INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第33話、それぞれの想い

解散3日前に行われた最後の乱闘『大乱闘スマッシュブラザーズ』優勝はサムス、準優勝は

Mrゲーム&ウォッチに決まり熱い乱闘を繰り広げる。解散1日前、ロイの提案によりマリオと

彩花はゲーム「スマブラX」のトーナメント戦を利用してゲーム版『大乱闘スマッシュブラザーズ』

を行うのだった。そして次の日、ついに誰もが望んでいなかった解散の日がやってくるのだった
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「さて、ファイター達。一人ずつ感想を言ってもらおうか」

「感想?」


ファイターたちが顔を見合わせると続けてマスターハンドは再び言葉を発した


「各それぞれ参加した時期は違えどそれ相応の出来事があったはずだ。ここへ来てどう
 思ったか。ここでの生活はどうだったかなど全く何も感想がないわけではないだろう?」

「もしかしたら、こうして欲しいとかあれば採用するかもなー」


マスターハンドに加えクレイジーハンドは相変わらずの口調で告げる


「いつも初代からばっかだからたまには新参者のXから行こうじゃないか」

「どうって・・・楽しかったとしか・・・」


一番最初に言葉を発したのはディディーコングだった。続いてリュカが


「僕はここに来られて良かったと思ってます。ネスにもまた会えたし」

「リュカ・・・」

「思い出したくない過去に苦しんでるのは僕だけじゃないってわかったから」

「誰にも邪魔されずにマリオをボコボコにできたのはよかったな」

「それにはワガハイも同意だ」

「お前X組じゃないだろ」


ワリオの言葉にクッパが頷くとマリオは顔を歪めながらつっこんだ


「私もまだ見ぬ強い者を知れて有意義だったぞ。カービィがいること
 によりプププランドと変わらぬ騒動に幾度となく巻き込まれたがな」

「まったくぞいな。あー帰りたくないぞいー」

「帰ったらまたワドルディ達にあーだこーだ言われますからね」


2人のやり取りを聞くと笑いが起きる中カービィだけがどこかしかめつらをしていると


「私は毎日つけた日記を読み返して皆さんの事を思い出します」

「お前そんなことしてたのか!?」

「私は行くあてもないのでここに残ってマスターさん達の手伝いをしますよ」


中でもアイクとウルフは他のファイター達とは違う感想を述べた


「別れは惜しいが俺も傭兵団や国が気になる」

「そういや俺もずっと放置してたがあいつらくだらねえ問題起こしてねえだろうな・・・」

「おばあちゃんとアリル元気かな。コリン、また今度遊びに来てね!」

「うん!」


トゥーンリンクは子供リンクに向かって言うと子供リンクも笑顔で頷いた


「僕はまた天界から見てますよ。時々地上界に降りることもあるかと思います」

「僕はまたリーグ目指して旅するかなー」

「・・・感想だろう?今後の予定になってないか?」


ルカリオが冷静に指摘すると


「楽しかったぜ!エッグマンがいなけりゃ平和かと思ったがそんなこと無かったな!」

「世界中の強者が集まる組織。この組織に参加できたことを誇りに思うぞ」


マスターハンドは次にDXのメンバーに感想を言うように告げた


「楽しかったに決まってるじゃない!いつもキノコ王国じゃマリオは紅茶の良さ
 を分かってくれないし・・・何よりもサムスやゼルダに会えたことに感謝よね!」

「私はあんな高級な紅茶を飲んだのは初めてだけれど・・・いいものね」

「ゼルダとはまた会う予定だけどサムスとはなかなか会えないから寂しいわー」

「あら?暇さえできればお邪魔するわ。貴方達のいる城はわかっているもの」

「歓迎しますよ。是非来てくださいな」


ピーチを主に最後の女子トークならぬ紅茶の話・・・また会える時の話をしていると

止まりそうにないので3人が話している間マスターハンドは次を指示した


「僕は・・・ゲームが出来ないのが・・・!」

「広い部屋で薬の研究ができないのが・・・!」

「この差・・・今度会うときはリンク兄ちゃんより強くなってるんだから!」

「それは楽しみですね。僕も精進しないと追い抜かれそうですね」


子供リンクとリンクは互いにライバル心を燃やすとピチューも負けずと


「僕だってピカチュウには負けないくらい強くなるもんね!」

「言ったね?望むところだよ!」


「ガノンドロフ、ワガハイと一緒にキノコ王国を我がものにしようぞ」

「いいな。その後はハイラルを制圧しよう」

「「やめろ!!」」


マリオとリンクが同時に叫ぶとまたしても笑いが湧きあがる


「なんだかんだでこの2人とあの2人意気投合してるよね・・・」

「フ・・・そうだな」

「戻ったらまずそうめんと広げやがったあいつらをシメねえとな?」

「・・・今言ワナけレば皆サン忘れテイたと思イマスよ」

