INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第9話、潔白証明

ファイター達の前に現れた彩花に良く似た姿の少女の正体は彩花の性格の1人「クリア」。ネス達が

以前タイムスリップで会ったこの時代では見なかった姿だった。セガに向かうとソニック、ファルコと

再会し無事を確認すると同じくセガにはファルコの仲間、スターフォックスのスリッピーがいるのだった
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「さて、見ていた所皆サンはオリジナル(彩花)がスパイだと断定したのデスネ?」

「!」

「なにっ!?」


ファイター達が反応を見せると初めて聞いたファルコとソニックが声を上げた


「どういうことだ?」

「・・・貴方達がスマブラを離れた後、スマブラに異変が起きマシタ。クレイジーハンドと魔女が
 スマブラを襲ったノデス。スマブラはほぼ半壊状態、さらに状況は悪化しファルコンサン、ファル
 コサン達とはぐれたフォックスさんがファイター達を襲いました。そしてマリオも・・・敵になった」

「フォックスがスマブラを襲った!?」

「おいおい、クレイジーハンドやファルコンって俺がいない間に何が起きてるんだよ?」


続けてクリアはデデデ、ポケモントレーナー、ルイージは彼らの手によってどこかへと飛ばされた

事を告げる。そしてフォックス達の受けていた依頼と今回の事件の相手は同一人物だと告げる


「ってまさか、カオスエメラルドが奪われたのは・・・」

「イエ、確かに狙われてはいましたがこの件に関しては別問題デス。驚くほど
 にタイミングが重なっていますがこの2つの事件とはまったくの別問題デス」


ファルコは先程クリアが発した彩花がスパイという言葉の意味を尋ねると答えたのはサムスだった


「クレイジーハンドは貴方がスマブラを出てから姿を見なくなって・・・皆で探していた時に襲って
 来たの。それならまだわかるのだけど・・・ファルコンに関してはずっと一緒にいて操られると
 いったタイミングもなにもなかったのよ。だから私達はファルコンはスパイだったと想定したの」

「スパイ?実は敵だったってことか?」

「あくまで予想よ?そして続けてフォックス、マリオ、それぞれの場から帰ってきたと思っていた
 2人も襲って来たらしいの。3人はそれぞれ共通の銃を持ちそれに当たると姿が消えてしまうの」

「ウルフさんも飛ばされたんですけど・・・運よく戻って来たんです。そこからあれは標的をどこか
 別の場へと転送する転送銃と判断したんです。どこへ飛ばされたのかはまったく分かりません」


そして、きっかけもなく敵となったファイター達の共通点は初代ファイター。これはスマブラが結成

される前から計画されていたのではないかと推定したのだ。続けてサムスが口を開く


「そして、ファルコンはこの中にまだスパイがいるかもしれないと言ったの」

「それで・・・彩花を疑ったのか?」

「えぇ。戦える事を隠していた件、スマブラより以前にマスターハンドと知り合っていた件・・・
 理由も告げず私達と距離を置き何を考えているか分からない・・・疑うには十分な理由だわ」


サムスの言葉に肯定できる点が多すぎて2人はそれ以上言葉を出さなかった


「最初はただの疑いだったけれど、突如彩花は姿を消してそれっきり見てないの」

「僕が何か隠してるんじゃないかって尋ねた後だから・・・」


横からネスが言葉を発すると動き出したのではないかとサムスはファイター達で推測した事を

述べた。その時しばらく無言のまま聞いていたクリアが否定の言葉を述べた


「・・・なるほど、確かに証拠としては十分デスネ。タイミングもぴったりデスシ・・・」

「彼女達の一人だというなら知ってるんじゃないの?」

「えぇ、知っていマスヨ。彩花は黒ではありまセン」


クリアはファイター達に向かって彩花は黒ではない事を説明した


「貴方達が疑問に思っているのは確か・・・何故ファルコン達がファイター達を襲った
 というのに驚かなかったでしタネ?それは、ゼルダと同じく夢として見たからです」

「夢・・・?予知夢ですか・・・?」


ゼルダが尋ねるとクリアは頷いた


「予知夢を見るのはあり得ない話ではありまセン。貴方ほど頻度は高くないもののかつて彩花
 も何度か未来、過去を夢として見たことがあります。これも女神たちの影響かもしれまセンガ」

「確かに人間、動物問わず予知夢に似たようなものを見ることは科学的にも証明されている」


Drマリオが呟くとクリアは彩花と彼女達の特性を説明した。元々は同一人物、意思によっては

その場にいなくとも互いの得た知識、風景を脳内で共通することが出来る。よってクリアは彩花の

身に起きた事を知っていた。彼らと同じく彩花もまた転送銃によって飛ばされたのだ


「今回の件に関して貴方達の想定以上に反応が薄かったのはエリア様の警告と予知夢
 によって起きるかもしれないという事を知っていたからデス。そして彩花の行方ですが・・・
 魔女に襲われた所クレイジーハンドの持ったあの転送銃で別の世界へと飛ばされマシタ」

