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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第18話、操られた5人

休憩のため広い場所に出た彩花の元にタブーの声が聞こえてくる。目の前に現れた

タブーは5人の居場所を知っているという。そして彼らに問いかけたように彩花にも同

じことを問いかけるのだった。しかしタブーはOFF波動が効かない事に違和感を持つ
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「そんな事・・・!」


そんな事できない。ミュウツーの事はここにいる誰よりも知っているつもりだから

すると隣でDrマリオが何かを投げた気がした。咄嗟に退くぞさっきまで自分が立っていた

場所が爆発した。Drマリオの投げたカプセルが爆発したのだろう


「ちょっ・・・!」


視線を上げると誰しもが殺意しかない表情で見ていた。普段の5人とは違う

私が認識できていないのか、情などなく殺すつもりなのだろう


「タブー!お前・・・!」

『何を怒っている?私は彼らの望みを叶える手伝いをしただけだよ』


ニヤリと笑うとタブーは告げた


『かわいそうに・・・彼らは見捨てられてしまったのだ』

「そんなことない・・・!」


必死に否定するとタブーはそんな彩花を嘲笑った


『そう感じているからこいつらは堕ちたのだろう?』

「くっ・・・!」


今度は子供リンクが弓を構えている事に気付いた。放った矢を防ぐと防御魔法を

解いた瞬間、ドクターマリオの拳が寸前まで迫っていることに気付いた


「っ・・・!?」


避けられない。思った瞬間操られているはずの一人が目の前に現れるとDrマリオの

攻撃を受け流した。唖然としている中ミュウツー同様途切れ途切れに口を開いた



「逃げ・・・て・・・!」


その時、自分の体が宙に浮いた


「ミュ・・・・!?」


これはミュウツーの仕業「サイコキネシス」なのだと理解する。浮かんだまま体は移動し近くに

あった扉の向こうへと飛ばされた。扉の向こう、別の空間で彩花はただ立ちつくしていた



「だから・・・・・言ったんだよ・・・・あの時・・・やっぱり止めておけば・・・・・・」





ファイターたちは、最後の2人が戻ってきた後、休憩をとりタブーのところへ行こうとしていた




「というかいくらなんでもここ暗くないか?」

「確かにーもうちょっと明るかったら住んでもよかったけどねー」

「いやいや、タブーがいる時点でダメだろ」


そんなことを話していると、メンバーの近くに矢が刺さる

そしてファイター達の前に現れたのは、かつて仲間だった5人だった



「恨み・・・・・・か」



タブーの言ったことが頭に残ったまま離れない。この世界を作りかえれば本当に平和な

世界が作れるのだろうか。今、望んでいたことが目の前に現実として起きている



「こんな世界・・・・なくなればいいのに」



まだスマブラの存在を知る前、いつも思っていたこと。世界を壊そうとしたやつが来たら

いいのに・・・・でも、その時はそんなことありえないって思ってた


「ミュウツー・・・」





あの5人を助け出す方法はタブーを倒すことだろう。しかし今自分に倒すだけの力があるのか

この迷いはかつてガノンドロフを倒さなければならないと告げられた時と同じ感情だった


(ファイターと合流して5人を助けること。それしか・・・)



