INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第7話、エインシャント郷

この事件の真相、エインシャントの正体、謎だらけの中町で聞いた証言を頼りに丘に向かうがマリオの

姿はなかった。フロルの証言を頼りに森の中へと入ると湖畔で壊れたアーウィンを発見する。湖から現れた

レックウザから何者かに連れてこられたこと、フォックスとなぜかディディーコングと戦ったと言う。行き先を

聞き出した彩花はフォックスとディディーコングを探す途中、エインシャント卿を見つけ・・・


『・・・ひとまず気づいている人も少なからずいるようですね』


歩いている途中フロルは宙に浮かびながら告げた。そこに彩花は今までより少しだけ

緊張がほぐれた様子で独り言のように口を開く


「みたいだね。まあ、これだけ大々的に起きていれば一人くらいは気づくとは思っていたけど」


途中で会ったマルスと言いマリオと言いなんらかの異変に気付き動いている人はいる

フォックスがなぜこの星にいたのか、仕事とやらで偶然来たのか異変に関係する依頼で

来たのかは謎である。ディディーコングと行動を共にしていた理由も未だ分からない


「なんでディディーとフォックスが一緒にいたんだろう」

『キツネとチンパンジーって同じ動物だし見た目的にも仲間でも違和感はないけれど違うの?』


ディンの質問に歩きながら彩花は答える


「違うよ。フォックスは宇宙の遊撃隊『スターフォックス』のリーダー。普通に考えたらファル
 コや仲間達と行動を共にするはず。この星の人じゃなくて特定の拠点を持たないんだよ」 

『じゃあ、ディディーコングというのは?』

「ディディーコングはマリオと同じキノコ王国・・・正確にはジャングルに住むチンパンジー
 。確かドンキーとコンビみたいなものだから普通ドンキーコングと一緒にいると思うんだ」


その時、ディンがなにかに気付いたようで彩花を呼びとめた


「どうしたの?ディン」

『あそこにいるのって・・・前に会った人が言っていたエインシャントじゃないの?』

「え・・?あっ!!」


前方には、再び爆弾を持ったエインシャントが飛んでいる。あの時と同じ爆弾なのか新しい爆弾

なのかは分からない。けれどどこかに落とそうとしているのは一目瞭然だった。何故こんなことを

するのか、その理由が知りたい。追いかけていくと気配に気付いたのか振り向いた


「・・・・・・」

「・・・・・・・・・」


相変わらずエインシャントは口を開かない。一方様子を見るように彩花も言葉を発さな

かった。しかしエインシャントの方をじっと見ていた彩花は数秒後口を開く


「なんで・・・・・こんなことを?」

「・・・・・・・・・・・」


あの時と同様。エインシャント卿は何も話さない。でもこっちから話さないと何も

始まらない。答えてくれないにしても問いかけずにはいられなかった


「じゃあ質問を変えて聞くけど、赤い帽子をかぶった人とか白い羽の天使とか青い髪の
 人とか剣をもった怖そうな人とか青い丸いのとかサルとか明るい茶色の狐とか見た?」

「・・・・・・・一部は。赤い帽子と天使、そして緑の服を着た剣士
 緑の恐竜、話していた青い3人組は会った。その他はしらない」


エインシャントは聞きとれるか聞きとれないか。迷った様子で答えた

しかし聴力は人一倍自信のある彩花には全ての言葉がはっきりと聞き取れた


(緑・・・・・ってリンク・・・?とヨッシー・・・?)


これでまた目撃者が増えた。そして同時に思う。どうしてこの質問に答えてくれたのか

敵だったらそんなの言う前に目の前の敵を消そうとするはず、それか答えないはず


「・・・・・・」


考え込んでいるとエインシャントは何も言わずに立ち去ろうとしていた。少し進んだところで

足を止めると振り返り考え込んでいる少女を見つめては質問を問いかけた


「・・・・・なぜ追いかけてこない。今までの人は全員私を倒そうとした」

「本当なら今すぐ倒したいけどね、そうすればこれ以上爆発することもない」

「ならなぜ・・・・・」


エインシャントの質問にため息をつくと呆れた様子で答えた


「しょうがないでしょ・・・戦えないんだから。私には止める力なんてないんだから」

「・・・・・・それで私を追いかけていたのですか」


戦えないわけではない。だけどマリオたちはこの事を知らない。けれど見た目的に丈夫そうな

あの爆弾をディンやちょっとやそっとの力で破壊出来るとも思わない。それにどことなく感じている

違和感がある。確証はないもののなんとなく・・・と思っていた


「戦いによって止めることはできないけど、真相を知りたいとは思う。なんでこんな事が
 起きているのか、なんで君がこんな事をするのか。・・・君がこの事件の黒幕なのか」

