INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第19話、貴族と過去

CPUやクレイジーハンドとの乱闘スマブラDX初の『企画』を見事成功させ新ステージが解放さ

れた事を知る。ついに全てのステージで乱闘できるようになった。そんなある日ゼルダはリビン

グにて彩花の姿を見つけるのだった。そこへピーチ達がやってきて外に出る事になるのだが・・・
_______________________________________
「怪我したらどうするの?」

「大丈夫ですよ。死にはしませんので」


3人はいつものメンバー3人ともう1人に気づくと剣を握っていた手を下ろした


「珍しい人がいますね」

「リビングにいたから連れてきたの」


嬉しそうに話すサムスとゼルダに対して彩花は無表情のまま目を細めて3人を見てい

た手に持っている剣を見た。以前使ったことがあるため聞かずともこのマスターソードが

本物だと言う事は分かる。そしておそらく2人の持つ剣もまた本物だろう


「やっぱり、あり得ないよなあ・・・」

「え?」

「どういうことなの?マスターソードって台座に戻したんじゃ?」


ゲームならばガノンドロフを倒したのちマスターソードは本来あるべき場所に納められたはずだ


「スマブラにもその剣を?」

「そうですよ。マスターさんから貰った手紙にマスターソードを持ってくるようにと書かれていたので」

「結局ガノンドロフも復活してしまいましたしね。あの台座は封印してあるからこそ意味を持つのです」



リンクに引き続きゼルダが苦笑いしながら告げた。その通りでありガノンドロフを封印しておく為に

あの剣はあの台座に治められている。ガノンドロフがここにいる以上ただの剣にすぎないのだ



(・・・あり得ない)


心の中でそう呟いた。そして何故かこの人たちは怪我をすることを前提に話している

そこに先程リビングにいたマスターハンドがやってくるとため息をついて尋ねた



「まだ疑っているのか?彼は正真正銘だ。ピーチやゼルダが姫なのは知っているだろう?」

「知ってるけどさ・・・私の知ってるピーチは言葉を話さないよ」

「え?それはどういうこと?」

「こっちの話、話さないっていうかこの言葉を話さないって言った方が正しいかな」



少女はマスターハンドに向かうといつもより大きなトーンで口を開いた


「この世に王子がいるわけないじゃん!」

「いるじゃないか。目の前に」

「ゲームじゃあるまいし剣とか赤とか青い髪の毛とかマントとか。この世に存在するはずないじゃん!」


そう言い残すと少女は建物内へと走って行った。唖然としている6人に呆れた声で告げた


「彼女の国は王族や武器に縁がなくてな。存在しない架空のものとなっている。実際
 は君達のように外国には存在するのだが・・・争いごとにも縁がないからな・・・・・・」

「争いに縁がない・・・?」


2人は顔を見合わせるとそう呟いた。その後時間は経ち夕方が過ぎた頃、マスター

ハンドは考えた結果この事は話すべきだろうと結論を出し彩花の元に現れた


「信じられないのはわかるが・・・彼ら彼女らは君が想像しているような者ではない。現
 にゼルダとは以前会ったのだろう?マスターソードも扱ったと言っていたではないか」

