INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第24話、破壊神

ファイター達を見送るとクレイジーハンドが合流し全員の無事を確認する。そんな7人の前に

再びタブーが現れる。タブーを前に手も足も出ずに倒れていく5人。彩花の言葉にクレイジー

ハンドも向かうが攻撃は届きすらしなかった。一撃が迫った時彩花は数刻前に聞いた

彼女達の言葉を思い出すと走り出しタブーの前に立つのだった
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『もう一度言う。各場にいる全てのファイターの影を倒せ』


彩花は封印についてタブーから伝えられていた『試練』を思い出した。あれからファイター

にあったり5人の無事を知ったりタブーと対峙したりですっかり忘れていたのだ




「この空間のどこかに全てのファイターの影がいる。それを倒さないと」

「・・・・もしかして・・・封印を解くカギか!?」

「・・・・!」



クレイジーハンドに言われるまで気づかなかったがその可能性は大きい


「ということは、34人倒せばファイター達の力を抑える封印は・・・解ける?」


だとすると、尚更その試練を放置しておくわけにはいかない。すでにファイター達はタブーと

戦っているだろう。ファイターの本領を発揮させるためにも一刻も早く封印を解かなければ



「行ってくる!」

「っておい!?せめてこいつらが目覚めてから全員で・・・・」

「そんな時間ないよ!!」


聞く耳持たず少女は立ち上がると走り出す。正論であるだけに止めるにも止められず

クレイジーハンドは姿が見えなくなる少女をただただ見ていた


「どこ・・・!?」


焦った様子で走りぬける。すぐに息は切れ最初の勢いはなくなるものの心の中の焦りだけ

は速さを保ったままだった。高い場所へと登ると辺りを見渡し扉を探す。いくつかの扉をくぐ

ると亜空軍を倒しながら進んだ先に再び扉を見つけた。扉を抜けると見覚えのある場に出る



「砂漠・・・いや、荒野・・・!」


荒野に出て、すぐに接触したのは、大きな機械のようなロボットガレオムだ。こんな相手に

ビームソードがきくわけない。かといってディンの炎も広範囲魔法であって威力はそこまでない

為あまり効いていないようだ。使うだけ力の無駄遣いだろうと思い最初の一発以来使わなかった



「こんなのどうやって倒せって・・・・!」


大きな鉄の手を振り下ろしてきた。逃げようとするがフロルの力を使うという

思考が浮かばず走り出す。がその図体のように拳も大きくこのままでは避けきれない

が考えている余裕を与えてくれるほど敵も優しき心の持ち主ではない


(あんなの一発でも受けたら死ぬ)


