INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第24章、創世の調べ

セガの天才発明家エッグマンのメカによってキノコ王国の住人が洗脳されて

いた。洗脳を解くと共に城内に入っていったエッグマンを追いかける。テイ

ルスの分析の元、ナックルズ達の攻撃と彩花の魔法で見事勝利するのだった
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「ほんっと信じられない!」



倒れたメカ『デルタ』の前に立つと鼻息を荒くしながら腕を組んで告げた

その言葉には苛立ちの感情が込められていたがテイルス達からすれば不可

解な現象だった。そんな中洗脳を解き終わったゼルギウスがやってくる



「こちらは終わった。事情も話した為デイジー姫を追おう」

「む、そう・・・」

「そしてどうやらデイジー姫は城内にある地下を通って城外へ出たようだ」



王国の特徴でもあるが砂漠と共に数多くの遺跡が存在している。その多くは

長年の風化によって崩れたりしたがそれでも今もなお多く存在するという

城の地下からもとある遺跡に繋ぐ通路があるようでそこを通ったと推測される



「~~~~」

「え?」


その時、石を持っていたリアーネが何かを告げるが



「なんて言ったの?」

「ど、どこの言葉だ?ほかのやつらは同じ言葉話すじゃねえか」

「うーん、ちょっと待って」



取り出した端末をいじるとテイルスは画面を見たまま文字を読み上げた



「えーと、何々・・・?今リュシオン兄様は海岸沿いにある遺跡にいるん
 だけど、イグジステンスが集まってて海図がある可能性があるって?」

「何、海図が!?」



身を乗り出したラインバックがおもむろに叫ぶ



「なら俺達も行こうぜ!そこに姫さんもいるかもしれねぇしよ!」

「そんな簡単にいくかなあ」

「どっちにしろ海図は必須なんだ!残りもそこにいるんだろ?ならとっと
 と合流しちまった方がいいだろ!もしそこにいれば一石二鳥だしよ!」



正気を取り戻した兵達にデイジー姫の事を頼まれると一同は半分がいる

という遺跡を目指して歩みを進めた。リアーネがリュシオンと石で連絡を

取りながら情報を読み上げるとテイルスは地図で場所を特定していく








「おーい!」


遺跡から出て約半刻後、テイルスの声が聞こえると一同は顔を上げた



「何か見つかったかい?」

「あぁ、状況がよく似てたもんでもしやと思えば・・・こいつが見つかった」

「これは・・・新しい海図!」



テイルス達に見せいち早く反応したのはラインバックだった



「だが、開いたらあの光の線が見当たらないんだが?」

「何?・・・こいつは困ったぜ」

「どういうことだ?」

「多分、何かをしないと現れないんだ。前も一部の海図はそうだった」

「何か、とは?」




それは何か、問いかけるがラインバックははっきりとした答えは出なかった

先に進むうちに現れることもあれば、特別な力がないと現れなかったり



「ま、まあまずはキラーを手に入れるためにデイジーを探そうよ」

「それもそうですね。皆さん誰一人欠けていないようでよかった」

「テイルス、お姫様が向かいそうな場所ってこの先にあるの?」



エミーが尋ねるとテイルスは端末にMAPを表示し移動しながら辺りを見る



「うーん、どうだろ。ここの遺跡みたいな場所はなさそうだけど・・・」

「~~~~」



その時、聞きなれない言葉に一同が振り返った



「リアーネ姫?どうかされましたか?」

「~~~~~」

「姫様は、この中に何かがある気がするとおっしゃられています」

「え?奥までは行ったよ?」



探せる場所は一通り見て回ったと各自が告げるがリアーネには何かを感

じるようだ。同じようにリュシオンも何かを感じたようでその都度を伝えた



「またこの中に入るのか?」

「どうしたの?そんなに大変な場所だったの?」

「ここを通ると、中に入るまでカロンとかいう骨が追いかけてくるんだ」

「ほ、骨ぇ・・・?」




数人が声を上げるとため息をつきながら遺跡に入った者は頷いた



