INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第26話、仲間とは

ティウムとトパーズガ言い争っていたり彩花の父カミヅキについて意外な事を知ったりする中

ミュウツーとマルスはマスターハンドにある提案を持ちかける。それは自らの過去をファイター達に

知ってもらうことだった。了承する中マスターハンドは先に解決すべきことがあると言い残す・・・
_______________________________________

「ロイが・・・・ゲームをしていない!?」


マスターハンドとの会話を終え廊下を歩いていると外を見ながらぼんやりしている

ロイの姿を見つけた。ロイと言えばリビングでゲームをしているか外で特訓しているか

の2択でありそのほかの場所にいるのは珍しかったからだ


「ってどうしたの?」


尋ねると案の定先程マスターハンドと話していた内容だった。やはり同じことを思っていたようで

ロイもまた謝るべきかどうかを悩んでいたようだ。あれからというもののすっかり元に戻り彩花は

何ら変わりなくファイター達と接していた。ロイもまた普段と変わらぬ振る舞いをしていたが


「なんだか落ち着かなくて・・・」



それはつい間もない頃に起きた事件ダークネスの件に関してだ。クレイジーハンド

ファルコン、フォックスと次々と仲間が敵になる中起きた事敵となったファルコンが

告げたのは『ファイター達の中にも裏切り者がいる可能性がある』


「・・・・・・」



否定できない中ファイター達の中で疑心が生まれていた。お互いがお互いを敵ではないかと疑う

中最終的に黒・・・裏切り者と判断されたのは彩花だった。数多くの性格という名の人格、突然の力

それ以前に戦える事を隠していた事、他にも隠している事は多くあり疑うには十分すぎた



「やはり・・・そう思いますか」

「ゼルダ!」



そこに外から戻ったゼルダがやってきた。ゼルダもまた本人が気にしていないとは

いえここは謝るべきではないかと考えていた所だと言う


「後先考えられない状況だったとはいえ・・・かつて祖国を救ってくれた彼女を疑う
 など・・・。しかし、ネスに言われ皆さんの話を聞いているうちに・・・もしかしたらと」



3人は謝るために少女の元へと向かおうとする。先ほどまで外にいたもののゼルダより

先に離れリビングにも見当たらなかった為再び外に出て探しまわると突如声が聞こえた


「どこまでも虫唾が走るな」

「!」


3人が向かった先にいたのは彩花・・・によくにた人物アクアだった

ゆっくり近づくと3人を睨むような目で見下すと告げる



「貴様らの信用がその程度だったってことだろ?」

「なっ・・・・・」


何のことを言っているのか理解すると3人はぎょっとした



「貴様らに謝られる必要はない。俺達も貴様らを信用などしていないからな」

「またそれか!どうして君はいつも・・・」

「それが 俺 だからだ」



本人、そして他の彼女達と違う低い声でアクアは呟いた。しかしそんなアクアに

怯む2人の中ロイは一歩前に出ると負けずと叫んだ。アクアに負けない強い視線で



「君がそう思っていても彩花がそう思っているとは限らない」

「思っている。俺も彩花だからな」

「・・・・それでも、僕は謝りに行く!このままじゃいられないんだ!」



そう叫ぶとアクアを通り抜けて走っていった。マルスも追いかけゼルダもまた走りぬけようと

したその時、アクアとは違う声が聞こえてきた。その声に思わずゼルダは立ち止まった



「アクア、言いすぎよ」

「聞いていたのか」

「聞こえたの」


ゼルダが振り向くとそこにはもう一人の彼女マリンの姿があった。彼女達の中では一番

常識を持っていて彩花に似ているともいえる存在だった。ファイターたちはそう認識していた


「マリン!」

「ごめんねゼルダ。アクアは基本こうだから・・・」



ゼルダは2人の後を追いかけることなくマリン達に近付くと尋ねた



「貴方も・・・同じ考えなのですか?」

「うーん・・・・否定もできない。肯定もできない・・・かな」



あの時と同じ、曖昧な答えをマリンは告げた。すると再び口を開く


「そんな顔しないでよゼルダ」

「ですが・・・・」


困ったように笑うとゼルダに近づき言葉を発するその言葉はゼルダの中で

あるものを感じさせた。一方的ではない何かを感じさせられる言葉


「正しくは・・・・信じたい。だけど信じられない・・・かな」

「・・・え?」

「一度裏切られると・・・再び信じることは難しいの」

「どういう・・・事ですか?」


ゼルダが顔を上げ尋ねるとマリンは困った表情のまま告げた


「色々・・・知りたい事とかあると思うけど・・・それは、彩花自身から聞きだすべきだ
 と思うの。私達から話すこともできるけど・・・やっぱり、本人の意思が一番だから」


