INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第4章、時を追うもの

サナキと共にユンヌ達に真相を聞くために導きの塔を目指す途中

未知なる存在と遭遇する。塔を登るが真実は得られず、しかし2人の

前に現れたのはある人物だった。彼から彩花はあることを聞き・・・
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(き、緊張するなあ)


数年前、確かに彩花はこの人たちと共に一つの目的のために戦った。しかし

数多くの国と人と関わる中どうしても関係の薄くなってしまった存在は存在

する。ベグニオン帝国の人たちはこの件について該当する存在だ


(天馬ばっかり・・・確かここの主力は天馬騎士だって・・・)


サナキのお付きの人が大体シグルーンさんやタニスということもあり天馬騎士が

強いのだろう。合わせてクリミアのマーシャ曰くタニスさんは厳しくて怖いらしい



「彩花殿、少しよろしいでしょうか」

「は、はい」






「セリノスの森で例の生物が確認されました。既にタニスと兵士達が先行
 していますが油断を許さない状況。そこで是非ご協力頂きたいのです」

「それは構いません」

「感謝致します。ご存知の通りセリノスの民は戦いに不向き、一刻の
 猶予も許しません。準備が整い次第出発しますのでお願いしますわ」



セリノスの森とは鷺の民が住む森の事だ。クリミアに来たリアーネが該当する



「作戦は先行したタニス隊が王子たちの安全を確保し避難させているはず。その間に
 私達が敵本陣を叩きます。何が待ち受けているかわからないので油断なさらずに」



作戦を説明するシグルーンの近くにはサナキと姿を隠したゼルギウスの姿もあ

る。サナキも完全には信用できていないのか時々ゼルギウスの方を見ていた



「うむ。一刻も早く王子たちを助けねば」

「・・・サナキ、私がこういうのもなんだけど君は一応偉い存在なんだしあの時
 みたいにぐいぐい前に行かないでよ。こういう戦いは私の得意分野だから」

「得意分野か。それは心強いな」



近づくに連れ空気が緊張していくとついにその姿が現れた。駆け出し

交戦状態に入るとしばらく経った時先行していたタニス隊の姿が見えた



「ラフィエル王子及びリュシオン王子は安全な場所に・・・」

「やはり私も戦わせてくれ」


タニスが報告していた途中、目で追いづらいほど速い速さで何かが近

づくとたった今タニスさんが言った人物、リュシオンさんの姿だった


「リュシオン王子!?ここは危険ですので」

「自分の森は自分で守りたい。どうか協力させてくれ」




言葉に過去の風景が蘇る。相変わらずだと少し苦笑いしてしまう




「・・・うむ。頼りにしておるぞ」

「!あぁ」



こうしてタニスさんとリュシオンを加えると戦闘は始まった。あの時と姿形

は変わりないものの一度や二度で掴めるほど人間はよく出来ていない



「くっ・・・戦いにくいことこの上ないな!」

「タニスさん、前衛は私に任せてください」



そういい前に出ると彩花は魔物に向かって詠唱を始めた。空中につららがいく

つも出現し浮遊すると詠唱が完了した瞬間それは未知なる存在に突き刺さった



「おそらく背中が弱点です。頭を上げたときは突進の前兆なので注意してくだ
 さい!タニスさん、なるべく同じ箇所を攻撃するように指示をお願いします!」

「承知した」

「サナキ、多分氷魔法が効く。攻撃は氷魔法で!」

「う、うむ!」



彩花の言葉で体制を変え半刻が経つ。しかし未知なる存在が減る様子はない



(地面から湧いて出てきてるわけじゃないし・・・一体どこから?)

