INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第1話、行方不明の神

「いた?」

「いない」



事の発端は突然だった。異変に気付いたのは夕食のこと、マスターハンドとクレイジーハンドの

姿が見当たらない事に一部のファイターが気づき口に出したのが始まりだ。最初は珍しい事ではない

ためなんとも思わなかったものの2人の姿をみなくなってから一週間以上が経とうとしていた


「どこ行っちゃったのかなー」


始めに異変に気付いたカービィを始め次々その事に疑問を持ち始めたファイター達は2人の

神を探していた。放っておけば帰ってくると思う者もいる中かつてなかった日の空きように次第

に違和感を感じざるを得なく。その日の夜、部屋にいた彩花の頭の中に女性の声が響いた


『彩花。特別な力を持つ者が狙われています』

「特別な・・・力?」


突然聞こえた声に驚くが初めてではない。声の主は全ての空間の管理者、神である

エリア。全ての神の頂点に立つ者故に滅多なことでは姿を現す事も声を聞く事もない

発せられた言葉からは再びこの世界に危機が訪れているかのように感じさせられた


『時の勇者達のトライフォースや封印の剣など・・・スマブラには確か特別な力を持
 つ者が多く存在していましたよね?真っ先に狙われるのではないかと思いまして』

「・・・武器も狙われてるってこと?」

『はい。力が狙われていますから秘めているものなら全てが対象でしょう』


過去に起きた事件を幾度となく解決したスマブラの事はエリアも知っておりファイターではない

ものの同じように世界を救った少女に異変を伝えようとしていたのだ。姿を現すことなく告げる


「今一番狙われているのはカオスエメラルドでしょう」

「カオスエメラルド?・・・何それ」


初めて聞く単語に聞き返す。するとエリアはあるファイターの名を出した


「セガにある宝石の名です。ソニック・ザ・ヘッジホッグ・・・彼なら詳しいでしょう」



次の日、彩花は昨日エリアから聞いたカオスエメラルドについて尋ねようとリビングに

入った。タイミングがいいのか悪いのかふと聞こえた単語が頭の中で反射的に反応した



「ソニック。カオスエメラルドというのを知っていますか?」

「あぁ、もちろん!それがどうかしたか?」


思わず見ると尋ねていたのはゼルダだった。自分だけに聞かされていたと思っていたため

驚くがこの出だしはゼルダもあの事を知っているのか。しかしゼルダの口から出た言葉は


「あの・・すごく言いにくいのですが・・・夢で・・・それが奪われてしまったのです」


同じくリビングにおりその話を聞いていたマリオが口を開いた


「前にも聞いたことあるな。お前の世界にあるもんだったよな?」


ほとんどの者が記憶を忘れているもののマリオはカオスエメラルドという単語を聞いた事を

覚えていた。7つに分かれている宝石なのだが全てそろうと力を発揮するソニックの最後の

切り札「スーパーソニック」の元となる道具でもあった


「また予知夢というやつか?」

「わかりません・・・ですが普通の夢とは思えなかったので」


ゼルダの能力『予知夢』。見たい時に見れるほど便利なものではないがなんらかの拍子で

未来に起きる事、自分に迫る脅威を何度か夢として見ていた。今回も全否定はできないだろう


「見に行った方が良さそうだな」

「俺も行こう」


ソニックが立ち上がるとマリオもセガに行く事を告げた。2人で大丈夫なのかとドンキーが尋ねる

が見に行くだけだと2人はスマブラから出ていった。昼が過ぎた頃、ロボットはテーブルの上に

あった彩花のノートパソコンが鳴っているのに気がついた



「・・・ファルコさんからですね」



画面を見るとファルコの名が記されていた。とはいえ今この場に本人はおらず


「・・・そういえば、2人はマスターさんの事も知らないのでした」


現在スターフォックスの2人は依頼によってスマブラを抜けておりこれが通信だと理解する

本人がどこにいるかはわからずファルコならば大丈夫だろうとロボットはボタンを押した



