INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第39話、望まれた人格

激しい戦いが繰り広げられる中記憶を取り戻していたロイとマリオはかつてない

力を発揮する彩花の姿を見る。そんな中口調が変わっていることにマリオはある仮説を立てる

沙織もまた多種の魔法を駆使し戦いスクリーンを通して見ていたファイターたちは

初めての焦燥感の中5人が勝利し戻るのを祈るのだった
3人は次々と現れていたサイボーグの数を減らしていった。その中でもマリオは

誰よりも早く彩花達の元へたどり着こうとしていた。頭の中に一つの仮定を立てて


(まさかとは思うが・・・・)


手と足は休むことなく動いている。そして頭も必死に結論にたどり着こうと動かしていた


(今まで話す事自体それほどなかったはずだが急にこ
 こまでしゃべるようになるとは・・やはり・・・記憶が?)


人ごみをかきわけるようにサイボーグを避けて進むと1人勢いよく次々と攻撃を

仕掛ける彩花の姿があった。あんな攻撃的な姿を見たのは初めてだ



「マリオさん!」


彩花はマリオがいることに気づきサイボーグたちを魔法で倒しながら駆け寄る



「怪我はないか?」

「・・・はい」


すぐさまマリオもサイボーグを拳で倒していく


「・・・・聞きたいことがある」

「なんですか?」


疲れの色を全く見せず魔法を次々とその手から撃ちだしていく。その姿はまるで

戦いに慣れているかのようだった。この姿を見れば誰が見てもスマブラファイター

の誰にも劣らぬ能力ともいえるだろう


(やはり、口調は今まで通り・・・俺の勘違いか?)


しかし、確かめないわけにはいかない。どこかで記憶の戻った彩花でいて欲しい

という考えとこのままでいてくれた方がいいという考えが交差している

意を決し、マリオは尋ねた


「もしかして・・・記憶が戻っているのか?」

「・・・!」


彩花がサイボーグから視線を外し前方を見る。するとセロが腕からミサイルを発射する

姿が確認された。3メートル、2メートル、1メートル・・・・

近づいてきたミサイルは爆発と同時に彩花の防御壁で弾かれてしまう


「どういうことですか?」

「本当のことを言ってくれ。お前は・・・マスターハンドに記憶を消されたんだ」

「・・・記憶・・・」


次々と爆風が襲うも青い防御壁は風一つ通さない


「・・・そう・・・だよ。思い出したんだ」

「やはり・・・!」

「でも、どうしていいかわからなかった」


サイボーグ達を見据えながらあの時と変わらぬ、しかしどこか悲しげな声で告げた


「思い出した時、こう考えたんだ。もし、みんなが望んでいるような性格に
 なっていたら・・・。簡単に人を信用する人間だったらどうなるのかって」


そう、わかってる。人を騙すようなことしてはいけないって

それでも、確認したかった。知りたかった



「何故か忘れていた時の記憶があるんだ。沙織と皆が言い争ってたりしてた」

「・・・・似てるな。お前とあいつ」

「違うよ。沙織は私と違う・・・わかるんだ。沙織の件を除けば平和だね」



それはマスターハンドが望んでいた世界。ファイターの誰しもが望んでいた生活

真っすぐに上がっていた手が下ろされると、青い防御壁もその姿を消した

再び2人の周りには少数ではあるがロボットたちが集まる



「俺は・・・・いつも送りだされる側だったからな」

「・・・そうだね」

「いつもピーチがクッパにさらわれ・・・俺は城を出てクッパを追っていた。それが当たり前だった
 。城の兵士達も住民たちもキノピオ達も今までなかった。自分以外の誰かが戦う事なんてな」


