INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第16話、最強の存在

宝石を壊すことによってマスターハンドの洗脳を解いた彩花はマスターハンドと共にファイター達の

場へと向かう。既にほとんどのファイター達が操られマスターハンド達は苦戦していた

彩花も応戦するも慣れない戦いによりその差は大きくダークネスの攻撃を受けてしまうのだった

「ファイターと戦えって事かい・・・?」



横から音が聞こえグレネードランチャーをネールの力で弾くが次から次へとやってくる攻撃にネールの

力を解く暇などない。とはいえこのままずっとこの状態でいるわけにもいかず打開策を考えなければ



「ブリザード!」


氷魔法ブリザードを唱えると数人のファイター達は凍っていく。しかし何十人もいるファイター

全員を行動不能するなど無理だ。こんな短時間でそんな大規模な魔法は発動できない


「彩花、ここは危険です!今すぐ離脱を・・・」

「やだなあゼルダ、こんな状況で逃げろって方が無理じゃない?」


冗談混じりに答えるが脳内はこれっぽっちも笑っていなかった。無意識に笑っていたのだ



「!」


どこからか蒸発するような音が聞こえた。辺りを見渡すも一部のファイターたちは凍ったままであり

どこから音が発生しているのか分からない。ふと凍った1人が炎で氷を溶かしたのが目に入った


「げっ」

「炎で!?」


冷静な状況で考えればすぐに気づいただろう、が思考がまわらず思わぬ失態に声が出た。ファイターの

一人ロイを始め炎技を使える者はみるみるうちに氷を溶かしていきその影響で凍らせたはずのファイター

達は次々動きだす。そして数人の氷を溶かした所でこっちに向かってきた


「くっ」


剣を握ると振るわれた剣を受け止めた。有効かと思われた氷魔法だがこれだけ多種多様なファ

イターが集まれば全体的に有効な手立てなど存在しない。思考が甘かったと一瞬反省した



「彩花!」


ゼルダは叫ぶとディンの炎を飛ばす、が炎魔法は一瞬のうちにマリオのポンプによって消火される



「ぐっ・・・!」



剣同士の戦いでは個人の技量によって強弱の差が出る。力、速さ、何においてもまともに剣を扱った

事のない彩花が剣士に勝てるわけもなく力負けしていた。じりじりと押されていると衝撃が走った



「うあっ!」



剣を弾かれ剣は回転しながら遠くへと転がっていった。とっさにネールを唱えようとした

その時体に何かが浸食するのを感じた。しかしそれは剣のような固形物ではない



「!!」



クレイジーハンドと戦っていたマスターハンド、ゼルダを始めとしたファイター達は目を開いた

ダークネスの手から放たれた黒い球が彩花に当たったのだ。数秒後少女の顔が下がる



「彩花!?」



体が重くなり自由が利かなくなるのを感じていると彩花はがっくりとうなだれ次の瞬間、目に光が無い

状態で再び起き上がるとディディーコングの方へと向いた。誰もが予想しない状況へとなったのだ



「・・・・・え・・・・ええ・・・?」

「ディディー!」


とっさに現れたゼルダはディディーコングと自分に向かってネールを唱え攻撃を防いだ

案の定ディディーが怪我をすることはなかったがゼルダは想像していなかった強い衝撃を感じた


「なっ・・・」


剣が弾かれると握り返しゼルダの前に少女は相対した。普段と変わらぬ表情であるものの

雰囲気が普段感じられるものとまったく違っていた。こんな雰囲気感じたこともなかった

そして彩花が操られた瞬間は、マスターハンドにも映っていた


「まさか・・・!?」



マスターハンドは一刻も早く彼女の元に向かわなければならないと感じダークネスに殴りかかった

大きく揺らぐとダークネスは数歩下がったところで短いうめき声を上げた。その時だった



「・・・・あれ?」

「・・・・お?」


数人のファイター達の目に光が戻りファイター達への攻撃を止めた


「ルイージ!?」

「あれ・・・?僕何を・・・・?」

「ドンキー!」

「ディディー・・・ってうおっ!?彩花!?」


ルイージを始め数人が元の姿に戻っていたのだ。ファイターたちは洗脳が解けたのだと気づいた

マスターハンドが攻撃したことにより洗脳が解けたのだろうがまだ半数近くが洗脳されていた


「・・・まさか」


