INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第23章、天才発明家エッグマン

砦の前に待ち構えていたのはカロンの大群、更にはスターウルフの2人

レオンとパンサーが一同に立ちはだかる。一方城に向かっていた彩花達

は城を没落させたエッグマンという想定外の存在に挑もうとしていた・・・
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「攻撃が効くところが限られてるな・・っ!」



剣を振り下ろすが頑丈な鉄の鎧によって弾かれる。甲高い音を発し

跳ね返された剣を見てエディは苦い表情を浮かべながら呟いた



「確かにこれは一筋縄じゃいかなさそうだ」

「けど・・・」



同じく苦戦の表情を浮かべていたボーレは意図も絶やしく武装を解除して

いくエミー達の姿を見て驚愕していた。心に思った事がそのまま声に出て



「あいつらいとも簡単にぶっ壊してる・・・」

「加減とか、生かしながら無力化するって一番難しいことなのに」

「手慣れた感じがするね」



ボーレに続き異母兄弟であるヨファ、オスカーが告げた



「うっへえ・・・こりゃ骨が折れるぜ」

「僕らも負けてられないよ、ね、シノンさん!」

「無理しなくとも俺らだけで十分だからガキは引っ込んでてもいいんだぜ?」

「そうはいかないよ。僕も連合軍の一員だからね」



構えた弓から射られた矢は鋭く弧を描きながら空中にいる魔物を撃ち落と

した。前線で戦う者たちがいる後方、テイルスは機械を睨みながら告げる



「住民だけじゃなくてイグジステンスの反応もある。皆気を付けて!」

「まさか城の中の兵も操られてたり?」

「かもね」



テイルスの言葉に彩花は苦い表情を浮かべた



「エッグマン・・・ってソニックの天敵みたいな存在だっけ?」

「そうだよ。前に会ったことあったっけ?」

「まあ、もうほとんど記憶にないし元々詳しくは知らないけど」



切り開かれる通路を抜けると城内に入る。やはり中も洗脳されているよ

うで兵士らしき武装をした者たちが連合軍の姿を捉えると槍を構えた



「またか・・・!」

「切り抜けるぞ!」

「これじゃ・・・僕、何かいい方法がないか調べてみるよ!」




テイルスが何かの機械を展開し始める中彩花は前へ駆けてゆく



「負傷したものは後方へ下がれ!」



そんな声が聞こえる中手に剣を握ると武装を破壊していく。通常剣とは切り

裂くもの。しかし彼女の持つ神剣は彼女が対象としたもの以外は斬れない



「なっ・・・上からも!?」

「それなら俺に任せとけ!」



叫んだ先にはバルコニーから矢を放つ姿が。そんな中一部だけごつごつ

した岩の部分に爪をひっかけ登るとナックルズがバルコニーの敵を倒す



「壁を登った・・・!?」

「知らないの?ナックルズは普段アレだけど戦闘では頼りになるのよ」

「ご、ごめん。私君たちのこと知ってるのは名前くらいだから・・・」



咄嗟に謝る少女に対しエミーは一瞬驚きの表情を見せるがすぐにハンマーを

