INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第31話、最終決戦

DXメンバーたちによって選ばれた6名は復活しタブーの元へと走る。彩花もまたフィギュアと

なったファイター達が散らばっていた広間にてマスターハンドと再会する。違和感と疑問を感じ

ていると封印を解くための最後の影ソニックが現れ見落としに気づくのだった。影ソニックを倒し

封印を解く事に今度こそ成功する。ファイターを追うように彩花も先へと走り出すのだった
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(しかし・・・不思議なもんだな)



クレイジーハンドは再び5人の元へと戻るとファイター達の帰りを待っていた。待っている間、今

回の事について思い返していた。選ばれたファイターたちは全員が全員良い意味で歴史に名を

刻んだ訳ではない。中には悪人と呼ばれる立場の者もおり他の者に興味などない者もいる



(だが・・・元スマブラメンバーというだけで一つとなりこうして立ち向かった)


はっきりとした理由は分からない。神とはいえクレイジーハンドに心を読む力はないのだ

自分以外の者に世界が支配されるのを嫌ってか、自由にいられなくなるのを嫌ってかの

行動は分からない、が正直彼らも戦うとは想定外だったのだ



「タブー、お前は絶対に許さない」

「俺は、守るべきもののために戦う」

「待っている人のためにも・・・」

「負けるわけにはいかない!」

「お前の野望もこれまでだ!」

「もう好きにはさせない!!」



通路を走り抜け広い場所に出ると6人は横一列に並んだ。そして声を飛ばした先には

半透明な水色の人型、タブーの姿が宙に浮いて浮いた。どこからか声は発される



「・・・ほう、倒したと思っていたのだが・・・なるほど、神の力か」



あの時完全に倒したはず、だが今ここにいる理由を思いつくと呟いた


「あの者達にまだそんな力が残っていたとはな。自らの生命力を投げ打ったか?」

「残念だね!マスターもクレイジーもタブーが思ってるより強いよ!」


普段はそんな表情を見せないカービィがキッと睨むと叫んだ


「絶対、許さないから!」

「威勢だけは認めよう・・・しかし」


タブーは、何体にも分裂し、ぶつかってきた、それを6人は避ける



「10万ボルト!」

「小癪な!」


タブーはピカチュウの電撃を避けると巨大化し目からビームを撃つ。攻撃範囲が広いため

回避するのは苦難だ。だがファイター達はかつての戦闘スキルを生かし僅かな間を見つけると

間を縫って攻撃を避けていた。その隙間は僅か何メートルと言ったところだろう



「!」


フロルの力で段差の上に現れた彩花は咄嗟に這いつくばって姿を隠した。すでにタブーと

ファイターたちは戦っていた。以前は圧倒的な差で負けたと聞いていたが封印を解いた

事もあり見る限りでは互角に戦っているように見えた


(あんな戦い・・・飛び出たら逆に邪魔になる)


