリーンを見ていたロックマンは叫んだ。つい数時間前までつい

ていた画面が突然暗くなったかと思えば何も映らなくなってしまったのだ


「Wトレーナー、君ならこの後何が起こるか分かってるんじゃないのか?」

「・・・あくまで私が知っているのはゲーム上の進行です。ゲーム通りならば復活したファイター
 の中から数人を選びタブーとの最終戦に入ります。そして勝利すれば全てが終わるはずです」

「けど、ファイターたちは再び負けた・・・やっぱり君の記憶とは違うところがあるみたいだね」

「えぇ。・・・正直、今どんな状況になっているのか・・・見当もつきません」

「・・・念の為、私達も戦えるよう準備しておいた方がいいですね」



全てを悟ったタブーは全員に向かって告げた。だが真に伝えたかったのは一人だろう



『ならば再び扉を抜けて来るがよい。やられにな』

「!」


一言告げるとタブーの姿は消えた。すぐに追いかけようとする者は

現れず数秒後、ミュウツーはあの時のことを思い出しながら告げた


「確か以前は、封印によってファイター達の力が抑制されていたな?」

「え?そうなの?」

「うん。それで僕達が封印を解くために皆の影と戦ったんだけど・・・」


子供リンクが告げた内容はマルスとアイクがファイター達と共に行ったものと似ていた

ということは今回も口には出さず言葉としては聞いてはいなかったものの封印があるのか


「可能性は高いな」

「じゃあ、封印を解いた上でもう一度復活させれば・・・?」

「つってもお前らボロボロだぜ?あの時ほどじゃないけどよ」


クレイジーハンドは呆れた様子で告げた。だが一人だけ全くと言っていいほど無傷の

人物がいた。それはあの時と同じように、なぜかと尋ねられてもおかしくないほどに


「相変わらずお前は無傷だな・・・」

「ネールの力は偉大だね」

「・・・すごいな」

「じゃあ、もう一度僕たちで・・・」


そう言いかけ走り出そうとすると子供リンクは地面に倒れ込んだ


「コリン!?」


直後、5人に痺れが走った。5人は異変を感じると地面に座り込んだ


「えっみんなどうしたの!?」

「あ、ごめん。私の剣で斬ったからだ」


驚く4人に対し声を発したのは彩花だった



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次回

たった一人でタブーと戦う事を提案する彩花。あの時とは大きく変化を遂げたが賛成出来る

提案ではない。だが彩花の意思は揺らがなかった。彩花とタブーによる最終決戦が行われる

と思いきや、真の最終決戦は別の場にあるのだった


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