「倒しても倒しても復活するわ、中もイグジステンスだらけでもう・・・ね」

「しかし姫様の言う通り何かがあるのかもしれませぬ」



門を駆け抜け、カロンの大群を押しのけながら中に入ると一同が進んだとい

う奥までやってきた。やはり見落としがあるわけでもなく仕掛けも見られない

壁の中央には海図が入っていたという開かれた宝箱があるだけだ



「・・・ねぇ、ここ」



その時、辺りを見渡していたうちの一人が声を発した



「ここだけ他と地面が違うんだよね。なんか、崩せそうじゃない?」

「え?」

「僕絵本で見たことあるよ!遺跡には隠された秘密通路があるって」

「そんなまさか。だが・・・試してみる価値はあるか?」

「ってちょっと待って。この地面・・・何か文字が書かれてるよ」



吸い寄せられるように人々が集まるとテイルスは地面の文字を読み上げる



「ええと、『古代に集いし三つの目。それらに創世の調べ、命吹き込みし時、道
 は開かれん。試練を乗り越え慈悲なる者を癒した時、創世せし涙落ちん』?」

「何を言ってるんだ?ライ、説明しろ」

「なんでもかんでも俺に聞くなよ。俺だってさっぱりなんだ」

「この文字の下の絵にも関係があるのでしょうか?」



文字の下には三体の竜のような生物が描かれており、三体の目は赤く塗

られていた。しばらくたち、ユリシーズはこれが扉を開くカギではと告げた



「入口にあった竜の石像の事だろうか?他に見覚えのある者は?」

「うーん・・・?どこかでみたようなみてないような・・・」

「いや待て。皆の者、上を見ろ!」



ペッピーが叫び声を上げ上を指さした。一同がその方向を見ると天井

近くの壁にそれぞれ三つの竜の顔が彫られ浮き出ている事に気づいた



「あれではないのか?」

「きっとそうだ!・・・で、どうやって命を吹き込むんだ?」

「まさか蘇生魔法でも使えと?・・・そんな馬鹿な。あれは魔法使いの中でも
 賢者以上・・・しかもその中でも仙人と呼べるものしか扱えないはずです」

「何かきっと別の方法があるのでしょう」



とはいえ多くの者に思い浮かぶ方法はなく、時間だけが過ぎていた



「・・・だめだわからん!」

「地面に刻まれた文字にどんな意味があるのでしょうか?」

「ユリシーズ、こういうのは貴方の得意分野じゃなくて?」

「ふむ、私とて今思考を巡らせている故、しばしお待ち頂きたいですな」



多くの人が謎を解こうとしている中、辺りを見ていたエミーは立ち止まった



「ねえ、テイルス。これ・・・」

「どうしたのエミー?」

「ほら、ここ。ここ、貴方の小型ロボットが通れそうじゃない?」

「え?こんなところ通ってどうするの?」

「中に何かあるかもしれないじゃない?」



エミーの言葉に確かに、と納得すると懐から小型のロボットを取り出すと不

自然な穴に向かって進めていく。ここと同じような石造りの地を伝ってしばら

く、行き止まりのようで操作しながら視点を変えるとあるものが目に留まった



「なんだろう、これ?・・・これって・・・楽譜?」

「えぇ?」



機械を通じて端末に映された画面を見ると5つの線に丸いものが並んでいた



「ここはかなり昔に作られたもののように感じる。聖歌ではないだろうか」

「へえ。何かロマンを感じるわね」




「これは完全にお手上げ・・・といったところか」



他になにか見つからないかとロボットを走らせるも何も見つからず一方

の謎も不可解なまま時だけが過ぎていく。その時何かが動く音がした



「な、なんだ!」

「・・・!」



一瞬揺れ、立ち上がり見渡すと魔法陣と共にイグジステンスが姿を現した



「イグジステンス!」

「皆、敵襲だ!」



対イグジステンスに戦闘が始まると様々な音が鳴る中歌声が響いた


「歌?」

「なんだろう。この歌を聴いていると・・・力が出るような」



その声の主はリアーネとリュシオン。2人を始め鷺の民は呪歌という特

別な能力を持つ。歌う歌によってさまざまな効果を与えるものである。そ

の時、戦闘の最中ふとブレイズは地面が淡く光ったことを見逃さなかった



(地面が、光って・・・?)



