INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第10話、カントーの発明家

クリアよりクレイジーハンド達の行動の意味、彩花失踪の訳を知ったファイター達。そしてクリア

は今回の事件とフォックス達が受けた依頼が共通である事と彩花は白だということを告げる

そんな日の夜、マルス、ロイの夢の中にそれぞれきみどり、アクアが姿を現したのだった・・・
______________________________________



「だが本人はいない。この中ならかろうじて存在できると貴様の思考を感じ取り来てやったのだ」

「!」



「夢の・・・中?」

「まあ驚くのも無理はないね。大抵夢を見てる時って意識ないし」


冷静な口調で黄緑色の服を纏った人物は答えた。ここは夢の中、どこか信憑性も現実味もない

言葉に再び辺りを見渡す。夢の中がどんなものか想像していた訳ではないが驚かざるをえなかった


「どういうこと?君たちは消えたはずじゃ・・・」

「そうだよ、ボク達はあの時消えた。けど存在全てが消えたわけじゃない。分かりやすく言え
 ば魂だけが残ってる状態かな。元の肉体は彩花という存在にあるわけだし存在は出来る」

「・・・・・・」

「現実の世界に存在する事は出来なかったけど・・・キミの問いかけでここでは存在できるよう
 になったみたいだ。キミの問いかけで・・・今ボクは夢の中でのみキミと会話することが出来る」

「僕の・・・問いかけ?」


思考の中で今目の前に現れるまできみどりの事など片隅にもなかった


「待ってよ、僕は・・・」

「ボクじゃなくとも、彩花本人に尋ねたいことがあったんじゃないの?」

「!」

「存在できると知ったから本人の代わりに答えようと思って来たんだよ」


4人の間に沈黙が流れる。同じ場にいるわけでもないのに2人は同時に口を開いた


「なんでそうやっていられるの?」



「え?」

「なに?」


同じ問いかけに対し言葉は違うものの同じタイミングで2人は聞き返した


「ダークハンドの時も・・・君より戦いに慣れてるはずの僕達が恐怖で動けなくな
 ってたのに・・・彩花からは怖いとかそう言うの感じられないしいつも通りだった」

「アクア達も人間なはずなのに・・・恐怖心がないっていうか・・・どんな人や存在に対して
 も同じだよね。彩花も・・・どんな時でも冷静で・・・なんだか同じ人じゃないみたいで・・・」

