INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第5話、グレートフォックスの危機

偽物のディディーを前にしたフォックスと彩花の前に現れたのはかつてスマブラのメンバーのクッパ

そしてファルコ。ディディーを元に戻しファルコが引き受けるとフォックスはアーウィンの修理に取り掛かる

様子を見に行った彩花はルイージ、ネス、デデデのフィギュアを見つけると爆弾から逃げるのだった
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荒野の中にある岩場、その中に歴史を感じさせるような遺跡が存在していた。滅多に人が立ち

入ることはなく無人に近い場だったが今は亜空軍を始めとした魔物であふれかえっている



「プリ・・・」


辺りは暗く微かに見える日の光と消えることのない松明の光を頼りにピンクの球体は動いて

いた。プリンと言う名のポケモンなのだがなぜ彼女がここにいるかというと、時間は遡り


『ここニンテンドー各地で『謎のブラックホール』が出現しており・・・』



各地で話題となっていた謎のブラックホール。得体の知れない現象故に世界中の人々が

ざわめき恐怖していた。彼女の住む地にはポケモンと呼ばれる生物がおり中にはポケモン

の仕業なのではないかと言う声も街の中を歩いていたプリンの耳に聞こえていた


(ポケモンの仕業・・・?)


街の中に存在する大きなビジョンに映った映像とニュースキャスターの言葉にプリンは立ち

止まった。忙しそうに歩き続けている人々の中にも足を止めては画面に見入る姿も見られる


「そんなポケモンいたか?」

「もしかして・・・新種のポケモンか!?」

「いや、前にも奇妙な事件はあっただろ。またロケット団とかの仕業じゃないのか?」


人々からそんな会話が聞こえる。また何かを企んでいるのではないかと


「前もどっかの地方でルギアが暴れたんだろ?伝説のポケモンってなんで凶暴なんだろな?」

「本当だよ。シンオウ地方ではあの伝説のポケモンディアルガとパルキアが戦ってたらしいし」


ふと2人の声が聞こえたものの同じポケモンとして一方的に悪と決め付けられるのは気分がよくない


(これはポケモンの仕業なんかじゃないプリ。私がこの真相を確かめるプリ!)


こうしてやってきたものの手がかりは怪しげな全身緑の衣服を来て空中を飛んでいる生物

プリン自身全種のポケモンを知っているわけでもなくポケモンの可能性も十分にある。プリン

が通り過ぎた後、滅多に見えない人影が見えた。2人の少年は気づくもプリンは気づかない


「何であんなところにプリンが!?」

「あ、行っちゃった・・・」


それから詮索し続けていると突如地面が揺れ出した。空中に浮く事によって揺れは回避でき

るものの揺れる事によって脆い天井が落ち始めていた。それを避けながら建物の外に出るが

逃げ切れた事に安心した時、背後に亜空軍が迫っていた



「危ない!!」

「!?」


突然誰かの声がすると背後に誰かが滑り込んできた事に気づいた。直後背後に迫って

いた亜空軍は切り裂かれ紫の雪となって散って行く。空中から着地した少年は振り返ると


「大丈夫だった?」

「プ・・・プリ。プリプリ?」


振り返るとそこには見慣れた姿。一瞬名前を言いかけるが似ていても違う事に気づく


(コリンじゃ・・・ない?)


「プリ?プリプリ?」

「えっと・・・なんて言ってるの?」


言葉が通じていないようでなんとか伝えようとイントネーションを強くし話すがやはり伝わらない


「僕はトゥーンリンク」

「プリ・・・?」


姿が似ていたとは言え名前にプリンの知る人物と同じ名が入っていた。なんとかして会話を

成立させようとすると何かを見つけ思いついた。近くにあった石で地面に文字を書いていく


『私はプリン。コリンじゃないプリね?』

「コリン?コリンって名前?」


言われると考えた後再び地面に文字を彫っていく


『こどもリンクっていう知り合いがいるプリ』

「へえ、そうなの?リンクっていう名前は有名っていうのは本当なんだ」


ぶつぶつと何かを呟いている中ある事を思ったプリンは疑問を地面に書いて行く


「なになに?僕はなんでこんなところにいるかって?」

「プリ」

「んーとね。最近変な黒いのが色んなところで色んな者を飲み込んでいるで
 しょ?これは魔王の仕業じゃないかって島の皆がいうから倒しに来たんだ」


同じ目的を持っていた事を告げると驚いた声を発しプリンの方を見た


「君が?」

「プリ!プリプリプリ!」




(あ・・・危なかった)


