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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第26話、勇気と恐怖

扉に入り同じ部屋に2人の影がいることに驚く彩花だったがもう一人ロイがいることに

気づく。苦戦をしている中彩花はニンテンドー外の道具を使い影マルスとの戦いを始

める。見慣れぬ剣で戦う姿を見てロイもまた影アイクとの戦いに力を入れるのだった
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戦いを終えると手に持っていた剣は指輪に戻り再びポケットの中へとしまうと元の場所に戻って

きていた。切り抜けたのだと自覚するとふっと全身の力が抜け地べたにペタンと座り込んだ



「ちょ・・・大丈夫!?」



その時、別の扉に入っていたミュウツーが現れた


「ミュウツーも終わったんだね」

「あぁ・・・彩花!?ここにいたのか・・・というか大丈夫か?!」

「あ・・・あぁ・・・うん」


現れたミュウツーは座りこんでいる彩花の姿を見て驚くと駆け寄った。いざ戦いが終わり生き

てると思うと体が震えて上手く力が入らない。そこに疑問に思ったミュウツーは尋ねた



「なぜ2人が一緒にいるのだ?」

「えっと・・・部屋に入ったら影のマルスとあのアイクって人がいた
 からおかしいなーと思って・・・よく見たらそこに彩花もいたんだ」

「なんと・・・・」


そして忘れてくれてたら嬉しかったのだが自分が使ったあの剣について

聞かれる。その様子を見ていないミュウツーは「?」が浮かんでいるが


「あー・・・あれは、前に旅したときに貰ったんだ。見た目
 はアクセサリーなんだけど武器に姿が変わるんだよ。」

「ホウエンにはそんなものがあるのか?」

「違うよ。ホウエンじゃない。もっと遠いニンテンドーじゃない所の」



そんな話をしている間も彩花の震えは止まらなかった。そのころスマ

ブラメンバーはタブーと戦っていたが攻撃が通用せず苦戦していた



「ファイアボール!!」

「効かん!」

「だったらファイナルカッター!!」

「遅いな」



次々と攻撃は避けられ一方タブーの攻撃はよける隙もない。実際には避けられないが

正しいのか手の内を知られているかのようにタブーはするりとすべての攻撃を抜けていく



「スピードで勝負と行くか」


さすがのソニックのスピードにタブーはついていけないが広範囲攻撃にファイター達

はダメージを負ってしまう。再びファイター達の元へ戻ると苦い表情を浮かべて



「スピードもだめか!?」

「攻撃が全然効かねぇ・・・どうすればいいんだ!?」


何度も攻撃を繰り返し間合いをとるがどの方法も通用せず一方的に

攻撃を受けてしまう。まるでタブーが無敵かのように



「・・・・・本当に大丈夫?まだ震えてるけど」


戦いが終わってから数分が経ったが今だ少女の全体は震えていた


「だ、大丈夫だよ」

「じゃあいい加減立ちなよ」

「立つし!」


威勢よく言うものの力は相変わらず入らぬまま。何度か力を入れるがすぐに切れ

てしまう。繰り返す度に彩花の表情は無表情になる。若干焦っているようにも見えた


「「・・・・・・・・・」」


もう一度力を入れるが少し体が浮くもすぐに力尽き再び座り込む。ため息をつくと


「ねえ。嘘はよくないなあ?立てないなら立てないって言うべきだよ」

「立てるし!」


さっきからこんなやりとりが行われておりミュウツーはその様子をただ黙って見ていた

2人がいたことにも驚いたが何より彩花があの場で戦っていたことを聞き驚きを隠せな

かった。ポケモンを使った戦闘以外では見たことがないのだから


(一体どうやって・・・?)


ロイに尋ねるもロイはロイで戦闘に手一杯だったようで彩花の様子は見ていないそうだ

ロイと影アイクの戦いが終わった頃にはすでに彩花は戦いを終えていたという


(気になるな・・・)



スマブラ以前に会ったのもたった一日だったが改めて見るとあの頃と今では違っていた

ミュウツー自体人間をよく見ていなかったが短時間の間とはいえこうして彼女が

誰かと言い合う姿は見たことがないからだ。あの時よりも生き生きしているようにも見える


「ミュウツーも何か言ってよ!」


突然振られミュウツーはどう答えるべきか迷うが一番安全で気に障らないであろう事を尋ねた


「怪我はしてないのか?」

「あぁ、それは問題ないよ」

「・・・そうか」


あっさり返されるがミュウツーもまたゼルダ同様スマブラより以前に彩花と知り

合ったポケモンなのだ。とはいえゼルダとは違い穏やかな間柄ではなかった



「先に行けばいいじゃないか!時間がないんだし!」

「君を置いていけるわけないじゃないか!」

「うわあああむかつくよそのセリフ!!いかにも主人公っぽくて!」

「どういう意味!?」


人間を嫌っていたミュウツーだったがこの2人のやり取りはなんだか仲がいい故の言

い争いのような気がしてかつて見た景色とは違い見ていて不快になる事はなかった



「・・・・・フッ」

「ミュウツー?」

「いや・・・・面白いと思ってな」

「面白い?」


ミュウツーの言葉に2人はきょとんとする。が普段見せない表情を浮かべて



「人間にはこうも面白いやり取りがあるのだと思ってな」

「・・・別に面白くはないと思うけど・・・・ミュウツーが人間を面白いと思ったならそれでいいや」

「!」


あの時と同じ、敵であっても味方で合っても変わらぬ接し方に当時のミュウツー

も驚いた。敵である私を倒そうとするのではなく、誤解を解こうとしていた



「どうしたの?」

「いや・・・・」


今となっては随分前の事のように感じるあの出来事


「あの時の事を思い出してな」

「あの時?」


今度はロイが疑問形で尋ねる。考えたのち彩花は思い出したのか


「なんでまた」

「あの出来事がなければ・・・私は会う事もなかったのだと思っただけだ」

「さあどうだろ?あそこでやってなくてもカントーにいたら私は関わってたんじゃない?」

「なに?」


一人だけさっぱり話が分かっていない中話は進む


「だって話を聞いた時他の人がどう思ったかは知らないけどさ、私は人を恨まない
 でほしいじゃなくて全ての人間がそうじゃないって誤解を解きたかっただけだから」

「恨む・・・?」

「人間だって人間を恨む事があるんだよ?恨むなって方が無理だって」



当然今私は各地に生息するポケモンたちを守るために戦っている。同時に

かつて恨んでいた人間達を守ろうとしている。がそれは嫌なものではなかった



「今戻ればあの3人も目覚めているかもしれん。一度戻ろう」

「そうだね。ほら」


そう言うとロイは手を伸ばした


「いらない」

「・・・あぁもう!」

「彩花はロイが嫌いなのか?」


誰とでも分け隔てなく接していたと思っていたミュウツーだったが疑問が浮かんだ


「そうだね。貴族のくせに話しかけてくるし」

「えっ」


咄嗟に思った事を言ったのだがその後の反応でショックを受けたのだと気づく

しかめ面をしていたがだんだん罪悪感に追われ呆れたようにそっぽを向くと


「そりゃポケモンの方が好きさ。あぁでも・・・助けてくれてありがとう」

「!」


すっかり震えは治まっており「ふんっ」とそっぽを向いたまま立ちあがった



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次回

合流した3人は一度クレイジーハンド達のいる場所へと戻ると子供リンクとDrマリオが

目覚めていた。状況を説明しようとする中何故かロイが事情を知らないことを知る。そし

てクレイジーハンド、子供リンクを加え再びファイター達の影を倒しに向かうのだった


次回 第27話、「トゥーンリンク」


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