『・・・・・・・・・・・』

「ファルコさん?」


ボタンを押すも声は聞こえずロボットがパソコンに向かって問いかける。すると数秒後に

尋常ではないファルコの声が聞こえパソコンの前に駆け寄ったファイター達は驚いた


『うぐ・・・』

「おいっファルコ!?どうしたんだ!?」

『う・・・ぐ・・今すぐ・・そこから・・・離れろ・・・・』


聞こえた声は途切れ途切れで時々ノイズが混じっていた。苦しそうなうめき声から

異常な状態であることを察した。戦いを主とする彼らで考えられるのは一つ


「誰にやられたの!?」

『やった・・・のは・・・クレ・・イ・・・』


最後まで聞こえる前に通信は途切れた。異常を感じたロボットはリビングにあったマイクで

全員をリビングに集めた。普段ないロボットからの呼び出しから説明を受けると表情は一変する



「何者かに攻撃を受けたと考えられます・・・任務先で負傷したのでしょうか・・・」

「それってフォックスも・・・」


ファイター達の中でもあの2人は勝率も高く戦闘にも慣れている。そう簡単にはやられる

はずがない。相当なダメージを受けていたであろう声がロボットの心境を一層焦らせた


「わかりません、聞こえたのはファルコさんの声だけでしたから・・・」

「ファルコさんは、この場から逃げろと言ったんですよね?どういう事でしょう」


一同はファルコの伝言の意味を考えるがここ最近異変が起きているわけでもなく

個人的であるマスターハンドの件を除けば平和といえる状況だった



「もう~こんな時にマスター達はどこにいるのさー」


ディディーが呟いた直後突然地面が揺れたことに一同は気づくと同時にメファイター達は

普通ではない強い気が近づいてくるのを感じた。一同は部屋から出ると外へと出る

すぐに姿を捕らえられるように各地を見渡していると上空から甲高い声が聞こえた



「初めまして。ファイターさん達」



笑顔で告げると上空に一人の女が浮かんでいた。乗り物に乗っているわけでもなく

浮いていたのだがふと隣にいた人物を見た瞬間ファイター達の空気が凍った


「えっ・・・?」


数人の拍子抜けした声が一瞬聞こえた。ファイター達と相対していたのは見覚えがある

なんてレベルの存在ではなかった。誰しもが知る・・・クレイジーハンドの姿だった


「・・・・・・・・あらあら、驚いちゃってる。ねぇ。クレイジーハンド?」

「っ!?」


凍った空気の中名を聞いたファイター達はおそるおそる口を開く


「なんで・・・・・・・クレイジーさんがそこに・・・・・」


「偽物かもしれんぞ!俺たちを油断させるために・・・」

「俺は偽物ではない、本物だぜ」


ドンキーが否定しようとするも本人によって打ち消された。巨大な手を構えると人差し

指から光線のようなものが出て一瞬のうちにスマブラの建物半分が消し飛んだ



「なっ・・・!」


一瞬の事にファイター達は反射的に後ろを振り返った。ホテルとも豪邸とも取れる大きな

スマブラの建物が一瞬にして半壊状態となった。ファイター達が驚いたのはそれだけではない

何の迷いもせずに行動に移した事だった。そして建物内にはある人物がいるはずだ


「中には彩花さんが・・・!」


屋根は崩れ落ち一瞬のうちに新しい建物は廃墟のように化した。ロボットは全員に招集を

かけたがリビングに少女の姿は現れず、戦う事のない人物だったためいなくても大差はないと

何の疑問も感じ事態は進められた。結果招いた事態である


「あんなに・・・瓦礫の下敷きになってるかも!?」

「クレイジー!何をする!」


===============================================

次回

スマブラに襲いかかる地震と1人の女性。そしてその横にはファイター達の知る人物

クレイジーハンドの攻撃によって半壊したスマブラ、計り知れない衝撃に唖然とするが

建物内にいるはずの人物の安全を確認しにスマブラ内を探しまわるのだった


次回 第2話、「半壊と裏切り」


第2話へ

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