INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第20話、リクエスト

ステージの中でもひと際特殊なステージ『ポケモン亜空間』そのからくりと誕生話を聞いた

ルイージ達。ある日のことルイージは調味料を買いに行ったついでに安かったバナナを購入

する。帰って来た時、バナナ争奪戦が始まろうとしているのだった
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「聞いてくれよ。ルイージの奴相変わらず戦わないんだぜ。お前もたまには戦えよ」

「嫌だよ!皆強いんだもん!」


相変わらずと言うべきかマリオがルイージを乱闘に参加させようとすると全力否定するそうだ


「まあ、公開乱闘で選ばれたら嫌でも戦わなきゃならなくなるけどね」

「えぇっ!?頼むよ!僕を入れないで!」

「・・・ルイージよ。お前本当にマリオの弟か?そしてファイターか?」


クッパにまで指摘されルイージは「うう・・・」と唸った

もはや当たり前となったのだがファイター達が夕食後を終えたほぼ一時間後

彩花はリビングにやってくる。とはいえ時刻は未だ7時なのでめちゃくちゃ遅いというわけでもない



「こう高確率でパンだと飽きてくるな・・・」


パンが主食な者が多いのか自分の住む国は米が主食とされるため違和感がある



「あ」


ふと横のソファでテレビを見ていた人物が声を発する


「カービィ達に明日の夕食どうするか聞くの忘れた」


独り言を言っているが反応することなくパンを食べているとその質問が飛んできた


「ねえ。明日の夕飯何がいいと思う?」

「・・・・・・・」

「・・・・明日の朝カービィ達に聞こうかなぁ」


食べ終わりお茶を飲むとその場から動かずにしばらく考えた



「・・・・・オムライス」

「え?」

「オムライス」


質問に答えたつもりなのだがロイは何を言っているのか理解していないようだった


「オムライスって・・・・何?」

「・・・・・うそ・・・・」


オムライスを知らない人物など初めて見た。子供ならまだしもこの展開は予想外だった。まさか

他のメンバー達も知らないのだろうか。料理名だと勘づいたロイは少女が質問に答えたのだと気づく


「・・・・・もしかして、夕飯の?」

「それ以外になにがあるの」

「!」


やはりと確信すると一瞬のうちにロイの表情は明るくなる。返答は返ってこないものと思って

いたが会話が成立したことに、質問に対し答えが返ってきた事にこれまでにない喜びを感じた



「・・・・・ルイージならきっと知ってる!わかった!明日の夕飯はオムライスにするよ!」

「いや、オムライス知らないって何、ちょっと意味が分かんないんだけど」

「楽しみにしててね!」



テンションが上がったロイは立ち上がると上機嫌でリビングから出ていった


「・・・やはり貴族は庶民の話なんて聞かないのか・・・」


「ただいまー」


ルイージが買い物袋を提げたままリビングに入るとそこにはリンクがいた


「ルイージさんおかえりなさい」

「あれ?リンクだけ?」


たいていファイター達はリビングかモニター室・・・乱闘場にいるのだが

ここにはリンクしかいなかった


「今日ってフォックスとファルコいないから少し少なくてもいいかな?」


今日朝からフォックスとファルコは依頼が入ったためスマブラを抜けていた

そのため現在スマブラはいつもより人数が少なかった


「どうでしょう?カービィさんとヨッシーさんが食べちゃいそうですけど」

「それもそうだねー・・・。あ、見てこれ。最後の一個だったんだ」

「バナナ・・・ですか」


ドンキーの好物ということもありリンクはその食べ物を知っていた。というよりここへ来てから知った

ミカンと同じように皮をむいて食べるものだと知り驚いたりもしていたのだが


「食べ物のにおい!!」


勢い良く入ってきたのはカービィだった。こう言っているがバナナからそれほど匂いはしない


「これドンキーにあげるつもりで買ってきたんだけど・・・まあいっか」

「よくねえだろ!」


カービィの次に入ってきたのは乱闘を終えたドンキーだった

ドンキーはルイージが手に持っていたバナナを見ると表情を輝かせた


「うおおおおお!久々のバナナだああああ!」

