INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第3話、疑い

ファルコからの通信、そしてクレイジーハンドの襲撃。彩花の無事は確認されるも状況は最悪

まだ近くにいる可能性から警戒しつつ一部の者で巡回をしていた一人ピットは同じく巡回をして

いたファルコンより攻撃を受ける。見たことのない銃によってデデデの姿が消えるのだった
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スマブラに戻ると全員が戻ってきたことを確認するとこの事を伝えた。幸いピットの怪我は

重症ではないものの見ただけで怪我をしていると分かるほどの状態だった。これをファルコン

がやったのかと誰しもが信じられないがおそらく事実だろう


「・・・何かの冗談だろ?」


ドンキーが口を開くが俯いたまま3人は答えない。雰囲気が嘘ではない事を語っており冗談混じり

なドンキーの表情は一瞬のうちに冷めていった。つい数刻前クレイジーハンドから攻撃を受けたばかり

だというのに、ファイター達の整理がつかない状況の中ファルコンが攻撃したのだ


「クレイジーだけじゃなくて・・・ファルコンも?」

「今まで見たこと無い変な銃を持ってたんだ。それに当たった瞬間デデデが消えちゃったんだよ」

「消えた?」


ミュウツーやマスターハンド、クレイジーハンドは同じような効果を持つ能力テレポートを

持っているがデデデにそんな能力はない。明らかに怪しいのは銃が当たりという点だ


「銃に当たって消えたってことは・・・その銃の効果?」

「だろうな。だがあんなもの見た事がない。知らなかっただけなのか・・・」


とはいえメタナイトやディディーはおろか初代スマブラからいたファイター達でさえファルコンが銃を

扱うなどと知らなかった。そんな話も聞かなければ乱闘で見ることもなく、彼は直接戦うタイプだ


「ファルコンさんが攻撃したというのは間違いないんですね・・・?」

「裏切った・・・という事でしょうか」



想像もつかない「裏切り」という言葉にファイター達の中に何かが突き刺さる。形にはなくとも鋭利な

刃物に似たものが。ファイターの中にはこの言葉が他のファイターより重く感じる者もいるだろう


「そんな・・・!」


心のどこかで否定していたもののいざ言葉となって表れると数人が反応を見せる


「どうしてこんなことに・・・?」

「そういえば、クレイジーハンドと一緒にマスターハンドはいなかったの?」



この中で敵となったクレイジーハンドの姿を見ていない存在彩花は尋ねる。ファイター達は

思い返すが姿はなかったように思えいなかったと答えると数秒考える素振りをした後呟いた


「多分・・・マスターハンドは無事だよ」

「!!」


多分という前置きがありながらもマスターハンドの無事を伝える言葉にファイターたちは反応

した。あれから沈んだスマブラだったが数人を始め一部のメンバーは通常通りに見えた

ガノンドロフ、ワリオ・・・そして彩花もまた通常通りの素振りに見えた


「マリオたちはセガに行っているんだよね?」

「そうだね」

「確か、ゼルダが夢でなんとかかんとかってのが奪われるのを見たんだっけ?」

「えぇ」


日常で見るようなマイペースな口調ではないもののどこかトゲのあるよく聞く口調で話す

下手をすればいつもより冷静に感じられた。話した直後からまだほんの数時間しか経っていない

というのに、あらゆる困難を乗り越えたファイターたちでさえ未だ平常心ではいられないというのに

少女の言動は通常通りに戻っていた。そこに数人は気づく


「・・・・・・」



ファルコンと対峙したディディーコングはあの時ファルコンが呟いた言葉が気になっていた

この中に他にも裏切り者がいるかもしれない・・・という言葉を。そして気になった事を口に出す



「他にも・・・この中にいるわけないよね?」

「当り前で・・っ」


ピットは傷口を抑えその場にしゃがみ込む。Drマリオに治療が施されているものの数日は

十分な動きは出来ないだろうとのこと。ディディーの言葉を聞きある人物が声を出した


「もしかしたら・・・いるのかもしれません」

「ロボット!?」

「もしかしてフォックスさんたちが行方不明なのも・・・」


フォックスとファルコはこことは関係ない元の仕事に戻っている。可能性は僅かに感じられたが