イグジステンスを退け、他にも目撃者がいたようでこのことを告げると



「え?じゃあ歌に関係があるってこと?」

「!ねえ、テイルス。さっきの・・・」

「え?あっ・・・!」



何かに気づいたテイルスは慌てて端末を取り出すと少女に画面を

見せた。実物を映して表示されている画面に「?」を浮かべながらも



「この歌、もしかして・・・ねえ、君、この歌歌えないかな?」

「え?どういうことですか?」

「古代に集いし三つの目。それらに創世の調べ、命吹き込みし時、道は
 開かれん。・・・もしかして、創世の調べ・・・『再生の呪歌』・・・?」

「「・・・!」」



シグルーンの呟きに一同も気づいたかのように表情を変える



「鎮魂歌や聖歌、神に捧げる歌はどの世界にもあるはずです。もし
 かしてこの歌が、新たな道を開くカギではないのでしょうか・・・?」

「!なるほど。それで2人の呪歌では効果がなかったのだな」

「旋律が違っていた。けれど『再生の呪歌』。だから反応が薄かったのでしょう」



歌って貰えるように告げるとリアーネは頷き楽譜の旋律を奏でた。白く透

き通った声が空間中に広がり、壁を反射して響くようにいつまでも伸びる

その時、3つの目が順に赤く輝きだし3つ目の光が灯った時、地面が揺れ

る音を立てながら文字の書かれた地面は動き、地下へと続く階段が現れた



「!これは・・・!」

「姫様、やりましたな!」

「~~~!」


驚きの声と、ニアルチを始めとした喜びの声にリアーネも笑みを浮かべた



「これで先へ進めますね」

「ひやっとしたぜ。このまま立ち往生ってのは嫌だからな」




こうして一同が先へ進んでいくと、すぐさま苦難が待ち受けていた



「なにあれ・・・!?何か落ちてるんだけど?」

「あれは・・・ここ及びキノコ王国じゃお馴染みのドッスンだね」

「ええ、何それ?」

「一定時間で落ちるブロックって考えればいいかな。気をつけて、あっと
 いう間にぺっちゃんこになるから。どうやらここを通るしかなさそうだし」



さらに進むこと、両開きの扉に手をかけると大広間へと出た



「ここが一番奥のようね」

「あの時と言い、不穏な気配を感じる。・・・・・・なんだ!?」



リュシオンの嫌な予感は的中、地鳴りがすると地面から筒が連なって巨大な

筒のようになっているイグジステンス・『ルーポムテート』が姿を現した。所

々にでっぱりがありつなぎ目を境に回転しながら一同に向かって近づいてくる







「なにこれえ!?」

「危ない!」



高くジャンプすると頭上が影で覆われ、次の瞬間降下するのを避けた



「かった!?」

「攻撃が全く効かない!?」



迫りくる中全体を攻撃するが全ての攻撃が弾かれていく。身体を簡単に貫く

ブラスターや魔法でさえも無効といった様子でそれぞれに焦りの汗が浮かぶ



「どうなってるんだ!?」

「こんなの化け物じゃねえか!一切の攻撃が効かないなんてよ!」




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次回

ルーポムテートに苦戦する一同。しかし戦闘の途中セネリオはあることに

気づくのだった。そして見事勝利した一同の前に現れたのは探していた人

物だった。目的を果たした一同は次なる出航の為準備を進めるが・・・



次回 第25章、「呼ぶ声」


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