「それは・・・・」


現実でありながら夢だと思いざるを得ないことだと本人だけでなくマスターハンド自身も

思っていた。その考えが全く分からないというわけではなかった。マスターハンドは彼女

の住む世界の事も知っているからだ


「ファイアーエムブレムはやっていないのか?」

「なにそれ?」

「ゲームのタイトル名だ。マルスとロイ・・・あの二人を元にしたゲームだ」


ファイターである以上誰にでもゲームは存在しているがその事を彼らは知らない。なぜなら

彼女の国に剣が存在しないように彼らの国にはゲームが存在しないからだ。というよりファイ

ターの全員がまさか自分がゲームになっているなどと思わないだろう



「・・・・やはり話しておくべきか。君なら言ってしまいかねないからな」

「?」


マスターハンドは深呼吸するとゆっくりと話をし始めた


「特にあの2人はただの貴族ではない。それこそ彩花が信じられない過去を持っている」

「信じられない過去?」

「君の世界では過去の話であり二度と起こさないと誓われたものだ」

「?なにそれ」


2文字の言葉を口に出すと彩花の表情が一変した


「彼らは・・・戦争をしていたのだ」

「・・・は?」


あまりにも拍子抜けした言葉に少女の思考が止まった。数秒間引きつった表情をするが


「・・・何言ってるの?」

「いや、戦争に巻き込まれた・・・と言った方が正しいか」


かつてマスターハンドが嘘を言った事はない。これが嘘でないことを分かっていても信じられなかった


「戦争って・・・何?あ、わかった。ゼルダの伝説みたいに魔物と戦ってたんでしょ」

「・・・・・・」

「それ戦争って言わなくない?大群と大群が戦ってるから一応戦争?」

「・・・・・・」

「・・・・・・まさか・・・」


表情は見えないものの異様な雰囲気を感じた彩花は真面目な話をしているのだと、大げさに

言っているのではなく現実にあったことかのように、最初に浮かんだ意味であると察した


「まさか・・・人間同士の・・・?」

「・・・あぁ。それもただの戦争ではない。そこで彼らは・・・数々の不幸に見舞われた」


小馬鹿にするような、冗談のような口調だった表情はみるみるうちに青ざめ笑顔は消えて

行った。マスターハンドはそこでマルスは両親を失った事、姉を人質に取られたことを話す


「いや・・・嘘でしょ?」

「ただの貴族をここへ呼ぶと思ったか?ここへ呼ばれる者の意図はよく理解しているだろう?」

「だとしても・・・・・・」


次第に少女の声は弱々しくなり、かつて彼らに当たっていた様子とは反対だった


「・・・そう思うのも無理はない。君にとってはここの全てが架空の物なのだからな」

「ポケモンは私の国にいて・・・ゼルダだって実際に会ったから信じないわけにはいか
 ない。けど・・・やっぱり日が経って思うとあれは悪い夢だったんじゃないかって思った」

「仲良くしろとまでは言わない。君が彼らを、他の者を良く思っていない理由
 もなんとなく察しがつく。だが・・・そこだけは理解しておいて欲しかったのだ」


リビングでテレビを見ていたが、その内容はほとんど耳に入らなかった

マスターハンドから聞かされた話は今まで以上に信じられるものではなかった


(あり得ない)


思い出す度のその一言しか出てこない。その話は私の中では学校の教科書でしか

知ることはなくまた見ることもできない存在。過去に起きたと歴史上記されているもの


(戦争・・・)



金持ちと幸せを連想させるその階位にどこか関わりたくない部分があった

しかもその話は数十年前とかいう話ではなくほんの数年前に起きたことだと言う


「嘘だ。あり得ない。この世に・・・この時代にそんなものが存在するはずが・・・」


未だテレビで時々どこかの国で戦争が、というニュースは耳に入るがそれもまた自分の住む国

とは遠い場所でどこか現実味がなかった。テレビの電源を落とすと彩花はリビングを出るのだった


「うわあ!ファイヤーだ!」


モニター室に入るとルイージとゲムヲがモニターを凝視していた。現在乱闘しているのは

マリオ、クッパ、ファルコン、プリンのようだ。姿を現した事に、ここへ来た事が珍しいという


「コのステージは誰ガ考エたんデスか?」

「私だけど」



今彼らが乱闘をしている場所は新たに解放されたステージ『ポケモン亜空間』だ。ほとんどの

ステージはマスターハンドとクレイジーハンドが考えそのステージに合った仕掛けを考えたのが

彩花なのだがこのステージとポケモンスタジアムに関しては彩花が全て考えたのだった



「すごいよねーこのポケモン亜空間」

「まあね。一番の自信作だよ」


新ステージポケモン亜空間とは淡い色の背景を元にさまざまなポケモンの形を

模った模型が現れそこが足場となるステージだ。次々と足場が変わるのと

他のステージと違い足場の形が不安定なことから一層戦いにくいステージとも言えるだろう



「ポケモンを選ぶまでにどれだけの時間がかかったか・・・」


ルイージ達の前で少女はこのステージについて語りだす


「本当はホウエン地方のポケモンも入れたかったんだけどファイターのポケモンが皆
 カントー地方だからって却下されたんだ・・・私が詳しくなかったってのもあるけど」

「え?そうなの?」

「カントー地方・・・ピカチュウとかプリンがいる地方とジョウト地方っていうルギア、ホウオウ
 がいる地方しか旅したことないから・・・・ホウエンのポケモンって案外知らないんだよね」

「地元なのになんで旅してないの?」

「ま、まあ。それは色々あるんだよ」


そんなことを話していると乱闘が終わりマリオ達が戻ってきた

勝者は流石と言うべきかマリオでファルコンが2位となっていた



「初代はサムスとフォックスが圧倒的勝率って聞いてたけど・・・今回はマリオ、ガノンも上位らしいね」

「当たり前だ!Mr.ニンテンドーを甘く見てもらっては困る!」

「なんだよ!この間は俺が勝ったじゃねえか!」


マリオとファルコンは向き合うとお互いに睨み合った


「兄さん最初はクッパを睨んでたのに今じゃすっかり乱闘相手になっちゃって・・・」

「俺は外で倒してもいいんだがな、敷地が壊れるとマスターが止めるんだ」

「そりゃそうだ」

=====================================

次回

信じられない存在に信じられない過去を聞かされた彩花、想像を絶する話に思考の全て

が変わる。そんなある日ルイージは最後の一つだったバナナを買ってくる。がしかしそれ

を嗅ぎつけたカービィとヨッシー、ドンキーによってバナナ争奪戦が始まるのだった・・・


次回 第20話、「リクエスト」


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