INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第27話、存在意義

ゼルダは彩花を探しあの事を謝るも想定していたことだと告げられ唖然とする。そして力を得た

ことにより今度こそ頼って欲しいと告げる。がそれを否定したのはロイ。歪めた表情をする彩花の

前で以前アクアから聞かされた言葉を思い出し問いかけるのだった
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「・・・前、夢にきみどりとアクアがそれぞれマルスと僕の前に現れたんだ」

「・・・・夢?」


突然の切り出しに聞き返す。ただの夢に表れただけでこんな話が出るはずがない

マルスもまた心当たりある話にハッとするとロイの方を見た


「夢って、どういうこと?」

「詳しい事は分からない。けど、セガにいるとき、僕とマルスの夢の中にそれぞれアクアときみどり
 が現れたんだ。彼女達は身体はないけれど精神だけは存在する。夢の中でだけは存在できると」


2人が尋ねたいことを考えていたから、思いが伝わり彼女達は存在できるようになったと説明する



「その時どうして普通でいられるのか尋ねたんだ。僕達が恐怖したダークハンドの時
 だって今回のダークネスのときだって・・・どうして迷うことなく前に進めたのかって」


そして2人から聞いた答えは『失うものがないから』。それを聞いた彩花は自分が知らないうちに

そんな事があったのかと、彼女達がそんな事を話していたのかと驚き半分意外さ半分だった


「それ以上アクアは教えてくれなかった。どういうことなの?」

「きみどりは・・・言ってた」


彩花が死んだ所で悲しむ人がいない事を。世界に変異をもたらす事もなければ

国が混乱する事もない。悲しんだとしても時間が経てば忘れると


(きみどりがそこまで言うなんて・・・)


そう思いつつ本人である彩花は数秒後説明するように口を開いた


「今はギン達がいるけど緋香琉とは二度と会わないと思っていた。ギン達はおいといて
 ・・・緋香琉は私の他にも友達・・・仲間と呼べる存在は沢山いる。私がいなくなった所
 で人生が狂うわけじゃない。1、2年もすれば忘れたかのように普通に生活すると思う」


まったくなにも感じないわけではないだろう。親、ギン達、緋香琉・・・それでも悲しむ人数はほんの

一握り。指で数えられる程度の人数だ。私には、仲間と呼べる存在はいないと思っている


「私には仲間と呼べる存在はいない」

「えっ!?」

「まだなにも戦う力がなかった頃、ずっと願っていた。存在価値を感じられない無意味な
 生活を繰り返すくらいなら何かの為に戦いたいと。生きたい、生きるべき人を助けたいと」