言葉には出さないものの冷や汗を流しながら息切れをすると半身が隠れたフォックスを見ては

工具箱の中が気になり近づいた。工具箱の中にはネジを回すものやらペンチやら機械いじりに

とっては基礎的なものでも彩花にはさっぱりわからないものが入っていた


「何これ」

「ん?あぁ、部品の替えだ。そこはよく故障するんだ」


するとどこからか声が聞こえた。だが彩花はその人物を知らない。言うならば狼に見えた


「・・・誰?」

「ウルフ。スターウルフってチームのリーダーだ」

「へー、フォックスの他にもそんなチームってあるんだね」


なぜウルフがここにいるのか尋ねると、この人物もまたあのブラックホールについて調べていたとか


「そしたら壊れたアーウィンを見つけて馬鹿にしてやろうかと思って」

「そうか。だったら手伝ってくれ。ファルコが帰ってくる前に直さなければまた怒られる」

「・・・ごめんねぇ。お父さんはこういうの得意なんだけど私はさっぱりで・・・」


工具箱に入ったありとあらゆる部品を見ては申し訳なさそうに告げた


「ドンキー!!」

「ディディー!!」


ファルコに送り届けられディディーコングはドンキーを助ける事に成功していた。がそこで出くわした

のは思いもよらないドンキーのかつての仲間ファルコンと偶然出会ったらしいオリマーだった

自己紹介と再会の喜びに浸っていると周りが暗くなり気がつくと何かの建物の中へと入っていた


「ふむ。ならば私はあの氷山を調査に行こう」

「一人で大丈夫か?」


別の場所。山の中間地点で2体のポケモンは会話していた。とはいえ多種多様な種類が生息する

ポケモンだが2体とも二足歩行で立ち本来ならば会話できないのが普通なのだが言葉を交わしていた


「なに、これも鍛錬よ。何かあったら波動を伝って合流するさ」

「気をつけろよルカリオ。私も引き続きピチューと共に異変について調べる」


白い宙に浮いたポケモンが告げると青いポケモンは頷き所々凍っている山を登り始めた

頂上近くは完全に雪と氷の山で登りきるのは容易ではないだろう。だが彼なら可能だと

白いポケモンミュウツーは確信していた。だから変に心配する必要もない


「ピチュ、ピチュピチュチュ?」

「あぁ。奴の強さはピチューも知っているだろう?何か見つかるといいのだ
 が・・・私達も、手ぶらでは申し訳ないからなんとしても情報を集めないとな」


隣にいた小型のポケモンに告げると2人はその場から姿を消した。数時間後、近くだが別の場

では同じく仲間だった者、異変を感じ動いていた者が合流しつつまたしても合流しようとしていた


「ピット!リンク!援護を頼む!」

「任せてください!!」  「はい!」


前衛と後衛に別れ戦いを進めるとあっという間に数多くのプリム達は倒れて行った

そして完全に倒すと飛びおりて来た者たちに下にいた者が駆け寄った


「マルスじゃないか!!それにポポにナナも!」

「やっぱりマリオも来てたんだね」


リンクやヨッシー、カービィに久しぶりの再開に元スマブラメンバー達は

その懐かしい顔ぶれにしばらく感傷に浸るとすぐに今起きている事に目を向けた



「まだ直ってねえとかどんだけダメージ受けたんだよ・・・」

「はは・・・」


ファルコが戻ってくると彩花はフォックスに話したことと同じ事を話した


「一機の爆弾を起動させるのに2体のロボットが必要みたいだね」

「・・・やけに詳しいじゃねえか」

「私は気づかなかったけどフライゴンが見つけてくれたんだよ」

「フライゴン?なんだそりゃ」


彩花がファルコにポケモンだということを説明しているとフォックスの通信機が鳴った

作業をやめ通信に出ると聞こえた声は非常事態を思わせる叫び声だった


「スリッピーか?どうした?」

『グレートフォックスが大変なんだよ!』

「一体どうしたんだ!?状況を教えてくれ」


スリッピーの声に対しフォックスが叫ぶと言い争っていたファルコとウルフは会話をやめた

耳を澄ませるが相手側の声は聞こえず緊迫したフォックスの声だけが聞こえた


『戦艦ハルバードを追っていたら、いきなり攻撃されて、氷山にぶつけられたんだ!!』


少し近づくと聞き覚えのある声が叫んだ。フォックスとファルコの仲間スリッピーの声だ

通信を終えると状況を知り2人の表情は一変した。焦りと怒りが感じられた


「・・・・・・」


状況は悪く2人としては今すぐにも助けに向かいたいだろう。だが一機は故障している


「行けばいいだろ」


イライラした口調でファルコは告げた。フォックスは驚くが


「アーウィンは俺がやっといてやるよ!正直俺もやられっぱなしってのは
 気に食わんからな、それに、こういうことはリーダーがやるもんだろ?」

「・・・・・ああ、行ってくる」


ファルコが乗っていたアーウィンに乗り込むと甲高い音と共にフォックスは浮上すると

空高く飛んで行った。またしてもウルフが嫌みを言うがイライラした様子でファルコは叫ぶ



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次回

フォックスだけでなくピーチを始めファイター達と合流したファルコ、そしてついにほとんどの

ファイター達が1か所に集まるのだった。再会に喜ぶ一方衝撃的な事実を知り未だ姿を見

ない仲間の安否を心配していると話題は唯一戦えない少女の話となるのだった


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