INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第30話、光の球

ピチュー、Drマリオが復活しミュウツー含め3人はついに34人のファイター達を倒す

そして試練をクリアし封印を解くのだった。元の場所・・・タブーの元へと向かう扉の

前に戻ってきたミュウツー達はファイター達に全てを託したが絶望的状況が襲う・・・
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5人は球を受け取り説明を聞くとすでに人が決まっているのかすぐに目を閉じ念じ

始めた。そんな中1人だけまだ目を開いていた。その人物は閉じた一同を見渡して


(なんでみんなすぐ決まるのさ、意味わかんない)



誰にするか決まらず、未だ目を開いていた。それぞれが誰を選んだか予想すると

自然と自分が選んだ相手が決まる。決めると彩花もまた念じ始めた


「・・・・・・」


すると、さっきまで6人の手にあった玉が、光り輝いて静かに消えていった


「球が、消えた・・・・・・」

「成功したの?」

「大丈夫だ、届いただろう」


数秒後、クレイジーハンドはタイミングを見計らったかのように告げた



「さて、彩花いくぞ」

「え?」

「さすがにここも危ねぇだろう。それに今タブーはこの亜空間内にいるんだ
 地上に出てもよっぽど危険性はないだろう、お前は外で待っていてくれ」

「ええっ?」


驚くと拒否の言葉を発するが5人にも戻るべきだと一斉攻撃を受ける。どうやら逆らえそうにも

ないのでしぶしぶクレイジーハンドに従うとクレイジーハンドの上に乗り2人はその場から姿を消した


「嘘をつくというのも楽ではないな・・・・・・・・」

「え?あれ?ここって・・・・」


そこは色鮮やかな外の世界ではなく紫色の空間の広がる一本道だった。後ろには見覚えのある

扉が見え亜空間の中から離れることはなく扉の向こう側に辿り着く。そう、タブーへと続く道だ


「ここは・・・・」

「扉の向こうだ。あの扉くぐるとあいつらがいる。こっちにタブーやファイターたちがいるはずだ」

「え?なんで?」


てっきり地上へと出されると思っていた矢先の予想外の行動に疑問しか浮かばない


「俺も行きたいが・・・それはそれであいつらを放っておけねぇしな」

「それは・・・タブーを倒しに行くことを許可するということ?」

「戦う事を覚悟した時点でそのつもりだったんだろ?」

「!」


確かにそうだった。だけどそんなの今まで戦えることを知らない人たちに言っても信じてもらえないと

許されないと思っていた。がクレイジーハンドは気づいていたようだ。彼女達の存在に


「あいつらもお前がこうすると思って着いてきたんだろ?」

「あいつら?」

「ハイラルの女神たちだ」

「・・・気づいてたの?言わなかったのに」

「お前、俺を誰だと思ってるんだよ。仮にもこの空間の神だぜ?」


それ以上に理由などなく納得すると扉の向こうを見ながら尋ねた



「よかったの?あんな嘘ついて」

「こうでもしないとあいつらいろいろと疑うだろ?」

「・・・そうだね。ということは・・・ちょっと待ってよ」


ふとある疑問が浮かんだ。5人は扉の向こう・・・つまりここへは行けなかった

クレイジーハンドは神だから理由にはなるが私はなぜ・・・?そのことを尋ねると


「そういえばそうだな。それも女神の力じゃねえか?」

「そうなのかな・・・」


そう頷くと少女はクレイジーハンドから離れタブーのいる扉へと向かっていった

扉の向こうへと消えて行く少女を見てクレイジーハンドは呟いた


「あいつは、誰を選んだんだろうな?」


はっきりしない意識の中、マリオはふと蛍のような光を見る、その光は自分に近づき、消えて

いった。しかし、その光が消えた瞬間、体中の重りがなくなったかのように、体は軽くなっていた

自分の近くにいたリンク、カービィ、アイク、ピカチュウ、ルカリオにも同じような現象が起こった



「これは一体・・・どういうことでしょうか?」

「わからん」

「不思議な感じ・・・・」


力が湧いてくるようで傷もいつの間にか癒えていた。その時、聞きなれた声が6人を呼んだ



「お前たち!!」



6人が視線を変えるとそこには復活していたマスターハンドの姿が


「マスターハンド!!」

「ずいぶんと酷い怪我をしていたようだが大丈夫なのか?」

「ああ」


神だからなのか、目立った傷はなくなっていた声からして、辛そうな体勢でもない

6人にこれはクレイジーハンドと彼らによる力なのだと説明する


「6人って・・・待ってる6人ですか」

「見事にそれぞれ戦った相手になっているな」



アイクの言葉によって今意識を取り戻している人物達を確認するとカービィ以外がそれぞれ

彼ら5人と戦った相手になっていた。カービィは誰が選んだか、考えるまでもない



「そういえばそうだな・・・」

「もう時間がない。今から私の力をお前たちに託す。あいつを・・・倒してくれ」




マスターハンドの手が光り、6人の元へと飛んでいくと体の中へと消えていった



「おう!」   「はい!」

「もう負けないもんね!」   「何としても止めるぞ!」

「うん!」   「あぁ!」


6人はマスターなハンドを後にしタブーのいると思われる方向へと走り出した。ファイターが

見えなくなろうとした時、ファイターと同じような場所を通っていた彩花はつい先ほどまでファ

イター達がいた広間へとやってきた。何もなかった場に現れたものを見て思わず立ち止まる


「!」


広間にはファイター達のフィギュアが、スマブラのファイターを始めその他数人のモノク

ロのフィギュアが地面に散らばっていた。クレイジーハンドの言ったファイターの敗北は

