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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第5話、城跡

異変を知った彩花はファイターを探していたところ荒野にて巨大プリムに襲われる

身動きが取れなくなりピンチに陥った状況を打破したのは仮面をつけた剣士メタナイトとアイク

そしてかつてスマブラにいた王子マルスだった。エインシャントがあの爆弾を落としている

張本人と知った彩花はエインシャントを探すため3人と別れ先程見えていた城に向かうのだった
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「なに・・・・・これ」


城へと近づくにつれて、異様に地面に突き刺さっている矢の数が増えている気がする

随分古いものなのか、所々折れていたり、羽の部分がなくなっていた。これはなんなのか

という感想しか出てこず言葉が出てこないまま地面を見つめながら歩いていた


「こんなに矢が・・・」

『相当古いもののようですね』


奇妙な雰囲気漂う風景の中この光景は大きな争いごとがあった痕のようにも見てとれた



「プリム達が来て兵士たちが戦った・・・・にしては古い。やっぱ戦争・・・・?」



戦争・・・・なぜそんなものが起きるのか・・・当然分かるわけもない

今まで戦争をしている場所を訪れたことはないし遭遇したこともない。縁がないのだから

知識や教育として知らされた、伝えられた事はあっても現実味などなくピンとこない


『ここ最近のものではないですね。数年前か・・・長くて十数年か経っていますね』


勇気の女神フロルはそう告げた。何年前であろうとそこで誰かが戦ったのは事実なのだ

魔物と戦ったのか、人と戦ったのかは分からないがそこで多くの命が奪われただろう。近づく

ほどに大きくなり目の前に立つと遠くからは気付かなかった城も時間の経過を感じさせられた


「誰かがいたりは・・・ないか」

『なにか手がかりがあるかもしれないわね。入ってみる価値はあると思うわ』



提案のまま中を探索することに、するとプリムやらその他たくさんの敵が待ち受けていた

避けつつはしごを登ろうとするとどこからか声がし後にアラモス卿と呼ばれる生物が現れた


「!?」


タコやイカのような触手を両手につけ空中を飛びながら魔物は追いかけてきた



「なんで追いかけてくるの!?」

『それは敵だからでしょう』

『あの魔物・・・プリムと同じ気配を感じるわ。おそらく同じものからでできているのでしょう』


どこからか3人の声が響く、それに彩花は走りながら問いかけた


「それって同じ人物により造りだされたってこと!?」

『その可能性が高いわ。昔から生息している生物には見えないし』


宙を飛ぶ魔物に続き行く手行く手に魔物が現れる。逃げているうちに追いかけられる

対象は数を増していた。走っていると頭の中にディンの声が響く



『このまま逃げていてもキリがないわ、倒したほうが早いかも』

「ぐぅ・・・・・ディンの炎!」



息切れが激しくなりこのまま逃げ切る事は不可能だろう。逃げることを諦め足を止め振り返ると

自分の立つ足元に向かって力の女神ディンの魔法『ディンの炎』を詠唱する


突き下げた手からカーテンの炎が辺りに広がると触れたアラモス卿だけでなく周りにいた

プリム達にもダメージとなり一瞬にして倒せた。一難が去りため息をつくと



「それにしても・・・・どうしてこんなところに城が」


城といえば周りに兵士がいたり城下町があったりと賑やかなイメージしか浮かばない

ここには町一つなければ人が住んでいる気配もいる気配もない。一体どうなってしまったのか



「・・・・・・・・・」

『かつて何らかの争いがあり人々は避難したのでは?』

「それか・・・周りが砂漠ばっかだったから生活に困って移住したとか?」

『環境問題・・・確かにあの周辺では町まで距離があるし生活は出来ないわね』



頂上にたどり着く。上から見下ろすとあたり一面が戦場のあとになっていた

人の姿はないものの砂と岩ですべてが埋まっていた。地面を歩いていた時も感じた

痛々しさが高所からの眺めで一望できた。矢は広範囲にわたって突き刺さっている



「あの二人も・・・こんな光景を何度も見たのかな」




ただずっと無数の矢が刺さっていた地上を見ていたあの二人とは、かつてスマブラで

出会ったファイターのことだ。1人はマルスに該当するのだがとても信じられない


(変な話・・・人を・・・)


