INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第9話、リュカの思い出

マスターハンドがエリアから受けた指示によりガリアで待機していた彩花はフードを被った

人物に遭遇する。その意図を読み取りティバーンと共にガリアから離れるのだった

一方ファイター達はエリアの指示で各地に起きる事件を解決することに尽力していたのだった


ファイターたちはマスターハンドの声を聞き会議室に集まっていた

今回向かう場所が決まったところでメンバーを決めるのだが珍しい人物が名乗りを上げた

ネスを始め誰しもが珍しいと思った


「あの・・・!僕行きます」

「リュカ?」

「なんだか・・・・・行かなきゃいけない気がして・・・・・」


そんなリュカの意図を読み取ったマスターハンドは静かに告げた


「・・・やめたほうがいい。特に今回は」

「え?」


今までファイター達の意見をを尊重してきたマスターハンドが初めて反対意見を出した

初めての事にリュカは何故かと尋ねる。がマスターハンドは気づいているはずと答えた


「・・・・・君の為に行かないほうがいいと思う」

「・・・でも!僕自身の為に・・・行かなきゃいけないって!」


リュカは一歩も引かなかった。ファイターの誰しもがここまで反抗するリュカは初めて見た

それほどまでに今回の敵は何か特別な理由があるのだろうか


「・・・・・・・」

「・・・マスターハンド。行かせるべきではないのか?このリュカがこんな事言うなど珍しい」


ミュウツーが呟くとリンクが共に行くと名乗りを上げた。そしてリュカに何かが動いたのか

オリマーも名乗りを上げる。こうしてリュカ、リンク、ミュウツー、オリマー、ネスが向かうことになった

しぶしぶ送ったマスターハンドにマリオが尋ねる


「マスター、何故あんなことを?」

「今回の敵は・・・リュカにとって過去の傷を呼び起こす者だ」

「過去の・・・傷?」


ファイターのほとんどが過去になんらかの傷を負っている。それは見た目ではなく

見えない傷だ。重い過去を背負った者がいる事もファイターの中の一部は判明していた





「あれは・・・・・影?」

「何かの形に・・・・」



突然現れたのは個体というより形のない煙のような存在。

一箇所に存在しているかと思った途端うねうねと姿を変えていく



「・・・・・・・・!!あれは・・・・・・」



現れた姿は、リュカに似ていた。服の色と、髪型は違っていた

しかしどこからどう見てもリュカにしか見えない



「あれは・・・・・リュカ・・・?」



ふとリュカの動きが止まっていることに気づく。動きが止まっているというより

信じられないものを見ているような目だった

影でできたリュカは手から雷を落としてきた・・・がメンバーたちはそれを避ける



「やつも超能力者か!?」

「リュカさん・・・・・知っているのですか?」

「あれは・・・・・・」



見間違えるはずがなかった


「・・・・クラウス」

「え?」

「僕の・・・兄・・・だよ」


リュカの一言に5人は目を見開き目の前に立つ少年を見た

次々と襲いかかる攻撃を避けた時、リュカの頭の中にある風景が浮かんだ




「リュカ・・・・・・」



誰かが呼ぶ声に顔を上げた。するとそこには微笑んだ女性と少年の姿が


「たとえ傍にはいなくても、私とクラウスはリュカとお父さんを見守っていますよ」

「そうだよ!リュカ!負けちゃだめだ!」


その声はリュカの耳にはっきりと聞こえた。風景が現実に戻り目の前にはさっきみた

クラウスとは違う無表情のクラウスだった。彼が本物ではない事をリュカは知っていた



「・・・・負けない!」



リュカは走りだすと次々襲いかかる攻撃を避けて行った。そして迷いがない目で叫んだ


『PKスターストーム!』


空から沢山の流星が落ちクラウスに命中する。するとクラウスは無表情のまま消えていった

ネス達が駆け寄る中リュカの表情に迷いはなくどこか吹っ切れた様な表情をしていた

スマブラに戻るとファイター達が駆け寄る


「リュカ!大丈夫だったのか!?」

「わっどうしたのみんな」

「マスターさんが今回はリュカにとって相性の悪い相手だって言うから・・・」


リュカはファイター達に囲まれながらもマスターハンドを見た

あの事を思い出させないためにもマスターハンドは止めたのだと気付いた


「マスターさん・・・あの・・・ありがとうございます」

「私もあの事件は見ていた。・・・強くなったな。彼女らも・・・そう思っているだろう」

「!」


目に見えなくても、そこにいなくても、リュカの心の中で2人は生きていた


「初めて君を見た時とは比べ物にならないほどだ」

「・・・そうですかね?」




「あぁ。誇っていいだろう」



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次回

スマブラに訪れたセネリオによって彩花がガリアから動きだした事を知る

3人の1人フードの人間に疑問を持つもののマスターハンドはジャングルで

ある気配を感じファイター達を送る。そこには骨と化したクッパがいるのだった


次回  第10話 「骨クッパ」


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