INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第9話、選ばれし者

入れないことに困っていた所通りかかったのは以前キノコ王国で会ったセガの有名人ソニック

その都度を伝えると再び亜空間の前へとやってくる。ソニックの言葉と行動によって亜空間の中

へと入る事に成功するもソニックはどこかへと駆け出して行ってしまうのだった
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「こうして近づこうとしても弾かれて攻撃も全く効かないんだ」

「なるほどな・・・それ、こいつが入れないだけで俺たちは入れるんじゃないのか?」

「え?」


言われてみれば、あの時もネス達はなんの障害もなく入っていった


「ここへ入るには条件があるのかもな」

「それって・・・一体何?」




入るために道具が必要だとしても該当するものは持ってる気がしない。だとするともっと別の




「さあな。例えば・・・選ばれた奴しか入れないとかな」

「!?」




体が浮き上がった感覚がし驚くとソニックは彩花を抱え立ち上がった


「しっかり掴まってろよ」

「えっちょ・・・え!?」


ここから飛び降りるつもりなのか。大丈夫なのかと焦りしかない中フライゴンの姿が

目に止まった。自分達が入ったとなるとフライゴンは取り残されることとなる






「フライゴン!私達が中に入ったら家に戻っていて!ってあああああああ!」






ソニックは勢いをつけるとジャンプし亜空間の中へと飛び込んでいった。落下の感覚から目を

瞑っていても視界が暗くなったのを感じた。そしてソニックが地面に着地したことに気づくと


「これが・・・亜空間の・・・中?」


地面に着地するとソニックはどこかへと駆けだした


「俺は行くぜ」

「えっちょ・・・!」


あっという間に姿が見えなくなるとその場には彩花一人が取り残されていた


「相変わらずわからん」


歩きながら彩花は呟いた。こういった場所は分かる人には敵の気配というか気が分かるの

だろう。よくある「邪悪な気が感じられる」のような。だが彩花は何も感じることができなかった


(それは単に私が鈍感なのか・・・)


外からは見えなかった中は想像とは違い想像通りの紫の空間が見える場もあるのだが中に

は外の世界と何ら変わりない自然が広がってたり建物の中だったりと想定外そのものだった


(この中に皆が。そして黒幕も)


すでに皆は黒幕と戦っているのか。だとすると早く合流するべきだ。そんなことを考えながら

歩いていると扉を見つけくぐる。すると紫の天井の見える広間にやってきた。RPGで言うなら

セーブポイントや中間地点にありそうな広間だ。地面は固く所々透けている


「あれ、これ・・・ドンキーのフィギュア?」


亜空間に入ったのちネス、デデデ、ルイージは至る所で色の無いフィギュアを見つけた

スマブラのメンバーたちから見知らぬ姿の人物たちまで。いくつかを拾い上げるとデデデは


「ひょっとして・・・OFF波動ぞいか?」

「OFF波動?」

「マスターハンドから聞いたぞい。元々そのブローチはOFF波動によってファイター全員がフィギュア
 になってしまい元に戻す者がいなくなるのを防ぐために作ったぞい。OFF波動はダークキャノンの
 広範囲バージョンぞい。ダークキャノンの力はOFF波動の力のほんの一部を注入したものぞい」


OFF波動は回避することが不可能で同じ空間内にいれば避けられないという。そし

てOFF波動を受けた者は有無を言わさずフィギュアになってしまうとデデデは話す


「ファイター達がOFF波動によってこうなったとしたら・・・各地にファイター達の
 フィギュアが散らばっているはずぞい。とりあえずネス。そいつを元に戻すぞい」


ネスがドンキーに触れ元に戻している間ルイージは尋ねた



「ってことは・・・まず僕たちがやることは・・・みんなのフィギュアを見つけ元に戻すこと?」

「そうぞいな」



彩花は広間の中心に近づていた時ふと、遠くに地面に対し目立つ白い何かが見えた

立体的で敵かと思い警戒しながら近づくと周りに対し目立つ白い色が見えてくる


「なにこれ・・・手?」


白い手。それだけでこれがなんなのか瞬時に判断がついた


「手!?・・・右手ってことは・・・マスターハンド!?」


その姿は見るにも無残な姿だった。何かと戦った後なのか砂埃が付いており血は流れ

ていないもののボロボロの状態で重力に逆らう事なく浮くこともなく地面に倒れていた


「マスターハンド!?」


声をかけるが反応はなし。人間のように心臓がどこにあるのか、動いている

のか、そもそも心臓があるのかすらどうか怪しく生存を確かめる方法がない


(神が死ぬなんて・・・ないよね!?)