ないわけではない。ロボットはフォックス達もこの事に関係しているのかもしれないと告げたのだ


「寝返ったっていうのか!?」

「私だって信じたくないですよ!!」


普段ないメタナイトの叫びにロボットも強い口調で返す。二人とも普段叫び声を上げる事など

なく今の状況がそれほどまでに緊迫している事を物語っていた。するとDrマリオの声が聞こえた



「・・・とりあえず応急処置はできた」

「ありがとうございます・・・しかし殴られただけなのに・・・」



殴られただけの傷とはとても思えない。切り傷のようなものはないが体中が腫れあがっていた

何度も衝撃を受ければこうなるだろうがピットによると攻撃を受けたのはほんの数発


「何か特殊な装置を・・・?」

「強制ギプスとかか?それにデデデを消した銃も気になるな」

「あれは一体何なんでしょう?」

「・・・わからん」



考えるも誰ひとり本当の事を知る者はいなかった。せめて現物があればサムスやスネーク

ロボットの力で調べることもできるだろうが現物がないのではどうする事も出来ない


「気になるのは、デデデがどうなったかって事だよね」

「ルイージ、どういうことだ?」


一同がルイージに注目すると考えるようにルイージは答える


「消えたって事だから・・・いくら強力な銃だとしても跡形も残らないのはおかしいよ」

「確かに、衣服の切れ端、血痕がないのはおかしいな」

「それって・・・殺されたわけじゃないかもしれないんだよね」


ルイージの言葉でプリンにとある思い当たりが浮かんだ


「・・・転送?」

「え?」

「デデデは・・・どこかに飛ばされたプリ?」


ポケモンにもトレーナーが遠い場所からポケモンを引き出す、また預けるときに使う転送装置がある

主にポケモンセンターに設置されておりあれも先端だけ見れば銃口に見えなくもないだろう


「その可能性が高い・・・と僕は見たよ」


そして数日後、事態はさらに悪い方向へと加速する。それは一人のファイターが戻ってきた事に

よって引き起こされた。現れた人物は銃を構えると引き金を引くがそれを避けると名を呼んだ



「・・・・フォックス!?」

「避けられたか・・・・・」



スマブラにやってきたのは行方を心配していたもう一人フォックスだった。ファイター達の警戒

通りフォックスはファイター達に向かって攻撃をした。予測内だったため攻撃に当たる者は

誰ひとりとしておらず攻撃を避けるとフォックスに向かって叫んだ



「ファルコは!?」

「さあな?途中ではぐれてしまったからな」


ブラスターをしまうと代わりに取り出したのはファルコンが持っていたものと同じ銃。彼にとって

銃は得意分野でありかなりの命中率だろう。見覚えのある形にディディーが叫んだ


「気をつけて!アレに当たるとどこかに消えちゃうんだ!!」

「あれが・・・!?」

「あれはなんだ!?」


フォックスの周りに現れたのは多数の見たこともない生物。ファイター達は戦闘態勢に入ると数の

多さに苦戦しながらも見事撃退した。しかし全ての生物を倒した時フォックスの姿は消えていた


「フォックスは!?」

「いない・・・?」


辺りを見渡すが気配すら感じられない。サムスのパワードスーツ、ルカリオの波動を持ってしても

感じられなかったため完全に姿を眩ましたのだろう。警戒は解けることなく一夜を迎えようとしていた


「僕の部屋が・・・」

「つってもなんもなかっただろ」

「そうだけどさ、寝る場所がなくなっちゃったじゃないか」


クレイジーハンドの攻撃によって半壊したスマブラだったがファイター達の部屋もほぼ半分の

ファイターの部屋が消し飛んでいた。幸いもう半分のファイターの部屋は無事のため



「無事だったファイターの部屋に入り過ごすしかなさそうだな」


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次回

衝撃な出来事が立て続けに起きファイター達は心身共に消耗していた。一夜を明かすこと

となり原因と同時にこの中にも裏切るものが現れるのではないかという不安が押し寄せる

次の日、ファイター達の考えた結果一番怪しい人物が浮かび上がるが・・・


次回 第4話、「怪しいのは」


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