INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第23話、強さと優しさ

彩花と翔太が相対し波乱の予感がする中ゼルダはマスターハンドが彩花の過去を知って

いることを知る。話を聞いていたからか彩花だけでなくロイまでもが2人に嫌悪感を抱く中

翔太は強さが見たいとロイを探すのだった



「あ、ロイ発見!」

「・・・なに?」


ロイは翔太に話しかけられ思わずいつもとは違う口調で返してしまった

見た目、立ち振る舞いから悪い人には見えないものの彩花の様子と

マスターハンドの話からどこか嫌悪感を抱いていた


「ロイってさー強いの?」

「・・・は?」

「いや、ゲームだとあんまり強くないからさー」


翔太はいつもと変わらぬ口調で告げる。しかしロイの中では何かが込み上げていた

そこに通りかかったのはもう一人の実習者青空だった


「今からスネークが乱闘するって言ってるんだけど見に行かない?」

「え?・・・・俺ロイが強いか見たいんだよなあ」

「あれ?翔太ってロイ知ってるの?」

「スマブラ(ゲーム)でしか知らない」


きっぱりと知らないと答えるもだからこそ知りたいのだと翔太は言い張った

そんな様子を見ていたマスターハンドに彩花は言う



「多分あれ・・・私と同じように勘違いしてるんだと思うよ」

「勘違い?」

「貴族だからほら・・・威張ってるイメージとか楽してるイメージとか」

「あぁ・・・・」


彩花はマスターハンドに誤解を解くべきではないかと尋ねた


「珍しいな。彩花がロイを庇うとは」

「はあ?」

「いつも散々馬鹿にしているではないか」


そこにどこからともなくサムスが現れると楽しそうに笑っていた


「楽しそうだなサムス。なにかいい事でもあったか?」

「ええ。たった今。で、彩花?ロイの誤解を解きたいんだって?」

「言ってないけど」


ふいと振り返ると彩花はそのままどこかへと歩いていった


「不器用なのも大変ね」

「サムス・・・人のこと言えないだろう」

「あら、ここでは私は思った事を言っているわよ?」



モニター室にいるガノンドロフ、スネークの元に翔太とロイがやってきた

あと1人足りない事を確認すると考えた末モニター室を飛び出していった


「翔太がロイの強さを見たいんだって」

「ロイの?なんでまた」

「ゲームだとあんまり強くないらしいよ。俺やったことないから知らないけど」

「青空はスマブラやったことないの?」


ロイが尋ねると青空は元々ゲームとかはあまりしないそうだ。するとしても

ニンテンドー関係のゲームはほとんどしないと答えた


「じゃあ一体何を?」

「モンハン?」

「モンハン・・・っていうゲームがあるの?」


プレイヤーより何倍もあるモンスター達を倒し集めた材料で武器や装備をつくり

強化しさらに強いモンスターに挑んでいくゲームなのだとか


「でもやっぱほとんどはゲームセンターでシューティングとかレースとかやるかな」

「連れてきたぞー!」


翔太の叫び声が聞こえると4人は振り返った。そこには翔太とウルフとクッパがいた


「珍しい組み合わせだな」

「俺達は元々乱闘しようとしてたのだ」

「この4人ならわかるでしょ!」


ステージを戦場に設定しストック制5アイテムはスマッシュボールのみにすると

4人は台座へと移動した。話を聞いたクッパがボタンを押すと4人は移動した


「これどう考えても魔王が勝つだろ」

「ウルフって人はマスターハンド曰く勝率高いらしいぜ」


彩花がモニター室に入った時既に乱闘は始まっていた。戦っているメンバーを見て

この選出は無理があるのではないかと感じつつ奥へと進んだ


「なんでこの組み合わせ・・・・」

「強い奴と戦わせないと強さわかんないだろ?」


翔太は乱闘の様子を見ながら呟いた。あまり詳しくないとは言え魔王という肩書と

見た目からガノンドロフが強いであろうことは予測がつきスネークはゲームをした事があり

なんとなく知っているそうだ。そしてウルフはマスターハンドから聞いたらしい



「あ」


しばらく見ているとやはり攻撃の種類、戦い方の幅の狭いロイには不利な状況で

他の3人に比べてストックが少なかった


「やっぱ弱いんじゃん」

「・・・・・強さだけが全てじゃない」


彩花の呟きに3人は振り向いた


「強いだけがここに呼ばれる理由じゃない」

「え?」

「ロイは・・・あいつは君達が思っているような奴じゃない。むかつくほどに正義
 感が強くて・・・馬鹿みたいに優しくて、馬鹿みたいにどうしようもない馬鹿だよ」


翔太の方を向くと睨んだ目で告げた


「想像もつかないような残酷な過去を持っている。私より・・・あんたなんかよりもね」


睨んだまま一言だけ言い残すと彩花はモニター室から飛び出していった

勝敗が決まりロイは3位という結果に終わり戻って来た


「・・・・・・・・」


自分の強さを測るために乱闘が行われたとは言えこの結果では弱いと言われても

言い返せなかった。悔しい気持ちが込み上げる中予想とは違う反応に気づいた


「どうしたのだ?」


ガノンドロフが尋ねる中青空はロイに向かって尋ねた



「ロイってなにした人なんだ?」



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次回

彩花の言葉通り想像もつかない過去を知った2人。その後ロイは彩花が誤解を解こうと

していたことを知る。一方モニター室から飛び出した彩花は同じく事情をきいたマルス

に遭遇するのだった


次回 第24話、「偏見」


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