INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第13話、安全な場所

森の中で合流した7人は仲間達が向かった亜空間へと向かう事を決めるがクレイジーハンドから

聞かされたのは自分たちは選ばれていない為あの中へは入れないという衝撃的な事実だった

それでも諦めきれない5人に負けクレイジーハンドの力で亜空間の中へと向かう事を決めるが・・・
_______________________________________
「ウルフ、何で来たんだよ」

「あん?たまたまお前たちを見かけただけだ、ところでこいつらは仲間か?」


ウルフの横にはプリンともう一人緑の服を着た少年だった




「あ!!プリン!!」

「無事だったんだね!!」


ウルフの横にいたのは、リュカとポケモントレーナーが遺跡で会った

あのプリンだ、てっきり亜空にのみ込まれたかと思ったが・・・無事だったようだ


「で・・・・こっちは・・・・子供リンクか?」

「でも何か違うような・・・・」



姿、形、顔、髪型、服装、武器、どこをとってもリンクに似ていて

だけどどこかが違う。目がどっちかというと猫に似ている

自分たちが当てる前にその少年は名を名乗った


「僕はトゥーンリンク!!」

「ト・・・トゥーン?」



怪しげな雰囲気漂う場所とは相対的に穏やかな木々に囲まれた中でクレイジーハンドが告げる


「いや・・・・そうとも言えん」

「ぴ?」


クレイジーハンドの言葉に5人は驚く。しかしすぐにクレイジーハンドは正論を述べた


「正直言ってここもいつあの亜空間に飲み込まれるか分からん。だとすると俺達
 についてきた方が多少は安全だろう。俺達で助けることも守ることもできるしな」

「まあ、それはそうだけど・・・・」


ロイはクレイジーハンドの意見を聞いても反対なようだ。かと言えそう言われるとあの時と

同じくついていくだけ邪魔になるのではないかと思いおそるおそる口を開いた



「・・・・・・やっぱ待ってようか?」


と言い直すが子供リンクとピチューはハッとすると意気込み告げる


「大丈夫だよ!僕に任せて!」

「僕だって!」

「・・・・・・」


そんな中ミュウツーはある事を尋ねる


「ポケモンは・・・連れているのか?」

「・・・連れてない・・・だってあんな化け物と戦わせる事は出来ないから・・・」

「・・・・・・」


Drマリオは言葉には表していないにしても賛成するでもなく反対するでもなくと言う感じだった

ミュウツーも悩んでいるようだがポケモンを連れていないという事もあり賛成ではない様子


「駄目、絶対だめ!」


赤髪の青年は強い口調で言う


「本拠地だよ!?どんな危険な事があるかわかんないし・・・!」

「うぐっ」


もっともな意見である。安全な場所がないのは確かだがあの中はここ以上に危険だろう

普段なら心配し過ぎだと呆れるのだが今はそんな状態ではない


「もし何かあったら・・・!」

「・・・でも、マスターハンドが中にいるのなら・・・」


強く反論できず弱弱しく告げるとクレイジーハンドが説得するように告げた


「俺達の目の届く場にいれば変に心配する必要もないだろ?」

「そうだよ!僕たちが守ればいいんだから!」

「・・・・・・」


クレイジーハンドと子供リンクの説得にしぶしぶ納得したのかここにいる全員で亜空間の

中へと向かう事になった。このとき、まだ5人は知らなかった。これからどうなるのかを・・・・

5人がそれぞれ準備をしている間、彩花は気になることがあった


「クレイジーハンド」

「なんだ?」


なんとなくこの展開に嫌な予感がしていた



「本当に5人を連れてくつもりなの?」

「なぜ?」

「なんか・・・行っちゃいけない気がするんだ」


どうしてかは分からない。それは曖昧なもので人はそれを『勘』と呼ぶ

あくまで勘であり信憑性もないがこう言う時に限って嫌な予感って当たったりする


「さっきも言ったとおりに恨み・・・とまではいかないだろうけど少しくらいそんな感じが
 あってもおかしくないと思う。メンバー同士に関しては問題はないと思うけど・・・・ 」

「なんだ?」


これもまた『架空』のイメージであり確証もない

けれどこれがもし2次元だったらこの場合何が起きるだろうか。それは



「だから・・・・操られたりしないかってこと」

「操られる?」



クレイジーは今までそんなこと考えたことはなかった


「エインシャントは、予想どおり黒幕じゃなかった」

「予想通り?どういうことだ」

「どうしても自分の意思でやってるようには見えなかった。2回会って色々知って尚更可能性は
 高く感じた。仲間を二体ずつ犠牲にしてまで・・・・ね。私の予想ではエインシャントは自分の
 意思でやってない。きっとタブーってやつに操られてるかそれとも弱みを握られてるか・・・・」