振り下ろす。その反動で直撃した兵士の洗脳装置はバラバラに砕け散ってゆく



「ならその目で知りなさい!私の強さと華麗さを!」



対するエミーも火がついたのかバレエのような柔軟な体でポールを伝い攻撃を

避けると飛び出しハンマーを振りかざす。そして華麗な回転で地面に着地した


「おぉー・・・」

「ってなに見惚れて拍手してるのよ!まだ敵はいるのよ!?」

「あ、ごめん。凄かったからつい」

「もう!調子狂うわね・・・!」



不機嫌そうにそういいそっぽを向くと別の敵の方へと駆けてゆく。こうして天へと

近づいて行くと扉が開き、その先にいたエッグマンは振り返ると笑みを浮かべた



「さあ、観念しやがれ!」

「ホーッホッホッホ!ようたどり着いたのう!褒めてやろう!」

「ほんっと懲りないわね!」

「ソニックがおらんお前さんたちなど恐れるに足らずじゃ!わしの最新傑作デル
 タよ、この無法者たちに恐怖の鉄槌を下してやるのじゃ!ホーッホッホッホ」



王座の後ろに長方形の光を一瞬放つと、重量感を感じさせる音と共に巨大な

人型のロボットは姿を現した。上半身は人型であるものの足の部分は人の形を

しておらずローラーのようなものがついており頭部分にエッグマンは乗り込んだ




「やってやるぜ!」



と真っ先に飛んでいくナックルズに続けてブレイズも駆け出していく



「ちょっと待ってね、今あのメカについて分析するから!」

「いや、ちょっ・・・」



そう言いかけた時。デルタの片腕が上がり振り下ろされるのを避けた



「生身でロボットと戦えって言うの!?」

『ホーッホッホッホッホ!』

「こんなのおかしいよ!戦隊モノだって巨大化した敵には合体したロ
 ボットで戦うんだよ!?・・・そうだ!うちらも合体して・・・合体しよう!」

「そんなことできるか!!」



攻撃を避けテイルス達の元へやってきたナックルズが叫んだ



「ええっ、なんで!?」

「なんでもかんでもねえよ!俺たちもお前も生身の生き物だろうが!」





「あんなのと戦うのかよ・・・」

「怯むことはない。あれには水と雷に弱い、一斉に攻撃するのだ!」



ゼルギウスの言葉にセネリオやサナキが攻撃するが・・・



「・・・見たところ、効いている感じはしないが?」

「な、そんなはずは、まさか対策が・・・?」



ナックルズとブレイズ、そして魔導士たちの攻撃により装甲が一枚剥がれ

た。しかし中にはまだ何重もの装甲で固められているようで動きも鈍らない



「中にコアがあるっぽいね。けど周りが何重もの鉄で覆われて・・・雷もそ
 のせいで中まで届かないみたい。なんとかして鉄の装甲を剥がさないと」



それだけではない。メカのいる場とは少し離れた場所では未だに操られた

兵士や住人たちが次々現れほとんどの人員達がその対応に追われていた




「テイルス、あいつはどうすればいいの?」

「ちょっとずつ覆ってる装甲を剥がしてコアを剥き出しにしなきゃいけないんだけ
 ど強力な力じゃないと時間がかかって不利になる。一気に近づいて接続部分
 を集中して攻撃する必要があるんだけど・・・エミー、ナックルズ、ブレイズ!」