「なに!?」

「まだまだだな、ファルコ」


ゲムヲが指摘するとしまったと言わんばかりの表情をするファルコ


「私たちも楽しかったわ!山登りはあまりしてないけど時間が経つのがあっ
 という間だったもの!山登り以外でこんなに印象に残ったのは初めてよ!」

「Drマリオの事件とかカービィとヨッシーとかね・・・良くも悪くも忘れられないね」

「はっはっは。さて、じゃあ初代メンバーよ」


マスターハンドが告げると勢いよく口を開いたのはカービィとヨッシーだった


「ご飯がおいしかった!」

「ですねー」

「やっぱお前らそれなのかよ!」


マリオが叫ぶと便乗してかファルコンが叫び出した


「特にサムスとかフォックスとかファルコとかスネーク!次会うまでにくたばる
 んじゃねえぞ!とはいえ・・・俺もここで料理が食えなくなるのは残念だな」



ファルコンが叫ぶとサムス達はふっと笑うと


「そんなわけないだろう」

「私達がちょっとやそっとでやられるとでも?」


そんな後ろではルイージとプリンが


「・・・たまにはいいこと言うね」

「でもやっぱうるさいプリ。私も次こそ決勝に上がれるように特訓するプリよ!」

「初代チームは料理の話ばっかりだな!」


クレイジーハンドがつっこみのように叫ぶとフォックスが正論を述べる


「それだけルイージ達の料理がうまかったってことだろ」

「・・・!これは僕は料理の特訓をするべきなんじゃ・・・」

「戦いの特訓をしろ!」


するとマリオとルイージの横からドンキーとヨッシーが口を挟む


「お前ら乱闘の特訓も料理の特訓もいいけどよ、この後戻ったら何があると思う?」

「?・・・なにがあるんだ?」

「・・・・・・マリオさん、カートにパーティにその他色々・・・僕達の出場を待っている人
 は沢山いるんですよ。間違いなくしばらくはそっちに引っ張りだこだと思いますよ」

「なん・・・だと・・・」

「マリオさん達大変そうですねー。頑張ってください」

「リンクお前・・・他人事だと思って・・・」


マリオとルイージががっくりと肩を落としているとネスはマスターハンドに告げた


「マスター。僕をスマブラに呼んでくれてありがとう」

「む?」

「僕、ここに来てよかったよ。面白い事とか楽しいことたくさんあったし。ここに来なかっ
 たら知れなかった事ってたくさんあると思う。だからこそ次もあって欲しいんだけど・・・」

「・・・どうして年少のネスが貴方達より大人な感想言うのかしら」

「え?僕は思った事言っただけだよ?こうなるといいなっていうのと」

「・・・・・・私も次があって欲しいと思うわ。私もここで得たものは大きいもの」


荷物はすでにマスターハンドの力で各メンバー指定の場所へと送られていた

必要最低限の荷物を持ったファイターたちはすぐにでも出られそうな準備万端の

状態でこの場にいた。そしてマスターハンドは告げる


「・・・次がある場合、また手紙で送るだろう。私も初めは試行錯誤だったが君たちに
 会えて、そしてこうして共に過ごせてよかったと思うぞ。こうしたことを後悔していない」


数秒の後、マスターハンドは告げる


「この時を持ってスマブラは、解散する!」



次々とファイターが各地へと帰りスマブラが静けさあふれる場所へと変わっていく中

外から静まり帰ったスマブラの建物をマスターハンドとクレイジーハンド、そしてロボットは

見ていた。いついかなる時も絶えることのなく響いた声が今は聞こえない


「・・・行くのか」

「そりゃあめんどくさいけど行くって決めたからにはいかないと」


扉が開くとそこには彩花が立っていた


「いやあ、感想を言えって言った時自分も言わされるのかとヒヤヒヤしたよ」

「なんなら言ってもいいんだぞ?ここで」

「遠慮するよ」


春へと近づいてはいるものの今だ肌寒い中マスターハンドは何かを感じ取った

それは遠くの邪悪な気配ではなく目の前から感じるものだった


「はぁ」

「どうしたんですか?」


ロボットが尋ねると少女はなんでもないと答える。しかし明らかに様子がおかしいのは

ロボットからも見てとれた。心なしか震えているようにも見えた


(皆さんとの別れが・・・やはり彩花さんも・・・?)


そう思った瞬間マスターハンドが言葉を発した


「また逃げればいいさ。神月博士もそう言ったのだろう?」



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次回

ファイター達が去り彩花もまた元の生活に戻ろうとしていた。しかしこれまでとは違う

一歩を踏み出すことをマスターハンドは知っていた。かつて投げ出した現実に立ち向かう事

を決めたものの不安が過る中マスターハンドは激励の言葉を送る


次回 最終話、「現実と向き合う時」


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