マスターハンドはある事を仮定した。力が弱まるたびにファイター達を元に戻せるのではないのかと

ロイもまた目の前でディディーに向かっていた少女を見ると驚いた。がすぐに表情は変わる


「えぇっ彩花!?なんでここに・・・」

「気をつけてください!彩花は操られています!」

「なっ!?」


マスターハンドだけが今の事態の深刻さを知っていた。一部のファイターが元に戻ったことにより優勢

に傾いているかのように感じられるがマスターハンドは絶体絶命の危機だということに気づいていた


「ロイ!離れろ!」

「え・・・?ぐっ!?」



注意を促した直後、マスターハンドの視線の先で数人のファイター達が吹っ飛んだ



「うそ・・・・!?」

「おいおいまじかよ・・・!」



起き上がるとゆっくり近づいてきた少女を見ていた。初めてではないがかつてない殺意を持った

まま別人のようにも感じた。ファイター達が駆け出すも直後目の前から少女の姿は消える


「消えた!?」

「上!」


ディディーコングが叫ぶと上空から鋭い刃物が落下した。間一髪避けたものの剣は地面に

突き刺さった刃を見てぞっとする。直後他のファイター達の攻撃も相まって少女から離れた


「なんで・・・こんなに強いの!?」


ファイター達との戦いは互角、僅かな差の中それ以上に彩花に苦戦するなど誰も想定して

いなかった。威力の強い魔法、こちらの攻撃は全てネールとフロルによって避けられる



「つよ・・・・」

「どうなってんのー!?」

「おそらく無理やり力を引きだしているのだろう!」

「そんなことしたら・・・!」



人は本来秘めている力の一部しか発揮していない。ある程度の努力によってその%を

広げることは出来る。しかし生物の体は全ての力に耐えられるように出来てはいない

無理やり力を引き出した場合体にかかる負荷は大きすぎる


「いや、違う。それもあるかもしれないが・・・ほとんどは彼女自身の力だ」

「マスター!」


ルイージ達の前にやって来たマスターハンドは告げた


「手段がなかっただけで・・・発揮する場がなかっただけで誰しも力は秘めている。ハイラルで選ば
 れた件に関しても・・・管理者から選ばれた件にしても・・・彩花はそれだけの力を持っていたのだ」

「なんだって!?」

「ロイ!後ろ!!」


ディディーの声に振り返ろうとするもすでに雷魔法でロイは吹っ飛んで行った。続いてドンキーが向か

おうとするが再び姿が消える。これもまたかつて見た覚えのない力でドンキーは思わず叫んだ



「どうなってんだよ!」

「フロルの力です!」



ゼルダが叫ぶもファイター達は成す術もなく攻撃を受ける一方だった。ファイターたちよりも

下手をするとクレイジーハンドよりも強いかもしれない。誰しもが実際に戦い強いと感じたのだ


「ディン!」


ゼルダは彩花に向かってディンの炎を飛ばした。しかしその攻撃すらフロルの力で

避けられてしまう。直後現れた彩花は同じくディンの炎を唱えた


「ディン」


彩花の周りから波のように炎が現れた。同じ名前の魔法であるにもかかわらずゼルダの使っている

ディンの炎とは大差な違いがあった。範囲も広く津波のように押し寄せる炎がファイター達を襲う



「あっつ!殺す気かよ!」



操られている目はどこか睨むような目で容赦など微塵も見られなかった。誰も少女がここまでの

力を持っているとは思わず勝てないなどと思っていなかった。密かに一部のファイター達の中で

驚きは絶望へと変わり勝てないのではないかという恐怖心が芽生え始めていた



「クレイジー!」


マスターハンドは指先からビームを発射するもクレイジーハンドはその場から浮上すると

無数の爆弾を落としていく。こっちでも激戦は繰り広げられていた。彩花ほどの差はないものの



「クレイジーは強いの知ってたが・・・こりゃないぜ」


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次回

圧倒的力を見せつけられたファイターたちは驚きながらも交戦を続けるのだった。そんな

中サポートするためにセガで調べていたテイルス達は波長を合わせる事に成功する。が

ファルコより聞かされた状況に唖然とする。するとクリアはファルコに告げるのだった


次回 第17話、「あらゆる限界値」


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