近づいてくるサイボーグを倒すと彩花もまた雷魔法で攻撃する


「確かに勝手な行動をしないお前は平和だったな。だが嫌にも勝手なお前
 がお前だと認識しているせいかあの時のお前は違和感だらけだったぞ」


穏やかで礼儀正しく。ちょっと気弱なイメージの感じさせられる人格

いざ望まれた性格になられると今考えると違う。本当に望んでいた訳ではない

少なくとも書き換えられた記憶で変わられても意味はないのだと感じた


「マリオ、あの・・・・」

「安心しろ。他の奴には話さん。記憶が戻ったということはな」

「・・・知った時、どうなるんだろうね?また怒られるかな?それとも喜ぶかな?それとも・・・」

「全部だろうな」


マリオは少し走りだし彩花と距離をとる。少し進んだところでマリオは告げた


「見させてもらおうじゃないか。お前の戦いを」

「・・・え?」

「安心しろ、危険だと判断したら助太刀に行くからな」


帽子を深く被り直すと言葉を聞いて目を見開いた少女は「あはは」と笑うと

今までとは違う明るい自信を持った声で告げた


「その必要はないと思うよ?だって、勝てない戦いはしないもん」

「もしもってことはあるだろ?」

「まさかマリオに言われるとは思わなかったよ。
 そんなこと言うのって二人しかいないんだもん」


槍はその手から姿を消し余裕の表情で手を構えると小さく、しかし高熱の炎が

浮かぶ。少女は走り去って行った。だがその姿を追うことはない



「Mr.ニンテンドーとしてここはさっさと倒して追いかけるとするか」


マリオの手にも再び闘志が灯り炎の勢いは増す。疑いが晴れたのと

同時に決意も固いものとなった。セロを見据えるとマリオは頭の中で思った


(俺の勘もまだまだ捨てたものじゃないな)


そんなことを思いながら近づいてくるサイボーグたちを拳や炎で倒していく

もちろん別の場所ではサムス達も戦っているだろう


(見せてもらうぞ。お前の実力をな)



「くっ・・・なんということだ」


「もう二度と同じことは繰り返さない!貴方はここで終わらせる!」

「マジシャン・ボムめ・・・・!」


幾度となく攻撃のやりとりが行われた末セロは腕を抑えながら言った

言葉でも負けまいと沙織の隣にいたサムスはガンポットを構え言う


「わたし達は負けないわ」

「ぐぬぅ・・・・ほざけぇ!」



腕からガシャン、と音がしさっきとは違うミサイルが飛んできた。2人は

避けるがそのミサイルはどこかで途絶える事はなく2人の後ろを追いかけていく



「追跡型!?」

「任せて!ファイアー!」



くるりと反回転すると魔法を唱えると手から炎の球が飛ばされてミサイルに

見事命中しミサイルは大きな音と共に爆発して崩れ落ちていく


「ってまた!?」

「今度は私が!」


沙織に入れ替わりサムスが手を構えレーザーを発射させる

見事に命中したミサイルは空爆の後煙を出して跡形もなく消え去っていた



「サムスやるねー」

「あなたもファイターに負けないくらい強いと思うけれど?」

「かの有名なバウンティハンターに褒められるとは光栄だね」


2人はお互いを見てにやりと笑うとセロへと向き直った


「マリオ!」

「すっかり意気投合してんじゃねーか」


サイボーグを倒し切りマリオはサムス達の元へとやってきた

2人が視線を動かすと反対側にはゼロと対峙する2人の姿が見えた


「これ実はマリオいらないんじゃない?」

「なに!?」

「私達だけで充分な気がするよ」

「あ、でもあっちには行かなくていいわよ?面白くなくなるから」

「お前こんな状況でなに期待してるんだ!?」


サムスは楽しそうに言うと再びセロへと向き直った。何のことを言っているのか

理解したように沙織も表情を変えるとまた鋭い目つきになり向き直った


====================================

次回

セロと対峙する沙織とサムス、ゼロと対峙する彩花とロイ

サイボーグの数も減り戦いやすくなったところでついに決着が決まろうとしていた

そして今回の出来事をきっかけに彼らは深く誓いを立てる


次回 最終話、「永遠の誓い」


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