ある日をきっかけにそれはついに叶った。それも質問の答えなのかもしれない



「誰かを助けられるのなら死んでも構わない」

「そんな・・・事・・・・」

「そして戦う力を得た・・・それが自分の使命だと思ってる」



力を持つ限り戦うべきだと。そしてふと今までとは違う声を発すると何事にも動じない声で告げる


「あぁ。どうしてクレイジーハンド達が敵として攻撃してきても動じなかった
 かそれは確信していたからだよ。裏切った訳ではないと確信していたから」


唯一詳しい状況を理解していないゼルダはどうするべきかと迷っていた


「正直、きみどりの事は私もよくわからない」

「・・・そうなの?」

「私がその場にいたら、何も答えないと思うよ。けどアクアがそこまで答えたってことは・・・」


その時、彩花は近くで気配を感じた。直後再び彼らの前にアクアが現れた。きみどりも含めて


「大した理由はない。下手な詮索を止めるためだ」

「アクア!それにきみどりも!」

「・・・・・・」


アクアは相変わらずの冷たい目でいる一方きみどりもまた暗い表情で立っていた


「ハッキリ言う。これ以上下手な詮索はするな」

「・・・アクア、それ逆に詮索されるフラグだよ」


彩花が告げるが答えることなくアクアは口を開く


「これ以上詮索を続けようものなら・・・無理やり聞き出そうとするのなら、ここで俺が倒す」

「!」


槍を構えるとアクアは2人に向かって突き立てた。アクアの事だ、冗談ではないだろう

その行動にゼルダだけでなく本人である彩花も驚くと止めにかかった


「アクア!」

「・・・チッ」


2人を倒すという事のリスクを知っているからか彩花の問いかけにアクアは舌打ちしつつ槍を下す


「つくづくめんどくせえ奴らだ。一般人なら・・・」

「それはさせないよ」


言葉を遮るとアクアは彩花を見た


「どんな人であれ、殺す事は許されない。私には、そんなことはできない」

「・・・・・・」

「それができるというなら、アクアは私じゃないし私がアクアを倒すよ」

「・・・・・・」


アクアに対し強い口調で告げるとアクアは反論することなく立っていた。彩花がこんなことを言う

など思っていなかった3人は意外そうな顔でいた。だが彩花はアクアにしか聞こえないように告げた


「よかったよ。戻ってきてくれて」

「!」

「やっぱり、私はアクアがいないとだめみたいだ」


あんなことを言ったもののこれもまた確信していた。アクアとて彩花の一人、それぞれ

思うところは違えど根本は同じなのだ。他人の命を奪うなどしないと確信していた


「本当の闇は、ここにある」


その時、スマブラ領内にマスターハンドから放送が入った。全員会議室に集まるようにと



「・・・・全員集まったな。今からすることは強制ではない」

「なんだなんだ?」



乱闘の告知でもなさそうな雰囲気と企画でもないような雰囲気にファイター達はざわついた

彩花もまたこの招集は聞いておらず何をしようとしているのか分からなかった


「今から、ファイター達に過去を話してもらおう」

「「!?」」


驚くファイター達に対しマスターハンドは再び強制ではないと促した


「今までは個人の事を配慮してはいたものの・・・ミュウツーとマルスが提案したのだ。お
 互いの過去を知ることも必要なのではないかと。そこから学ぶこともあるのではないかと」

「ミュウツーとマルスが?」


意外な人物にファイター達が驚くもファイターの誰しもが互いの事を詳しくは知らない

出身地、性格などは知り有名であることは知っていても過去にどんな事があったのか

詳しくは知らなかった。誰しもが一度は知りたいと気になった分野ではある



「話しても構わないと思う者だけ名乗ってくれ」


ファイター達が静まり返る中ミュウツーが口を開いた


「やはりここは言いだした私が一番に話すべきだろうな」

「ミュウツー!?」


ミュウツーの名を叫んだのは彩花だった。スマブラメンバーの中でも唯一ミュウツーの

過去を知っている。そしてその一部の場に居合わせたからだ

ミュウツーは前に出ると自らの事を話し始めた。それは最初からファイター達を驚かせた



研究者たちにより造られたポケモン。そのためか人を恨み逆襲まで計画した

しかし彩花ともう一人の少年により計画は失敗に終わり現在に至ると。同じく発案者

のマルスを始め数人のファイター達が挙手すると自らの過去を話しだした

誰しもが想像を絶する経歴を持ち中には親を失った者。始めから存在しない者が明らかになった


「・・・随分と思いきった事をしまシタネ」

「人間って、すごいのかすごくないのかわからないわね」


部屋の向こうで、彼女達の2人クリアとソウルは話を聞いていた。とはいえ話事態は彩花が

とっくの前に知っているため当然彼女達も知っている。耳を傾けつつその場から離れると


「お互い、大変だったわね」

「えぇ。私は幸い過去で彼らと会ったのでそのこともあり今回はうまくいきましたガ・・・」

「もしクリアが知り合っていなければ疑われたまま悪い方向に進んでいたかも」


ソウルが告げるとクリアは頷いた



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次回

ミュウツー、マルスの提案を実行したマスターハンド。つぎつぎとファイター達が想像を

超える過去を告げる中マリオは自分のしてきた事が案外小さい事に気づく

子供である子供リンク、トゥーンリンク、ネス、リュカもまた想像を絶する過去を持っていて・・・


次回 第28話、「その時まで」


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