INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第17話、感情

間に合わずゴーストタウンへと変貌してしまった町に直面した沙織の前に現れる黒幕

らしき男。導かれるがままに解決へと繋がる空間へと入るのだった。そんな中マスターハンドは

邪悪な気配を感じファイターたちを向かわせる事に決めるのだった
プリンは部屋で歌っていた。それは自分の部屋ではなく普段なら能力の関係で

ファイターたちから禁止されるほどのものなのだが今回は訳が違った


「・・・・あれ・・・・なんでプリン・・・が・・・・」



起きかけて目に入ったのか寝ぼけながら呟くものの少女は再び倒れた



「・・・ごめんプリ・・・」


ファイターたちがマスターハンドの力でやってきた場所は唖然とせざるを得なかった


「なに・・・・これ・・・・」


ゴーストタウンとも呼べる雰囲気の中正確にはゴーストタウンではない

人はいる。しかし生きているのかと疑うほどに動きが遅く活気が感じられない



「・・・どういうことだ、居場所がつかめない」

「ということは、マスターハンドでも知らない場所に行ってしまったということですかね?」


すでに移動してしまったのかその場に怪しい姿は見当たらなかった

マスターハンドが自らの力で探っている中ふとネスが呟いた



「あのさ・・・彩花って眠らせとくべきじゃなかったんじゃないかな」

「?」

「いやその・・・あんまり想像したくないけどまさか彩花が知ってたら・・・」

「・・・・・・瓶の事とか詳しくは知らなかったって言ってたよね?」

「もし、それが「嘘」なら?」


ネスの一言にファイターたちは反応した。可能性は0ではないからだ



「う・・・・・っ」


ズキンと痛みを感じる中起きあがるとその場にあの男の姿はなかった


「いたた・・・・なんだったの・・・あれ」


さっき起きたことを思い出す。空間に入って黒幕だと思う人物と遭遇した

倒そうとしたところ攻撃を受けて何かが抜き取られる感覚がして意識がなくなった

その時、近くから声が聞こえた



「気がついたか、危ないところだったな」


ふと聞こえた声に一瞬警戒するがあの男の声とは違う

完全に起きあがると隣に誰かがいることに気付いた


「あ・・・・あれ・・・確かスマブラの・・・・」


わずかに記憶に残っているため沙織は呟いた。名はガノンドロフ。名前と少しの

情報なら聞いたことがある。どこかの大陸を手中に収めようとした魔王


「どうしてここに・・・・」

「変な入口を見つけ入ってみたらまさかお前が倒れているとはな。・・・来たようだ」

「え?」


ガノンドロフが横を見るとそこにはマスターハンドと見覚えのある人たちがいた


「スマブラ・・・・?」

「外傷はないようだ」


ガノンドロフが立ち上がるとファイターたちが駆け寄ってきた


「一体何があった?」


マスターハンドが尋ねると沙織は今まで見たことを話した


「それ敵の罠だったらどうするの!」

「一刻も早くあの人たちを元に戻したくて・・・・」


詰め寄ると叫ぶマルスに対して沙織は焦ったように言った


「私たちに言ってくれればよかったのに・・・」

「思いつかなかったのとあそこからスマブラは遠すぎて行ってたら逃がすと思って」

「・・・・とにかく無事でよかった」


沙織に向かってマスターハンドは小声で話した

「マルスはな、戦争で何人もの仲間を失っている
                 から一人でも死んでほしくないと考えてるんだ」


「あぁ・・・そういうこと・・・・納得」

「沙織、敵の特徴を教えてくれ。どのような姿だ?特徴とか・・・」

「黒に包まれてて、よく見えなかったけど、あれは人じゃない・・・・」

「違う。多分人間だろう」


沙織が呟いた矢先ガノンドロフが呟いた


「ガノンドロフ!?」

「奴の気配は魔物でも化け物でもない、人間だ」

「でも・・・あの感じは普通じゃ・・・・」

「人類など、何をしているか分からないからな、そうだろう?」



ガノンドロフはマスターハンドの方を向く


「あぁ・・・・残念だがな」

「・・・・・・・・・・・」


「そういえば、あいつは確か私の知ってる人の中にこの目的を知っている人物がいるって・・・・」



今まで会った旅の人なのか、途中の町で会った人なのか、それとも敵なのか



「うぅ・・・・思い当たりがありすぎてわからない」

「この中に知ってる人は・・・いませんよね・・・・」

「ねえ・・・・沙織?」

「なに?」

「・・・・・・・何かおかしくない?」

「何が?」


ネスはふと何かを感じ沙織に尋ねる。しかし沙織は何も感じていないようで

頭に「?」を浮かべていた。しかしネスは確実に異変を感じていた


「・・・・・・・・・何か様子が・・・」

「?普段と変わりませんが?」


本人だけでなくリンクを始めファイターたちがいつもと変わらないと

思う中ネスの発言に付け加えるようにリュカが呟いた


「ネスが言いたいのは・・沙織さんの心が・・・見えなくなってるんです」

「は?」


ファイターたちは一斉に声を上げた


「え?え?」


沙織は自らの手を見るがいまいち理解できていないようだった


「それって・・・・感情を抜きとられたって事!?」

「多分ね」

「えええええっ」


誰よりも一番に沙織が驚いた声を上げた


「でもさ、なんか町の人達とは違うよね」

「もしかしたら途中で俺が奴に攻撃したから全ては抜き取られなかったのだろう」

「・・・たまには役に立つじゃないか」


リンクが渋々呟くとガノンドロフは「フン」と鼻を鳴らした

その日の夜、建物などあるはずもなく野宿状態で夜を明かし次の日

ファイターたちは再び動き出したのだが


「昨日・・・夢を見ました」

「本当か!?」


「・・・敵陣が暗いっていうのはもうお決まりなのかな」

「お決まりかどうかは知らないが俺は城の中で戦うことが多いな」

「む、それはワガハイの城の事を言っているのか」



ゼルダの話だと、敵は一人だけではないらしい。夢で見たのも怪しい部屋だけだった

妙な部屋で何かの準備をしていた、それがゼルダの見た夢だった



「どうやら急がないといけなくなったみたいだね」

「どういうことですか?」



突如無数の敵に囲まれた中沙織の呟きにリンクは尋ねた

動じることなく沙織は予想できることをファイターたちに向かって話す



「敵が出てきた、ってことは考えられることはいくつかあるんだけど
 もし、気体で何かをしようとしているなら、準備があるとしたら?」

「・・・・時間稼ぎか」

「おそらくは自分の居場所を知られたくないか・・・ね」

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次回

ファイターたちの前に現れた男。感情を本来あるべき場所に戻すためファイターたちは

紫の球を破壊する。沙織とファイターたちの力によって、そして過去に関係していた

少女の力によって2つの出来事が終わろうとしていた


次回 第18話、「消滅の運命」


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