一瞬。ほんの数秒そんな事を考えた瞬間、意識が散漫になりガレオムの拳が振り

被っている事に気づきハッとなる。が気づいた時にはすでに振り下ろされていた



「危ない!!」

「!?」


聞こえた誰かの声と共に誰かに押され自分の体は飛んだ。一瞬何が起きたのか分からず

地面を跳ねると離れた場所に滑り込んだ。しかしそのおかげか攻撃範囲からは逃れられ

あの巨大な手の攻撃を受けずに済んだ。ガレオムの方を見直すと誰かがいた


「まったく・・・・危ないじゃないか!」

「な・・・・!?」


そこにいたのは偽のタブーにやられ気絶していたはずのロイだった。他のメンバー

の姿はなくそこにはロイ1人だけがいた。ガレオムに向き直ると剣を構え




「エクスプロージョン!!」




スマブラで何度も見た大技『エクスプロージョン』がガレオムに貫通する。普通鉄に炎技など

効かないだろうとも思うがその攻撃を受けたガレオムはその場に倒れ動かなくなった

動かなくなったということは倒したのだろう。改めて、彼の強さに少女は言葉を失った


「なんでここに・・・・って倒れてたじゃん!」

「目覚めたらいないから。クレイジーから飛び出していったって聞いて僕も来たんだよ」

「馬鹿なの!?さっきまで死にかけてたじゃん!」

「君も無謀すぎると思うよ。戦えないのに飛び出すなんて」



ロイの質問に対してクレイジーの「急に飛び出しやがって・・・・」という冒頭の部分だけを聞き

詳しい詳細を聞かないまま飛び出していった数分後ミュウツーは目覚めクレイジーハンドから

詳細を聞いた後2人と同じように扉を抜け研究施設に来ていた



「あれは・・・・・ピカチュウ!?」


そこに現れたのはピカチュウの影。その実物をみて意味を理解したミュウツーは

戦闘態勢に入り、ピカチュウの影に向かってシャドーボールを撃ち始めた


「・・・・なるほど。そういうことか」


表情、色はないもののシルエットからピカチュウと判明出来たミュウツーは黒い影に向かっていく


「だから彩花はクレイジー達のところで待っててよ」

「残念だね。戻り方知らないよ?適当に来たから」

「・・・はぁ」



外に出た時2人を襲ったのは無数のプリムだった。倒しても倒してもその数は

減らず増えるばかり。隣にいた2人の間に隙間が出来るとプリムが入りこむ


「くっ・・・!」

「・・・・・・」


あまりの多さに2人は隔離され人ごみに流されるかのようにプリムの移動方向に

流される。2人の距離は広まり彩花は流されるがまま遠ざかって行く


「彩花!」


その流れに流されるまま、開いた扉に彩花は消える。扉を抜けた先でディンを唱えると

一瞬にしてプリム達が消滅する。自分ひとりになったところで少女は扉の先を見た


「まあ、プリムなら、赤い人なら大丈夫でしょ」


プリムに流される途中、あることを思いついた。無数のプリムを利用してあの人物から離れる

事が出来ると。そして見つけた扉に向かってわざと流されたのだ。彩花の作戦だった



「悪いけど、死にかけの怪我人を戦わせるほど私も馬鹿じゃないんだ」



意図的に、離れたのだった。剣を振るい次々プリムを倒していたロイはすぐにでも

後を追いかけようと扉に向かうが辿り着く前にその扉は消滅してしまった


「ここは・・・・研究所か」


扉をくぐった先には前に一度見た事のある景色が広がっていた。灰色の壁に頑丈そうな扉

ロボットのたくさんいた研究施設だろう。歩いていると扉を見つけ中に入ると人が立っていた

もちろん影なのだが特徴的なのは頭のポニーテールだ



「危な!!」



この人物がサムスということに彩花は気づいていない。それもそのはずでスマブラで共に

生活していたとはいえど普段サムスはあのパワードスーツを来ている為その姿を見た事が

なかったのだ。ファイターたちは知っているのだが彩花は生活の関係で知っていない



「見たことないけど・・・ってことは新しい人?」



ゼロスーツサムスの影は、急に宙に浮かび、何か強烈な光が影の体を包んだ

するとさっきとは別の影が現れた。どこかで見たことのあるような影だ。あの形は・・・・


「まさか!サムス!?」


思わず驚きの声を上げる。ということはあの人はサムスなのか。そもそもパワードスーツ

の仕組みなどしらずあのように身につけられるものなのか。パワードスーツを身につけた

サムスの強さは十分に知っていた。スマブラでさえ1、2を争う強者なのだから


「!」


ガンポッドより発射された攻撃をネールの力で防ぐが振動が伝わり揺らめいた

絶対防御の防御壁の中でサムスの姿を見ると彩花は小さく笑うと呟いた


「はは・・・本当にマスターハンドって意地悪だね」



こんなことが起きるならもっと早く起こしてくれればよかったのに。とはいってもマスター

ハンドが起こしたことじゃないだろうけど。タブーと対峙していた時は恐怖しかなかったが

2回目ともいえる感覚、そして相手がファイターのコピーと言う事もあり



(まさかこんな事になるなんて、『あの』ファイターたちと戦う事になるなんて)