「そういうことなら俺にも任せとけ!」



タイミングを見計らっては各人物たちが接続部分に攻撃する。火花を散らしな

がら外れた板は甲高い音を鳴らしながら地面を転がっていく。後数枚となった

所で勝機が見えたと思われたが、ここで想定外の事態が発生する



「動きが早くてついてけない!」

「装甲が減って軽くなったからスピードが上がったんだ!」

「これじゃ私達じゃ攻撃できないわよ!」



ロボットは装甲が薄くなった途端先へ進み、円形に走行しながら攻撃している

エミー達はそれを追いかけるように隙を見計らっていたが状況は一変していた

何か打開策はないかとテイルスが周囲を見渡していると、上に通路がある




「あの通路、何かに使えないかな」

「うーん・・・・・・」

「それか隙を・・・そうだ!」



何かを思いついたのかテイルスは顔を上げるとエッグマンの方へ向いた



「エッグマン!」

「なんじゃ?降参か?随分とあっけないのう」

「そんなわけあるか!僕たちを倒すなら早い方がいいんじゃないかな!」




何を言い出したのか、テイルスの言葉に耳を傾けていたが




「早くしないと、ソニックと翔太が来ちゃうよ!」

「っ!?」

「・・・ぬぁにぃ!?やはり近くにおったのか!」



その一瞬、動揺からか機体がわずかな間動きを鈍らせた



「今だ!・・・・・・よっしゃ!」

「ぬぅっ・・・!やりよったな!」

「へっへーん!」



残る装甲は後一枚。動きはさらに加速し生身ではなかなか追いつけない



「またあの小僧もおるのか!あやつが加わると厄介じゃ・・・だがお前ら
 だけならへの河童、ここはさっさと倒してソニックたちを炙り出すわい!」

「さーて、次はどうしようか。同じ手は二度通用しないし・・・」

「テイルス」

「ん?」



画面を見つめていたテイルスを呼び止めた少女に向くと、少女は何かを

耳打ちした。何度か頷き聞いていたテイルスは、遠くにいる四人に叫んだ



「四人とも、一瞬でいいから隙を作って!」




そしてテイルスと彩花は段差の上に上がり、タイミングを見計らって4人

が一斉に胴体部分へ攻撃すると動きが止まり機体は揺らめいていた



「よし、今だ!」




撃たれたミサイルはテイルス得意の機械で撃ち落とし、その場から少女の姿

が消えた。一瞬のうちに頭上へ現れ、次の瞬間機体はさらに大きく揺らいだ




「!?」



突然の事にエッグマンは驚きを隠せず操縦レバーを動かすがびくともしない

更にはミサイルのボタンを押しても反応はなし。画面やボタンの光が消え完

全に動きを止めたロボットはバランスを崩し、地面へと近づいていった




「ぬ、ぬおおおおおお!?」




勢いよく倒れ、操縦席がむき出しになると這いずるようにエッグマンが現れる




「ぬ、ぬぬ・・・」

「やったね!さあ観念しろ!」

「まだじゃ!」



懐から取り出したリモコンのボタンを押すと、どこからか中型のロボットが

現れそれにエッグマンは飛び乗った。今度は操縦席に防御版がないもので



「今度はこいつで相手じゃ!」

「まーだこんなの隠し持ってたのかよ!」

「ふん、この天才エッグマンに恐れをなすがいい!」





「そこのハゲ!」

「なっ、ハゲじゃと?!この小娘!大人には敬意を払えと教わらなかったか!」

「今すぐ訂正しろ!」

「何をじゃ!?」



身を乗り出して叫ぶエッグマンに対し、少女は告げた



「私があのくそ翔太より弱いとか訂正しろ!正直心外なんだけど!」

「くそ翔太って・・・」

「なんじゃ、お前さんあやつの知り合いなのか?同じ人間じゃしのう」

「だーかーらーあんなのと一緒にするな!」





沈黙が流れ数秒後、少女は指を突きつけながら告げた



「今すぐそのポンコツぶっ壊してやる!!」

「!?」

「ポ・・・!?」


そう告げた直後、少女はその場から姿を消しエッグマンの頭上に現れる



「な、なんじゃ!?」

「プラズマ!!」



機体に手を置き詠唱すると次の瞬間、電子回路に電流が流れ込み数秒

後エッグマンは違和感に気づいた。正常なはずのメカが停止したのだ




「なっ!?動け、動け!キサマ、何をした!」

「なんだかよくわかんないけど・・・さあエッグマン!おとなしく・・・」

「はっ、そうはいかん!」



次の瞬間、背中に背負っていたジェット機を使うと空高く飛び上がった



「今回はこのあたりにしておいてやろう!ホーッホッホッホッホ!」

「あっまてこのやろ・・・」

「ナックルズ、まずは国民を元に戻すのが先決だ」

「くっ」




「ソニックに伝えておくがいい!次に会った時がキサマの最後だとな!!」




そういい残し、エッグマンはどこかへと飛び去っていった




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次回

住民及び兵士の洗脳を解き城を取り戻したテイルス達。兵士の言葉で

デイジーの行方を追うことに決めると遺跡に行っているというセネリオ

達と合流する。しかし手に入れたという海図に光の航路はなく・・・


次回 第24章、「創世の調べ」


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