ゼルダはある事に気づいた。マリンが話す間アクアは止めようとしていない

アクアを見ると若干不機嫌そうな顔をしているものの口をはさむことはなかった


「あの頃よりは変わってる。だけど・・・・変わりきれないの」


そう言い残すとマリンはその場から消えていった。数秒後アクアも追うように消えていった

風が吹く中、ぜルダは走りだすと頭の中で彼女の言葉の意味を考えていた



「話し過ぎたかな?だってゼルダだったし。アクアもゼルダは嫌いじゃないでしょ?」

「・・・・奴らは馬鹿だから気づかんだろう」

「・・・・でも、私達の存在に、彼女の違和感に気づいたのも彼らよ?」


一言残して白い服を来た少女が消えると少女の背後に足音が聞こえた


「あの・・・・さ」


言いかけた時、ついさっき見たこともありロイはある事を思い出した。そして同時に

マルスも彼女達が復活する前にきみどりと会話した会話を思い出した



「さっきポケトレとルカリオも来たよー。むしろ君達が疑う心を持っているなんて意外だったよ」


その時背後から名前を呼ぶ叫び声が聞こえた。立ち上がると2人と共に姿を探していた

ゼルダがやってきた。相当探しまわったのか少し息切れをしながら呟いた


「やっと・・・見つけました!あの・・・彩花。ごめんなさい!窮地とは言え疑った事・・・」

「むしろファイター達が疑う心を持っていて安心したよ」

「?」


ゼルダが顔を上げると彩花はため息をつき答えた


「ファイター達が疑った場合自分になることは予想できていた。むしろ自分でよか
 ったんじゃない?もし他のファイター達疑ってたらそれこそ崩壊しかねなかったし」

「気づいて・・・いたのですか?」


もし疑われるのが自分ではなくファイター達だったら、ファイター達の間に更なる亀裂が走り

スマブラは崩壊まで追い込まれていただろう。下手をすれば崩壊していたかもしれない


「ま、結果収集は着いたわけだしよかったんじゃない?」

「許して・・・くれるのですか?」

「許すも何も、私自身の対応が招いた事態だよ?」


すべてを知っていたように告げる少女に対しゼルダは唖然とした表情をした


「当時は嫌だったけど、ガノンドロフと戦う事になったことも、アイクのところで戦う事になった
 事も後悔してないしね。むしろ今まで知らなかった事を知ってある意味勉強になったかな」


ゼルダに向かって彩花は告げた


「今度ハイラルに危機が訪れたら遠慮せずに呼んでね。ガノンドロフだろうがなんだろ
 うが倒してみせるから。折角戦えるようになったわけだし、ハイラルを守ってみせるよ」

「!」

「そんなのダメだよ!」


ゼルダの横で、ロイが叫んだ。その言葉に彩花の表情は険しくなる


「赤い人には関係ないじゃないか」

「そうじゃない!・・・」


ふと、ロイの頭の中に彼女の声が聞こえた。まだ彼女達の復活を知らなかった時、夢で見た

アクアとの会話。今の会話にそんな言葉はどこにもなかったが姿が重なり表れたのだ



「・・・前、夢にきみどりとアクアがそれぞれマルスと僕の前に現れたんだ」


=========================================

次回

探していた先に彩花を見つける。謝る為にやってきた2人だが突如アクア、きみどり

との会話を思い出す。あの会話の真意が気になった2人はその事も尋ねる・・・


次回 第27話、「存在意義」


第27話へ

宇宙の魂目次へ

スポンサーサイト
別窓 | 宇宙(そら)の魂 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第27話、存在意義 | INFINITE | もうすぐ10月>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |