INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第17話、心の奥

ファイターの中にポケモントレーナーがいることに驚く彩花。続いてネスのような超能

力を使う少年と戦う事になるが超能力に苦戦し隠していた魔法を使い見事勝利する

しかし戦いに慣れていない彩花にとってこの連戦はかなりの体力を削られていた
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「また子供を選んだのか・・・確かに強かったけど」


ここに呼ばれるという事は歴史に名を残した、または有名だということ。しかし身長

的にはあまりにも小さく彩花より幼いだろう。そんな少年が呼ばれるという事は



「なにか・・・また複雑な事件だったりして。またとんでもない過去を持ってたりするのかな」


知らない人の事を考えても仕方ないと思うとため息をつくと呟いた




「まさか・・・・こんな形で皆(ファイター)と戦う事になるなんて」



「俺に似ていただと!?」


戻ってきたファルコンたちから聞いたマリオは驚きの声を上げた

そして驚いたのはマリオだけではなかった


「マリオの影なのかただの見間違いなのかはわからないけど・・・・」

「えぇ?マリオって双子だったの?」

「確かにルイージとは双子の兄弟だが・・・」


考え込んだリンクはあの時の影を思い出す。そしてある事に気づいた


「そういえば・・・シルエットはマリオさんだったんですけどなにかひらひらしてましたね」

「ひらひら?」

「ひらひら・・・ってドレス?」

「マリオのドレス姿とかどんなんだよ」






「いえ・・・どちらかというと・・・マントのような・・・?」



外に出ると、今度はよく分からないものが待ち受けていた


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


言葉が出ない。機械のようなクモのような・・・しかし真ん中のカプセルの中には

人が乗っている。クモのような姿をしたポーキーが襲いかかる


「敵・・・・・・うわっ!!」


何本もの足をドリルのように突き刺しては移動しガードをするもこのままでは何も変わらない


「機械か・・・?だとすると雷・・・?」



攻撃がやむのをまち遠距離から攻撃することに、すっかり隠す事を諦めたスパークを唱える




「疲れた・・・・・」



一方彩花は一度、大きな広い場所へと出る、ここなら敵もそう来ないだろう

きれいかどうかは分からない地面に座ると一気に気が抜けたような感覚に襲われる



「5人は・・・どこにいるんだろ」



あれから全く誰とも会わず、その他のファイターたちとも会わない

ここはそんなに広い場所なのか、それともタブーが何かをしているのか



「まさかやられちゃったとか・・・・ないよね、この私でさえ生きてるんだから」



ため息をついた時、どこからか声が聞こえた



(知りたいか・・・・・?)


「・・・・・・!?」


頭に響いたのか空間全体に聞こえたためわからない。が自分にない誰もいない

空間に突如聞こえたため驚き飛びあがると立ちあがって空を見上げた


『お前が探している5人を教えてやろうか?』

「この声は・・・タブー・・・・!?」


その名を呼ぶと目の前にはボス・・・最終ボスともいえる存在、タブーが現れる

戦っても勝てるわけもなく何もせずその姿を見ていると興味深そうに告げた



「やはりお前はわたしの記憶にはないな、どこの者だ?」

「関係ない」

「ニンテンドー以外のものはそれとも知らない場所から来たか・・・まあいい」


戦おうなどとは思わず、かといって背を見せるわけでもなくじっと見ていると

タブーは鼻で笑い彼らに言ったように彼女にも言った



「私の仲間にならないか?」

「・・・はぁ?」


予想外の言葉に思わず聞き返した。そして考える間もなく彩花は答えた

それは否定の言葉ではあるがあの5人とは違う言葉を述べた


「あんた頭おかしいんじゃないの?誰がそんなの受け入れると思って・・・・そ
 れにあんたが思ってるより私はみんなよりすごぉぉく弱いし、無駄だと思うよ」

「見るからにお前はあの者たちの仲間だろう?使い道はいくらでもある」



それはつまり人質・・・ってことか。どこでもやることは同じなのか

まぁ、操って人の眠ってる能力を引き起こせば神にも勝てる力になるだろうけど



「断る」

「おや、残念だ」

「聞く方がおかしい」

「そうかな?きみなら賛成してくれると思ったのだけどな」


君なら、という言葉に考える間もなく反射的に反応した


「・・・どういうこと?」


また予想しないというか何かを知っている口調で話すタブーに聞き返す


「素晴らしいと思わないか?自分で好きなように世界を作りかえるのだぞ」

「興味ない」

「お前だっているだろう?憎いやつが」


(なんだって?)



私にも憎いやつがいる?ここまでの会話でタブーが何を言いたいのかは予想がついた

それは架空の世界ではよくある展開だった。しかしそれに乗るわけにもいかないので

分かっていながらわざと分からないフリをする


「意味不明なんだけど」

「今までたくさんいただろう?お前をあざ笑ったものが」


ニヤリと笑うとタブーはわざとゆっくり告げた


「私にはわかるのだ。お前の気持ちが・・・・・」

「・・・・・!」



反応した事を確認しタブーは笑みを浮かべると続けた



「特にマスターハンドやクレイジーハンドを恨んではいないか?」



その言葉に少女はぴくりと反応した。そしてタブーは自分の過去の事を言っている

のだと改めて理解する。どうやら私の『本心』は見抜かれているようだ



「・・・・・よくご存じで」

「図星か」



確かにあの二人・・・とくにマスターハンドは恨んでいるに等しい。マスターハンドが「私」という

存在を作らなければ・・・あんなに苦しむことはなかった。日々に悩む必要はなかった



「知らないんじゃなかったっけ?なんでそんなことまで知ってるの?」

「心を読めばわかるのさ、お前と同じようにな」



どうやら、全て知られているようで今更否定しても嘘をついても無駄だという事が瞬間的に

分かった。そしてそんなこと言ういかにも『悪』という人物に遭遇した事に少女は思わず笑った



「へぇ・・・・・・」


面白いことを言うな、と心の奥底で思った。こんな展開普通にしていたらあり得ないだろう



「私と手を組まないか?望む世界を作り上げるのだ」


「私と手を組まないか?望む世界を作り上げるのだ」

「残念だけど、あんたがなんと言おうと仲間にはならないし協力もしない」



タブーに対し面白い展開に笑うがその表情はすぐに無表情に戻る


「たとえ恨んでいるやつを消したところで恨みは消えないし、人間っていうのは
 もともとそういう生き物なのさ、どんなに変えようとしても変わらないのが現実」



人は、常に何かの上に立たなければ安心感を得られない

自分より下の何かがいなければ不安になる。それは、人間だから仕方のないこと


「ふ・・・」


ますます貶め甲斐があるとタブーは一層笑う。がタブーもまたすぐに表情を変えた



(!・・・・この者・・・)



タブーは、今まで感じた事のない何かを感じた。それは実力的強さではない。おそらく今

感じる限り戦えば圧勝するだろうしかし、他のファイターにはない絶対的何かを感じた


「・・・・・!」


試しに正面を向いたまま背後から少女に攻撃を仕掛けてみる。攻撃と言うより手駒に

するための術と言っていいだろう。がそれは少女に触れたところで弾かれた



(操れない・・・?)


「OFF波動」


タブーは呟くと羽を縮こませ空間中の力を蓄えるように震えた。さすがの彩花でさえ

これだけの動作があれば違和感を感じないわけがない。突如嫌な予感がした


(なに・・・何をしようとしている・・・?)



OFF波動が発動するのと彩花がネールの愛を張るのはほぼ同時だった。青い防御壁は

まったく何の役にも立たずOFF波動は壁をすり抜け彩花の体を貫通する


「・・・・・・!」


逆風に耐えるように彩花は腕を構え踏ん張っていると数秒後風は止んだ。様子

見するようにタブーは静かに少女の様子を見ていたが上がった顔を見て再び驚く


(!)


成功した形跡はなく発動する前となんら変わりはない。それどころか少女の中から何か黒

いものが見えた気がした。目には見えないもののタブーは確かに感じた。内に潜めるものを



(何者だ・・・!?操れない・・・OFF波動が効かない・・・?)


一瞬は焦るが自分を倒す力も持ち合わせていないと確信すると余裕の表情に戻り告げる



「ならば・・・こいつらは敵になる」



タブーの横に現れる5つの姿。しかし目に入ったシルエットに思わず声が出た


「え・・・・・・?!」

「我が下部たちだ」



目の前に現れたのは見覚えのある影・・しかも5つ。そしてそのシルエットから

誰なのかがすぐにわかる。それぞれが見覚えのある姿をしていたからだ


「ミュウツーに・・・・嘘!?」


思わず名が出た。ミュウツーだけでなく共にこの中へと入った5人が目の前にいた

しかし明らかに様子がおかしい。誰ひとり私の姿を見ても驚きの声を上げない


「まさか操られて・・・・・・!?」

「なんの力も持たぬお前には何もできまい。・・・やれ」


一言告げると5人は手を構え戦闘態勢に入った。標的はタブーではなく・・・彩花だ

戦おうか迷うが強さを知っている5人も含め戦うなど勝てる気がしなかった


「!」


声には上げないものの空から雷が落ちた。ピチューのかみなりだろう

事前に素振りを見せたためなにかが来ることに気づき攻撃はフロルによって避ける



(に・・・・げ・・・・ろ)



「!?」


考えていた時に頭に聞こえたのはミュウツーの声だった。しかしその目に光はなくいつもの

ミュウツーではない。必死にタブーの洗脳に抗っているのか途切れ途切れに言葉を発する



(我を失う前・・・に早・・・く)

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次回

安全地帯で5人の行方を考えていた時現れたのはタブー本人だった。仲間になる

ことを提案する中否定をするがタブーは彩花の過去を見透かしていたそれを指摘し

た彩花の表情は変わるが・・・・タブーの横に現れた5つの影、その正体は・・・


次回 第18話、「操られた5人」


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