本当の事だったようだ。今だに信じられない中どこからか自分の名を呼ぶ声が聞こえた


「彩花!」

「!!」


倒れていたはずのマスターハンドの姿がそこにあった。傷はなく完全に癒えていた


「マスターハンド!クレイジーハンドは危険な状態だったって・・・」

「あ、あぁ・・・だがもう大丈夫だ」


地面に転がっているフィギュアに囲まれる中マスターハンドは尋ねた


「何故ここに・・・?」

「・・・タブーを止めるため」

「!」


マスターハンドは表情には見えないものの少女の言動に驚いた。ハイラルでの件について

はマスターハンドも知っている、が性格から似合わないことなだけにどう説明するべきか


「みんながやられたってクレイジーから聞いて・・・ええと・・・」

「・・・・・・」


途切れ途切れに呟く彩花に対しマスターハンドはあることを考えながら見ていた

ふと彩花はクレイジーハンドによって行われたあの事に気がつくと辺りを見渡した


「そうだ。マリオ達は・・・」

「あぁ、彼らなら再びタブーの元へと向かったぞ」


どうやら成功したようだ。だがどこかで彩花は気分が晴れないままでいた。それは勝てるか

どうかの不安ではない。もっと別の何か・・・女神たちとファイター達の感じた重い空気は感じ

られない。だから封印が解けたかどうか実感がないのもあるが本当に封印は解けているのか


「・・・・・・」

「大丈夫さ、彼らなら」


マスターハンドがそう告げ心の中で頷くが何かが引っ掛かる。妙に落ち着かない、

それはこの状況という事もあるだろうがもう一度タブーに告げられた言葉を思い出す


「確か・・・一回目は34人のファイターを倒せ。次はすべてのファイター・・・」



すべての・・・ファイター・・・・?



ハッとなった彩花はマスターハンドに尋ねた



「ねぇマスターハンド、ファイターって・・・全部で何人?」

「なんだ?35人だが?」

「35人?・・・・ソニック!」



ふと足元に倒れていたソニックのフィギュアが目に入った。そしてタイミングを見計らったかの

ように2人の前に黒い影が現れる。そのシルエットは紛れもなく彼の姿だった


『・・・・・・・・・・・・』

「やっぱり・・・・・・!!」


すべてのファイターはまだ倒してない。そして封印も解けていない


「どういうことだ!」

「私はタブーから試練を言い渡されてたんだ。34人のファイターを倒せ。けど5人と合流して
 から再びタブーは私に告げた。全てのファイターを倒せと。なにも気にならなかったけど・・・」


今なら分かる、わざわざ2回も告げた意味が。忘れていると思って催促したのではない

あれからタブーは気づいたのだ。合流していなかったファイターがいたことに


「封印は・・・解けてなかったんだ!ここにいるのは・・・最後の一人の」



黒いシルエットに向かって彩花は叫んだ



「ソニック!」

「!」


とがった頭に素早い動き。あれは紛れもなくソニックだ。途中で会いさらに最初からいた

わけではない。気付かないわけだ。ここにいるソニックの影が最後の影・・・・!



「この者が最後の封印を解くカギか!?」

「そうだよ!」


動きが素早いため、捕まえることは難しい、マスターハンドでさえもできなかった


「動きが止めれれば・・・!!」

「だったら・・・!ブリザード!」


魔法を詠唱すると地面がみるみる凍りその上を走った影ソニックは足を滑らせ転ぶ

そしてその瞬間を見逃さずにマスターハンドは止めを刺した



「倒した・・・か?」



さっきまで重かった空気が、嘘のように晴れて行くと同時にソニックの影虫も消えていく

とはいえ空気が晴れたなど彩花は気づかないがマスターハンドは確かに感じた



「今度こそ完全に封印は解けたな!」
 

マスターハンドの言葉に頷く。空気が晴れた事に扉の向こうで待っていたクレイジーハンド

達も感じていた。そしてマスターハンドは尋ねる



「・・・タブーを止めに来たといったな」

「・・・・うん」


5人はここに来ることさえもできなかった。自分がここへ来られるという事は、自分には

タブーを止める権利がある。そしてマスターハンドも姿は見えないものの彼女達の存在に気付いた


「・・・なるほどな」

「皆のように勇敢には立ち向かえないけど、英雄なんて呼ばれる存在じゃない
 けどタブーから皆をネールの力で守ることは出来る。盾になることは出来る」


マスターハンドを追い抜きファイターが通って行ったという道を通って走っていく

この戦いに勝つことができたら・・・世界は元に戻る。その時、封印が解けた事により

存在が可能になった彼女達がマスターハンドの前へと現れた


『マスターハンド様』

「フロル、ディン、ネール」

『お気づきかもしれませんが・・・力を与えたのは私達です』


リンク、ゼルダにそれぞれの力を与えたように彩花にも彼女たちは力を与えたのだ


『万が一のことがあれば、私達が守ります』

『任せてください。彼女を死なせはしません』

『必ず守ってみせます』

「・・・頼む」



マスターハンドの言葉に3人は頷くとそれぞれ緑、赤、青の風となって消えて行った



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次回

クレイジーハンドと6人の想いによって復活したマリオ、リンク、アイク、カービィ、

ルカリオ、ピカチュウの6人はタブーと最後の戦いを繰り広げる。そして彩花もまた

その戦いの場に辿り着くがそこにはかつてない迫力の戦いが繰り広げられ・・・


次回 第31話、「最終決戦」


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