INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第18話、消滅の運命

向かった先で沙織と遭遇するファイターたち。ネスは沙織の異変に気付きそれにより

感情が抜き取られたのだと知る。黒幕を探し感情を奪われた人々を元に戻すため

沙織とファイターたちは探すのだった。一方スマブラでもとある進展が起きようとしていた
「・・・・・・・」


神の空間でクレイジーハンドは誰かと話していた。凛とした声で彼女は告げる

『彼らも向かわせるべきです』

「しかし・・・・・」


クレイジーハンドが言葉を詰まらせる中彼女は告げた


『・・・今回の件あの子に無関係というわけではありません』

「なんだって?」

『だからこそ向かわせるべきです。彼らを、そして彩花は思う通りに行動させるべきです』



「自分たちの無力さを感じるわ・・・」


歩いている中ふとサムスが呟いた。沙織を助けられなかったことに悔やんでいた

多くのファイターがそう感じる中沙織は軽い口調で告げた


「無力じゃないと思うけどなー」

「え?」

「だって、本当に無力で意気地なしならこんなところには来ない。敵のいる所に乗り込まないよ?」


沙織の一言にファイターたちは顔を上げた


「希望が断たれたわけじゃないし」

「・・・前向きだね」

「ポジティブに行かないと見えるものも見えないよ」


「ねぇ・・・あれなに?」

「え?」



目の前に何かが浮かんでいた。丸い空間の中に、紫の気体が浮遊している


「あれは・・・・!」

「あれを壊せばひとびとに心が戻るんですね!」

「えぇ・・・たぶん」



攻撃をしかけるとガラスがパリンと割れ中にあった気体は四方八方に散って行った

そして一つ、飛んで行った中のひとつが沙織の体に吸い込まれていった


「わっ・・・・なんともないんだけど」


沙織は体中を見るも特に変化はない。しかし元に戻ったのだろう


気体が浮遊していたさらに上、小さな紫の塊が浮かんでいた


「あれはなに!?」

「・・・・巨大な力を感じる」


とその時、目の前に沙織の見たという男が現れた


「貴様!」

「素晴らしいだろう?これほどに集まるとは思ってもみなかった」


「貴様か!今までこんなことをしたのは」

「ここでお前を倒す!!」


ファイターたちは構えると一気に駆け出した。沙織も遠距離から魔法を撃つ

男はファイターたちの攻撃を避けると沙織に向かって告げた


「一般人が絡むとは予想外だった」

「一般人・・・ねえ」


詠唱を始めると巨大な渦が発生した


「それは、私に勝ってから言うべきじゃないかな!ハリケーン!」


巨大な台風が男へと重なった瞬間、沙織はさらなる魔法を詠唱した

巨大な雷が男の頭上へと落とすと砂埃が上がった


「・・・・・あれ?」



ファイターたちが向かった先目の前には敵が倒れていた



「よえぇ!?」

「黒幕とは思えませんね・・・・」


ファイターたちが口々に言う中マスターハンドは告げた


「方法とその気さえあれば強かろうが弱かろうが事は起こせるということだ」



ファイターたちはスマブラに戻り数日後、沙織を見送りに来ていた


「これからどこへ行くんです?・・・って適当でしたっけ」

「そうそう」

「沙織さんお元気で」


スマブラから沙織が去ってから数日後、ロボットはスネークとともに

乱闘の内容について話合っていた



「じゃあだねー・・・・みんなはりせんだけで戦ってみたら?」

「パンパンうるさそうだな」

「じゃあ・・・爆弾のみ」


がやがやと騒がしさが戻る中なぜロボット達が考えていたのかと言うと

数日後に大乱闘をすることになっていたのだが普段考えている人物が

用事があるとかでここ数日スマブラにいないからだ


「あれ、沙織じゃん」

「彩花!?」


町の様子を見に来た沙織のもとに聞き覚えのある声が聞こえた

町はすっかり戻り都会のような賑やかさは無い物のゴーストタウンとは

呼べない穏やかさと賑やかさが戻っていた


「無事だったんだね」

「そっちこそ」


偶然もあるもんだと思う中沙織は以前来た時に感情が奪われた町だということ

そして無事戻ったか様子を見に来たのだと告げた


「そんな事があったのか。話では聞いてたけど」

「彩花は何しに?旅?」

「そうだね・・・・終止符を打ちに・・・かな?」

「え?」

「こっちの話。ファイターたちが言ってたけど色んな魔法が使えるんだって?」

「ファイターたち・・・ってまさか!?」


沙織が叫ぶと彼女は自分こそがファイターたちの探していた「彩花」だと告げた

そしてまた会えることを望んでいると告げると沙織の前から姿を消した


「さて・・・・」


彩花が現れた場所は異様な雰囲気の漂う場所。目の前には大きな紫の球がある

そんな球に向かって無言で彩花は弓を引いた。勢いよく放たれた矢は

球に突き刺さり大きくヒビが生えるとガラスが割れるような音を立てて崩れた

それと同時に空間も歪み始め少女はその場から姿を消した



「いいのか」

「いいよ。これが運命だから」


頭の中に響く声に対して返す。ふと背後に気配を感じ振り返ると

そこには創造神マスターハンドが宙に浮いたままいた



「・・・・エリア様から話は聞いた。あの球・・・過去に奪われた彩花の感情だそうだな」

「数年前、同じ事件が各地で起きた。多くのエネルギーを欲していて当時大した力のなか
 った私は事件を収拾させるために自らの感情を渡した。それで一時は解決したんだけど」

「数年後の今回それだけでは足りないと知ったのかまた集め始めた・・・」


(自ら感情を捨てるなど・・・・)


「なぜだ?何故そんなことをした?」

「分かるでしょ。必要ないと思ったから。邪魔だと思ったから」


ファイターたちが壊した球は各人々の元へと戻って行った。しかし数年前に集められた

感情は男の力によって形を変え破壊しても元の場所には戻らない


「これで私に感情が戻ることは無い・・・・感情が無くなったと思ったんだけどね」


感情を失ったと思っていてもいつの間にか喜怒哀楽が出来ていた


「喜ぶし怒るし・・・どうも完全には消えてないみたいだね」

「当然だ。例え失ったとしても・・・きっかけさえあれば新たな感情が生まれる」

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次回

ある日マスターハンドは異変を感じる。それは世界に対する異変と自らに対する異変

だった。そしてマスターハンドは彩花を遠ざけファイターたちに告げる

しかしファイターたちの前に謎の男が現れスマブラ内は波乱の事態が起きる


次回 第19話、「仲間だから」


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