「!」

「信じる信じないは自由デスガ・・・彩花は黒ではありまセン」



続いてクレイジーハンド達は操られているわけではなく自らの意思で動いていると告げた


「クレイジーハンド、その他のファイターたちは操られてなどいません」

「じゃあやっぱり・・・!?」

「ですが、自ら望んでやっているわけでもありまセン。計画していたなどもってのほかデス」


どこで知ったのか、何故知っているのか、数々の疑問が上がるがほとんどのファイターは

そんな疑問よりもクレイジー達はこんな事をした理由が知りたかった


「マスターハンドを守るため・・・・人質というべきデスカネ」

「人質?」

「彼らはマスターハンドを人質にクレイジーハンドを始め彼らを脅しているのです。マスターハンドを
 守るため、貴方達ファイターを危機から守るためにあの銃によって各世界へと飛ばしていたのです」


あの銃はマスターハンドによって作られたものだという


「・・・・私が知っているのはここまでデス」

「・・・なぜそんなことまで知っている?それも夢で見たというのか?」

「いえ。銃がマスターハンドによって作られた事は彩花は知りまセン」


そして一区切り置くとクリアはこの地を拠点としておくことを提案した。スマブラは半壊状態

で生活機能をほぼ果たせない。下手に空いているため襲撃にも十分な対処は出来ないだろう


「ここにいれば彼らが情報を掴んだ場合いち早く知ることが出来マス」

「・・・俺達と彩花のやりとりを知っているということは、ずっと見ていたのか?」

「その場にいなくとも、知ることはできマスヨ。私なら」



その日の夜、テイルスによって用意された各部屋にファイター達はいた。そんな中テイルスと

スリッピーは夜になっても機械の前から動くことなく一般人にはわからないであろう複雑な画面

を見ていた。その後ろからクリアもまたそんな様子を見ていたのだがある事に気づくと呟いた


「・・・この気配は・・・」



気がつくとマルスはある場へと立っていることに気がついた。全体はおろか地面すら暗く

足元が見えない。こんな場所来たこともなければ行った覚えもない。辺りを見渡すと呟いた


「ここは・・・・?」


記憶を辿るも寝ようとしていた以降思い出せない。考えていると目の前にぼんやりと

誰かが立っていることに気づく。近づくとその姿ははっきりと映っていく。そしてこの風景を

見ているのはマルスだけではなかった。別の人物もまた似たような場に立っていた


「君は・・・・きみどり?」

「そうだよ」


芯の通った声で少女は答えた。マルスの目の前にいるのはきみどりなのだが2つの人格

の内もうひとつのきみどり。言葉を発する前に少女はここがどこなのかを口に出す


「ここは夢の中だよ」

「夢の・・・中?」




「アクア!?」


また、別の人物の脳内。夢の中でロイの目の前に現れたのはアクアだった。冷酷な目で告げる




「貴様らの考えていることはしかと聞かせてもらった。まあ想定済みだがな」

「何の話・・・?」

「彩花が黒だと判断したのだろう?そして疑っていたのだろう?」

「!・・・・それは」


何の事を言っているのかはっきりすると反論しようとするが事実に変わりないため

言葉が出ない。あの時と変わらず、アクアは睨むような表情で告げた


「信じていないのは貴様らの方ではないか」

「違・・・」

「所詮・・・人間などその程度だ」


実際ファイター達が話していた時自分もそう思った事に否定は出来なかった

そして正直に言ってしまえばクリアに言われた今でもその言葉は信用しきれない


「・・・・だって、彩花はいつも何かを隠しているし、時々何を考えているか分から
 ない時があるし・・・普通じゃあり得ない事を知ってたり1人で行動するし・・・・」

「当然だ。貴様らに話す必要もなければ慣れ合う必要もない」


冷たく言い切られ反論の余地がない。返せる言葉もなく沈黙が流れると数秒後

小さなため息をつきアクアは口を開いた。今まで聞くことのなかった疑問形の言葉を



「何か用があったのではないか?」

「・・・なんだって?」


顔を上げると睨む表情は変わらず、呆れた様子でアクアは告げた


「俺達は消えた。少なくとも個別に存在するだけの力は残っていない」


かつてダークハンドとの戦いでアクアを始め彼女達は戦いによる消耗で存在が消えた

彩花がいるかぎり完全消滅とは言えないが現代に形として存在することは不可能となった



「だがここに存在するということは・・・貴様が本人に尋ねたいとそう願ったのではないか?」

「!」

「だが本人はいない。この中ならかろうじて存在できると貴様の思考を感じ取り来てやったのだ」


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次回

夢の中に現れたアクアときみどり。彼女達の一人である彼女たちに本人に訪ねたかった

疑問を投げつける。マルスの問いかけにきみどりは想定もしない答えを返すのだった

そしてまたしてもテイルス達の元にとある人物達がやってくるが・・・


次回 第10話、「カントーの発明家」


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