戦争なのだから自らの身を守るためにそうするのは当たり前なのだろう

自分の住む国では許されずそれをすれば全てが終わってしまうと言っても過言ではない

けどかつて自分の住んでいた国も戦争はあり多くの人が戦った。多くの命が失われた



(いつ死ぬかもわからない状況で・・・こんな光景の中何度も戦ったんだろうな)


時を経ても直らぬ傷跡を心に刻むように、目に焼き付けるように見つめたのち彩花は

城から離れ再び荒野の中を進んでいく。そしてやっと荒野を抜け町へとたどり着き

偶然寄った市場でダメ元で聞いてみると思わぬ話を聞く


「本当ですか!?」

「あぁ・・・・マリオなら見たよ」



市場の人に聞いたところマリオの目撃情報を聞いた。あまりの衝撃に思考が

停止するが我に返ると身を乗り出し彩花は焦った様子で尋ねた


「どどどどこでですか!?」

「つい最近ここから少し先の丘の上だよ」


目撃情報があったという事はあのスタジアムの爆弾から逃げられたという事だ

あのマリオなら可能だろう。さすがはMr.ニンテンドー、一瞬Drマリオかとも思ったが

話を聞くとDrマリオのトレードマークである白衣はつけていなかったとのこと


(間違いない。マリオだ)


確信すると思いだしたように店の人は告げた


「あぁ、そういえば白い翼の天使も見たなぁ」

「て・・・・天使?」


希望が見えたことによる喜びに浸っていた中突如聞こえたキーワードに耳を疑った

天使・・・神話などでよく出てくる天の使い。しかしマリオの仲間で天使など聞いたことがない

ファイターのことをある程度知っている中特にマリオに関わる事なら詳しかった


(マリオの仲間に天使なんかいたっけ・・・)


聞き覚えのない言葉に思考を巡らせる。マリオに関する生物の中で羽が生えていると

言えばパタパタ。しかしあれを天使とは呼ばないだろう。頭の中で天使を思い浮かべる

神話でよく描かれているのは真っ白い翼が生えていて空を飛んでいる


(それに天使って人の姿に翼が生えたものだよね?)



「あの、その天使って・・・人の姿をしていましたか?」

「え?う~ん、人の姿をしていた気がしたよ?」


やはり人の姿をしているとなるとパタパタは違うだろう。詳しいとはいえど全てを知っている

訳ではないため私が知らない仲間なのだろう。それかメタナイトのように偶然同じ目的を持ち

共に行動していたのか、どちらにせよマリオが無事ということが一番の収穫だ


「ありがとうございます」

「あ、あぁ。気を付けなよ、最近黒い爆弾があちこちで落とされるらしいから」

「はい」



本当は天使じゃないかもしれない。翼を使って飛ぶなんて魔法があるかもしれないしそんな

種族かもしれない。天使なんて信じられないけれど今はその二人を探すのが得策だろう


「その丘ってどこですか?」

「ここからあっちに向かうと遺跡があってね、そこを超えるとあるよ。
 でも見たのはかなり前だからなぁ。今はもう近くにはいないと思うよ」


町を後に丘に向かうと草木が生い茂った道を歩いて行く。運がいいのかここら辺はまだ

大丈夫なのか歩く先にプリム達の姿は見えない。この先にマリオ達がいることを願う


『いるといいわね』

「うん・・・」


そして丘に向かったがマリオとその天使はいなかった。でもこの近くにいるのではないか

そんな予感がして彩花はマリオを探し始めた。この道の先にいるかもしれない


「・・・・」

『どうしたの?』


歪んだ表情をしていた彩花にネールは尋ねた。すると不機嫌な様子で少女は答える


「こうして、他人に頼ることしかできないなんて・・・」

『・・・・・・』

「私も戦えれれば・・・もっと・・・勇気があれば・・・」


悔しさが込み上げる。どちらかというと自分に対しての怒りの方が大きい

ファイター達とは違い平和な国に住み魔物が襲う事もないため戦いには縁がない


『争いを知らないのはいいことよ』

「わかってるよ。けど・・・こうして生きるべき人が死んでしまうのは・・・嫌なんだ」


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次回

丘から再び森に入ると向かった先で広い湖畔に出る。その時湖の横で見つけたのは無残

にも壊れたアーウィン。ここにファイターがいたのかと考えていた時湖からホウエン地方の

伝説のポケモンレックウザが現れる。そして彩花は新たな情報を手に入れるのだった


次回 第6話、「アーウィン」


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