目の前にいるのはファイターで1、2を争う強者。そして世界的にも有名な存在。あの

人の戦い方は何度も見ている。そして行動のパターンと思考も理解しているつもりだ



「・・・いいよ。サムス、戦おうじゃないか」


その頃、ミュウツーは同じ荒野にいたのだが扉に入るとそこにはカービィに似た球体が現れた


「む・・・・カービィか?しかし・・・剣を持っている・・・?」



形そのものはカービィなのだがその相手は片手に剣を持っていた。そしてどうやら翼も

生えているようで滑空すると一気に近づいてくる。慌てることなく集中させると目を見開いた



「ふんっ」



ミュウツーはテレポートするとその場から姿を消し剣を回避する。そして地上に現れると

辺りを見渡しているメタナイトにシャドーボールを連発した。数を撃てば当たるというわけでは

ないが無数に撃ったそのうち数発が当たる。相手も相当の実力者なのか数発を持っていた

剣で切り裂くとその場から姿を消した


「む!」


再び目を閉じると気配を感じテレポートで剣による攻撃を避ける


「なかなかやるではないか。さすがは選ばれたファイターと言うだけはあるな。だが・・・」


両手を構えると中央に紫の球が出来上がる。そしてそれは力を込めれば込めるほど

大きく巨大なエネルギーを纏う。最大まで溜めこむと勢いよくシャドーボールを放った



「私とて・・・最強と謳われたポケモン。負ける気などない!」


メタナイトを倒すと扉から出るのだがそこである人物と出くわす



「ミュウツー!」

「む・・・ロイか」



扉を出た先にいたのはロイだった。ミュウツーもまたタブーとの戦いで消耗しており

万全の状態ではない。がロイも含め2人の怪我はタブーとの戦いの直後よりは治っていた


「起きたんだね」

「あぁ。話は聞いた。私も行こうではないか」


とはいえミュウツーも相当ひどい攻撃を受けていたため大丈夫なのかと気になった


「怪我は?」

「クレイジーハンドよりあまりにもひどい外傷は治癒を受けた」

「なるほど」

「万全とは言えないが・・・そうも言っていられないだろう」



2人で進んでいくと進んだ先で再び扉を見つけるが同じ空間同じ場の隣にも扉があった

デザイン、元となった素材は同じようなものでおそらくどちらの扉にも何かがあるだろう



「扉が二つある・・・・」

「どうする?順番に行くか分かれるか・・・・」


勝算を考えると一緒に行動したほうがいいだろう。しかし時間がない今出来る事なら早く封

印を解きたい。互いの強さを知っている為分かれることに決めそれぞれの扉へと入っていく


「マルス・・・とこれは・・・・・」


彩花の目の前には2人の影がいた。扉を抜けた先に現れたのだが1人はそのシルエットからマルス

だとわかる。そしてもう一人は人の姿をしているのだがいかにも重そうな剣を持っている


「まさか・・・・」


そう。もう一人はここと同じ荒野で会った青い人。名前は時間の経過とともに忘れていた


「・・・・・誰だっけ・・・・」


呟くがすぐに背筋が凍る。2人いるということは同時に相手をしなければならないということだ

もともとそこまで戦闘スキルがない人物に2人相手をするのは無理にもほどがあった



「いやいやいや無理ですって、さすがにこれは・・・!」


唖然とすると逃げ回った。が入ってきた扉は消滅し逃げる場などない。この2人を倒すか自分

が倒されるかの2択しかないのだ。1人の攻撃を回避してももう一人の姿を見失いがちになる

警戒しながら2人の動きを読み動かなければならない。今までの中で一番戦いにくかった



「ただでさえギリギリの戦いだって言うのに・・・!」

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次回

意図的に離れた彩花が次に辿り着いたのは研究施設。そして再びファイターとの戦い

が始まるのだった。再開した中最初に相対したのは見慣れないポニーテールの人だった

そして次なる影は彩花のよく知る人物。そしてもう一人、会ったことのある人物だった


次回 第25話、「剣士との戦い」


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