ここまで話を聞きクレイジーハンドは彼女が何を言っているのかを理解した

つまり、マスターハンドが選ばなかったというショックを受けた5人の隙に入り込み

タブーは5人を操るのではないか・・・・と


「だからあの5人も操られる可能性はある・・・ということか?」

「そう」


その話を聞きクレイジーハンドは納得した。かつて色々な出来事を知ったクレイジーハンド

からすればあり得ない話ではないからだ。クレイジーハンドは考えた結果言葉を発する


「・・・・・お前は5人が操られると思うか?」

「え?」

「5人の心はそんなに弱いもんじゃないだろ?今まで多くの試練を乗り越えてきたんだ」
 

ここにいるメンバー達は全員がDXからのメンバー。DXの新メンバーはクレイジーハンドが

探し出し選んだのだ。そしてかつて彼らは想像もしえない出来事を乗り越えてきたのだ


「そんなタブーの挑発に乗ると思うか?強いことも知ってるだろ?」

「・・・・・・・・・・・」



自分には想像できないほどの力を持っていてマスターハンドやクレイジーハンド・・・

ニンテンドーの神にも認められるほどの実力者。たとえ今回選ばれていなくても、前に

選ばれたことは事実なのだ。考えた末、彩花はクレイジーハンドの言葉に頷いた



「・・・・・・わかった」



そしてこれ以上隠すことは難しいだろう。知られるのは時間の問題だろうと判断した



「何話してるんだろう?」

「さあ?」


扉から出た子供リンクとピチューは2人を見ては首を傾げていた



「もう1つ話が。実は・・・・・・」

「・・・なに?」



2人が小屋の前にやってくるとそこには既に準備を終えた5人が待っていた

とはいえピチューやミュウツーはなにも準備するものなどないのだが


「何話してたの?」

「ちょっとな」


ロイの質問にクレイジーハンドは曖昧な答えを出した。すると子供リンクが尋ねた


「っていうかどうやって行くの?」

「俺の手に乗れ。それで飛んでいく」



6人はクレイジーハンドの手に乗るとそのまま巨大な手は浮上し

亜空間へ向かい次第に近くなっていくと亜空間の中へと入って行った


「ここか・・・・」

「暗いピチュ・・・・」


クレイジーと亜空間にたどり着いた6人は、あたりを見ていた



「見ためも暗かったけどやっぱり暗いね・・・」



亜空、それは奇妙な空間のことを指していてこの空間もおそらくタブーが創り出した

空間だろう。周りも暗く地面が見えるだけでも救いなのだが敵の本拠地だけあって

プリムだけでなくあらゆる生物ががあちらこちらにたくさんいた



「何が来るか分からん。気をつけろ」

「ここに全員いるのか。一人くらいすぐに見つかりそうだが」


広い場とは言え限られた空間の中何十名もいるファイターを見つけるのは簡単と思われた

そんな5人とは違う雰囲気でクレイジーは辺りの様子をうかがって何かの違和感を感じていた



(おかしい。さっきからマスターハンドの気配が全くしねぇ。なにかあったのか?)


ニンテンドーの神であるが故強い力を持つ、またマスターハンドに選ばれたファイター

たちの存在、力を感じ取れないはずはなく予定としては大まかな位置も分かるつもりでいた

が中に入って神経を研ぎ澄ましても誰ひとりとして気配を感じ取ることが出来ない


(それにファイターの気配もねぇ。まさか・・やられちまったのか?だが・・・
 こいつらはなるべく巻き込まないようにしたい。・・・彩花のこともあるしな)



「ねぇ、タブーってどんなやつかな?」

「さあな、でもきっと普通ではないのだろう」



5人は完全にタブーを倒す気でいるがマスターハンドの気配がないのはおかしい

彼もまた神であるためそう簡単にやられるとは思えない


(中ってこんな風になってたのか・・・・・・)


5人のファイター同様彩花もずっと気になっていた紫の空間の中を知り興味深そうに見ていた

もともと戦争や戦いに縁遠い彩花にとって、こういう不思議な空間は興味津々の対象となる

ものだった。ネスが使うPSI(超能力)やゼルダの使う魔法もその一種である


(そもそも魔法とか魔物とか縁がないし)


前の方で5人が口々に言う中頭の中に声が聞こえた


『亜空間・・・と呼ばれるだけあって異様な気配だらけだわ』

「この中にマスターハンドや皆がいるんだよね?」

『クレイジーハンド様の言葉の通りならそのはず。けど気をつけ
 て、底知れないこの世のものではない生命が感じられるわ』


生命、疑問に思うとフロルはプリムを始めとした敵の存在のことだと告げた

それはフロルですら把握できないほどに大きく、また増え続けているそうだ


「ってことは・・・ここであのプリム達は造られてるって事?」

『創造主はタブーでしょうね』

「俺はマスターハンドを探しに行ってくる」


ふとクレイジーハンドが6人の方を向き告げた


「一人で大丈夫?」

「悪いが空中を飛んだ方が早く回れる。危険な状態なら尚更一刻も早く助けに行きたいしな」


歩いて移動する彼らと宙に浮いて移動できるクレイジーハンドでは全体を見る時間も

そこに至るまでの体力の使い方も違った。その事を理解した5人は頷きクレイジーハンド

がその場から消えるのを見送ると再び亜空間の周りを見た


「異様な気が感じられる・・・」

「え?何ミュウツーそういうのわかるの?」

「まあな・・・」


その時、突如どこからともなく聞き覚えのない声が聞こえた


=====================================

次回

クレイジーハンドの力で7人は亜空間の中へと到着した6人の前にこの事件

の張本人『タブー』が現れる。戦闘態勢に入るが無力なる彩花はフロウスにより

その場から離されてしまう。そして5人も圧倒的なタブーの前に成す術もなく・・・


次回 第14話、「亜空間」


第14話へ

亜空の使者(彩花編)目次へ

スポンサーサイト
別窓 | 亜空の使者(彩花編) | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第14話、亜空間 | INFINITE | 1000突破!だが>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |