INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第25話、意図

スマブラに戻るも彩花の姿が見当たらない中ファイターたちの前に現れた男

沙織の関係した騎士と同じ関係者だと知ったファイターたちは戦いを挑む

そんな中操られた彩花が現れ沙織は彩花と戦いファイターたちは鎧兵達を倒していた
その時、後ろに何がものすごい音が響いた

ドカッっという鈍い音の先にはロイが吹き飛ばされ木にぶつかっていた


「く・・・・っ」

「ロイ!」


木に衝突し倒れるが剣を地面に突き刺し立ち上がると苦笑いを浮かばせ呟いた


「大丈夫だよ」


沙織は手を構え瞬時に彩花に氷魔法を仕掛けるが謎の防御壁によって防がれた


「あれは・・・!?」

「あれは『ネールの愛』だよ!完全防御だから攻撃は効かない!」

「えぇっ!?」


ロイが叫ぶと一瞬彩花の手が止まりロイの方向を見た

そんな彩花と視線が合うとロイはこの事態はあり得ないと叫んだ


「アクアがいるから操られることはなかったんじゃないの!?」

「・・・・・・」


手を構えぽつりと何かをつぶやくと手から空気を裂くような風が

憩いよく飛び出し沙織をすりぬけロイを吹き飛ばす



「うわぁっ!」

「ロイ!」



飛ばされた先の無事を確認し沙織は視線を戻す


(操られるはずがない・・・?アクア・・・・?)


沙織が隙を見せないように考えていると、聞こえないくらいの小さな声が聞こえた


「・・・え?」


耳をすませると、確かにその声は聞こえた


「そう。私は操られてなんかいない」

「な・・・!?」


少しだけ手を緩めるとメンバーたちに気づかれないように彩花に近づく

すると彩花も手を下げて構えをやめたかと思うとその手に槍が現れた

彩花はぽつりと「ミラージュ」というと急に周りの風景がぼんやりし始めた



「!!」

「大丈夫。ここは私の空間。他の誰には見えないしら話が聞かれることもない」

「・・・・・・・どういうことなの?」


何かあってもいいように警戒をしながら尋ねると無表情のまま彩花は答えた



「さっきも言った通り自分は操られていない。自分から敵となった」

「どうして・・・?」

「私は、あの人たちの考えが知りたい」

「え?」


無表情のまま、だけど初めて会ったときとは違う雰囲気と声のトーンのまま

彩花は沙織に向かって自ら思っていることを話しだした


「いつも何かが起きるたびに「待ってて」「信じて」って私を戦闘に入れないようにしてる。
 自分は元々戦いの世界には生まれていないから気持ちは分からなくもない。巻き込み
 たくない、自分達がした苦痛を経験してほしくないっていう優しさだっていうのも分かる」

「だけど・・・時々分からなくなる。なんで自分はここにいる?本当に仲間なのかって」


本当に仲間だと思っているのなら話してくれてもいいだろう

教えてくれてもいいんじゃないかと彩花は沙織に向かって告げた

それは沙織も自分が同じ立場だったら思うだろう


「戦えるのに。やっと誰かを守れる力を手に入れたのに戦うことすらさせてもらえない。
 私は触れることで相手の考えを知ることができる。だから・・・試したい。あの人達の
 考えを。それがどんな形であれ期待を裏切られても考えを知ることができたら戻るよ」


協力してほしい、と彩花は告げた


「そういうこと・・・・」



槍を強く握り目を閉じると沙織の目に見える風景は元の場所に戻っていた

沙織はどうすればいいのかを考えるとマスターハンドに向かって叫んだ


「マスターハンド!サイボーグを倒すのなんか一体一体倒していくより
 私の魔法で一気に倒したほうが効率はいい!だから役割チェンジして!」


大声で叫ぶとマスターハンドは分かったと了承し

沙織はサイボーグの中へと突っ込んでいく



「いっけぇ!デスシュゥゥゥート!」



叫びと同時に手から無数の黒い線が飛び出しサイボーグを貫いていく

一気に7体のサイボーグが機能しなくなり地面に倒れた


役割を交代したマスターハンドは彩花の方を向いた。一回攻撃を仕掛けるも

あっけなく避けられ剣で切られそうになる。一瞬触れた後、2人は距離を置く



「どうすればいいんだ・・・・!?」

「どうすれば・・・いいんだろうね」

「!?」


ふと聞こえた声にマスターハンドは角度を上げた。遠くから男の叫び声が聞こえる



「・・・お前操られていなかったのか!?」


その言葉にサイボーグと戦っていたメンバーたちに笑顔が現れる

所々から彩花の名を呼ぶ声が聞こえてきた


「ぐ・・・退くぞ!」



男の声とともに大量にいたサイボーグたちは消えていった

残ったのは大きく倒れた木々と無残に散った葉とサイボーグ達




「彩花さん!やっぱり操られてなんかいなかったんですね!」



咄嗟にその言葉が出たことに一瞬顔を歪めるがすぐに作り笑顔に戻る

本当の笑顔ではなく「作り笑顔」に


「操られる?ありえない」

「よかったぁぁぁぁ」

「どうなったかと思ったわ・・・」

「・・・・・・・・・」


午前9時、朝食を終えメンバーたちは会議室にいた。その場にはもちろんのこと

マスターハンドとクレイジーハンド、そして沙織がいた。もちろんあの人物は寝ている


「沙織、あの男も仲間なのか?」

「まあ、でもボスっていうより幹部って言ったほうが早いかな」


幹部ということはあのほかにまだ上がいると言うことでもある


「本名は私も知らないんだけど幹部はあいつ一人だけじゃなくて
 数人いるの。で、確かその幹部ごとにナンバーごとに呼ばれて
 いた・・・。あの人は3番目の幹部で03(ゼロスリー)・・・」

「まさかとは思いますけど、あの人もサイボーグってことはないですよね?」

「・・・え?」


その発想は無かったと沙織は呟いた。朝の会議によって沙織から幹部のことを聞き

ファイターたちはこのまま放っておくわけにもいかないので対策の会議は続いた


昼過ぎ、マスターハンドは神の空間で考えていた

これ以上避けることはできずかといって戦闘に参加させることは望んでいない

考えるもこれといった解決策が思いつかず考え続けていた中声が聞こえた


『神が人間にそこまでするなんて、しかも彼女はニンテンドーの者ではないのに』

「エリア様?」


マスターハンドは角度を上げると姿は見えないものの声が聞こえた


「・・・・・ですね。私にも情が移ったか」

『とはいえ、私も彼女に頼った身ではありますけど』


一間開けるとエリアの声が再び聞こえた


『誰も傷つくことなく彼女が戦闘に参加しない方法があります』

「・・・それは本当ですか!?一体どうすれば・・・・」


数秒の沈黙の後、いつもより険しい声でエリアは告げた


『消すのです』

「え?」


『記憶を消すのです』



エリアの単発的な一言にマスターハンドは言葉が出なかった

この反応をすることはエリアも予想していた。マスターハンドに説明するように

再びエリアは空間の中で声を響かせる


『彼女がこうして戦いを知ったのは貴方が原因でありスマブラが発端ともいえます
 。ならば両者の記憶を消せば二度と会うこともなく彼女が戦うこともないでしょう』

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次回

マスターハンドの元に聞こえた全ての空間の管理者エリアの声

助言とも言えるエリアの提案は「ファイターと少女」が会った記憶、神と彩花が

会った記憶を消すというものだった。エリアの提案にマスターハンドは・・・・


次回 第26話、「記憶の消去」


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