「僕も欲しいー!!」

「お前全部食っちまうだろうが!」


カービィとドンキーがにらみ合っているところにもう1つのんびりした声が聞こえてきた

その人物と共に夕食を作るためにロイと手伝いの為ネスがやってきた


「食べ物が僕を呼んでいる気がします!!」

「食べ物って喋らないよね」

「はっ・・・それはバナナ!バナナが僕を呼んでます!」

「聞いてない・・・・」


ヨッシーは2人を追い越すとカービィとドンキーの間に割り込んだ


「僕も欲しいですー!」

「僕のだよー!」

「俺の為にルイージが買ってきたんだろ!俺のだ!」


そこに大声を聞きつけたマリオがやってきた。何が起きているのか理解できずに

ルイージから事情を聞くとマリオは一言。乱闘にて勝者が食べる方法を提案したのだ


「バナナの為に乱闘とかまた新ジャンルだな」

「負けませんよ~!」

「僕だって!」

「俺だってバナナのためなら負けねえぜ!」


3人の乱闘を聞きつけたファイター達の一部が乱闘を見ようとモニター室に集まった

ルイージは夕飯を作るためいないのでゲーム&ウォッチがリモコンを操作する


「あと一人はどウシまスカー」

「まあ、いなくていいんじゃないか?」


スマブラDXから乱闘は必ずしも4人に無ければならないわけではなくなり人数合わせにCPU

とも対戦できるようになっていた。3人のままで乱闘することを決めステージを設定する


「ステージハ終点でイイですかー?」

「いいよー」 「いいですよ―」 「おう」


ゲーム&ウォッチが転送ボタンを押すと4人は移動しカウントダウンが始まった。合図と共に

最初に動き出したのはカービィとヨッシーだった。ルールはストック制1のアイテムなしである



「カービィとヨッシーは分かるけど・・・ドンキーが参加してるなんて」

「ドンキーはバナナ大好きだからなぁ・・・」


アイスクライマーとマリオがそんなことを話しているとカービィの蹴りがドンキーにヒット

する。しかし重量のあるドンキーはその程度では吹っ飛ぶどころか揺らぎすらしない


「とう!」

「ペロンッ」


カービィが攻撃しようとしたときヨッシーが舌を伸ばしカービィを飲みこんだ。タマゴになり隙を逃さ

ずドンキーとヨッシーは攻撃を続けた。タマゴから元に戻ると大きく口を開いて吸い込みを始めた


「うおっ」


カービィは自分より何倍もの大きさであろうドンキーを吸い込むとドンキーをコピーした

吸い込んだファイターの能力の一部をコピーする。これがカービィの能力

『コピー能力』でありファイター達にとって恐れられている能力の1つだ



「てや!」


ドンキーの能力をコピーし力が強くなったカービィは2人に攻撃をしていく



「食べ物ひとつですごいな・・・・」

「大食いコンビとドンキー恐ろしい・・・」


その後乱闘が続くこと数分後勝敗は決まったのだった


「やっぱうめえけどジャングルのバナナが一番だな!」

「じゃあ僕にちょうだいよー!」



夕食後、案の定ファイター達が去ってから少女は現れた。何十人と座れるテーブルだからか

座っているのが一人だけだと虚しさを感じる。がここまで長いテーブルなどそうそうお目にかか

れるものでもない。やってくると横の棚に夕食らしきものが皿に乗った状態で置いてあった


「・・・・・・」


それはどこからどう見てもオムライスと呼べるものだった。食べ終わった頃、その人物はやってくる



「どうだった?ルイージに教わった通りに作ったんだけど・・・」



無言で立ち去ろうとするがマスターハンドの話した事を思い出すと足が止まった



「・・・おいしかったよ」

「え・・・?」

「オムライス。美味しかったよ」


少女は一言言い残すとリビングから去っていった

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次回

夏が過ぎ秋に差し掛かろうとした頃事件は突然起こった。いつも通り乱闘や遊びを

していた中サムスはピーチとゼルダがいない事に気づく。どこを探してもいない事に

不審に思ったファイター達の元に一通の手紙が届くのだった。その内容とは・・・


次回 第21話、「事件」


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