INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第32話、島の再生

マリオ達の力によってタブーは撃破され世界に平和が訪れる。しかし彩花はタブーはまだ

死んではいない。いつか復活し、再び世界を悪の世界へと変えようとするだろうと予測した

地面が崩れ出し、全員は脱出をする。長い長い道のりの中で、出会った仲間がいる

つらく厳しい戦いの中で、芽生えた絆がある。そして、英雄達は今ここに・・・・・・・
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1か所に集まっていたシャボンは、次々と姿を消し亜空間へと変えられていた場所は

次々と元の姿を取り戻していった。1か所を除いて



「エインシャント・・・・・」

「いいんです。世界が元に戻ったのなら・・・・・」



脱出したファイターと5人は陸地に立っていた。ほとんどの場所は元の状態に戻ったが

エインシャント卿の島は大地も工場の姿もロボットたちの姿も再生はされなかったこうは言って

いるものの数人のファイターたちは同じ疑問を抱いていた。これからどうするのだろうかと



「これからどうするんです?」

「どうしましょうね・・・・・」

「よかったら、俺たちのところに来ねえか?」


考えていた中提案をしたのはクレイジーハンドだった。一方彩花とマスターハンドはファイター

たちのいる方向とは逆の陸地についていた。同じく崩れ去る亜空間を見ながら



「これで何もかも終わったんだな」

「・・・・そうだね」


完全に跡形もなく崩れ去ると光が大陸中、世界中に降りそそいだ。まるで悪が浄化された

かのように何もなくなった海の上を見ていると彩花は呟いた


「・・・かわいそうだよね」

「エインシャントのことか?」



仲間を失ってさらに故郷もなくなっちゃったなんて悲惨すぎる



「私はもう行くが・・・・どうする?」

「いや、私はここに残るよ。どうやら、パソコンも復活してるみたいだしポケモンは呼べる」

「そうか。・・・・また会える日を楽しみにしている」


また会える日、それは新しいスマブラが出来た時のことを指している


「これからどうするんだ?」

「うーん・・・・また旅に出るんじゃないかな?多分」

「そうか。・・・・私はもう戻る、元気でな」

「・・・・・うん」



歯切れ悪く答えると数秒後マスターハンドは消えていった。消えた後も海の上を眺めていると

今まで感じなかった彼女達の存在に気付いた。そして彼女たちもまた姿を現した


『仕方ないこととはいえ、いたたまれないわね』

「ディン!フロルに・・・ネールも!」


姿を現した3人は以前見たときと何ら変わらない状態、半透明の状態で浮かんでいた


「大丈夫なの?」

『えぇ』


しばらく考えていると彩花はあの時感じた疑問を問いかけた


「タブーは・・・本当に消滅したのかな」

『わかりません。この世から憎悪の空気がなくなることはないのです。生命ある限り』

「だよね・・・」


フロルに続いてネールが告げる


『ひょっとしたら、タブーは生物の憎悪の気持ちから生まれたのかもしれませんね』

『だとしたら・・・また憎悪の気持が集まって・・・タブーが生まれる可能性はある?』

『えぇ』


ネールの疑問に頷くと3人もまた海の方を向いた。風と太陽光によって輝いた

水面は少し前まで暗く変わらぬ風景の場にいたからか一層輝いて見えた


「自然ってすごいね」

『そりゃあれだけ長い時間あんな場所にいればね?』

「本当だよ。何とも思わなかった海も、風も、木々も、こうして見ると感動するもん」


当たり前が当たり前ではないとはこういう事なのだろう。今まで感じたことがなかったわけでは

ないがこういうことがあるたびに感じそれは何度目となっても変わらぬ感動を感じるだろう

すると彩花は3人に向かってある提案、頼みを発する



「フロル達の力であの島・・・復活させることって出来ないの?」

『え?』


思わずフロルは聞き返した。他の2人も顔を見合わせた


「完全じゃなくてもいいんだ。土地が・・・島がそこに復活出来れば・・・」

『大体の予想はしてたけどね、私たちだけじゃ無理よ』

「えぇ?じゃあどうすればいいの?」

『そうねぇ・・・あなたの力も借りなければ難しいわ』



私の力というのはこれもまた誰にも話していない。力というより能力の方が

正しいだろう。とはいえこれもまたフロルと合わせなければ成立しない



『始めるわよ。どんな島だったかイメージして』



微かな記憶を頼りに思い出していく。とはいえ端から端まで覚えている訳はなくほとんどが

自らの想像による創造になってしまうだろう。それでもないよりはましだと判断した

息を吸い込むと少女の口から言葉が出る、がそれは高低が変わりフレーズとなり発される

人はそれを『歌』と呼ぶ。歌から発された流れに合わせて彼女たちは力を注ぐ



「・・・・・・」


少しずつ、大地から草が生えて元に戻っていく。そして建物以外すべてが元に戻っていった



「こんなもんかな。・・・・うん。上出来だね」