「・・・・・・」

「なんとなく、君が黒幕だとは思えない。誰かの指示でやっているような気がする」


エインシャントは感づかれたかのようにピクッと体を動かした



「・・・・・・なぜ」

「・・・勘?望んでやっていないような・・・何か事情があってそうせざるを得ないような・・・」


触れていないため心の中など読めない。そもそもフロルの話だとエインシャントから生命反応は

感じられないと言っていた。だから心なんてないのかもしれない。けど黒幕にしては。首謀者

にしてはひとつひとつの行動に迷いがあり誰かの指示で嫌々やっているようにも見える


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「この勘は間違ってるかもしれない。だけど、やろうと思えばもっと沢山落とすことは出来る」

「わたしは・・・・・・」


何かを言いかけたところでエインシャントの言葉は途切れた。なにか話せない事情がある

のか、そもそも自分の敵となる存在に自らの事を話すなんてことは普通ないだろうが


「・・・・・・・・・・・・・・・・」



エインシャントは何を言わずに飛んで行った。追いかけたところで追いつけない

ため少しだけ走った後足取りは止まった。しかし彩花は何かを感じ取っていた



(あの感じ・・・迷いがあった)


やはり何か複雑な理由がある。あのエインシャントは黒幕ではないのではな

いか、疑問は再びエインシャントに会い会話を交わしたことにより一層強まった



『やはり、エインシャントを止めるしか現段階であの爆弾を止める方法はないわよね』

『えぇ。けれどさすがに私の力でもあの物体を燃やすことはできないわ』


やはりディンの力では対処できない。となると・・・


「ファイターを探すしかない・・・?」

『マスターソードがあればまた違うのだろうけど・・・いまあの剣は彼が持っているし』

「確かガノンドロフを倒した後に台座に収めたんだよね?私が使った時も台
 座に戻したし・・・・・・あ、でもスマブラの時はマスターソードで来てたっけ?」

『えぇ、その後再びマスターソードは台座へと戻されました。ですが今回の事件
 に気付いたのかここ最近・・・数日か前に台座から引き抜かれたのを感じました』


あれこれと考えるが最終的にたどり着くのはいつも同じ


「・・・マスターハンドかクレイジーハンドがいればなあ・・・どこに行ったんだよ・・・」


ため息をつくと再び歩き出しながら考える


「というか王子が1人でこんなところまで来ていいのかなぁ?」

『王子・・・というのは確か・・・荒野で会った彼のこと?』

「そうだよ。兵士とか見当たらなかったしあの青い人がお付きの人なのだろうか」



「クシュッ」


「風邪か?」

「そんなはずは・・・」

「誰かが噂したとか?」

「まさか城のだれかが・・・・・・」


その言葉にメタナイトとアイクが反応する


「城?」

「城に住んでいるのか?」

「・・・・・・・・」


(しまった・・・。あんまり王子ってばれないようにって言われてたのに)


しかし勘のいいアイクは


「まさか・・・・王子とか言わないだろうな」

「えっ・・・・?」


マルスが顔を引きつらせる中あの後とある事情によって出会った金髪の少年と

赤い帽子を被った青年はマルスの姿をまじまじと見ると交互に呟いた


「あーそういえばそんなような格好してる気がします・・・・」

「えぇ!?王子なんて初めて見ましたよ!?」


次々と驚きの声を上げる面々にマルスも戸惑う


「えっと・・・・・・」

「俺は王子なんかといままでいたのか・・・・」



『他にこの状況に気付きそうな人っていないの?』


考えていた中ふとネールが尋ねた


「そうだね・・・ゼルダは夢見る力とかで気づきそうだよね。マリオは当事者だから気づくとして・・・
 一か所にいるより転々としていた方が情報は入りやすいかな?だとするとミュウツーとか・・・」


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次回

沢山の目撃情報を得た彩花は状況を確認しつつ次々と浮かび上がる疑問について

考えていた。そして再びメンバーを探すために歩いていると怪しげな建物を見つける

そこでみたものはロボットがあの爆弾を運んでいる様子だった


次回 第8話、「ファイター達は」


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