INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第11話、変化

魔物を倒し表の世界に戻ってきたファイターたちは飛ばされたフォックスと再会する

リアノにより平和が守られたことを知るとファイターたちは喜ぶ一方

旅人沙織との別れに悲しむのだった。水晶についてロイはあることに気付いたのだが

水晶は粉々に割れるのだった。場所は移り変わり彩花はテリウス大陸に来ていた・・・
「いやー・・・やっぱ普通の市場じゃ見当たらなくって」

「珍しいですからね。どうぞ」


テリウス大陸クリミア城に彩花はいた。クリミア王国女王エリンシアより魔道書を

受け取ると以前見たものと表紙の模様が違うことに気付いた


「ちなみにこれは・・・違う種類みたいだけど」

「はい、これはカレアウといってウォームより一つレベルが上なんです」

「へぇ」


その頃スマブラではファイターたちがそれぞれの場所にいた

あの後、またリアノはどこかへと旅立っていったらしく、島はもぬけの殻となっていた

こうなるとまた見つけるのは難しい、そしてまた沙織も行方は知れぬものとなった



「沙織は元気かなー♪」

「どうだかな、でもあいつなら元気なんじゃないか?」



棚の上にバラバラに砕けた水晶のカケラが大切そうに布の上に置かれていた

『彼女達』に関係のあるものだと推測するもそれを知る前に壊れてしまった

その水晶の心を読むかのように、ネスは心を研ぎ澄ましていた


「・・・・・・・・」


目をつぶって、静かに静寂な時間が流れる。それは長いようにも見えて

短いようにも感じる。目を開けるもやはり結果は変わらない


「・・・・・やっぱり分からない」


命あるものの意思を読むことができるPSIを持つネスだが命ない物の意思を

読み取ることは出来ない。それでも何か分からないかと何度か試していたのだが



(何か大事なことを指している気がするんだ。僕達だけではわからない何かが)


その時、何か不思議な感じが背後からした

顔を上げるとさっきまでバラバラだった水晶がなぜか急に光り出した


「みみみみんなっ!」


バタバタと騒々しい音を立ててネスが階段を下りてリビングへとはいってくる

リビングのテーブルには、鍋がいくつも出されていてその中にこれでもかというほど

具材が放り込まれている


「なに~早く食べたいよ~」


ぐだーっとしているカービィの横で、ルイージはネスが抱えているものに気がついた


「なにそれ?」

「ん?」

「ほら、ネスが持ってるもの」


一同がネスの手の中に握られているものに目を向けた。手鏡ほどの大きさの中

真ん中に水晶がはめ込められ周りに小さな透明な水晶が埋まっていた



ファイターたちが問いかける中ネスは自らの目で見たことを伝えた


「これは、あの水晶なんだ」

「なにっ!?」


確かによく見ると、真ん中に原型の水晶だったようなものがはめ込まれている

そしてまた、前の時と同じようにいろんな色に変わっていた


「直ったの!?」

「僕もよく分からないんだ・・・急に光って気がついたらこの形に、しかも水晶の数が増えてるし・・・」




どこか見知らぬ場所に沙織はいた。しかしそこは穏やかな雰囲気など微塵もなく




「ど・・・どうしてこうなったんだろう」


普通に旅をしていたはずだというのに突然変な集団が現れ町を襲った

抵抗しようにもなんらかの呪文で眠らされ気がついたらここにいた


「あの杖が光った瞬間意識が・・・あれは・・・睡眠魔法の杖?」


牢屋の前にはいかにも強そうな体格の男二人がこちら側を見ながら立っていた

逃げ出さないよう抵抗しないようと見張りであることは明らかである

その時、沙織は遠くで見覚えのある少女を見つけた



「あれ・・・・?」



同じく手足を縛られた状態で座っている少女を見つけた。その姿は以前どこかで

会ったことがある。印象深かっただけに見間違うはずがなかった



「ねえ・・・・」

「え?」


引きずりながら少女に近づき話しかけると少女はびくっと驚き様に声を発した

しかし少女も見覚えがあるようで沙織の姿を見ると瞬時に表情を変えた


「あ、あれ・・・君は確か・・・」

「どうしてここに!?」

「それはこっちが知りたいよ。なんで君がここに・・・?」


驚いた様子で尋ねるも少女は呆れたようにため息をつくと質問を返した

以前沙織を助けた少女が目の前にいるのだから驚かないわけがない

少女の質問に沙織は答えた


「ここの大陸を旅しててある城下町にいたんだけどなにか変な人が数人来てここに・・・」

「ってことは同じ場所に?クリミアの城下町?」

「えっと・・・多分・・・」


町の名前まで把握していなかったため驚いたもののおそらくそうなのだろう

以前会った少女もまた城下町にいたところ捕まったのだと告げた

周りを見ると子供やその親、町の人たちが震えながら地面に座っている


「なんとか抜け出さないと・・・」

「たった2人でこの人数を助けるのはちょっと無理があるんじゃな
 いかな。・・・ほかにも捕まっている人がいる場所はあるだろうし」


無表情に近い表情で告げると再び口を開いた



「場所が場所だしエリンシア達の耳に入って王宮騎士団とか来ると思うけど・・・」

「エリンシア・・・?王宮騎士団・・・?エリンシア・・って?」


次の瞬間少女の口から衝撃が飛び出た


「クリミア王国の女王」

「・・・・えぇぇっ!?」


(国の女王様と知り合いだなんて・・・しかも呼び捨て!?この人一体・・・・)



「そういえば、まだ君の名前を聞いていなかったね」

「え?あ・・・・沙織」


以前言ったような気もするけれどどうやら覚えていないようだ

もう一度名乗ると少女は「あぁ、思い出した」と呟いた



(そういえば、私は名乗ったけどこの人の名前知らない・・・・)


「・・・ねぇ、あなたの名前は・・・」

「・・・・あぁ。そういえば言ってなかったっけ?」


数秒迷ったそぶりを見せたあと少女は名乗った


「彩花」


=================================

次回


驚異の場所で再会を果たした少女はスマブラのメンバー達が探していた

彩花だった。驚きが隠せない中外から騒がしい音が聞こえてくる

王宮騎士団が助けに来たのだと彩花は告げるが・・・・


次回 第12話、「彼女の名は」


第12話、彼女の名は

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