「くっ・・・一体どれだけいるんだ」

「あれは・・・!?」



サナキが顔を上げると空中に魔法陣が現れその中からあの姿が現れていた



「あそこから化け物が・・・しかしあれはなんじゃ?」

「魔法・・・陣?」

「これではキリがない・・・!」



その頃。別の場にある人達が到着していた。見渡す限り魔物がうろついており




「奇妙な連中だ。行動に意思がないように見える」

「王!王子たちの安全は確認されました!」

「そうか。・・・さて、俺たちも合流するとするか」



「消えた?これ以上増えるということはない・・・ということだろうか」

「皆さん離れていてください。少し数を減らします」



再び氷魔法『アイシクル』を発動すると固まっていた存在が消えていく




「よう、助太刀に来てやったぜ」

「おぬし・・・ネサラか?助かった」

「さて、詳しい話はこれが終わった後ゆっくり聞かせてもらおうか」



現れた増援のお蔭かなんとか乗り越えることに成功。それだけ彼らの力が甚大と

いうことだ。残骸は残らず、本体は砂となってこの場から消えていくのを見つめると



「これが例のやつか」

「うむ。我々は『未知の存在』と呼んでいるが」






「彩花?彩花なのですか?」

「あ、ラフィエルさん!お怪我はないですか?」

「ええ。貴方たちが助けてくれたのですね。ありがとうございます」



ふとネサラは辺りを見渡すと周辺は幾千ものつららが突き刺さっていた。緑豊か

なこの地にこのような現象はなく意図的に作られた状況だという事は一目瞭然だ



「で、神使。これは一体なんなんだ?」

「我らにもわからぬ。全力を尽くして調べておるが・・・」

「っ!」



次の瞬間、咄嗟に張られた青い膜、彩花の魔法『ネール』に何かが弾いた

驚きながら振り返ると先程戦った未知の生物がこちらに手を向けていた



「なっ、まだおったのか!」

「ちっ・・・!」



一同が構えた瞬間、生物の背後に別の光が輝き中から何かが現れた。

魔物に向かっていくつもの炎が直撃し魔物はその場から姿を消していく



「・・・・・・」



空中からふわりと地面に舞い降りた存在を見て一同は目を丸くしていた



「な、なんだあれは?」

「人では・・・ない?」


次々と驚きの声を上げる。そう、生物を倒した姿は人間ではなかった。かといえ

この大陸に生息するラグズでもない。強いて言うならば『未知なる生物』だろう

不穏な姿にざわついていると舞い降りた存在は無言のままこちらへ振り向いた



「・・・・・・」

「新手か!?」

「サナキ様、どのような手立てを使ってくるか、お下がりください」



タニスがサナキを隠すように前に出ると人の姿をしている生物は口を開いた



「驚かせてしまったとはすまない」

「ま、待てタニス。この者は我々を助けたのじゃぞ」



タニスを押しのけ前に出るとサナキは生物の前に歩み出た



「何者か存じぬが礼を言う。そなたのお蔭で助かった」

「いや、私は私のすることをしたまでだ」



そんな2人の会話を眺めていた時懐でノートパソコンが震えた。父特製の小型

化できる特殊パソコンの為ポケットなど狭い場にも収納できるようになっている

懐から筒状のものを取り出し先端部分を押すと筒状のものは一瞬で変化した



「一体誰からだろう?」



ノートパソコンを開き画面を見るとあの日以来またしても珍しい人物の名が

周りが物珍しそうに見ている中ボタンを押すと数コールの後通信は繋がった



『あ、よかった繋がったみたい!こんにちは。僕テイルスだよ、覚えてる?』

「覚えてるよ。むしろこっちの事覚えてるかなって感じ」

『あはは。君の星は数年で電波環境が大幅に変わったから対応するのに時間がか
 かっちゃったよ。そうそう、突然君に連絡したのはあることが聞きたかったんだ』

「ある事?」






『ソニックが見当たらないんだけど、またそっちに呼ばれたのかな?』




数秒の後、テイルスから聞こえた疑問はほんの数日前聞いたものと似ていた



「え?」

『突然いなくなるのはいつもの事なんだけど、エッグマンが何か企んでるわけでも
 異変が起きてるわけでもないのにいなくなっちゃうからてっきりそっちにいるんじ
 ゃないかなって僕を初め皆思ってたんだ。だから連絡できる君に聞こうかなって』



その瞬間、声が聞こえていた生物の表情が変わり彩花に近づいた



「どういうことだテイルス?その話、詳しく聞かせてくれ」

『あれ、この声、もしかしてブレイズ?』

「え?」



その時、2人の反応に彩花の頭はまっさらになった



『なんでブレイズが地球に?』

「私の事はいい。それよりソニックに何かあったのか?」

『うーん。何かあったって言うかまたいなくなっていつものことなんだけど・・・大
 会とかあるわけじゃないのに数日間も誰も姿を見ないのは変だなと思って』

「・・・・・・」



それから数秒間、ブレイズと呼ばれた紫色の生物は考え込んでいた



『ブレイズ?』

「サナキ様、撤収の準備が整いました。詳しい話は戻ってから」

「そうだな。そなたたち、まずは私の城に戻る。話はそこでしてもらえぬか」



今までの会話から、おそらくこの生物はテイルスの知り合い?よくみると姿形が

ソニックを初め彼らに似ている。サナキの言葉を聞いたブレイズは静かに頷いた



「・・・・・・」

『彼女はソニックの仲間だから信用できるよ。何か困ったことでも起きたの?』

「ええと、この人は?君の知り合
い?私の記憶にはないんだけど…」

『そうだよ。彼女はブレイズ。僕たちの仲間さ』

「セガの人がなんでこんなところに?なんか突然現れたし・・・」



とテイルスと会話していると横から彼女の声が聞こえた



「・・・私がこの星にに来たのは・・・ある野望を止める為だ」

「ある野望?」

「あぁ。そのものは、セガを狙いソニックを狙っていた」





『・・・ソニックを?』

「私はその事を知り事前に食い止めようと気配を追ってこの星に来た。
 しかしテイルスの話を聞く限り・・・どうやら間に合わなかったようだな」

『ってことはソニックは・・・!?』

「・・・ただの気まぐれ・・・ではない可能性が高い」



だんだんテイルスの声に焦りが生まれ慌てたように彼は問いかけた




『ど、どういうことなの?その話、もっと詳しく聞かせてよ!』

「ある日私の住む世界にこれまで見たことのない魔物が現れあらゆるものを破
 壊していった。そして私の元に大勢が押し寄せたのだが・・・その時奴は言った」




「私の持つソルエメラルドより強力な力を感じる・・・と」

「それって・・・まさかマスターエメラルド!?」

「あぁ。それで私は食い止めようと気配を追い次元を越えこの世界に来たのだ」



その後テイルスはさらに詳しい状況が知りたいとブレイズをセガに呼び

ブレイズはあの時同様突如姿を消した。それは彼女の持つソルエメラルド

という特別な宝石の力だという。彼らはソニックの行方を探すのだろう




(あのソニックが・・・テイルスもびっくりしてたみたいだし・・・)




彼女の世界に現れた生物はこの大陸に現れたものと同じだと言う。この大陸に

そして彼女の世界に一体何が起きているのか。まだ誰も想像がつかなかった



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次回

クリミア城に戻ってきた彩花だったがクリミアを出る数日前、デイン方面へと向

かったジョフレ達が襲撃を受けているデイン城を助勢するため向かうことを知る

さらに援護するためエリンシア率いる兵たちはクリミアを出発するが・・・


次回 第5章、「縁繋ぎ」

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