INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第7話、ブローチとデデデ

合流に成功しあらゆる情報を交換していたマリオ達はふとファルコが彩花に通信機を渡していた

事を告げる。フォックスが通信を試みると数刻前まで一緒にいた少女の声が聞こえた。本陣へ突入

することを告げるとネス、ルイージの無事を確認しファイターたちは亜空間の中へと消えるのだった
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「この事件は俺達が解決する。彩花は安全なところに避難していてくれ」

『とはいってもねえ、こうランダムに爆弾落とされてちゃ安全なところなんてないんじゃない?』

「う・・・それもそうだな」


正論なだけに言葉が詰まったフォックスだったが考え直すと注意を促した


「そろそろ通信を切るぞ。なんにせよ、気をつけてくれ」

『まあ、頑張るよ』


通信を切るとメタナイトの作戦通りファイターたちはそれぞれの小型機に乗り込んでいく

未だ安心できる所はなにもないがなによりもリュカが気がかりだったネスの安否が確認できた

事が収穫だろう。未だ行方の知れないファイター達もいるがこの事件に運よく気づいていないの

かもしれないし気づいていたとしても強さを知っている彼らなら大丈夫だと思っていた


「見えた。あれは・・・!?」


舵を取っていたメタナイトは前方の亜空間の中からいくつもの大砲が突き出ているのを見

つけた。その装置だけで戦艦とも呼べるほどで先端が光ると無数の砲弾が撃ち出された


「くっ・・・!」


舵を取りながらスピードを上げ避けて行くが戦艦ハルバードは図体も大きく雨のように飛ん

でくる砲弾全てを避けられるはずがない。戦艦が壊れるのは時間の問題だと察知すると


「全員脱出準備に取り掛かってくれ!」


メタナイトの叫び声にサムス、ファルコン、フォックスを始め操縦者達はいつでも出発でき

るようエンジンをかけた。すると亜空間からの攻撃の一撃が戦艦ハルバードに直撃する


「!」

「メタナイト!」


アイクの声が聞こえるとメタナイトは操縦席から離れスターシップに乗り込

んだ。直後、数機の飛行船は爆発直前に戦艦ハルバードから飛び立った


「ガノンドロフ!あれはなんだ!?」


クッパの叫び声に指揮を取っていたガノンドロフは目を凝らした。何機もの小型機が飛ん

でいる中空から星が見えると勢いよく何かが飛んできた。ドラグーンに乗ったカービィだ



「あれは・・・カービィ!?」

「いっけええええええ!!」



ドラグーンは見事中心部に激突、突き抜けた先から亜空砲戦艦は爆破していき

崩れ落ちた。次々と爆発の域は広がっていき、やがて全体が爆発していった


「く・・・・・退くぞ」


ガノンドロフとクッパは亜空の中へと消えていくとそれを追いかけるように小型機は

亜空の中へと入って行った。壁と言うわけではなく実体ない物のようにすり抜けると

全ての小型機は亜空間の中へと消えて行った


「スマブラすごいなー・・・」


やっとの思いであの爆弾についての情報を知ったのだがあっという間に本陣を知り

乗り込むとは。さすが歴史に名を残したファイター達だけあり戦いに慣れた人達である




「あれだけの声が聞こえたって事は・・・相当の人数が集まっている」





通信機から聞こえたのはマリオを始めかつてスマブラのメンバーだった人達の声。5、6

人でさえ各々言葉が違えば聞き取りにくいものの単語は聞こえたりもする。が通信機

から聞こえた声は声は特定できても何を話しているかまではさっぱりわからなかった


(そして・・・)


さっきからネスのフィギュアに触れてはいるがフォックスのがやったように光って元

に戻らない。3体のフィギュアどれで試しても結果は同じで戻る原理すら分からない




(ファイターたちはボスのところへ。解決するにはボスを倒すのが一番だよね)




何度やっても変わらぬ結果に半ば諦めるとフィギュアを地面に置いた。あれ以来通信機

にコールが掛かる様子はなく告げた通りにフォックス達は本陣へと乗り込んだのだろう


(でも他の奴を見たか聞いたってことは・・・まだ全員が集まっているわけじゃない?)