かつて戦ったどの亜空軍よりも、影ファイター達よりも休む間などなく攻撃は発射される

6人もいるためそれぞれが攻撃を繰り出す度に何がどうなっているのか目で追うだけで精一杯だ



「タブー、お前の野望もこれまでだ」




マリオが拳にさまざまな思いのこもった炎の一撃をタブーに向ける。それは後に『マリオファイナル』

と呼ばれるマリオの最後の切り札だった。拳から発せられた炎の球は高度の熱を保ちながら

一直線にタブーへと向かっていった。そしてタブーは炎の渦の中へと飲み込まれる


「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」



タブーは叫び声を上げながら次第に体は崩れて行き消えていった。炎が完全に

消え視界が確保されると構えていた構えを解くとファイターたちは辺りを見渡した


「・・・・・・終わ・・・った?」


辺りを見渡すがタブーの気配はない。さらに数秒後ファイターたちは完全に構えを解いた


「きっとタブーも人々の悪意が集まってできたんだろう」



マリオの言葉に5人はそれぞれ頭の中で思いを描いた。そんな中リンクは告げる


「・・・・・戻りましょう」

「そうだな、全員待っているはずだ」


6人が振り返ろうとした時、突如地響きと共に地面が揺れる感覚が襲った。突然の出来事に6人は辺り

を見渡すとそれぞれ驚き叫ぶ。タブーが消滅したことにより、この亜空間も形を保てなくなったのだろう


「何!?」

「早く脱出するぞ!」


6人は上から落ちてくる障害物をよけながら扉の向こうへと消えていった。完全に見えなくなっ

た後彩花はフロルの力で下に降りた。周りの風景は変わらずともそこにタブーの姿はなかった



(なんで・・・こんなことになったんだろう)



一体タブーは何がしたかったのか。自分の理想の世界を作ることが真の目的だろう。だがそ

んなことは神でも作ることはできないのだ。争いのなく誰もが幸せに暮らせる世界など・・・・



「大丈夫か!?」



聞こえた声に振り返るとマスターハンドが現れた。ファイターたちが勝った事を知り

ここへ飛んできたのだろう。天井が崩れ始めたころ、再びマスターハンドは叫ぶ



「ここはもう崩れる!外に脱出するぞ!」



全てが終わったはずだった。もう何も心配する必要はないだろう、これ以上どこかに亜空

爆弾が落とされることもなければ魔物がどこかを襲う事もない。けど、何かが・・・・・・


(まだ何かが引っ掛かる)


それが何か分からない・・・が気分は晴れないままでいた。何度目かとなる勘が思い浮かぶ

本当に消滅したのか、本当にタブーは倒されたのか。その時心の中の何かが告げた


「・・・・・・!」


空間に声など響かない。誰も聞こえていない、彩花の元にも声は聞こえない

が伝えようとした内容が伝わった。驚きの表情を見せると崖下を見つめていた



「どうしたのだ?」



神経を研ぎ澄ませると何かを感じた。それは恐怖などではないが何故か確実に分かった

何も感じないとは言っていたが、通常の状態とこの異様な空気はさすがにわかった



「タブーは、まだ完全に死んでない」




「何!?」


驚くマスターハンドに対して崖下を見たまま冷酷な口調で伝える



「いつか・・・復活する、多分。本当かは分からないけど・・・・・」

「どういうことだ?」


マスターハンドは神経を研ぎ澄ませるがタブーの気配はなくここはすでに崩れる寸前だ


「なんとなく・・・そんな感じがするんだ。根拠はないけど・・・勘っていうか・・・」

「だったら一刻も早く体制を整えないと!」

「ううん。ファイターには話さないほうがいいと思う、本当かどうかわからないし」



そもそも、私の言う事を信じてくれるとは思えない。あくまで勘であって確証はないのだ

マスターハンドも崖下を見るが紫色の空間となんら変わりはなかった。そして告げる



「たとえ本当だったとしても、そのためのスマブラだろ?」

「・・・・そうだね」


マリオたちが戻るとそこにはフィギュアとして倒れていたはずのメンバーが状況を理解

できず元の姿に戻っていた。マリオたちを見つけると6人の元に駆け寄っていく


「兄さん!!」

「ルイージ!!」


倒れていた全員が起き上がっていてマリオ達の元へと駆け寄る


「タブーは?」

「僕たち勝ったんだよ!!」

「早くあの6人のところにも行かないとね・・・・」



全員が頷くと地響きを起こす中ファイター達は来た道へと戻っていった元来

た道を戻ると5人の姿が全員が目覚めておりクレイジーハンドの姿もあった


「クレイジー!!」

「よくやってくれたな」


そんな中数人は彼らの元へと向かう。彼らもまた、仲間の姿を見ると安心した


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次回

タブーを倒し全てが終わった。多くの場所が飲みこまれた亜空間は消滅し外の世界は

変わらぬ世界へと戻って行った。そんな中彩花はマスターハンドに頼みある場所へと

出るのだった。すると存在が難しくなっていた彼女達の姿が現れる・・・


次回 第32話、「島の再生」


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