INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第12話、彼女の名は

カービィ達が沙織を懐かしむ中沙織はカービィ達の想像もしないような場所にいた

賊に襲われスリープの魔法により捕まったのだが同じ場にいたのはなんと以前

モンスターに襲われた時助けられた少女だった。偶然の再会に驚く中名前を聞くのだった
「彩花」

「・・・・・え?」


その名を聞いた瞬間沙織は思考が停止した。同じ名を別の場所で

聞いたことがあるからだ。しかも最近、スマブラという組織の中で


「・・・まさかね」


同じ名の人物なら沢山いるだろう。今までだって自分の名、この人と同じ名の

人物が何人もおり国や土地によっては何人だって見つかるだろう

その時、彩花と名乗った少女がピクリと反応し呟いた


「・・・思ったより速かったね」

「え?」



ガタガタガタッ!!!


突然の外の騒音に町の人々がびくっとする。沙織も今までが

静かだっただけに突然の騒音に驚いた



「なに!?」

「・・・・・来たみたいだね」


一方彩花は変わらず冷静なままだった。そこで沙織はさっき話していた事が

起きたのだと気づいた。金属と金属がぶつかったり何かが吹き飛ばされる音がする

そして頑丈そうな扉は破壊され次々と兵士のような人が入ってきた



「クリミア兵だ!もう大丈夫だぞ!」

「あぁ、助かった!」


扉が開けられると次々と人が外に出る中2人も外に出る

しかし外に出た瞬間彩花は窓から見えた光景に目が止まった


「・・・・・?」


逃げてく人の中高台に立っている妙な人が小さな瓶の空を持っていた

そして隣にはそれよりも大きな瓶の中に紫色の気体が入っている

はっとなると再び走りだし無事砦の外へと脱出することに成功した


「さてっと、行くかな」

「行く?」

「当然でしょ?まさかこのまま帰ると思った?」


そう言うと沙織は未だ金属音が鳴り響く砦を見て二ィっと笑った

瞬時に沙織が何を企んでいるのか彩花には分かった


「・・・・・・・・」


沙織が中に入っていく中彩花は沙織が走って行った方向とは逆の方向へと

走って行った。再び中に入った沙織は魔法を使って賊を倒していくと

いつの間にか彩花がいなくなっていることに気づくが歩みを止めなかった


「あれは・・・?」


沙織は砦を登っていくと高台の上で彩花が見たものと同様に怪しい瓶を見つけた

紫の気体が入っているものの周りに人の気配はなかった

騒ぎも収まったようで外に出るとふと兵士たちの会話が聞こえてきた



「どうやら逃げたらしい」

「逃げ足の速い奴め・・・・」


会話を聞いた沙織は走り出した。そんな中彩花は助けに来たであろう

王宮騎士団とグレイル傭兵団の団員達とともにいた


「・・・・捕まっていたのですか」

「スリープの杖使われちゃどうしようも出来ないよね。助かったよ」




「どう?その後の水晶の様子は」

「ちょっと紫っぽいかも・・・・・・」




あの後やはり前の形と同じように何かの拍子に不平等に色が変わってはまた戻っていく

スマブラでは珍しさと気になるのが半々でファイターたちが見ていた


「ねぇ、最初ロイはこの色を8人だと思ったんだよね?」

「うん」

「確か8人の色は性格に比例していたはず、そして8人にはそれぞれ性格があって考え方も違う」


ネスはあれから観察を続けたりファイターたちの討論を聞くうちに

ある可能性を見出していた。仮説を立てたというべきだろう


「僕の予想だけど、これは表情っていうか心を現してるんじゃないかな?青だと
 なんかアクアみたいな暗い感じとかオレンジだとティウムの燃えてる感じとか」

「え?」

「それって・・・・黄色は楽しいとか青は悲しいとか?」

「あくまで僕の考え・・・だけどね」


「二人には念のためというかそこまで危険でもないからお留守番よ」

「え?」


それから数日彩花はグレイル傭兵団と共にいた。何故と言うわけではないが

あの瓶について気になることがあったからだ。この周辺で見たということは

今後も見る可能性がある。そんな中留守番を言い渡されたのはミストとヨファだった


「夕飯、楽しみにしてるわ」


比較的年少でありミストはスマブラのファイターアイクの妹である

ヨファも本来なら戦いに参加していい年ではなく普段もこういうことは多いそうだ

傭兵団員を見送ってから数時間後


「・・・・・・無事帰ってくるかなぁ」

「?」

「僕たち、最初は戦いには参加してなかったんだ、3年前に戦いが厳しくなってから僕達
 も戦いの場に出ることになって・・・その時はみんなの姿が見えるからいいんだけどこう
 やって待ってると、いつものように本当に帰ってくるのかなって心配になって・・・・・・・」

「心配なのは分かるんだけどやっぱり何もできないのは悔しいよね」

「お兄ちゃんだっていつも子供扱いしてたし。あの時だってしぶしぶだったし」


もう何度も起きていることだというのに慣れないと2人は話していた


「分かる分かる。私だって戦えるって言っても戦いに参加させてくれないし」

「え?彩花も?」


ミストは驚いた様子で言った


「あの時は怖かったって言うのもあって皆が配慮してくれてたんだと分かるん
 だけどさ、スマブラだってほら、分類的には私は元々戦いの場にいた人じゃ
 ないし、だから危険に首を突っ込む必要はないっていっつも仲間外れだよ」

「なんか・・・私たちと似てるね・・・・」



その時、遠くで何かの音が聞こえた。平均以上に聴力のいい彩花の耳には

確かに聞こえた。神経を研ぎ澄ますとその音は次第に近づいてくる

そんな異変にヨファが気づくと尋ねた


「どうしたの?」

「・・・何かが・・・くる?これは・・・・馬・・・?」


足音のリズム的に人ではない。化身したラグズか馬か・・4足歩行の音だ

その時窓から馬が姿を現した。しかし誰かが乗っているわけではなく単体だ

3人が外に出ると真っ先に気付いたのはヨファだった


「この馬ってオスカーさんの・・・」

「なんで馬だけ戻ってきたの?」

「とにかく回復しないと、今ライブを使って・・・・・」



ミストがライブの杖を掲げると馬の体が光り出した。その時別の方向からまた

何かの音が聞こえた。だけど今度は人の足音のようで一定のリズムだ



「危ない・・・・・!逃げないと!」


複数の足音が何を意味しているのか勘づくもすでに遅かった

確かに感じる気配に彩花は恐る恐る口を開いた



「もう・・・・囲まれてる」



彩花の呟いた数秒後、3人を囲むように武器を持った人たちが取り囲んでいた

その数は見えるだけで10人以上、正確な数は分からない

一つ分かることは、この状況が不利だということだった

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次回

囲まれる中彩花はフライゴンを呼びだし形勢逆転を図る。見事撃退に成功し

スマブラに戻るとリビングに見覚えのなり飾りを見つけるのだった。ただならぬ

力を感じる中彩花はアクア達に尋ねる。それはあるものを知らせるものだった


次回 第13話、「水晶の正体」


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