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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第19話、仲間なら

沙織とファイターたちの力によって人々の感情が解放され沙織も元に戻ることに成功

元に戻った町の様子を見に行った沙織は彩花と遭遇しファイターたちの探していた

「彩花」なのだと知る。沙織と別れた彩花は自らの過ちに終止符を打つために過去に

差し出した自分の感情を自らの力で破壊するのだった
「確かスマブラXを作る前はメンバーたちの起こることとか敵とか分かったんだよね?」

「あぁ、だが最近おかしいんだ」



感じられるのはほんのかすかな気配だけ。どこにいるのかもどんな姿かも

生物かすらわからない。マスターハンドは自らの力が衰えているのかと感じていた

そしてマスターハンドはもう一つ心配していることがあった


「やはり・・・・何かあったら来るのか?」



これまでスマブラに集まったファイターたちは幾度となく事件に関係した

そして今回起きた事件は過去に彩花に関わっていた

しかしマスターハンドだけでなくファイターの誰しもが感じていて衝突していた



彩花はスマブラメンバーでありファイターではない。ただの一般人なのだ

ファイターでない人物を、戦いを知らない人物を巻き込むのを嫌っている



リビングでは1人の青年がキッチンで夕食の準備をしていた

緑の帽子に緑の服、腰には剣までささっている

その姿に似合わずに冷蔵庫の中身をチェックして今日の献立を決めようとしていた


「リンク、ちょっといいか」


リンクを呼び止めたのは、創造神でありスマブラの創造主でもあるマスターハンド

神というイメージがつかない巨大な手が浮かんでいるだけなのだが


「なんですか?」

「今日は買い物とか行かないのか?」

「はい?」


予想していたことと違うことを聞かれきょとんとする

今はまだ3時だがこの時間から準備しないとあの大人数の夕食は間に合わない


「買い物・・・ですか?」


冷蔵庫の中をチェックし、そのあと棚の上をチェックした



「醤油とコショウ・・・・あと少しの香辛料を買いに行こうかと思いますけど」

「その役目・・・彩花に任せてくれないか?」


突然少女の名前が出てきてますます話が分からなくなる


「どういうことですか?」

「メンバーを集めて話をしたいのだ」


その先のことをリンクは予想できた。本人に聞かれてはマズイ事だということを


「別にかまいませんが・・・・」


リンクに頼まれ彩花がスマブラから出て行ったのを確認するとマスターハンドは

ファイターたちを会議室へと集めた




「今・・・・世界に危機が迫っている」

「なに!?」

「えぇっ!?この間解決したばっかりなのに!?」



マスターハンドは宙を浮かびながら会話を続けていく

ふとピーチがマスターハンドの言葉を遮り話し始める


「あの子には・・・話さないのね?」

「あぁ。みんなも話さないでくれ。というより気づかれないようにしてくれ」


マスターハンドの口調はいつもより重かった


「なんだ?!」



突然声を荒げてリビングを飛び出し外に出ると続いてメンバーたちも外に出た

さっきまで晴れていた快晴の空はいつの間にか曇天に変わっていた

そして外に出たメンバーたちの前に一匹の竜が現れた


「なんだ・・・・こいつは?」


すぐ隣には人であろう形が現れたその男はメンバーたちを一目ぐるりと見渡す



「ふむ・・・・?ここにはいないのか」

「なんだお前は!?」


クレイジーハンドが叫ぶするとマスターハンドも一歩前に出た


「・・・ニンテンドーの者ではないな」

「どこにいったのだ・・・『マジシャン・ボム』は」


マスターハンドたちの言葉に反応することなく独り言をぶつぶつ言っている


「だが・・・・ここで騒ぎを起こせば必ず現れる・・・」



すると男は両手を上にあげた。と次の瞬間両手の上高くに紫色の邪念のこもったような

弾が浮かび上がった。そしてその球はどんどん威力を増していくように大きくなっていく


「な・・・・」


構えを取る前に男はその巨大な球をメンバーたちに向かって

放り投げた。がそれはクレイジーハンドの拳で消去される


「・・・・攻撃を妨げるとは・・・別のところで試そう」


そう一言言うと後ろを振り向き歩き始める

その時、被っていたフードが取れて顔がはっきりと見えた

ただ一つわかったことは・・・一目見ればわかる。人間ではない


「マスターハンドどうする!?追いかけるか?」

「・・・・気配は覚えた。だが奴は別の場所で試すと言っていた。その言葉が妙に気になる」


少女が戦った場合まず負けたりすることはないだろう

ただ戦場に連れて行きたくないのは安全のためでもあり

過酷な状況に連れて行きたくないのだ。例え戦いを知っていたとしても・・・・・



「全員準備してくれ。私は彩花に」


そう言いかけた時、少女の声が神を遮った


「その必要はないよ」

「・・・聞いていたのか」


振り返るとそこにはいつも通り無表情の姿の彩花がいた

あることを勘付いたゼルダは恐る恐る尋ねた


「聞いていたというより見ていた」

「もしかして・・・・あの男について何か知っているのですか?」

「残念ながら知らない。見たこともないし」


心のどこかでマスターハンドが安心するもこれを言わずには始まらない


「彩花は待っていてくれ」

「そう言うと思ったよ」


そんな中前に出たのは世話役としてファイターたちの間でも定着した赤髪の青年



「僕たちは君のことを心配して・・・・」

「また『巻き込みたくない』っていうやつ?」



表情こそはいつもどおりなのだがどこか言葉に黒い渦が巻いている

それは怒っていることを意味している


「私たちなら大丈夫よ!信じて」

「絶対戻ってくるから!」


何を言ってもその表情から曇りは消えない。不機嫌と取れる表情のまま

彩花は先のとがった言葉をファイター達に向かって吐いた


「結局、自分はファイターじゃないから連れて行かないってことでしょう?」

「違う・・・・!」


マスターハンドたちを押しのけて彩花の目の前にロイが前に出ると否定した


「私達は『仲間』じゃないの?そんなに私たちのことが信じられない?」

「そういうわけじゃ・・・・・」

「なら信じてよっ!」


彩花の言いかけた言葉はピーチに遮られた。珍しくピーチが声を張り上げた勢いに

後ろにいたファイターたちは驚き表情が変わる

ピーチに力が入る中マスターハンドは落ち着いた表情で告げた


「・・・・・どうしても連れて行くわけにはいかない」

「これは・・君のためを思って言ってるんだよ」

「確かに私たちは貴女に比べたら弱いかもしれないけど・・・だけどこれは戦いの場
 にいた私たちがやるべきことなのっ!『仲間』なら『信じて』待っていて・・・・・お願い」

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次回

言い争いになる彩花とファイター達だがついに折れた彩花

マスターハンド達はスマブラから離れるがこのままにしておくわけにもいかず

あることを仕組んでいた。しかしそれは本音を知ることとなるのだった


次回 第20話、「信じてないのは」


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