とはいえ自分もいつまでもここにいるわけにはいかない。自分にも待っている人・・・者達が

いるのだ。パソコンを開きモンスターボールを呼びよせるとフライゴンに乗って移動する


『あぁ、そう、大事なことを忘れてたわ』

「大事なこと?」


島を再生し満足していたところに3人が今まで見た事のない真剣な顔をしていた



「どうやら・・・寿命が来た見たい」

「なっどういうこと!?」


驚くと3人に説明をするよう促した


『消えるというより受け継がれた、が正しいかしら』

『ハイラルにいけば分かります、力は受け継ぐものなのですよ』

『大丈夫、私たちの力はあなたはずっと使えるから』



そして、3人は、静かに姿を消していった。しばらく空を飛んでいるが彼女達の声は聞こえ

ない。当然呼びかけても応えはない。完全に消えてしまったのだと茫然としていた


「ハイラル・・・・・」


前に行った事があるがそれ以来全く行っていなかった場所。この3人の女神はハイラルの

女神なのだ。ハイラルに行けば分かるという言葉が気になり心の中で呟いた


(今度行ってみよう)


空を飛ぶこと数時間、見慣れた大陸が姿を現す。故郷ホウエン地方だ。あれからすっかり

様子を見ていなかったためこの大陸が亜空間に飲み込まれてしまったのかは分からない

ぱっと見た感じでは何も変化は見られなかった


「あと少し」


あと少しで家へと着く。再び見慣れた建物を見つけると高度を下げ降り立った

扉を開けると音に気付いたのかポケモン達が駆け寄ってくる


「~!」


それぞれのポケモンが勢いよく言葉を発し何を言っているのかわからない

彩花にポケモンの言葉は分からない。そんな中一体だけ勢いよく声を発することもなく

少し離れた場からポケモン達の風景を眺めていた



「エーフィ」


名を呼ぶとピンクのポケモンは静かにやってきた



「・・・戻ってきたよ」


「ふわぁー」


平和

平和である




あの時の出来事が嘘かのようにここは何の被害もなくいつも通りの時を過ごしていたようだ

やはり被害があったと言ってもその場所はいくつか限られているようでもちろん、ポケモンの

生息している地方は何の被害もなかったようだ




『いい加減起きなさい』




サーナイト・・・というポケモンがふとんを剥いでくる。父は相変わらずどっかに行き

普段はサーナイトが色々と家事をしている。がサーナイトはかつてホウエンを旅した

時の主力でありリーグにも出場したかけがえのないパーティの一体でもある



「だって眠いものは仕方がない」

『カミヅキ博士はもうあの島についてるはずよ』

「島・・・?しまった!!」


あの島・・・というのはエインシャントのいた島のことである。最低限の荷物をカバンに入れ

モンスターボールを設置するとその中の1つからフライゴンを呼びだし上空へと飛び上がる


「フライゴン、あの島に行って」


指示を出すとフライゴンは鳴き声を上げ上空へと飛び立った。海の上を渡り数時間後

小さな島へとやってきた。上空からでもあの時からの変化は一目瞭然だった



「家・・・というよりアジトですね」



それほどまでに小さな島なのだ。そして出来かけていた建物の前では数名の人が家の前

に立ちポケモンが作業をしていた。地面へと降り立つと誰しもが彩花の存在に気づいた


「彩花さん!」

「いやーすまない。すっかり寝てたよ」

「・・・相変わらずですね」


飽きられつつ言われると苦笑いを浮かべる。高く・・・とはいっても一般的な家と変

わらない高さ程度だが周りの風景よりは高いであろう建物を見上げると口を開く


「ここなら住んでても問題ないでしょ!」



木材を運んでいたり主に建物を作っていたポケモンたちにお礼を言うと

4人とポケモン達は並んでその建物を見上げた



「完成だ!」

「おぉーーー!!」

「いいね!」


それから必要最低限の家具を中へと運び込むと彩花は2人に告げた


「一応フーディンがここに残る予定だよ。フーディンは何でもできるからね」

「これが・・・フーディンですか?」


そこには宙に浮いたポケモンフーディンがいた。がここの2人はその姿を見るのは初めてだ


(よろしくな)


「しゃ・・・喋った!?」

「テレパシ-っていう不思議な能力、詳しいことはフーディンに聞いて」

「すごい!よろしくお願いします!」

「・・・・・よろしくお願いします」



そしてさらに数日後、彩花はある場所を訪れていた。大陸まではフライゴンで森を越え

頂上にやってくると降り立ち近づいて行く。そこには屋敷とも呼べる大きな建物がある



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次回

元スマブラのあった大陸へ、マスターハンド達のいる場へと向かうと何度も見たこと

のあるロボットがおり・・・事件も終息し再び新スマブラへの調整が進められる中彩花

はエインシャント卿に元々の名『ロボット』と命名し直すことを提案するのだった・・・


次回 第33話、「改名ロボット」


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