「あー俺様としたことが手を貸すなんてよ・・・」



ファルコが飛び立った後、ウルフは歩きながら呟いていた。すると通信機にコールが掛かる


「あん、なんだ?」

『ウルフ、奴らの居場所が分かった』


声の主はウルフの仲間パンサーだ。ウルフもまた異変について調べていたのだ


「で?どこだ?」

『詳細は送る。で、突入を試みたんだが・・・どうも俺たちでは入れないようでな』

「どういうことだ?」


話しによれば機体ごと弾かれるとのこと。攻撃しても紫の空間は壊れるどころか攻撃を吸

収するという。だが入れないのは彼らが実力不足であるが故だとウルフは思い込んでいた


「けっ・・・だらしねえなあ。俺様がサクッとやってやるぜ」


通信を切ると直後草むらから人の気配が感じた。が殺意は感じられず現れたのは少年だった


「あ、狼さんだ」

「あぁ?なんだお前は」


見るからに子供。が見た目とは似合わず手には物騒な剣が握られていた。直後空中を浮か

びながらピンクの丸い生物はふわふわと少年の前に降り立つとウルフの姿を見て告げた


「その姿・・・フォックスに似てるプリね」

「あぁ?お前フォックスの仲間かぁ?」

「元プリけどね」


見たこともない生物は怖がるでもなく口を開くと隣の少年も再び口を開いた


「おじちゃん、この近くで紫のおっきな球見なかった?」


少年が告げた場所は今自分が向かおうとしていた場所だった


「ガキがあんな場所に何の用だ?」

「あそこが今世界各地で起きてる事件のボスがいるんだ。で僕達はそれを倒しに行くの」

「・・・お前がか?」


なにかの冗談かと呆れたが少年の目は嘘をついているようにも冗談を言っているようにも見えない


「奇遇だな。俺も行こうとしてたんだ。お前割と度胸あるじゃねえか」

「そう?前に魔王を倒したこともあるからこういうことは慣れてるよ?」




「・・・魔王?」




するとピンクの生物はウルフに向かってどうやって行くかを尋ねた。ウルフの聞いた話では本

拠地のある場は空中に浮いており空を飛ぶ手段でも持たない限り近づくことすらできないだろう


「さすがに私の飛行能力でも行けないプリよ?」

「そうだね・・・おじちゃんはどうやって行くの?」

「・・・・・・」


やはり2人は本当に乗り込むつもりでいるようだ。見た目とは裏腹の行動に面白いと思うと呼び

寄せた機体に向かって親指を差しこれで行くと告げた。すると反応を見せたのはピンクの球体だ


「これは・・・アーウィン?」

「プリン、知ってるの?」

「フォックスとファルコ・・・私の仲間も似たようなものを持っていたプリ」

「おじちゃん、僕たちも乗せて!」

「あぁ!?」


アーウィンによく似た機体ウルフェンは一人乗り、だが二人とも図体は小

さく重量的には問題ないだろう。小さな体から頑張れば乗れない事もない


「お願い!僕、この世界を救いたいんだ!」

「・・・つくづくおもしれえ奴だぜ。気に入った、いいだろう」

「やった!ありがとう!」


機体に乗り込むとぎゅうぎゅう詰めになりながらもウルフはしっかり掴まるように告げた


「・・・・ん?」


フォックス達の向かった本拠地を探そうと方針を決めていた時、突如ルイージとネスのフィギュ

アが輝き出した。あまりの眩しさに手で目を隠すが光がおさまると聞き慣れた声が聞こえた


「あれ・・・?僕は何を?」

「ルイージ!」

「あれ!?ネス!?」


2人は互いの姿を見ると驚いた。そしてそれぞれについているバッチのような

ものを外すと手にブローチを持ったまま彩花の存在にも気づき驚きの声を上げた


「えぇっ彩花!?」


目の前の姿に驚くとふとネスは地面に落ちているフィギュアと自分についていたブローチを見比べた


「ねえこれ・・・この人に似てない?」


ネスの言うとおり2人についていたものはデデデの顔を象っていた。ネスがデデデに触れると

一回目でフィギュアは輝きデデデは元の姿に戻った。気がつくとまっさきに二人に飛びつく


「お前たち!!よかったぞい!!」

「えっ・・・え・・・え?」


何が起きているのかと理解できていないネスに対しデデデは手に持っていた者に気づくと説明する


「ちゃんと作動したぞいな?このブローチはフィギュアになっても戻れるように作
 ったぞい!もしファイター達が全員やられても最悪の事態を招かぬようにな!」

「デデデって・・・悪役じゃなかったっけ」


ふと隣で聞こえた声にデデデは首を傾げた


「ワシの名前を知ってるぞい?・・・まあいい。ワシはこれを作るよう頼まれていたぞい」

「頼まれた?誰に?」


そこで彩花は意外な名を聞くこととなる。デデデの言葉にはネスとルイージも驚いた





「マスターハンドぞい」





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次回

状況を理解しファイター達が向かったとされる本拠地へと向かう事を決めた。が場所は

わからず歩いていた所4人の前に現れたのは湖にいたレックウザだった。操られていた

事と本拠地の場所を告げると送ってくれるといい4人は亜空間へと向かうのだった


次回 第8話、「レックウザ再び」


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