「もう一度、来た道を戻ってみよう。見落としたところとかあるかも」


すっかり意気消沈した中歩きだすとふつふつとわき上がる怒りに言葉が漏れた


「タブー、絶対許せない」



だけど、一番に許せないのは無力な自分かもしれない。無力で臆病で勇気のない、他人

任せで卑怯者な自分なのかもしれない。どこにもぶつけようのない怒りが湧き上がっていた


「本当にごめん・・・」

「ううん。無事で・・・僕は嬉しいよ。よかった・・・」


大勢がいる中倒れたままのロイは呟いた。がマルスにとって無事だった事が

こうして再び再会できた事が何よりの幸運だろう。そしてそれは彼だけでなく

ファイターの誰しもが同じことを思っていた



「しかしタブーは本当にひどい人ですね」

「本当だぜ!!ちっくしょーーーー!」


初めて見る人に続いてファルコンが大声で叫ぶ。その2人の声量は天と地の差だった

久しぶりに再会したこともあり意識があるロイは少し笑った


「・・・・相変わらずだね」

「そうでしょう?相変わらずファルコンなのよ」

「それはどういう意味だ!?」


その会話にさっきまで殺伐としていた空気はなくなりファイター達が笑っていた


「ロイ、ミュウツー・・・痛いところは?」

「至る所が痛いよ。仕方ないけど」

「相変わらず波動とは強いものだな。ルカリオよ」


ファイターの前に現れた5人。想定外の事態にファイター達のショックは大きかったものの

これもまた数々の試練を乗り越えた強さなのだろう。5人を正気に戻すためにファイターは

戦う事を選んだ。そして死闘の末5人を元に戻すことに成功したのだ


「あんたが強すぎるんだ。手加減するほどの余裕などなかった」




「チッ・・・戻ってしまったか」



タブーはファイターたちの様子を見ていた



「しかし私には無敵のOFF波動がある、これさえあればファイターなど敵ではない」



誰もいない空間で、タブーは呟いた



「すべてを手にするのは・・・・私だ」






「いってぇ・・・・・・」






意識を取り戻し起き上がろうとするがそこにフィギュアの姿もタブーの姿もなかった。浮

かぼうとするが、体がズキンと痛み体が重く感じると上手く力が入らず起きあがれない



「くそっ守ることができなかった・・・こんな傷・・・!!」




クレイジーはただその場で倒れているしかできなかった。何もできない自分がすごく悔しい




「動けねぇ・・・」



動こうと動かしてもその体は石化したかのように動いてくれない

それほどタブーの力が強いのか、自分の受けたダメージが大きすぎるのか・・・

気持ちとは逆に雨後出でてくれない体に苛立ちを覚えながら


「タブーめ・・・・フィギュアをどこにやりやがったんだ」


(誰か・・・この事を知ってくれれば・・・)


頼む・・・誰か・・・・誰か。願っても誰も来ないだろう。そんな事分かっている

そうため息をつきかけた時、どこからか自分によく似た軽快な口調が聞こえた



「HEY、そんなにボロボロで一体どうしたんだい?そこの手さんよ?」



「!!」



誰かの声が聞こえ少し起き上がると目の前には青いハリネズミソニック・ザ・ヘッジホッグがいた

彼はこの星の者ではない。がその姿を見てマスターハンドが選んだファイターだという事に気づく



「お前は・・・そうか、マスハンが選んだファイターか」



少しだけ希望が見え、再び痛む体を起き上がらせよう度試みるが痛むだけで少しも体は上が

らない。段差から降りるとソニックはクレイジーハンドに駆け寄り今にも倒れそうな手を支えた



「おいおい、無理するなよ」



心配そうに告げるソニックだったがクレイジーハンドの焦りは消えない



「そう・・・も言ってられんのだ!」

「どういうことだ?」


ソニックの手助けにより体を起こしたクレイジーは今までのことを全て話した




「なるほどな」

「そこでお前に頼みがある、その5人を見つけてほしい。おそらくタブーと同じ
 ところにいるだろう。情けないが・・・・俺はここからしばらく動けそうにない」

「別にかまわないがどこにいるんだ?」

「それは・・・分からねぇ」


普段ならメンバーの気配くらい感じ取ることができるのだがタブーの作りだした空間の影響から

なのか、操られているからなのか邪悪な気が満ち溢れていて何一つ感じることができない


「出口で待っていた方が早くて確実だろう。お前の足ならできるはずだ。世
 界の中でも音速と言われるハリネズミ・・・ソニック・ザ・ヘッジホッグ

「わかった」


クレイジーハンドから離れようとするソニックと呼びとめるともうひとつと告げた


「それとあと一人このどこかにいるはずなんだが・・・」

「あと1人?」


その時だった、遠くから何重にも重なる足音が聞こえたのは



「なんだ!?」



突然の音にソニックは辺りを見渡すと遠くで誰かがプリムに追いかけられて逃げて

いるのが見えた。クレイジーハンドにも音は届き僅かに体を上げると呟いた


「この声は・・・・」


もう少し、痛みをこらえながら体を起こすと視線の先には見覚えのある人物が走っていた

片手には自分が渡した護身用のビームソードが握られているが使っている形跡はない

しばらく見ていた後、ソニックは尋ねた



「あれがそうか?大量のプリムに追われているが」

「あぁ」

「ちょっくら行ってくるぜ」


ソニックは目にも止まらぬ速さ、まさに「音速」で大量のプリムに向かっていく

回転し体当たりすると攻撃に沢山いたプリムは一瞬で消滅していく



「はぁ・・・・っはぁ・・・・助かった」


素早い動きを止めると目の前で膝と手をついて息切れしていた少女に手を差し述べた


「HEY、大丈夫か?」

「あ、うん・・・・・」



ソニックが助けたのは迷いに迷っていた彩花だった。必死に逃げていたため何が起きたかは

分からない。一瞬横を青い光が通ったかと思うとプリム達が数秒で全滅したのだ


「・・・君は・・・」


目の前にはこれまたどこかで見たことあるような姿の人物。といえ人物と言っていいのかも

分からないが記憶にあるのはどこかで見たことあるというのと彼はニンテンドーの人物では

ないということだった。それでもマリオ同様超がつくほど有名人なのは変わらない



「誰、確か・・・ソニックだっけ・・・」

「Wow、俺の名を知ってるとはな。驚きだぜ」

「ってクレイジーハンド!?」



偶然目に留まったのは少し離れた場で白い巨大な何かが倒れていた。息を整えると視界の

ピントも合い手だと認識した。クレイジーの姿だと気づくと近づき見て唖然とする。その姿は

何かと戦った後かのようにボロボロ。『破壊神』と呼ばれているにも関わらず無残な姿だった

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次回

タブーの横に現れた5人、予想していた事が起きてしまった事に悔むがそんな5人は

既にファイター達によって正気に戻っていた。そしてボロボロになったクレイジーハンド

と遭遇するがそこにいたのはニンテンドーの者ではないハリネズミ『ソニック』で・・・


次回 第19話、「音速のハリネズミ」


第19話へ

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