「「なんでそんな普通にいられるのかなって・・・・」」



クレイジーハンドの話を聞いた時も、ファルコンやフォックスの話を聞いた時もファイター達が

それぞれ何らかの反応を示す中彩花は変わらぬ表情でいた。2人にはそう見えた。それが

どこか人間ではないようで、自分とは違う存在のような疑問しか浮かばなかった


「「・・・・・・」」


2人は意思疎通しているかのように同時に答えた



「簡単な話だ(よ)。失うものがない・・それだけだ(から)」



「!」



同じ場所にいるわけではないのに話が重なっている。2人の答えが同じなのは元同一人物

だからなのか、とはいえもう片方の会話は聞こえないし似たような状況にある事も知らない



「どういうことなの?失うものがないって」

「キミ達のように守るべき土地もない。もし戦い負けた時・・・失うのは自分の命だけだよ」



一度俯いたかと思えば、再び顔を上げて答えた。がその声はさっきより沈んだ声にも聞こえる


「彩花が死んだ時、悲しむ人間は何人いると思う?彩花が死んだ所で世界が大きく変わ
 る訳でもなければ国が困るわけでもない。僕たちは、大した影響力もない存在なんだ」

「君が死んだらって・・・そんなことあるわけがない!悲しむ人はいるはずだよ!」


今まで見る限り多くはなけれど彩花には数人の仲間がいた。そんな考えを見通しているか

のようにきみどりは冷淡な口調で告げた。それは彼も知っているかつての彩花の友の話


「緋香琉は彩花がいなくてもほかに友達と呼べる人物ならいくらでもいる。1人減っ
 たくらいで悲しんだとしても時間が経てば忘れるさ。始めからいなかったかのように」

「そんな馬鹿な!」

「みんな一瞬。すぐに忘れるさ。僕達のことなんて」


迷いのない、曲げること無い答えに唖然としていた。深刻な表情は嘘を言っているようにも

冗談を言っているようにも見えず本心を、思ったことをそのまま告げているのだと知ったからだ


「それが僕達の運命なのさ」

「!」


目覚めた時、その場にきみどりの姿はなく外を見ると朝になっていた。感覚があったものの

あれは夢だったのだと気づくがまわりに人の気配はなく本当にあの中でだけ存在していたのだ



「夢の中で・・・・きみどりに会ったんだ」

「えっ!?」


朝食時マルスの言葉にファイター達は驚きの声を上げた。ロイもまた相手が違うものの同じ夢を見

たと告げる。2人は同じ質問をし同じ内容の質問をし同じような答えが返ってきたことに驚いていた


「こんな偶然あるのか・・・?」

「予知夢・・・とかですか?」

「にしては偶然過ぎない?」


ファイター達が口々に言葉を出すも2人もはっきりとした事は分かっていない。確かに直前

まで本人に問いたいと思っていた事はあった。だがそれによって彼女達が現れたのが不

自然である。そこに話の一部始終を聞いていたテイルスが口を開く


「その人は消滅したんだよね?・・・2人は霊感とかあるの?」

「ゆゆゆ幽霊ですか!?」

「ううん?今までそういうの見たこと無いけど・・・」


そこに同じく話を聞いていたクリアが口を開いた


「彼女達の言うままでショウ。強く願うことによって過去の英霊やら存在しえないものが特定の
 場で現れるなど珍しい話ではありまセン。それほど2人の気持ちが影響したという事でショウ」

「・・・何のために?」


問いかけに対し呆れたようにため息をつくといずれわかるだろうと答えた



「きたでーーーー!」




大声と共に扉を開ける音がした。一同が振り返ると見覚えのない人物がやってきた


「マサキ!?」

「お前は・・・っエッグマン!?」



意外にも知っているのはプリンだったためピカチュウが尋ねると説明しようとする

が基本特殊なポケモンでもない限り人の言葉を話すのは珍しいため



「ポケモンがしゃべった!?どうなってん!?」


勢いよく駆け寄るとプリンを掴んではあっちこっちに引っ張る。それを抑えながら


「今はそれどころじゃないプリ。この人はマサキっていうカントー地方の発明家ぷり」

「発明家?」

「ポケモンの転送装置を作ったってテレビで見たことあるプリ」


プリンは野生のポケモンではあるもののピカチュウ達とは違い各地を移動していたため

町中で得る情報は多かった。そのためかピカチュウ達よりポケモンについても多少は詳しい


「で?エッグマンはなんでここに?」

「なんかに飛ばされて迷っとったらしいねん、で、わいが見つけたわけや」


そこで一部のメンバーたちは以前スマブラ付近で見覚えがあると気づく


「飛ばされたって・・・もしかしてあの銃か?」

「おぉ、そういえばこいつも見つけたんじゃ」


そういうとエッグマンと呼ばれた人物は何かを地面に投げた。転がったのは


「ルイージ!?」

「あいたたた・・・扱いが乱暴すぎるよ・・・」

「うるさいわい!連れて来てやっただけありがたいと思えい!」


頭を押さえつつ呟くルイージに対しファイターたちは驚いているとソニックの仲間の一人

エミーが赤い人物についてしぶしぶ説明した。その説明を聞いてまたしても一同は驚く



「エッグマン。彼も一応メカニックよ。いつも悪い事ばっかしてるけど」

「ってここにメカニック4もいるの!?」

「メカニック・・・!?」



ルイージが大声を上げる。1人いるだけでもすごいというのに4人も有名人と呼べるべき

発明家が集まっているのだから。ちょっとやそっとじゃこんな光景は見られないだろう


「誰かに呼ばれた気がするんやけど・・・・」

「だったら丁度いい!2人とも世界の為に手伝ってよ!」

「せ・・・世界?」


テイルスが叫ぶと2人は顔を見合わせた。そもそも見たこともない生物に尋ねる点が多すぎる


「キミ・・・ポケモンちゃうの?」

「ポケモン?僕はキツネだよ?」

「・・・わけわからへん」


またしてもマサキに対して説明したのはプリンだった。時間がないため簡略化したスマブラ

の説明をした後今起きている事件の説明をした。そしてそのための協力を頼んでいるのだ



「うさんくさい話やなあ・・・でもわかったわ!協力するわ!」

「ありがとう!」

「で?そこのヒゲのおっさんは?」


ドンキーが尋ねると腕組をしたまま考え込んでいるエッグマンの姿があった



「・・・貴様らなんぞに協力なんぞする義理はない」

「おいおい話聞いてたか?世界の危機だぞ?」

「・・・エッグマンはリンクさんで言うガノンドロフ的存在です」

「えっ」


いわゆる天敵とも呼べる存在なのだ。普通に考えれば悪役が正義のために動くわけがない


=============================================

次回

セガにやってきたカントーの発明家マサキとマサキによって見つけられたエッグマン

ルイージも無事な事が判明する中ワリオの説得によってエッグマンも協力することになる

そのために必要な部品を入手しに向かった帰り、新たな刺客がファイターを襲うのだった


次回 第11話、「解析創作」


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