INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第20話、信じてないのは

買い物を頼むことにより聞かれないようにと考慮した上マスターハンドは

ファイターたちに感じた異変について話す。そんな中突如現れた男は何かを呟き消えて行った

買い物を終えた彩花とマスターハンドは今まで何度か起きた口論にぶつかり・・・
「・・・・・どうしても連れて行くわけにはいかない」

「これは・・・君のためを思って言ってるんだよ」

「確かに私たちは貴女に比べたら弱いかもしれないけど・・・だけどこれは戦いの場
 にいた私たちがやるべきことなのっ!『仲間』なら『信じて』待っていて・・・・・お願い」


力なく呟くサムスに対し彩花は体中の力が抜けるのを感じた

どれだけ反論しても自分の伝えても無駄なのだろう。そう悟った


「・・・・・・・そう」

「仲間・・・・でしょう?」



確かめるようなその言葉に何も反論する気はなかった

マスターハンドは何も言わぬままファイターたちとともに姿を消した


「ピーチさん・・・あんなに大声で言わなくても・・」

「でも・・・やっぱり信じられなくて・・・時々思うの。本当に
 あの子は私たちのことを仲間って思ってくれるのかって・・・」


今までの行動からすればとても信用されなくても仕方ない

待っているといいながら来ていたり、危険な場所に1人でいったり

何かあっても誰にも話すことはなく1人で考え込んでいたり


「サムスさん」

「こんなにいっても・・・きっと彩花は来るでしょうね」


サムスの言葉にさらに次々と言葉が重なっていく


「それはやはり俺たちは信用されていないということなのだろうか?」

「実際には何度も助けられて私たちが助けたことなんてないけど・・・」

「信用されてないだろうね」

「ロイ?」


さっきの彩花のような不機嫌そうな言葉を発する

おそらく声が形になればどこかに当たって跳ね返っただろう


「僕達は信用されてないんだよ」

「ロイさん!?そんなことないと思いますけど・・・」

「一体どの行動を見てそんなことが言えるの?」

「それは・・・」


ヨッシーは答える術もなく黙って歩き始めた。マスターハンドはその様子を

見ていたが何も話さない。実際言っていることは間違ってはいないからだ


「彩花さんが来る前に倒しちゃえばいいんですよ!」

「それが一番いいんだけどね」


実際それをやろうとしたことは何度も会ったがそのたびに

何らかの障害があってメンバーたちはどうしても先に進めなかった

その結果、彩花が登場してしまうばかりだった



「無理やりにでも止めないといけないってすごいですよね」

「・・・・気持ちはわからなくもないがな」



いつもそう。自分だけが邪魔者扱いされる。昔とは違うって思っててもそれはどうして?

自分は『スマブラメンバー』であって『ファイター』ではないから?

いつも思う。もしファイターだったら一緒に行っていただろう。一緒に戦っていただろう



「・・・・1人」


誰もいないため活気のないスマブラは無駄に広い豪邸その物だった

リビングの中で立ち尽くしていた



スマブラの外の少し歩いたところの道の中、ファイターたちと一緒に

行動していたはずのリンクはその場にいた


「マスターさん。聞こえますか?」

『聞こえている』


リンクはファイターたちとはいかずスマブラ付近に残っていた

メンバーたちを追いかけるために出て行こうとする彩花を止めるためそれを予想した

マスターハンドはリンクを止める役に頼み通信機を渡したのだ


彩花は気づいていないのだが、リビング、会議室、乱闘場、彩花の部屋

メンバーたちの部屋、あらゆるところに盗聴器が隠されていた。それを仕掛けたのは

スネークだがそれも彩花の会話を聞くための物だった



『どういう行動をするか分からんからしっかり聞いておいてくれ』

「分かりました」


通信を切ると、リンクはスマブラの建物を見る


「改めてみると、こんなに大きかったんですね・・・」



『ピー・・・ガガガ・・・して』


ふと聞こえた声にリンクは音の出るスピーカーに耳を澄ます

そしてメンバーたちも、スネークの通信機からその声をキャッチしていた



『信じてないのはどっちなの?自分が信じられないから・・・こうしたんでしょう?』


「!!」



何かがマスターハンドの心に突き刺さった。それは他のメンバーたちにも突き刺さった

途中言いかけたところで、マスターハンドは通信を切った

何か聞いてはいけないことを聞いてしまった気がしたからだ



(今さらだけど・・・あの人たちと自分とは違う)


物語の主人公であり英雄でもある。それに対して自分はどう?

主人公でもなければ英雄とか勇者とかそんなこと言われたことはない


旅した場所や箇所はこっちのが上でも知られていることは

自分の方が天と地の差のように下だから。分かってもらえない


考えてから、それくらいの時間が経ったのかな

どんなに考えても、状況は変わらない。この気持ちは誰も気づかない




扉を叩く音が聞こえた。ここに来るのは大抵ファイターたちの関係者である

しかし現にここには誰もいない。そんな事を思いながら扉を開けると

ファイターの仲間ではなく自分の仲間であるギンが扉の向こうにはいた



「なにか最近変なことって起こってない?」

「いえ・・・・・何も聞いていませんが」



彩花が頭の中で考えている時、ギンはふと部屋の隅に仕掛けれられているものを見つけた


「へぇ・・・これが日本でよくあるっていう防犯カメラですか?」

「防犯カメラ?」


視線の先、確かに日本でいう監視カメラが壁の角に着いていた

音を立てずに左右に動いている


「こんなところに監視カメラなんてあったっけ・・・・」


これだけ広いともし泥棒とかが入った時に大事件になるだろう

とはいえこんな強者達が集まった場所に泥棒しに来る人がいるのかどうかは謎だが


「よくあるってよっぽど広いところかお店じゃないとないけどね」


現在。メンバーたちがいるのはニンテンドー内のある国。それもメンバーの国でもある

ファイターたちが高々と建っている城を見上げている中ロイは懐から取り出した

水晶を見た。水晶は紫色に渦巻いていた


「紫・・・ってパープル?」

「あの状況は冷静じゃないよね・・・」


ロイの観察によりこの水晶は彩花の状態を知るものだと判明した

しかし『彼女達』と関係すると踏んでいたものの今と彼女とは相違点がある

そんな中ミュウツーが呟いた



「闇・・・・良い状態ではないだろう」


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次回

アリティア王国にやってきていたファイターたち。しかし突如城の周りに

異様な武装をした軍隊が現れたとの報告が上がる

クレイジーハンドですら異様を感じ逃げる判断を下すが・・・・


次回 第21話、「謎の軍隊」


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