よっぽどのことがない限りないだろう。すると僅かに指が動いた気がした


「マスターハンド!」

「う・・・・」


誰かの声が聞こえ意識を取り戻すと見えたのはここにいるはずのない人物


「彩花・・・?」

「よかった、生きてたんだね!」


うっすらと見えた姿は安心したように息を吐いていた。次第に意識もはっきりし視界が確保さ

れると改めてここにいるはずのない人物がいるのだと気づきマスターハンドは起きあがった


「なぜ・・・ここに?」

「事情はデデデから聞いたよ。ここへはソニックの力を借りて来たんだ」

「デデデ・・・?ソニック・・・?」


それぞれ事情を話した人物の名が出るとマスターハンドは告げた


「彼らに・・・会ったのか?」


頷くとスマブラのメンバー達がこの中にいること、そしてデデデ、ネス、ルイージは共にこの

中へ入って行った事、ソニックは自分と共に入ったもののどこかへと走り去ったことを告げた


「そう・・・か。そこまで・・・掴んだのだな」

「この傷は?マスターハンドがここまでやられるなんて・・・」


彩花が尋ねるとマスターハンドはタブーにやられたと告げた。聞き返すとその人物こそ

今回の事件の黒幕であり各地に亜空爆弾を落とすよう命じていた張本人だと話した


「ファイター達も・・・ここにいるのか」

「いるはず。そう聞いたから」


さすがは神と言うべきか。少しすれば傷は癒えるという。だが創造神であるマスター

ハンドですらここまで傷を負わせた存在。ファイター達とて一筋縄ではいかないだろう


「何故彩花はここに・・・?」

「え?さっき言ったじゃないか」

「そうではなく・・・ここは選ばれたファイターしか入れないはずだ」

「え?」


選ばれた者しか入れない。だとするとレックウザやフライゴンが通り抜けられなかったのも

ネスやルイージが入れたことも理解がいく。そしてソニックとデデデが入れたと言う事は


「デデデとソニックは普通に入ったってことは・・・」

「あぁ。彼らは私が選んだ次回のスマブラの新ファイター達だ」

「ええっ!?」


驚くと声を上げるもマスターハンドの質問に答えていないことに気づくと可能性を述べた


「ソニックと一緒にいたから?違うな・・・もしかして、神の力?」

「神?」

「あの後、色々あって君たちとは違う神と関わりを持ったんだよ。その関係じゃないかな」


とはいえマスターハンドを上回るということはマスターハンド達よりも上の存在となる


「・・・それって、ファイター達でも勝てるとは限らないんじゃ・・・」

「・・・あぁ。だが私は彼らならやれると信じている」


彩花は立ちあがるとマスターハンドに向かってとある呪文を唱えた。「ネール」と呟くと

マスターハンドの周りに球体の青い壁が出来た。想定外の事にマスターハンドは驚く


「・・・これは?」

「ネールの力。ハイラルの女神の」


かつて彩花がハイラルに降り立ちガノンドロフを封印した話は聞いていた。故に女神

達の力が使えてもおかしくはない。当時彼女たちも彩花に協力していたのだから


「その中にいる限り外敵から攻撃を受けることはない。傷が完治したら動きなよ」


そう告げると彩花はどこかへと走り出す。向かった先は遠くに見えた扉


「え・・・おい!?」


マスターハンドは叫ぶが聞く耳持たず扉の向こうへと消えて行った。止めようとした

理由、それは彼女は戦えないとマスターハンドの中で認識していたからだ

扉を抜けた先。目の前には無数のプリムが。中には見たこともない魔物までいる


「ディン!」


炎のカーテンが彩花を中心に広がると無数のプリム達は消滅していく。空いた隙間を縫うように

駆け抜けると次々と扉を抜けて行く。するとまたしても広間にたどり着く。違いは中央に別の道が

続いておりその向こうには人の反倍もの大きさの扉がある。が扉は固く閉ざされているようで

開けようとしても開く様子はない。だが雰囲気的にあの向こうに黒幕がいる可能性が高い


「開かないって事は・・・開くために何か条件があるのかな?」



道を戻り広間から扉を見つめていると遠くから誰かの声が聞こえた



「彩花!?」



名を呼ばれ振り返るとそこにはネスやデデデを始めファイター達が集まっていた

彩花なのだと確信するとファイターたちは一目散に駆け寄った


「なんでここに!?」

「入ったと思ったのにいないから焦ったよー!」


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次回

議論の結果2回に分けで自らの影を倒しに行くことに。各地に散らばるファイターの影を倒すと

扉が開いていくことに気づく。貴重な待機時間、ファイターたちは今まで話せなかった再会の

喜びを伝え合うのだった。そして彩花もまたカービィ達の無事を知る


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